2016-06

お願い申し上げます。

近畿地方は梅雨時期であります。

 

天気は不安定であるものの、気温的には、比較的、過ごしやすい日が続いています。

 

しかし、過ごしやすさとは裏腹の毎年、この時期、気温が高い真夏よりも、食中毒が頻繁に発生する時期でもあり、年間を通じて、腐敗の進行がもっとも早い季節でもあります。

 

同じ理由で、ペット葬儀でも、亡くなった当日にご火葬を希望される方が多いのも、この時期の特徴でもあるのですが、そのことで、ある問題が発生しています。

 

それは、どのようなことかと言うと、この時期は、亡くなったペットを自宅で安置するのに困難なこともあり、その焦りから、事前に葬儀のご予約をとらないまま、突然、会館に来られる方が多くいらっしゃるということです。

 

弊社プレシャスコーポレーションで執り行う葬儀及び火葬は全て個別制であり、完全予約制になっておるので、そのときに、別の葬儀中であると、来館してくださっても、お受けできないこともあります。

 

もちろん、偶然に葬儀が入っていないときであれば、お受けすることもあるのですが、やはりに事前にお問い合せしてもらうのは、最低限必要なことであります。

 

大切なお見送りをしていただくためにも、そのことは必ず守ってくださいますよう

 

よろしくお願い申し上げます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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死因について

ペット葬儀の仕事に携わってるからこそわかる、ペットの種類によって多い死因があることに気付きます。

 

代表的なのは猫の腎不全やウサギの腸閉塞なのですが、セキセイインコに代表される小鳥の場合、卵詰まりで亡くなる子が非常に多いと感じております。

 

卵詰まりとは、親鳥の体調が原因で卵が順調に成長せず、形成不全になってしまい、産卵がうまくいかず、卵が卵管で詰まってしまうことであります。

 

卵詰まりを起こしてしまうと、体調を大きく崩し、最悪の場合、死に至ります。

 

症状としては、食欲がなくなり、逆に水を飲むことが増えるそうなのですが、見た目では腹部からおしりにかけて膨らんでいて、普段より一まわり大きくなったように見え、痛みが限界に達したとき、うずくまる仕草を見せるそうです。

 

このような症状が見られたとき、一刻を争うので、すぐに獣医で診てもらう必要があるのですが、このとき、ほとんどの飼い主さんは(少し様子を見よう)と病院にいかないケースがあります。

 

それは、うちの子は健康だからと過信してる場合もあるのですが、小鳥の場合、診察をしてくれる病院が極端に少なく、行くとすれば、仕事を休んで遠方の病院に行かなければならないようなことも、飼い主さんによってはあって、どうしても手遅れになってしまうこともあるようです。

 

これは鳥の飼い主さんがよく口にされることでもあるのですが、鳥を診察してくれる病院は本当に少ないと思います。

 

そのような理由から、最悪の場合、飼い主さん自身が応急処置をされることもあるそうなのですが、その方法は排泄孔にオリーブオイルなどの潤滑油を塗り卵を直接、出してあげることなのですが、実はそのことで卵管を傷つけたり、オイルが体につくことで体温低下などが原因で、結果的には親鳥が命を落とすこともあるのです。

 

ですので、やはり、一刻も早く病院に行くのが最善ということになるのです。

 

私は大阪なので、鳥を診察してくれる病院も数件、知っています。

 

しかし、地方では県内に一件も鳥の診察のできる病院がないところもあります。

 

卵詰まりで亡くなった小鳥達は、対処が早ければ命を落とさずにすんだ子も少なくはなく、そう思うと、やりきれない気持ちになるものです。

 

犬や猫の病院は昔に比べかなり増えました。

 

しかし、小鳥や爬虫類を診察できる病院はあまり増えていません。

 

この状況は今後改善されるのでありましょうか?

