2016-04

とてもつらいことなのは私もわかっています

弊社プレシャスコーポレーションのセレモニーは、読教、お焼香の儀、最後のお別れ、出棺、ご火葬、お骨上げと、すべて飼い主さんの立会いの元に進行させていただくことが基本となっております。

 

しかし、飼い主さんによっては、セレモニーの中で、場面によって立会いを拒否というか、できない方もいらっしゃるのです。

 

飼い主さんがもっとも見届けるのがつらいと感じられるのは、出棺し、ペットちゃんを火葬炉に納める場面であります。

 

そのとき、思わず目を逸らされ、「後はお願いします」と涙ながらに言い残し、そのまま待合室に入ってしまわれる飼い主さんも少なくはありません。

 

私個人の意見としては、出来ることなら飼い主さんに全てを見届けてもらいたいと考えているのですが、やはり、感情的に限界に達している飼い主さんに、それを押し付けるのは酷であるとも思っています。

 

そんなとき、少し時間を置いて、あらためて「構わないですか?」と、再度、飼い主さんの意向を伺うことにしているのですが、そのときに「構いません。お願いします」とそのまま見届けず終えられる方もいれば、「やっぱり最後まで見届けます」と気持ちを切り替えて立会いをされる方もいます。

 

優しい灯りをあびながら、祭壇で眠るペットちゃんの姿は、悲しげでありながらどこが温かさが伝わってくることもあるのですが、冷たい鉄の塊である火葬炉の薄暗い中にペットちゃんが横たわる姿は、飼い主さんにとっては、見るに耐えれない光景なのかも知れません。

 

それでも、当社でお見送りされる飼い主さんの9割以上は、肩を震わせ、涙を流しながらも最後まで見届けられるのです。

 

とてもつらいこです・・・

 

私もそれをわかっています・・・

 

でも、飼い主さんがそれをされるのは、家族としての責任感であり、ペットへの深い愛であるのです。

 

もちろん、だからといって立会いされない飼い主さんが責任感も愛情もないのだとは思っていません。

 

ただ、一つ言えるのは、最後まで立会いをされた飼い主さんは、全てのセレモニーを終えたとき、あくがとれたような表情になられるのですが、私は、これは飼い主さんがセレモニーを通じ心に区切りをつけられた証しであると思っているのです。

 

これは葬儀屋としての意見であるのですが、この「心に区切りをつける」というのは、お見送りをするにあたり、一番大切なことであると考えており、それ故、私は立会いすることが、見送りのもっとも大切な儀式であると考えているのです。

 

 

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野村圭一

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連休中についてのお知らせ

連休中も会館葬につきましては通常どおり休まず営業させていただきます。

 

訪問葬についても府内は通常どおりお請けさせていただきますが、兵庫方面、奈良方面、滋賀方面につきましては、連休中、高速道路及び幹線道路の混雑が予想されますので、日時によっては対応できない場合があることをご了承下さいませ。

 

なお、納骨堂は連休中も平常通り10時~17時まで参拝可能でございますので、よろしくお願いします。



 

 

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虐待・・・保護・・・そして第二の犬生

ペット葬儀の仕事をしていると、実に虐待されていた過去を持つ犬が多い事実に驚かされます。

 

飼い主さんに「ワンちゃんとの出会いは?」と訊ねると、「実はこの子は虐待されてたところを保護されて、その後、私が里親になったんです」と、涙ながらに説明をされるのですが、そのような経緯で出会い、そして引き取られて大切に育てられたというケースが少なくないのです。

 

葬儀の席で、そんな飼い主さんが流す、その涙には愛犬が亡くなったことへの涙と、もう一つ、別の思いが入り混じることがあるのですが、それは愛犬の里親になったとき、保護団体の人から保護された経緯を聞かされたときのことを思い出されるのです。

 

飼い主さんが、保護団体の人から聞かされた話は聞くに耐えないものばかりであり、想像しただけで怒りと悲しみが込み上げてくることもあります。

 

