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届かぬ言葉・・・伝わらぬ想い

以前にもこのブログでも書かせてもらったことがあるのですが、命あるものが、その生涯に幕を降ろすとき、病気や老衰によって徐々にその時を迎えるの命と、事故や突発性の病によって何の前触れもなく突然に奪われる命とがあります。

もちろんそれはペットでも同じであり、どちらにせよ、飼い主にとっては悲しいことに変わりはありませんが受けるショックは、当然、後者のほうが大きいものであります。

ペットが老衰や病気の末期を迎えるときは、飼い主として、日々の生活の中で衰えていくペットの姿を見守りながら、無意識のうちに覚悟を積み重ねていくものであり、その時を迎えたときは別れの悲しみと同時に痛みや苦しみから解放されたペットの姿に安堵の気持ちになることも少なくありません。

事実、そういった状態で亡くなったペットのセレモニーでは、涙を流しながらも、笑顔で見送っていらっしゃる飼い主さんも多く、それは飼い主としてペットとの別れを偲ぶ心と「最後まで、責任を果たし、愛情をもって見届けた」という達成感にも似た安堵の気持ちが交差した心の表れなのではないでしょうか。

ところが、突然にして訪れたペットとの別れの席では、目の前で行なわれているペットのセレモニーにも実感が湧かず、思い出したように動かなくなったペットを抱き上げ、何度も何度も呼びかけてみるものの、反応しないペットの姿に再び現実に引き戻され、また深い悲しみに沈んでしまう飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。

そして、そのような飼い主さんは火葬の直前になって、感情を制御できなくなられる事もあり、急遽、火葬を取りやめられて、翌日以降に変更された方もいらっしゃいました。

当社では、個別による立会い火葬を原則としておるため、火葬炉の扉を閉めるときに必ず「よろしいでしょうか?」と飼い主さんに確認するようにしており、希望であれば、火葬の電源のスイッチも飼い主さんに入れてもらうようにしております。

見方によれば非情なことに感じる方もいらっしゃると思いますが、それは飼い主さんの心の状態をご確認させてもらう意味でも重要なことであり、ペットの死を受け止めていない状態で、火葬を実行すると、後々、飼い主さんがペットロス症候群に陥る可能性かあるからなのです。

私は、全スタッフに飼い主さんが不安定な状態であるなら、火葬をしないように進言しており、必要とあれば、翌日以降に変更できることを伝え、キャンセル料金もかからないことを説明するようにしております。

そのような飼い主さんには時間が必要であり、その時間とは飼い主さんがペットの「死」と向き合う時間でもあります。

とても残酷な時間ではありますが、これだけは避けては通れない道であり、なんとかお力になりたいと、いろいろな言葉をかけるのですが、私たちのかける言葉は飼い主さんにはほとんど届かず、思いも伝わりません。

この仕事をする上で、自分の無力さを、もっとも思い知らされる時間でもあります・・・

でも、飼い主さんにはわかってもらいたい。

当社は私も含め全スタッフがペットロス経験者であり、同じ悲しみを乗越えた人間だということを。

そしてセレモニーを通じ、我々が何より大切に考えているのは亡くなったペットちゃんの過去ではなく、飼い主さんの未来であるということを・・・

それは先立ったペットちゃんの願いでもあるのだから・・・

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