 

少なくとも、私の知る限り改善する兆候すら見えていないのが現状であります・・・・

 

 

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自宅でお見送りをされるために必要なこととは

弊社プレシャスコーポレーションは、ペット専門の自社会館があるので、そちらで立会いのもと、葬儀・火葬を執り行う方が、全体の8割以上なのですが、やはり、ペットちゃんが過ごした自宅での火葬を希望される飼い主さんが少数ながらもいらっしゃいます。

 

訪問自宅火葬の場合、その大半は、自宅駐車場、または自宅前でのご火葬になるのですが、その場合、火葬を実施するために、いくつかの条件が必要となります。

 

まず、火葬車の駐車スペースが必要であり、小動物~小型犬の場合で、軽自動車、中型犬の場合は1ボックス車、大型犬は、マイクロバスタイプの火葬車になるんですが、それらを駐車できる場所があることが最低条件となります。

 

次にご自宅が住宅街であるなら、やはり、お隣さんやお向かいさんに「いついつにペットの火葬を実施します」とお声掛けしていただき、了解を得ることも、最低限のマナーとして必要であると思います。

 

火葬車は煙などが出ない、特種な火葬炉を採用しているのですが、人によっては自宅の近くでペットを火葬されること自体に抵抗を持たれる方もいますし、後々、トラブルにならないためにも、事前に了解をもらうことは大切なことであります。

 

自宅火葬のご依頼があったとき、お電話で、必ずこれらのことをお伝えするのですが、いざ、訪問してみると、スペースがないことや、ご近所さんから苦情がきて、実施できないようなことも、過去にはありました。

 

そのようなとき、急遽、会館に来てもらうなどをして、対応するようにしているのですが、当社はすべて完全個別の予約制であり、その日の会館の日程が詰まってるような場合は、対応できないこともあります。

 

最悪の場合、翌日以降に延期することも少なくはないのですが、これからの季節、亡くなったペットちゃんを自宅で安置するのは困難なことでもあるので、そのような意味でも、事前の準備と確認をしていただくことは必要なことであると考えております。

 

そして、それらは大切な家族であるペットの旅立ちのとき、後悔の残らないお見送りをするためにも、とても大切なことでもあると私は思っております。

 

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「心に残ったもの」つらく、やりきれない日 最終回

私はKさんの携帯に電話をかけました。

 

Kさんはすぐに出られ「はい」と応答されたのですが、私は自分から電話をかけたのにもかかわらず、自分の名前を名乗った後、言葉に詰まってしまったのです。

 

とりあえず、私は「あの・・・Kさん。今、無事に終わって、お二人共、帰られました」と報告をするように言いました。

 

すると、Kさんは「そうですか・・・」と溜め息を漏らすように安堵したような声でそう言われた後「野村さん・・・今日はえらいすいませんでしたな」と言われたのです。

 

「いえいえ・・・とんでもありません」

 

私がそう返事すると、Kさんは「こんなことになってしまった以上、ワシは何も言われへん立場やしね・・・・はい」と押し殺したように言われました。

 

電話をかける前は、Kさんに色々とお声をかけたいと思っていた私ではあったのですが、いざ、こうやってKさんの声を聞くと、何も言えず、「とりあえず、葬儀が無事に終わったことを報告させてもらおうと思って電話しました」と伝えたのです。

 

「そうですか・・・わざわざすいません」とKさんは言われ、私が「いえ」と返事した後、会話は途切れました。

 

暫しの沈黙の後、Kさんが「わざわざありがとうございます。では」と丁寧な口調でそう言ってくださり、電話を切られたのです。

 

私は結局、Kさんに何も言えず、「ツーツー」と通話が切れた音が鳴る受話器を持ったまま、しばらくの間、立ち竦んでしまいました。

 

ペットがペットを襲撃してしまうような事故が起きたとき、被害をうけた飼い主さんも、危害を与えた飼い主さんも、それぞれ大きなショックを受けるものであります。

 