過去に両顎の周りの毛が抜け落ちたような傷のある犬ちゃんもいたのですが、それは元の飼い主さんが「吠えるから」という理由で長い間、食事のとき以外は両顎を針金で固く結んでいたときに出来た傷であると、里親になった飼い主さんから聞いたこともあります。

 

あるいは、体の所どころに、ポツポツといくつもの小さなハゲがあるワンちゃんがいたのですが、それも、元の飼い主さんからタバコを押し付けられてできた傷跡だったこともありました。

 

タバコを押しあてた理由・・・

 

「言う事を聞かないから 躾けのため」・・・だそうです。

 

正直、月に一件は、このようなワンちゃんの葬儀の依頼があるのですが、その都度、私は、話しを聞いて胸が詰まりそうになります。

 

当たり前のことですが、私は自分のペットを日常的に虐待する人間の気持ちがまったく理解できません。

 

例えば、ペットが悪さをして、その弾みで声や手が出てしまうようなことはあるかもしれません。

 

だからといって、その行為を肯定はしないですが、私が言いたいのは、そういうのではなく、日常的に暴力的な虐待を繰り返し、ペットがその恐怖から精神が崩壊してしまうほどの状態に追い込むような虐待のことです。

 

なぜ飼ったのか?

 

なぜそんなことができるのか?

 

おそらく理由があったとしても、到底、理解できないでありましょう・・・

 

そして、どんな理由があっても許されることではありません・・・

 

しかし、そんなつらい経験をしたワンちゃんの犬生でも、新たな飼い主さんとの出会いが大きな転機になることがあります。

 

 

虐待を受けた犬は、その後、人間に心を閉ざしてしまいます。

 

そのことも承知の上で、飼い主さんは自ら里親になる覚悟を決め、長い年月をかけて、ワンちゃんの心の傷を癒されることに努められるのであります。

 

心の傷は、場合によっては体の傷より治りにくいもので、数年の歳月を必要とする子もいますし、最悪の場合、一生治らない子もいます。

 

しかし、少なくとも私が担当させてもらったワンちゃんの飼い主さんは「最後は本当に私を信じてくれて、懐いてくれるようになったんです」とお話くださった方ばかりであり、それを聞いたとき、私は救われたような気持ちになるのです。

 

そして、そんな飼い主さんは火葬の直前、お別れの言葉に同じようなことを口にされます。

 

それは「今度生まれてくるときは、最初から私の所に来るんやで」という言葉であります。

 

その言葉には、全てのことが凝縮されており、私は飼い主さんのその言葉以外、何も必要はないと、いつも感じるのです。

 

 

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命日について

葬儀の席で「皆さんはペットの命日にどんな供養をされているんですか」と質問をされることがよくあります。

 

そんなとき、私は納骨堂にお参りに来られる飼い主さんが、どのようにされているかをお聞きしたことを、返答代わりにお伝えするのですが、その代表的なものは、「お線香をあげて、好きだった物をお供えして、手を合わせる」ということであります。

 

飼い主さんによっては、ペットの命日には、家族揃って必ず夕飯をとって、ペットの思い出話をされるというとこもあるそうなのですが、私個人的には、それは、とても素敵な供養だと思います。

 

そんな質問をされる方は「ちなみに野村さんはどのような供養をされてるんですか?」と、必ずお聞きになります。

 

私はそう質問をされたとき「あえて特別な事は何もしません」と正直に答えています。

 

随分、冷たい人だなと思われた人もいらっしゃるかも知れませんが、私は本当にペットの命日に特別なことはしないのです。

 

だからといって、何もしていない訳ではありません。

 

私は、毎朝、必ず家の仏壇と会館の供養像に合掌するので、毎日のように先立った家族やペットのことを偲ぶ習慣がついています。

 

ですので、命日だからといって、特別なことはせず、いつもと同じように合掌をしながら、無意識に想い出に浸っているのです。

 

ただ、その日その日によって、この浸る時間がまちまちで、短いときは30秒くらいで、長いときは30分近く合掌したまま想い出に浸ってるときもあります。

 

この時間差は、おそらく私のその時の心の状態も大きく左右されていると思うのですが、そのような意味で、先立った存在はいつでも私の心の鏡のような存在でもあり、時に励ましてくれて勇気をくれるときもあれば、優しく癒してくれるものであります。

