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死因を知る勇気

弊社プレシャスコーポレーションが設立以来、センサーや温度計に頼った自動火葬ではなく、目視による手動火葬を徹底してきたのは過去にこのブログでも何度もお伝えしてきたことなのですが、その最大で唯一といってもいい理由は「少しでも多くの形見(遺骨)を残してあげたい」という亡くなったペットちゃんとその飼い主さんへの想いからであります。

火葬という儀式を終えた後、可能な限り骨格の原型に近い形で遺骨を飼い主さんにお渡しするのは、とても大切なことだ私は思っております。

もちろん、遺骨は最終的にはお墓に入ったり、土に還されることになるのは理解したうえでのことでありますが、それらの時期と遺骨の処遇のご判断を下せるのは亡くなったペットちゃん飼い主さん家族であり、我々火葬を請け負う会社ではありません。

そのような理念の下、私達は飼い主さん立合いのうえでの手動火葬を徹底して参りました。

そのような火葬の流れの中で、頻繁に火葬炉の小窓を開けてチェックする際に、亡くなったペットちゃんの病気や患部を目視することは必然的なことであります。

事前に死因を飼い主さんから説明を受けた場合は、火葬前に説明するのですが、何もお聞かせいただけないまま、火葬に入った場合、腫瘍などの患部が見受けられた段階で火力の電源を切り、どのように処置するかの判断を仰ぐようにしております。

というのは腫瘍や血液等が固まって物質化した物が体内に残っていた場合、その部分が完全に無くなるまで火葬を続けることは、既に骨になった部分までも必要以上に炎で焼き続けることを意味し、その結果、患部付近のお骨が燃え尽きたり細かく砕けたりするなどの影響を及ぼすことになるからであります。

ほとんどの飼い主さんは少しでも多くの遺骨を残してあげたと願うものでありますが、多少、お骨に影響しても患部を焼き尽くしてほしいと望まれる方と、患部が多少残ってもいいから、その付近のお骨も出来るだけ残してほしいと望まれる方の意見は分かれます。

意見の相違は「ペットを苦しめた腫瘍は見たくない」というお気持ちと「ペットはどのような病気を患っていたのかをこの目で見たい」というお気持ちの違いからくるものであり、どちら共にペットちゃんを大切に想う気持ちには変わりなく、価値観と捉え方の違いであるので、どちらが正しいという問題ではありません。

私達はどのような場合であっても飼い主さんの意思を尊重することを重視しておるので、飼い主さんのお気持ちに沿った火葬をするようにして心掛けてまいりました。

ですので、飼い主さんから事前に体内に腫瘍が残っていると報告を受けた場合は、その対処をどのようにされるかを確認してから火葬をするのですが、事前に報告が無かった場合とや飼い主さん自身もその事実(腫瘍の存在)を認識をされていない場合、直ちに火葬を中断し、その報告と先に述べた対処方の選択のご相談させてもらうのであります。

定期的に病院で検査を受けていたペットちゃんを除いて、飼い主さんがペットが腫瘍を患っていた事実を認識されていなかったケースは、以外と多く、火葬をして初めてそのことを知ったという飼い主さんも少なくはありません。

もちろん、我々は医師ではないので、その患部が直接、死因に繋がったかどうかの判断は出来かねるので、断定的な事は決して口にしませんが、飼い主さんは、それ以前にその事実に気付いてあげれなかった自分に対して責任を感じられるものであります。

前触れもなく、亡くなったペットちゃんの死因を知りたいと願う飼い主さんの気持ちは責任感の表れだと思うのですが同時にそれを知ることは勇気がいることだと私は思います。

なぜならば、その原因の一端が自分にあったと知る結果にもなる場合もあるからです。

しかし、それでもペットがどうのような状態で旅立ったのかを知るというのは飼い主さんにとっても大切なことだと思いますし、特に複数のペットを飼われている人なら、そのペットの死因が教訓となって自身の飼い主としての自覚に繋がっていくことにもなるのです。

自覚と責任感を持った飼い主さんが増えることは喜ばしいことであり、私はそのような飼い主さんが一人でも多く増えることを心から願っております。

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