そして、双方に、それぞれ違った傷を心に残します。

 

私は、過去に何度か、このような悲しい事故で亡くなったペットちゃんの葬儀を担当させてもらったのですが、そのことで学んだこともあります。

 

それは、ペットを喪った悲しみも、自分の不注意でペットの命を奪った罪の意識も、時間が経つこで、薄れることはあっても、けして無くなることは無いということであります。

 

それがわかってるが故、Kさんにも、そして、飼い主さんやブリーダーさんにも何も言葉をかけれなかったのかもしれません。

 

自分の無力さを痛感した私の心に最後に残ったのは、言葉では説明できないつらさと、やりきれなさだけでありました・・・

 

この日以来、私はKさんとは一度も会っていません。

 

もちろん、飼い主さんとブリーダーさんとも、そうであります。

 

あれから皆さんが、どのようなお気持ちになられていっらっしゃるのか、すごく気になるのですが、私の声を聞くと、事故の記憶を思い出させてしまいそうで、わざわざ自分から電話をかけることは、やはり気が引けてしまうのです。

 

事故が起きた日から、約一ヶ月経ちました。

 

飼い主さん、ブリーダーさん、Kさん。

 

皆さんは今、どんな気持ちで毎日を過ごされているんだろうか・・・

 

 

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「お言葉」つらく、やりきれない日 13

お骨上げが終わりに差し掛かった頃、飼い主さんとブリーダーさんは時折、笑顔を交えてトイプードルちゃんの思い出話をされていました。

 

ここにきて、ようやくお二人の緊張も解けてこられたように見え、そのような意味では、Kさんが退席されたことは、結果的に正しかったのだと、私は感じたのです。

 

「あの・・・終わりました」

 

飼い主さんに、そう声をかけられ、私は、ゆっくりとした歩調で収骨場に入り、収骨をしたお骨壺を受け取った後、専門の袋に入れました。

 

そのとき、ブリーダーさんが不意に「今日はなんか、お仕事以外のこともしてもらってすいませんでした」と声をかけてくれたのです。

 

ブリーダーさんが言われた「お仕事以外のこと」とは、もちろん、飼い主さん、ブリーダさんのお気持ちを私がKさんに伝え、途中、Kさんに退席していただくようお願いしたことであり、その役割は私にとってもつらいことでありました。

 

それを踏まえた上で、私は「いえ。」とだけ、控え目に返事をしたのです。

 

飼い主さんは退席されたKさんの車で来られたので、帰りはブリーダーさんと一緒にタクシーで帰られることになり、私はタクシーを停めるため、一度、会館を出ました。

 

会館に面する163号線は交通量も多く、すぐにタクシーが拾えたので、私はタクシーの運転手さんに「呼んできますので、少し待ってください」と伝え、再び会館に入り、「タクシーつかまりました」と、お二人にお伝えしたのです。

 

「すいません」

 

そう言って、お二人は同時にお荷物を持って立ち上がられ、そのとき、飼い主さんが私に「ありがとうございました」と深く頭を下げて言ってくださったのですが、私にはその言葉にはいろんな思いがこもっているように感じたのです。

 

飼い主さんにそう言われ、私も頭を下げました。

 

そのときでありました。ブリーダさんが私の目を見ながら「今日はまあ、いろいろあったんですが、あなたは普段から素晴らしいお仕事をされている人だと思いました。いろいろとありがとうございました」と感謝と労いのお言葉をかけてくださったのです。

 

「ありがとうございます」

 

そう言って、私はブリーダーさんにも頭を下げました。

 

そして、私はタクシーに乗り込まれたお二人を見送り、出発したタクシーにもう一度、頭を下げたのです。

 

走り去るタクシーを見送ったとき、セレモニーが始まってから続いていた緊張から解放されたように感じたのですが、私の心は沈んだままでありました。

 

飼い主さんやブリーダーさんに感謝の言葉をいただいたのですが、それでも気持ちは晴れることがなかったのです。

 