 

だから、私にとって、命日は特別な日ではなく、そのような毎日が、全て特別な日だと思っております。

 

 

 

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後を追うように・・・

仲の良かった夫婦が、伴侶に先立たれたとき、残された側がまるで、後を追うようにして亡くなるようなことがあります。

 

しかし、このような事は、人間だけには限らず、実は犬や猫にもよくあることで、それは夫婦関係に限らず、一緒に暮らしていた仲間が亡くなり、すっかり元気が亡くなってしまい、それから日を経たずして、亡くなってしまうようなことがあるのです。

 

私はペット葬儀という仕事をしているので、そのようなことを数多く見てきたのでありますが、実は「後を追うようにして亡くなる」ということが、一番多いとのは、犬でも猫でもなく、小鳥だと感じています。

 

小鳥を飼ってる人ならご存知だと思うのですが、仲の良い小鳥の夫婦は本当に、それこそ四六時中クチバシを重ね合わせながら、何をするのにも一緒で、飼い主さんがやきもちを妬くほど仲睦まじいものであります。

 

そして、小鳥の場合、必ずどちらか一方が尽くすタイプであることが多く、優しく毛づくろいしてあげたり、時にはエサを口移しで運んであげたりすることもあるのです。

 

そんな小鳥の夫婦がハートナーに先立たれたとき・・・

 

遺された小鳥は、まるで生きる目的をなくしたかのように、目に見えて衰えてしまうことがあるのです。

 

これは動物病院の先生から聞いた話なのですが、パートナーを亡くした時、1番ショックを受ける動物はインコであり、その後すぐ体調を崩すことが多いそうです。

 

 

 

先日、一羽のセキセイインコが亡くなりました。

 

実は、そのインコちゃんは亡くなる5日前に、パートナーであるインコちゃんを不慮の事故で亡くしたインコちゃんでありました。

 

どちらの葬儀も私が担当させてもらったのですが、飼い主さんは葬儀の席で「この前亡くなった子とすごく仲良しで、喪ったショックからか、その日から一切、ご飯を食べなくなったんです・・・」と言っておられました。

 

心配になった飼い主さんは、直接、口元までご飯を運ぶようにして与えたのですが、インコちゃんはけして食べようとはしなかったそうです。

 

私はあえて、言葉にはしませんでしたが、飼い主さんからその話を聞いたとき、まるで、そのインコちゃんはパートナーの後を追って死を望んだように思えました。

 

そして、そう思えたのは、祭壇に横たわるインコちゃんの顔が、どこか穏やかで、安らかであったからなのかも知れません・・・

 

 

 

飼い主さんは、自分のペットがこのような状況下に置かれたとき、遺されたペットを勇気づけようと、あらゆることを試みるものでありますが、ペットの心に空いた大きな穴を埋めるのは、それほど簡単なものではないようで、自分の無力さを痛感されることも、けして少なくはないのです。

 

 

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約束を果たせぬまま 後編

何とも言えない状況で途切れたSさんとの電話・・・

 

夜風に散る桜の花びらを見て、私は妙な感覚を感じ、同時に(おばあちゃんは亡くなった・・・)と感じたのです。

 

もちろん、このとき、おばあちゃんの死は正式には知らされいませんでし、おばあちゃんの近くで看護していたSさんも半信半疑だったはずです。

 

にも関わらず、私は妙に確信めいたものを感じていました。

 

そして、私はそのタイミングでSさん宅に遊びに行ったメンバーに「Sさんのおばあちゃんが危篤です。今夜が山です」とだけ、メールを送ったのです。

 

その後、すごくおばあちゃんのことが気になったのですが、その日、Sさんから電話がかかってくることはありませんでした。

 

 

おばあちゃんが亡くなったと、正式にSさんから訃報があったのは翌日でありました。

 

やはり、まさしく私が電話をかけたそのときにおばあちゃんは息を引き取ったということ、Sさんに聞かされ、私は悲しい中でも救われた気持ちになったのです。

 

