2016-03

ブログについて 一つの区切り

いつもブログを読んでくださってる皆さま。

 

こんな私の書くブログを読んでくださって本当にありがとうございます。

 

気が付けば、このブログも間もなく1000回を数えることになります。

 

三日坊主の私がこんなに続けれるとは、正直、自分でも思っていませんでした。

 

ペット葬儀という、ある意味、特種な仕事の日々の出来事とを綴るというのは、見様によっては、それも特種なブログであるように私は感じているのですが、そんなブログでも、続けてこれたのは、ペット葬儀の仕事にしか体験できないことがあり、それを伝えたいという想いがあったからだと思っています。

 

そして、その想いは今後も続くだろうし、同時にブログも続けていけるだけ続けて行こうと思っております。

 

ただ、ブログを始めた4年前に比べ、プレシャスコーポレーションも大きく様変わり、私を取り巻く環境も少なからず変わったように感じます。

 

今では自社会館や納骨堂も完備し、4年前とは比べものにならないくらい、忙しい日々を送っておるのですが、そのようなこともあり、今後、ブログを書くペースを少しだけ落としていこうかなと考えております。

 

はやり、万全な体調があってこそ、仕事もブログもできるものだと思いますし、1000回と、今年度を一つの区切りとして、ブログを含めた仕事のペースの組み立てを変えてみようと思っています。

 

多少、不定期ぎみな更新になるかも知れませんが、私自身、日々の出来事を綴ることは、今では自分の生活の一部になってしまったので、これからもブログは書き続けて行こうと思っております。

 

これからも、よろしくお願いします。

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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「悔いのないお見送りとは」心残り 最終回

「でも、お骨ってすごく大切じゃないですか、だから、やっぱりそれだけは自分の意思で決めるべきだと僕は思うんです」

 

全てのお骨を収骨されたMさんに、私はそう言いました。

 

「・・・そうですね」

 

Mさんは骨壺に綺麗に収まった愛犬ちゃんの遺骨を目にしながら、そう返事をされました後、「でもね、今日、最初は夕方から予約してたと思うんですけど、私が仕事でどうしても無理になって夜になったんです。それでTさんは小学生のお子さんがいてはるんで、あんまり遅くなるのも申し訳なくって・・・・それも気になってたんです」とMさんは言われたのです。

 

「そうだったんですか。確かにそのような事情があれば、時間のことは気になりますよね」と私が言うと、Mさんはうなずき、「ほんまに何から何までTさんにお世話になったし、実際ここの予約とかもTさんがしてくれはったんで、あんまり迷惑かけたらあかんなって思ったんです」と言われました。

 

「でも、お電話くださって、ちゃんと骨も全部、入れれた(収骨)し、本当に感謝してます。ありがとうございました」

 

Mさんは、そう言って深く頭を下げてくださったのです。

 

そして、Mさんが帰られるときになって、「あ!そうや!」と私はハンカチのことを思い出、Mさんに返しました。

 

Mさんはそのハンカチを自転車のカゴに折りたたんで入れ、その上に骨壺を置いた後「いろいろお世話になりました」と、ちょこんと頭を下げ帰って行かれたのです。

 

そのときのMさんの顔は、最初、Tさんと一緒に会館を出れれたときに見せた名残惜しさは消えており、ペットを亡くされた悲しみの中にあっても、その表情は清々しいものでありました。

 

 

弊社プレシャスコーポレーションのお見送りは合同ではなく、全て個別で執り行ってきたのでありますが、そこには「悔いのないお見送りを」という会社理念が存在しています。

 

それは、家族である大切なペットお見送りのとき、予め、時間を制御されたり、見知らぬ人の動向を気にしながら、自分以外の人のペースで形式的な葬儀をしたとしても、それは何の意味も持たないと思っているからであります。

 

今回、Mさんはペットを亡くしたショックから、日頃からお世話になっているTさんに参列してもらうことになり、そのTさんに葬儀会社の決定や、葬儀の予約に至るまで、全てをお任せになりました。

 