それは、やはり途中で退席されたKさんのことが気がかりであったからであります。

 

私はKさんに電話をかけるべく、会館に戻ったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「お骨との対面」つらく、やりきれない日 12

私は待合室に戻りKさんが帰られたことを飼い主さんとブリーダーさんに伝えると、お二人共、無言のまま(そうですか)というように、小さくうなずかれました。

 

Kさんが退席されたことで、会館内にあった緊張感のような張り詰めた空気は薄まったものの、お二人の表情は沈んだままであったのです。

 

そのように時間は静かに過ぎ、トイプードルちゃんの火葬も静かに過ぎていきました。

 

そして、火葬が無事に終わり、そのことをお二人にお伝えすると、その日、初めて安堵に近い表情をされたのです。

 

トイプードルちゃんのお骨は、若かったこともあり、とても綺麗なものでありました。

 

いろいろなことがあったセレモニーなだけに、私は綺麗に残ったお骨を見て、少し心が和らいだことを覚えています。

 

私はホっとした気持ちになり、お骨を収骨場に運び、お二人に「お骨上げの準備が整いました」と声をかけました。

 

飼い主さんとブリーダーさんは寄り添うようにしながら、ゆっくりとした足取りで収骨場に入られ、少し不安気な表情でお骨に歩みよられたのですが、お二人とも、お骨を目にし、ほぼ同時に「ああ・・・」と声を漏らされたのです。

 

飼い主さんは目に涙は滲ませていたものの、口元には優しさが広がるような複雑な表情をされたのですが、それは、愛犬がお骨になった悲しみと、お骨が綺麗に残った喜びが入り混じったような表情であり、これはお骨と対面された飼い主さん達が見せる独特の表情でもあります。

 

私は葬儀屋として今まで幾度となく、この表情を見てきたのですが、この瞬間は、私にとっても切なさと温かさを同時に感じる瞬間でもあるのです。

 

「綺麗・・・」

 

沈黙を破るようにそう呟いたのはブリーダーさんでありました。

 

そして、飼い主さんも同調するように、うなずかれたのですが、その拍子に涙がこぼれ落ち、瞼を深く閉じられたのです。

 

その後、私はお二人にお骨の部位を説明し、お二人は肩を並べるようにしながら説明を聞かれた後、丁寧な箸使いでお骨上げをされたのですが、その姿は飼い主さんとブリーダーさんというより、仲がいい姉妹のようでありました。

 

もしかしたら、お二人は普段から友人のような関係なのかも知れないと、私は思ったのですが、実際はどうであるかは定かではありません。

 

今回、そのようなお話する機会がなかったのですが、というより、とてもじゃありませんが、そのような話を聞けるような雰囲気でもなかったのです。

 

正直、私は今回のようなことに限らず、不慮の事故で突然、愛犬の命を奪われた飼い主さんには、何か勇気づける言葉をかけたいと思うのですが、どんな言葉も軽く感じてしまい、何も言えないことがほとんどであります。

 

とくに、今回は、私が「Kさんの知り合いの葬儀屋」という立場でもあったため、そのような先入観を持たれているだろうという思いが、私の口を閉ざさせた大きな理由でもありました。

 

そのようなことから、お骨上げのときも、私は葬儀屋として必要な説明としての会話以外、飼い主さんと言葉を交わすこともなく、説明を終えた後は少し離れた場所から収骨されるお二人の姿を見守るようにして過ごしたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「途中退席」つらく、やりきれない日 11

私の口から飼い主さんとブリーダーさんの意向を聞いたKさんは唇を噛みしめるようにしながら、2度、うなずかれました。

 

そして、少し間を置き、「つまり、ワシに帰ってほしいと・・・いうてはるんですね?」と確認されるように聞かれたのです。

 

答えるのに心苦しいことであったので、私は思わず視線を落としてしまったのですが「・・・はい」と重く返事をしました。

 