自分が電話した瞬間にその場に居た人が亡くなるということ、マイナスなイメージにとる人もいるかもしれませんが、私はそうは感じませんでした。

 

もちろん、おばあちゃんが健在なときに、もう一度会っておきたかったという思いはあり、会えなかったことは無念なことではあったのですが、それでもおばあちゃんが生きていたときに、その場に居たSさんと、たとえ電話であっても繋がっていたことに、私は救われた気持ちになったのです。

 

変に思われる人もいらっしゃるかも知れませんが、私は率直にそのように感じたのです。

 

おばあちゃんのお通夜はSさん宅から近い、葬儀会館で執り行われることになり、私は仲間達と一緒に向いました。

 

会館に到着すると、Sさんは少し疲れた表情の中であっても、笑顔で私達を出迎えてくれました。

 

喪主である、Sさんのお父さんに御悔みを伝えた後、Sさんのお母さんにおばあちゃんが眠る棺の前まで案内してもらい、焼香をあげさせてもらいました。

 

そして、Sさんが「綺麗から顔見てあげて」と言ってくれたので、私は棺のおばあちゃんと再会をさせてもらったのです。

 

Sさんが言うように、おばあちゃんは本当に綺麗な顔をしていました・・・

 

二年前の冬、色んなお話をしてくれたおばあちゃんとの時間が甦ってきて、胸が詰まりそうになったのですが、不思議と涙は出ませんでした。

 

それはSさんをはじめ、ご両親や参列されていたご親族の方々、皆、一応に穏やかな面持ちでお別れをされていたからかも知れません。

 

私はSさんから聞かされたこと以外、おばあちゃんがどのような人生を送られたのかは知りません。

 

もちろん、長い人生の中で苦労されたこともあったと思います。

 

それでも長き目で見たとき「良い一生」であったのだと、Sさんや参列されたご親族の表情、そして棺のおばあちゃんの顔や、周りに飾られていたおばあちゃんのお気に入りの写真のおばあちゃんの表情を見て、私にはそのように伝わってきたのです。

 

そんな空気感が、涙ではなく、逆に胸が熱くなるような温かな気持ちに包まれた理由なのかはわかりませんが、少なくとも私は、棺のおばあちゃんの顔を見て、おばあちゃんが(良い人生だった)と感じながら逝ったように思えました。

 

翌日、私は早朝から葬儀のお仕事が入っていたので、おばあちゃんの告別式には参列できなかったのですが、その朝、プレシャス会館のシャッターを開けたとき、私の視界に綺麗に咲き誇る向え公園の桜の木が目に入ってきたのです。

 

前日に強風と雨に晒されたのにも関わらず、散らずに綺麗に咲く桜を見て、私はおばあちゃんのことを思いだし、無意識に合掌をしていました。

 

おばあちゃん・・・一緒に桜を見るという約束を果たせないでごめんなさい

 

そして、素敵な想い出をありがとうございました。

 

私は合掌をしながら、そう心でつぶやきました・・・

 

 

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約束を果たせぬまま 前編

一昨日、プレシャスコーポレーションオリジナルのメモリアルグッズのデザインを担当してくれているSさんのおばあちゃんが亡くなりました。

 

私がSさんのおばあちゃんに初めてお会いしたのは二年前の冬でありました。

 

Sさんは大のおばあちゃん子であり、日頃からよく私におばあちゃんの話をしてくれたのですが、すごく不思議で神秘的な話が多く、一度、会ってみたいなと思わせるような人でありました。

 

そして、私が「一度、おばあちゃんに会ってみたいな・・・」と、独り言のように言ったとき、Sさんは「いつでもいいですよ^^おばあちゃんも兄ちゃん※(当スタッフの一部の人間は普段、私の事をそう呼びます)の話を私がよくしてるから、きっと喜びますよ」と言ったのです。

 

「そうなん?」と私は半信半疑で返答したのですが、周りにいたスタッフも「ええ!楽しそう!じゃあ私も行っていい?」と、話しは決まり、その週末に私を含めめた5名でSさん宅に遊びに行くことになったのです。

 