そして、Tさんが参列してくださったことは、Mさんにとって大きな支えになり、心強い存在であったことは間違いありません。

 

しかし、そのことで、MさんがTさんに対し、多少なりとも気兼ねの気持ちができてしまい、その分、収骨の方法に関し、一時は自分の意思とは違った形で葬儀を終えられたのであります。

 

もし、Mさんが再び戻って来て、収骨し直さなかったとしたら、後にそのことが、どんな影響をMさんに与えていたかは、私にもわかりません。

 

何事もなく、過ごされてたかも知れませんが、もしかしたら、そのことが気になり、ずっとその事実が暗い影を落とす結果になっていたかも知れないのです。

 

これは、私の理想であり、願望に近い感情なのかも知れませんが、当社でお見送りをされた人には、満足とは言わなくとも、せめて後悔の残るお見送りだけはしてもらいたくないと、常日頃から強く思っています。

 

だから、Mさんが最初に見せた名残惜しそうな表情を見たとき、すごくそのことが気になったのです。

 

ハンカチのこともあり、Mさんにもう一度、ご自身の意思の確認ができたことで、今回は私自身も悔いのないサポートが出来たように感じたのですが、果たしてMさんはどのように思わたのでありましょうか。

 

いずれ、機会があれば、またお話を聞かせてもらえればと思っております。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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「事実と経緯」心残り11

収めきれなかった愛犬ちゃんのお骨をそのままの状態で置いていると知ったMさんは涙ぐまれました。

 

そして「あの・・・それって今からもう一度、そっちに行っても構わないってことですか?」と訊ねられたので、私は「かまいませんよ」と返事をしました。

 

Mさんは「車で送ってもらって思ったんですけど、以外と私の家から近いですよね?」と言われたので、「そうですね、うちは守口でも寝屋川寄りなんで近いと言えば近いです」と、私が答えるとMさんは「そうですよね。コーナンの道を真っ直ぐ行けばいいだけですよね?」と確認をされた後「今から自転車ですぐに行きます」と言われたのです。

 

「わかりました。お待ちしてます」と私は返事をし、「あのお骨壺だけ忘れないで持ってきてくださいね」と伝えました。

 

Mさんは「はい。わかりました」と返事をされた後、電話を切られたので、私は会館で待つことにしたのです。

 

それから20分ほどして、Mさんは会館に自転車で来られました。

 

「早かったですね」と少し驚きながら私が出迎えると、Mさんは少し額に汗で滲ませ「ぜんぜん近かったです^^」と照れたように笑顔を浮かべられたのです。

 

そうやって笑ったMさんは葬儀のときとはまるで印象が違い、私には別人のように見えました。

 

自転車をとめられたMさんに「どうぞ」と私は声をかけ、二人で収骨場に入ったのです。

 

私はまずMさんからお骨壺を預かり、慎重に収められたお骨を、用意していた白い布の上に取り出しました。

 

そして、大き目の4寸のお骨壺を取り出し、Mさんに骨上げ箸を渡した後「先ほどと同じ要領でこちらに入れてください」と告げました。

 

Mさんはうなずき、言われたように、もう一度、お骨上げをやり直すようにして、残っていたお骨も含め、今度は全てのお骨を収骨されたのです。

 

「本当にありがとうございました。」

 

そう言って頭を下げられたMさんに「いえ。とんでもございません」と私は笑顔で返事をしました。

 

Mさんは顔を上げ「でも本当に、私が残りの骨のこと気にしてるって、よくわかりはったですよね」と感心されたように言われたので、私は「帰り際のMさんの表情を見て『もしかしてそうかな』って思ったんですよ」と私は答えた後「でも、どうして小さい骨壺にされたんですか?あのときTさんとどんな会話されたんですか?」と訊ねたのです。

 

「はぁ・・・・」とMさんは苦笑いを浮かべながら困ったような返事をした後、「Tさんは今まで二度、ペットを亡くしてはるんですけど、『そんなん骨なんて全部持って帰るもんと違うよ、実際、私のペットのときは二回とも少しだけ持って帰ったよ』って言われたんで、じゃあそうしようかなって思ったんです・・・」と言われました。