その後、私もKさんも、黙りこんでしまい、待合室は沈黙に包まれました。

 

「すいません・・・こんなこと伝えるのは僕もつらかったんですが・・・」

 

私がそう言うとKさんは「いえいえ。野村さんは何も謝ることありゃしません。全部ワシが悪いんやし」とKさんは励ますような口調でそう言われたのです。

 

Kさんは「ふ~~」と短く息を吐いた後、「そしたらワシは帰ります。でも、帰る前に○○さん(飼い主さんの名前)に挨拶したいんで下に行ってもいいですか?」と訊ねられたので、私は一瞬、迷いましたが「そうですね・・・」と返事をしました。

 

私が一瞬、迷ったのは、ブリーダーさんのことが気になったからで、先程、話しをしたとき、ブリーダーさんが、もうKさんと話したくないというより、顔を見るのも嫌だという抵抗感を強く持っておられるのが伝わってきたからであります。

 

そのようなことから、私はKさんに「わかりました。では、Kさんが挨拶されたいと言っておられることを、飼い主さんとブリーダーさんに伝えてきますので、ここで待っていてください」と言いました。

 

ところがKさんは「挨拶するくらい、許可とらんでもかまへんでしょ。」と少し不快感を出しながら言われた後、「行きます」と言い残し、先に下に降りて行かれたのです。

 

少しドギマギしながら私はKさんの後を追うように階段を下りたのですが、確かにKさんの言われた「挨拶するのに許可はいらないでしょ」ということを、私に遮る権利もなく、そのまま、Kさんと一緒に飼い主さんとブリーダーさんの待機される一階の待合室に入りました。

 

Kさんは、そのまま飼い主さんの近くまで歩み寄り、「ほんとうに・・・申し訳ありませんでした」と深く頭を下げられたのです。

 

飼い主さんは目を伏せたまま、小さくうなずき、ブリーダーさんは咄嗟に視線を逸らすように顔を反対側に向けられました。

 

「じゃあワシはこれで失礼します」

 

そう言って、Kさんはもう一度、頭を下げられた後、私も「では」と小さな声で言われ、そのまま待合室を出て行かれたのです。

 

私は待合室の飼い主さんとブリーダーさんに小さく会釈するようにした後、Kさんを見送るため、駐車場に向いました。

 

そして、車に乗り込まれる前のKさんに声をかけたのですが、振り向いたKさんは少しだけ寂しげな表情をされていたのです。

 

歩み寄った私にもKさんは頭を下げ「野村さんにもいろいろとご迷惑かけましたな」と言われたので、私は「いえ。私は何も」と返事をしました。

 

その後、Kさんは少し遠くを見るような目で何か思いつめた表情をされた後、スクっと顔を私に向け「じゃあ後のことはよろしくお願いします」と、もう一度、私にも深く頭を下げられ、そのまま車に乗り込むと、帰っていかれたのです。

 

帰られる前に、何かKさんに声をかけたい思っていたのですが、結局私は何も言えず、無言でKさんの車を見送ることしかできなかったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「伝言」つらく、やりきれない日 10

Kさんには骨を拾ってほしくないし、今、こうやって同じ建物にいるのも我慢できない・・・

 

ブリーダーさんはそう言われ、それは飼い主さんも同じ気持ちであると言われたのです。

 

私は無言で数度うなずいた後、念のために飼い主さんに「そうなんですか?」と確認するように訊ねました。

 

そして、飼い主さんは、鼻を短く啜るようにながら、一呼吸置いた後、「・・・はい」と、返答されたのです。

 

「そうですか・・・」

 

私は、そう短く答え、視線を落としました。

 

少し間があり、ブリーダーさんが「それで、申し訳ないんですけど、出来たらお骨も私達だけで拾ってあげたいし、あの人(Kさん)には帰ってもらえるように、おたくから言っほしいんですけど・・・」と言われたのです。