そこで、おばあちゃんと初めてお会いすることができたのですが、おばあちゃんは色白で気品があり、日本のおばあちゃんというより、思わず「白人のハーフなの?」と思えるほど、私の想像してたイメージとはかけ離れた人でありました。

 

おばあちゃんは最初「こんなにたくさん会いにきてくれて、なんだか恥ずかしいわ・・・」と照れておられたのですが、少しずつお話をしていると、だんだん慣れてこられて、気が付けば夕刻近くまで、みんなで色んな話をして楽しい時間を過ごしたのです。

 

「すっかり長居してしまって」

 

帰り際、私がそう言って頭を下げると、「今度くるときは春に来てください。春になると、ここの窓から桜が見えるのよ。とっても綺麗なんだから・・・」とおばあちゃんは遠くを見るような目で窓を見つめながら、そう言ってくださったのです。

 

「ぜひ」

 

私はそう返事をして「今度は春に来させてもらいます」と、言ってもう一度、頭を下げ、その日は帰りました。

 

そして、それから二回目の桜の季節がやってきて、(そうだ・・・Sさんのおばあちゃんは元気なんかな・・・また会いに行きたいな・・・)と思っていたときでありました。

 

Sさんから、おばあちゃんの体調が芳しくないことが窺えるメールが届いたのです。

 

ちょうど2日前の夜で、私は葬儀のお仕事の最中でありました。

 

普段はそんなことをSさんは一言も口にしてなかったので、私はメールを見て驚き、仕事中にも関わらず、すぐにSさんに電話をかけたのです。

 

電話に出たSさんは、おばあちゃんの傍で一人、看護をしているところでありました。

 

どうやら、その日は、他の家族がまだ帰宅しておらず、Sさんのお母さんもお風呂に入っており、そのとき部屋にはSさんとおばあちゃん二人きりだったのです。

 

私は「ばあちゃん悪いんか?」と訊ねると、Sさんは「うん。もう意識もないし、いつ呼吸が止まってもおかしくない状態やねん・・・」と寂しげに言いました。

 

「そんなに悪いんやったら、なんでもっと早く言うてくれへんかってんな」と私が、つい、キツめの口調で言ったときであります。

 

Sさんは「あ・・・・・あれ?・・・兄ちゃん・・・・おばちゃん・・・今、ほんま今、逝ったかもしれへん・・・」と言い、「ごめん、一回電話切る」と言ったのです。

 

私は少し動揺しながら「わ・・・わかった・・」と返事をし、電話を切りました。

 

電話を切った後、自分の鼓動が早くなってるのに気付いた私は、無意識に会館から見える公園の桜の木に目をやりました。

 

この日は風が強く、桜の花びらが夜風に吹かれ舞っていました・・・

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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時代がもたらす、新たな人との繋がり

時代でありましょうか。

 

近年、自分のペットちゃんの成長や日々の様子をブログで紹介される飼い主さんが増えました。

 

ブログからペットちゃんの近況などを画像や動画つきで綴っておられる人も少なくはなく、そんな中にはブログランキングで上位にランクインしてる人気ブログもあるそうです。

 

そんなペットちゃんが亡くなったとき・・・

 

悲しいことではあるのですが、読者の方に報せる意味合いも兼ねて、その事実を書かれる飼い主さんもいらっしゃいます。

 

実際、当スタッフブログも、そんなブログ集合サイトのペットロス部門に登録させてもらっているのですが、やはり、自分のペットの死を綴るというのは、とてもつらいことだと思います。

 

実はここ最近、このようなペットブログのブロガーさんのブログを見て当社のことを知り、自分のペットが亡くなったとき、ご依頼される人が増えています。

 

どういうことかと言えば、そんなブロガーさんが当社にペットちゃんの葬儀をご依頼をされた場合、葬儀の様子や、当社のことをブログで書かれるようなことがあり、それを読まれた読者の方が、当社の存在をお知りになられるというケースであります。

 

そのとき、けして当社の宣伝をするという目的ではないにせよ、読者さんがその流れで私のブログも読んでくださり、ペットちゃんに万一のことがあったときに当社にご依頼してくださるのです。