 

なんとなく、お二人の間でそのような会話があったことは、私も察していたのですが、これだけは飼い主さんが決めることであり、いくら目上の人間であっても、流されてはいけないことであると、私は強く感じたのです。

 

「失礼ですが、お二人はどのような間柄なんですか?」と私は葬儀のときから気になっていたことを訊ねました。

 

「あの、Tさんはね、○○(ペット関連のお仕事)をされていて、すごく犬のこととか詳しいんですよ。私も○○(Mさんの愛犬ちゃん)も結構お世話になって、すごく良くしてくださる人なんです。それで○○が亡くなったときもTさんに相談をして、ここ(プレシャスコーポレーション)を教えてくれたんも、Tさんだったし、私ショックで何も出来なかったんですが、予約もしてくれて、葬儀にも付いてきてくださったんです」とMさんは説明をしてくださったのです。

 

Mさんにとってはペットを亡くすこと自体が初めての経験であり、そんなとき、ペット関連のお仕事をされているTさんが傍に居てくれるのは、とても心強いことあったのは間違いありません。

 

それに一人でペット葬儀会館に来られた皆さんが、「一人で来るのがすごく心細かった」と、よく口にされるのも事実であり、おそらくMさんもTさんが居なければ、不安な気持ちに包まれたままお見送りを終えられていたと思います。

 

そのような状況下で、Mさんが自分の考えを捨ててまで、Tさんの意見に従ったのも、ある意味、仕方のないことなのかも知れないと、私はMさんの話を聞いて感じたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「本心」心残り10

私はMさん達が帰られた後、Mさんの愛犬ちゃんの残ったお骨をそのままにして待つことにしたのですが、30分たっても電話はありませんでした。

 

よくよく考えてみると、葬儀が終わってから、わざわざ電話をかけてこられて「やっぱり骨を全部収骨したいので置いていてください」と言われることなど、ないことだと私は感じたのです。

 

収骨場には、Mさんが骨壺に収めきれなかった愛犬ちゃんのお骨があり、私は、Mさんが帰り際にそのお骨を寂しげな目を思い出していました。

 

一度、合同の永代供養の棺に納めると、二度と愛犬ちゃんのお骨だけを取り出すことは出来ません。

 

それがわかっていたからこそ、私はためらい、Mさんからの連絡を待とうと思ったのです。

 

そして、Mさん達が帰られて50分経ち、(もう電話はないだろうな・・・)と思った私は、愛犬ちゃんのお骨を合同永代供養に移そうと立ち上がりました。

 

そのとき、収骨場の手前に位置する待合室のソファーの下にハンカチが落ちていることに気付いたのです。

 

それを見た私は、すぐにMさんのハンカチだと気づき、思わず「あ!」と声が出てしまいました。

 

同時に、これで、こちらから電話ができる理由ができたと思ったのです。

 

私はもう一度、Mさんの依頼申込書を手にし、連絡先である携帯電話に電話をかけました。

 

数コール後「もしもし?」と不安そうな声のMさんが出たので、私は「プレシャスコーポレーションです。たったいま○○ちゃん(愛犬ちゃんの名前)の葬儀の担当をさせていただきました野村です」と名乗ると、Mさんは「あぁ・・・はい」と返事をされたのです。

 

「なにか・・・?」とMさんが訊ねられたので、私は「あの、ハンカチを忘れておられたので電話させていただいたんです」と言うと、Mさんは「ハンカチ?」と少し驚いたように言われた後「あ!ほんまや・・・」と独り言のように言われました。

 

「どうしよう・・・」

 

困惑気味にMさんはそう言われたので、私は「Tさんとはもう?」と訊ねると、Mさんは「はい。送ってもらって、そのまま、もう帰られたんです」と返答されました。

 