 

つまり、ブリーダーさんと飼い主さんはKさんにお骨上げしてもらうのはもちろんのこと、今、こうやって同じ会館内に居ることも抵抗を感じておられると言うことでありました。

 

そして、出来ることなら、このままKさんには帰ってもらいたいと思っておられ、しいては、その旨を私からKさんに伝えてほしいということであったのです。

 

正直、そのようなことをKさんに伝えるのは、私からすれば心苦しいことでありました。

 

しかし、飼い主さんとブリーダーさん。

 

というより、トイプードルちゃんの育ての親と、生みの親がそのように希望されている以上、この状況下でそれを伝えるのは、私にしかできないことであるのもわかっていました。

 

私は手にした骨壺のサンプルを一度、棚に戻し、「わかりました。私からKさんに話します」と返事をしました。

 

「お願いします」

 

そう言ってブリーダーさんは頭を下げ、隣の飼い主さんも無言で頭を下げられたのです。

 

私はすぐにKさんが待機されている2階の待合室に向いました。

 

階段を上がるとき、すごく重い気持ちになったことを覚えています。

 

私はドアをノックして2階の待合室に入りました。

 

Kさんは私の姿を確認すると、スクっと椅子から立たれ「(火葬が)終わりましたか?」と声をかけられたのです。

 

私は即座に「いえ、まだです」と返事をし、神妙な面持ちでKさんに歩み寄りながら「Kさん・・少しお話が・・・」と告げました。

 

Kさんは少し不安気な表情になられ「・・・なんですか?」と訊ねられたので、一瞬、私はためらったのですが、奮い立たすように顔を上げ、飼い主さんとブリーダーさんの意向をKさんに、そのままお伝えしたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「沈黙」つらく、やりきれない日 9

トイプードルちゃんが亡くなってしまった今となっては、何を言っても始まらない・・・

 

そのことはブリーダーさんも飼い主さんもわかっておられたのは確かであります。

 

しかし、ブリーダーさんはKさんが犬の素人であるならまだしも、自分と同じ、元ブリーダーであり、いわば専門家であるのに関わらず、このような事態を招いたことが許せなかったのだと思います。

 

あまりにも認識が低すぎる・・・・と。

 

そのことについては、少なからず私もブリーダーさんと同意見でありました。

 

Kさんは犬が大好きで犬のことには大変詳しい方であります。

 

そんなKさんがなぜ、このような事態を招く状況を作られたんだろううか・・・

 

今回のことを聞いたとき、私もそのことが疑問でありました。

 

これは私の憶測ですが、もしかしたらKさんは、多少なりとも自分のペット達に過信をもたれていたのではないでしょうか。

 

自分が育てたダックス達は日頃から躾けが行き届いているので、他の犬や人間を噛むことはしない。ましてや面識のあるトイプードルちゃんに襲いかかることなんて絶対にない。

 

Kさんはそう信じて疑わなかったのかも知れません。

 

それ故、トイプードルちゃんをダックス達がいる、同じゲージに入れたのでありましょう。

 

そのことが間違いであったとわかったときは、すでに取り返しのつかない事態になってしまっていたのです。

 

そんなことを考えていると、気が付けば私も飼い主さんとブリーダーさん同様、黙り込んでいました。

 

待合室には火葬炉の稼働音だけが聞こえており、私は思い出したように立ち上がって「火葬の進行確認をしてきます」とお二人に伝え、斎場に向ったのです。

 

こんな経緯とは裏腹に火葬は順調で何の問題もなく進行していました。

 

二階のKさんのことも気がかりであったのですが、火葬状況を確認した後、私はもう一度、待合室に戻りました。

 

お骨壺のサイズと色を決めてもらうためであります。

 

「火葬は順調です、お骨の状態も良いので、綺麗に残ると思います」

 

私はそう飼い主さんに伝えた後、骨壺のサンプルを見せようと棚の方に足を向けたときでありました。

 