 

そのような人の中にはかなり遠方の方もいて、2時間以上かけて来館してくださる人もいるほどなのです。

 

私はそのような経緯で当社にペットちゃんの葬儀をご依頼された飼い主さんに、必ず聞くことがあります。

 

それは、「そのブロガーさんのブログのどういうことを読まれて当社にご依頼しようと思われたのですか?」という質問であります。

 

そして、そう質問させてもらうと、ご依頼者さんは必ず二つの理由を口にされるのです。

 

1つは「葬儀から火葬、お骨拾いまで、ずっと立会いができるから」ということ、もう1つは「ちゃんと綺麗に骨が残ると聞いて」ということであります。

 

確かに、その2つの理由は当社もこだわっていることであり、お見送りの理念とさせてもらっていることでもあります。

 

私にすれば、その理念に共感してくださった人がご依頼してくださったというだけでも、本当に嬉しく、同時に有難いことだと思うのでありますが、それが遥々、遠くから来られたと聞くと、その気持ちは感謝を超えて申し訳ないと感じるほどなのです。

 

大切なペットとの別れ。そしてお見送り。

 

それは、飼い主さんにとって、とても重要なペットとの最後のセレモニーであります。

 

そんな大切なお別れの場に当社を選んでくださった皆様。

 

本当にありがとうございます。

 

これからも、今の理念を続け、また、よりよい理想を追究していく所存であります。

 
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「母として」今までで、いちばん緊張した火葬~うずらの雛の火葬~最終回

無事にお骨上げを終えられた飼い主さんから感謝の言葉をいただいたとき、私も、ようやく緊張から解放された気持ちになりました。

 

そして、私はこのタイミングで、どうしても聞きたかったことを飼い主さんに訊ねたのです。

 

それは「こらだけ小さな雛ちゃんなら、家に埋葬することも可能だったと思うのですが、なぜ火葬することに決められたのですか?」という質問であります。

 

そう聞かれた飼い主さんは、手にしたカプセルを見つめながら、控え目な声で「・・・やっぱり、ちゃんと(お見送り)してあげたかったからです」と言われたのです。

 

もちろん私もその気持ちは理解できますし、わかっていたのですが、しかし、私が聞きたかったのは、生後2日、つまり48時間しか一緒に居ることが出来なかったペットに、なぜそこまでの強い想いを持たれたのかということでありました。

 

ですので、それを踏まえ、「今まで当社で、生後2日の小鳥の雛ちゃんを火葬された方はいませんでした。2日の間に何か特別なことがあったんですか?」と、私は訊ねたのです。

 

飼い主さんはゆっくりと首を振り「2日ではありません」と仰りました。

 

その言葉に一瞬、私は(え?)と思ったのですが、飼い主さんは続けるように「たまごのときから、ずっと大事に育ててたんで・・・自分の中では2日ではないんです・・・」と補足するようにして、そう言われたのです。

 

それを聞いた時、私は自分の質問が愚問であったことに気付きました。

 

「そうだったんですか・・・たまごのときから育てておられたんですね。すいませんでした、くだらない質問をしてすいませんでした」と、率直に頭を下げたのです。

 

頭を下げながら私はあることを思い出していました。

 

それは、うずらの卵は、食品用にスーパーで売られているものであっても、ごくまれに有精卵の卵があり、それを適温で温めながら、約5時間置きに転卵※(ゆっくり回転さすようにすること)してあげると、約半月後、卵が孵ることがあるという事実であります。

 

そのことを知っている一部の人が、卵から、うずらを育てると、聞いたことがあるのですが、今回の飼い主さんも、そのお一人であったのです。

 

卵を孵(かえ)すというのは、先程も言ったように孵るまでの間、温めながら定期的に転卵してあげることが最低条件であり、それは、言葉にするより大変なことであります。

 

おそらく、そのとき飼い主さんは母鳥の気持ちになって、大切に育てておられたに違いありません。

 

だから雛が卵の殻を破って生まれてきたとき、言葉にできぬ感動を覚え、そのときから雛は飼い主さんにとって特別な存在であり、その瞬間、まさしく「母と子」の関係になったのでありましょう

