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会館に現れた精霊

一か月ほど前のことであります。

プレシャス会館の玄関前に設置してある自販機で缶コーヒーを買おうとしたとき、ご近所の人に「ウサギ飼ってはるんですか?」声をかけられたことがありました。

私は「いえ。ウサギというかウチはペットは飼ってませんよ。どうしてですか?」と答える、とご近所さんは「そうですか・・・前にここにウサギが入って行ったんで、てっきりプレシャスさんとこのやと思ってましたわ」と笑顔を見せられたのです。

確かにうちの会館の駐車場には近所の野良猫が居たりすることはありますが、さすがにウサギは居るはずもなく、私は「猫じゃないですか?猫ならたまに日向ぼっこしに来てますよ」と言いました。

ご近所さんは、笑いながら「さすがに猫とウサギは見間違えませんよ。もしかしたらお客さん(葬儀に来館された人)が連れてきてはったんですかね」と言って帰っていかれました。

 

確かにうさぎと猫は見間違わないよなと思いながら、気になった私は会館に戻り、支配人に「なあ支配人。セレモニーのご依頼者でうさぎ同伴で来られた人って今までおった?」と支配人に訊ねたのです。

データ入力してた支配人は手を止め「うさぎ?普通に居ますやん」と言ったので「亡くなった子じゃないよ。ほら犬とか猫を多頭飼いされてる人が葬儀の時に一緒に連れて来はるやん。そういう感じでウサギを連れて来られた人っていた?」と私は補足して訊ねました。

 

支配人は「ああ・・」と質問の意図を理解した後「うさぎ・・・・・は・・・いなかったですね・・・」と腕組しながら言った後「なんでですか?」と聞いたので「いや、いまさっきご近所さんが会館に入って行くうさぎを見たって言ってはって『うさぎ飼ってますか?』って聞かれてん」と私は答えました。

支配人は笑いながら「猫でしょ。それ」と言ったので「俺も同じこと言ったけど、間違いなくウサギやって言ってはったで」と答え、支配人との、その会話はそれで終わりました。

 

少し気になったものの、私は(きっと見間違いやろな)と結論づけて、仕事に戻ったのです。

 

それから一週間ほど経った朝、出社した支配人が真剣な顔をして「おはようございます。あのちょっといいですか?」と挨拶と同時に私に歩み寄り「実は昨日ね、仕事終わって会館戻ったの夜中だったんですけどね、火葬炉の掃除してるときに見たんですよ」と捲し立てるようにして言いました。

「見たって何を?」と私が聞いたところ「ウサギです。ウサギが玄関とこから僕を見てたんですよ」と顔を引きつらせて言うのです。

「ええ!マジで?ご近所さんの言ってたことホンマやったんや」と私が笑いながら言ったら、支配人は、少し怒ったような顔になって「笑いごとちゃいますよ。普通、おるはずないですよこんな都会に」と言いました。

確かに会館のある守口市は山里から離れた場所にあるので、野ウサギがうろつくようなことは考えにくく、ましてや会館のすぐ前は市内でも屈指の交通量を誇る国道163号線が通っているので、野生のウサギが住める環境ではありません。

私は「近くで飼われてたペットのうさぎが逃げたんかな・・・」と私が独り言のように言うと、支配人はさらに真剣な顔をして「だから、そういうのじゃないですよ」と首を横に振ったのです。

「じゃあ何?霊とか、そういうのって言いたいの?」と私は支配人の顔を覗き込むようにして訊ねました。

支配人はしばらく考え込むような顔をした後「いや・・・僕も見たとき声でそうなくらいビックリしたんですけど、全然怖いとかそういうのを感じなかったんで、近づいて行ったんですよ」と話し出したので、私は無言でうなづきました。

支配人は続けるように「で、近づいた途端、バってダッシュして逃げたんで、僕も追いかけたんですよ。そしたら、そのまま駆け抜けて見えなくなったんですけど、その後ろ姿を見たとき、(これって本物のうさぎじゃない。幽霊や)って感じたんですよ」と言いました。

「もちろん、僕は霊感とかないですし、そういうの見たことないですから、絶対とは言いませんけど、あれは霊やと思います」と支配人はきっぱりと言ったのです。

 

支配人にそう言われた私は無言で視線を宙に浮かせました。

そんな私を見て支配人は「別に信じてくれなくてもいいですよ」と少し怒ったような口調で言ったので「いや。嘘やと思ってないよ」と私も真面目に返事しました。

 

支配人とは長い付き合いであり、支配人がこの手の嘘をつかないことは私が一番知っていました。

私が視線を浮かしたのは、心の中で(もしかしてぴょん太くんかな・・・)と、前々回のブログで紹介したぴょん太くんのことを思い出していたからでありました。

 

「まあ。納骨堂でもあれだけ頻繁に不思議なことがあるんやし、そういのってこれからもあるん違うかな」と私は言い、支配人も「そうですよね・・・でも、なんて言うか生まれて初めて幽霊を見たと思ったら、ちょっとだけ興奮しました」と本音を漏らすように言ってました。

 

私は過去にブログでも書いたように、霊とかの類を見た事はありません。

もちろん、誰もいない暗闇や物の隙間に人影や動物のシルエットを見たようなことはありますが、それは脳の誤作動というか、単なる見間違いや勘違いで説明のつくレベルのもので、全て一瞬のことばかりでありました。

 

しかし、支配人の目撃談はその域を超えており、おそらく何かを見たことは間違いないでしょう。

 

支配人の話を聞いて、私は悪い気がしないばかりか、少しだけ嬉しく思いました。

それは、会館の納骨堂には精霊達が宿っていると私は信じており、支配人が目撃したのは、きっと、その精霊達だと思ったからです。

 

精霊達は目には見えなくても、気配を感じさせてくれることはあり、それが不気味に感じることはなく、不思議に心地良いものであります。

だから、私はいつも見れたらいいのになと思っていたので、支配人を羨ましくすら思ったのです。

 

いつか私も精霊達の姿を見れる日が来るのでしょうか・・・

 

そう言えば、会館の中で見かける野良猫って本当に野良猫なのでしょうか?

いつも近づいたら逃げてくので、近くでハッキリ見たことも、触れたこともないのですが、思い返せば、そのように会館に遊びにくる猫は前の会館にも居ました。

 

最近、よく、見かける猫は、引っ越しをしてきた翌日には会館に遊びにきていたのですが、私をはじめ、その猫に触れた人間は誰もいません。

 

・・・

 

もしかして、私は既に精霊達を見ていたのかも知れない。

そう思うと、何か嬉しい気持ちになってくるから不思議です。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 



 
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