ブリーダーさんが「すいません。ちょっといいですか?」と私を呼びとめられたのです。

 

「はい。なんでしょうか?」

 

私が立ち止まって、そう返事をすると、ブリーダーさんは、うつむく飼い主さんの方に目をやりながら「こんなん言うのもなんなんですけど、今、二人で話してて・・・」とそこまで言われて、一度、言葉を切られたのです。

 

私は無言でうなづき、次の言葉を待ちました。

 

「あの・・・あの人(Kさん)には骨を拾ってほしくないし、今、こうやって同じ建物にいるのも我慢できないんです・・・」

 

ブリーダーさんは感情を抑えることができないように、唇を震わせながら、そう言われたのです。

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「涙」つらく、やりきれない日 8

私は飼い主さんとブリーダーさんにKさんは二階の待合室で待機してもらうことにしたことを伝えました。

 

お二人は、そのことを聞いて、無言でうなづかれたのですが、明らかに表情は曇ったままであったのです。

 

そして、ブリーダーさんが顔を上げ、「私もね、今さら、こんなことを言っても仕方ないことはわかってるんです・・・でもね、仮にもあの人(Kさん)は元ブリーダーをしてた人なんですよ。そんな人が、何のためらいもなく、あんな小さなトイプードルをダックスと同じゲージに入れたことが許せないんです」と唇を震わせて言われました。

 

ブリーダーさんがそこまで言われて、待合室は少し沈黙に包まれたのですが、私は少し間を置いてから「はい・・・そうですね。それは私も同意見です」と返事をしました。

 

私のこの返答には、ブリーダーさんも飼い主さんも予想外であったらしく、少し意外な表情をされたのです。

 

おそらく、ブリーダーさんと飼い主さんにすれば、私はKさんの知り合いでもある葬儀屋という認識であり、そんな人間ならKさんの肩を持つと思っておられたのでさりましょう。

 

ブリーダーさんも「おたくさん(私の事)も犬と関わるお仕事をされているならダックスが猟犬であることや、獰猛な一面がある犬であることは知ってはるでしょ?」と訊ねられたので、私は「はい。存じ上げています。」と返事をしました。

 

一般的に他の小動物や小鳥、あるいは小型犬を襲うこともあると思われているのは大型犬や猫なのですが、当社の累計では、それらのペットをダックスが襲撃する事件はそれより多いことが報告されています。

 

事実、私は過去にも数件、飼い犬に襲われて命を落としたペット達の葬儀を担当させてもらったことがあるのですが、その中で、もっとも多いのが、ダックスが危害を与えてしまうケースであり、それはダックスの持つ狩猟本能が原因であることも知っていました。

 

ダックスフンドは長い胴体と短い足が特徴で、その見た目や人懐っこさから、ここ10年以上、ペットとして常に人気ベスト3に入る人気犬種であります。

 

実際、私もダックスも好きですし、ダックスを飼っている友人達も大勢います。

 

最近ではダックスが猟犬であることを知らない飼い主さんも増えているようなのですが、それは普段の可愛さから想像もつかないからでありましょう。

 

しかし、ダックスはダックスはブリーダーさんが仰ったように元々、猟犬であり、その猟犬としての本能を宿しているのです。

 

 

ブリーダーさんは唇を噛むようにしながら「聞いたらあの人(Kさん)はダックス専門のブリーダーをされてたんでしょ?それだったらそんなこと知ってるはずだし、なんでそんなことをしはったんやろうって・・・私はそれが許せないんですよ」と目に涙を滲ませました。

 

ブリーダーさんのその涙はブリーダーではなく産みの母の涙でありました・・・

 

そして、その隣では、飼い主さんが同じように涙を流されたのです。

 

私はそんなお二人に言葉をかけることも出来ず、ただ、うつむいてしまい、再び待合室は重い沈黙に包まれてしまったのです・・・

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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