 

私は頭を上げ「飼い主さんというより、お母さんだったんですね」と、飼い主さんに言いました。

 

飼い主さんは、少し照れたように笑みを浮かべ、「はい・・・」静かにうなずかれたのです。

 

そして、もう一度、私に頭を下げて帰って行かれたのですが、飼い主さんの手には雛ちゃんのお骨を収めたカプセルが大切そうに握られていました。

 

その姿を見送りながら、なんだか胸が熱くなるのを感じた私は、一つの課題が出来たと感じていました。

 

それは、今まで最小だった文鳥やジャンガリアンハムスター用のトレイより、もう一回り小さな火葬用トレイを制作しなければいけないということであります。

 

もしかしたら、今回の飼い主さんのように、今後、生後間もない雛の火葬をされる方が増えるかも知れない・・・

 

そのときのために必要なものであるなら、すぐにでも制作しよう。

 

そう思ったのです。

 

 

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「目視火葬」今までで、いちばん緊張した火葬~うずらの雛の火葬~3

生後二日目の うずらの雛の火葬。

 

過去には経験のない人間の親指ほどの小さなペットの火葬をするにあたり、私は火葬炉の小窓を開けたまま実施することにしました。

 

自分の目で火葬の状態を確認し、慎重に温度調整しながら火葬を見守ることにしたのです。

 

数分後、骨の一部が確認でき、その時点で温度を固定しながら、一度、小窓を閉めました。

 

顔が熱を浴びて少し火照ってしまいましたが、比較的、低温での火葬であったので、思っていたほど、熱くはありませんでした。

 

というのか、集中していたので、顔に当たる熱など、気にならなかったのかも知れません。

 

10分後、火葬は無事に終了しました。

 

この時点で雛ちゃんが綺麗にお骨になったことは確認できたのですが、問題は、温度が下がるときでありました。

 

実は、骨というのは、火葬の高熱に晒された後、電源を切り、温度が下がる過程で形状が崩れてしまうことがあるからです。

 

私は、一度、待合室の飼い主さんの元に行き、無事に火葬が終わったことを告げました。

 

そして、温度が下がる段階でも形状が崩れる可能性があることを伝え、その後、もう一度、火葬場に戻ったのです。

 

5分後。

 

火葬炉の温度は扉を開ける目安の300度を切り、私は扉を開け、慎重にトレイを取り出しました。

 

私はこのときのことを思い出すと今でも鳥肌が立ちます。

 

トレイの上の雛ちゃんの小さなお骨は、ちゃんと形状を残したまま、綺麗に残っていたのです。

 

「あぁ・・・」と、安堵感から出た溜め息が出てしまった私は、トレイを持ってすぐに待合室に入り、不安そうな表情を浮かべた飼い主さんに「綺麗に残りましたよ」と報告をしました。

 

飼い主さんはゆっくりとした足取りで私に近づき、自分の目でお骨を確認されたのですが、それを見たとき、思わず涙を滲ませ「残ってる・・・・」とポツリと言った後、優しげな笑みを浮かべられたのです。

 

その後、私は飼い主さんと一緒に骨上げ場に入り、骨壺ではなく、飼い主さんが指定したカプセルを用意しました。

 

今回、飼い主さんは遺骨を骨壺に収めるのではなく、小さなアルミ製の収骨カプセルに収めることにされたのです。

 

理由は2つ。

 

骨壺では一番小さなサイズの骨壺でも、雛ちゃんの遺骨を収めるのには大き過ぎることと、カプセルならいつも持ち歩けるからであります。

 

収骨カプセルは、本来、分骨用なのでありますが、小鳥やハムスター等、小さなペットの飼い主さんは、骨壺ではなく、カプセルに収めることを希望されることがあり、雛ちゃんの飼い主さんも、そちらを選択されたのです。

 

無事に全てのお骨をカプセルに収めた飼い主さんは、そのカプセルを大切そうに両手で包むようにして持ちながら「ありがとうございました」とお礼の言葉をかけてくださったのです。

 

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