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ペットが旅立ってからの日々の生活の中で

半年前に当ブログで紹介させていただいた、13歳で永眠したヨークシャーテリアのプイちゃんの飼い主様ご家族が納骨をされるためにプレシャス会館にお越しくださいました。

事前に来館される日時を連絡して下さっていたので、当日は私も会館でご家族が来られるのを待っていました。

私が担当したペットセレモニーの中でも、すごく印象に残っているご家族で、特に当時、小学生だった娘さんとは、その日、ペットの死という悲しい現実を通じ、いろいろな話をしたこともあり、お会いするのを楽しみにしておりました。※{ためらいと心の葛藤参照}

娘さんにとって、家族と呼べる存在との死別は、初めての経験であり、幼い心でありながら、その悲しみと寂しさをしっかり受止め、最後は立派に御見送りをされていました。

 

休日で道が空いていたこともあり、ご家族は予定の時刻よりも少し早めに到着されました。

お父さんが運転する車の後部座席にはプイちゃんのお骨壷を抱いた娘さんが座っておられ、会館の前で待っていた私を見つけ笑顔で挨拶をしてくれました。

少し見ない間にすっかり大人っぽくなった娘さんに、ちょっと驚きましたが、私はご家族と挨拶を交わし、先に永代供養像に御参りをし、納骨の儀を無事に済ませました。

私は娘さんに「なんか大人っぽくなったね。元気にしてた?」と声をかけました。

長女さんは、少し照れたようにハニカミながら「はい。元気ですよ」と笑顔でこたえてくれました。

その後、ご家族は遺骨アクセサリーのアトリエを見学され、メモリアルグッズを数点購入されていましたが、娘さんは、あまり関心がないようでソファーに座ったまま買物をするご両親を見ていました。

私は娘さんに歩み寄り「どうしたの?グッズとかは興味ないの?」と聞きました。

娘さんは「そういうわけじゃないけど。ねえ一つ聞いていいですか?」と真顔で私に問いかけました。

「うんいいよ。なに?」と言いながら私は長女さんの前の椅子に腰掛けました。

娘さんは「あのね、お父さんとお母さんが、また犬を飼いたいって言ってるんですよ」と少し困惑ぎみに言いました。

「そうなの?うん・・・でもまあ、ペットを喪った人が、新しくペットを飼うのはよくあることだよ。反対なの?」と私は聞きました。

「反対とかではないんだけど・・・どちらかというと私も、また犬を飼いたいなって思ってたんだけど、なんていうか・・・」と考え込みように視線を落とし、「なんかプイが寂しがりそうな気がして・・・」と娘さんは仰いました。

私は娘さんの言わんとしていることが理解できたので「わかるよ。でも、これだけは天国のプイちゃんに聞かなきゃわからないことだけど、僕はプイちゃんが寂しがったりすることはないと思うよ」と言いました。

娘さんは「なんでわかるの?」と私の目を見て尋ねました。

「たとえ新しいペットを飼うことになっても、プイちゃんのこと忘れたりしないでしょ?」と聞いた私に娘さんは黙って頷きました。

私は続けるように「プイちゃんのお葬式の日に部屋で『プイちゃんは心の中でずっと生き続ける』って僕が言ったこと覚えてる?」と聞き、娘さんはしっかりとした口調で「はい。覚えています」と答えました。

「あの時は、意味が解らないって言ってたけど、今はどう?」と私は問いかけました。

娘さんは少し遠くを見るようにしながら「うん。今はわかる。何かをしてるときとかでも、ふッとプイを思い出すし、なんかまだ、見えないだけで、家にも居るように感じるし。でもそれが悲しいとか、そういう感じじゃなくて、懐かしいような感じに近いかな・・・うまく言えないですけど、いつも一緒に居てる感じはします」とポツリと言いました。

「うん。本当にかけがえのない存在っていうのは、いつまでたっても色褪せないもんなんだよ。だからたとえ新しいペットを飼う事になっても、それはプイちゃんのことを忘れることにはならないし、むしろ、新しく飼った犬の仕草や行動を見てプイちゃんのことを思い出して懐かしむことはプイちゃんにとっても嬉しいことだと思う」と私は言いました。

私の言葉に娘さんは黙ったまま、頷き、自分の思考と照らし合わせるような感じで聞いておられました。

その後、私と娘さんのところにご両親も来られ、話の輪に入られました。

そして1時間が過ぎたころ、私は、別件の仕事で出かける時間になり、後をスタッフに任せご家族を残して会館を出ました。

夜になって会館に戻った私にスタッフが「昼に来館されたご家族の娘さんからこれを預かってます」と言って折りたたまれたメモ用紙を手渡されました。

紙には「今日はありがとうございました。新しいペットのことは両親とも話し合って決めます。でもプイのことも話せてすごくスッキリしました。 またわからないことがあったら教えてください」とかわいいながらもしっかりとした筆跡で書かれていました。

プイちゃんを亡くされた直後、深い悲しみに沈んでいた娘さんが、プイちゃんの死と向き合いながら、自分なりに考え、成長されていたことに私は素直に喜びを感じました。

そして私は会館の二階の納骨堂に行き、プイちゃんの位牌の前であらためて合掌をしました。

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