この時点でMさんがTさんと一緒にいないとわかった私は「ハンカチを取りにこられるなら保管しときますし、来られるお時間がないのであれば、郵送させてもらってもいいですよ。それと、Mさん、もう一つだけご確認させてもらいたいことがあるのですが、いいですか?」と話を切り出したのです。

 

Mさんは少し押されたような声で「・・・なんですか?」と聞かれたので、私は「Mさん、本当はお骨を全部、持って帰りたいと思われてたんじゃないんですか?」と、単刀直入に聞きました。

 

そう言われたMさんは「え?」と驚いたな声を発した後「ええ・・・最初はそう思ってたんですけど・・・遅くなったし、時間がかかったらTさんにも悪いから小さい方にしたんです・・・なんでわかったんですか?」と聞かれたので、私は「最初、私と二人のときにお話したとき、全部収まる4寸のお骨壺にされたのに、Tさんが戻ってこられてから小さい3寸にされたじゃないですか。それに帰り際に残ったお骨を見つめてらっしゃったので、そうじゃないのかなと思ったのです。」と私は答えました。

 

私は続けるように「それで、何かそのことが気になって、○○ちゃんのお骨、永代供養には納めずに、お帰りになられたときのままの状態にしてるんです。もし、全部収骨されたいのなら、後日でも構いませんので、大きいサイズに変えて全部収められますか?もとろん、それまではこのままの状態で保管しときますので」と私は伝えたのです。

 

私がそこまで言った後、通話が途切れたように、Mさんは少し黙り込まれたようになりました。

 

数秒ほど、なんの応答もないので電話が途切れたのかなと思いスマホの画面を確認したのですが、電波は繋がっていたので、私は「もしもし?Mさん?」と確認をするように呼びかけました。

 

すると、少ししてMさんの鼻を啜る音が聞こえ「・・・はい。聞こえてます」と返事をされた後、涙ぐんだ声で「ありがとうございます・・・」と言われたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「名残惜しさ」心残り9

火葬炉の温度が下がり、私はお骨を取り出し収骨場に運びました。

 

「どうぞこちらに」

 

私はMさんとTさんに声をかけお二人は静かな足取りで収骨場に入られたのです。

 

「あぁ・・・・」

 

そう声を漏らされたMさんは、左手で口元を隠されるような仕草をされ立ち止まられたのですが、Tさんは、そのままお骨の前まで歩み寄られ「すごく綺麗に残ってる・・・」と溜め息を吐くようにしながら言われました。

 

「そうですね・・・健康な骨ですね。ほぼ原形に近い形で残ったと思います」

 

私は自身の感想を含めたようにして言いました。

 

そのとき、Mさんも、もう数歩、歩み寄られ、あらためてお骨になった愛犬ちゃんを見られたのです。

 

私は、お二人にお骨の説明をした後、骨上げ箸を渡しました。

 

この段階で私は(やはり3寸では全部収まりきらないな・・・)と思いながら、お二人がお骨上げをされる様子を見守っていたのですが、MさんもTさんも、ほぼ無言でお骨を拾われていました。

 

そして、Mさんが後ろ足の大腿骨を箸でつままれたとき「足の骨は4本とも入れたほうがいいですか?」と質問をされたので、私は「そうですね、最後に頭を入れないといけないので、4つ全て入れたら、スペースがなくなるので、前足と後ろ足と1つずつの方がいいかもしれないですね」と助言するようにして、そう返答しました。

 

Mさんは無言でうなずき、言われた通り、前足と後ろ足のお骨をそれぞれ1本ずつ収め、その後も各骨の部位を少しずつ収めるようにしながら、残ったスペースに頭部のお骨をお骨壺に収められたのです。

 

一応、主骨とされる部位のお骨は収めることができたのですが、3寸のお骨壺に収まったのは全体の7割程度でありました。

 

Mさんは最後に喉仏の骨を収められ、収骨を終えられたのですが、そのとき「残った骨はどうなるんですか?」と訊ねられたので「そのまま永代供養になるので2階の合同供養の棺に納めることになります」と私は返答したのです。

 

「そうですか・・ちゃんと供養してくださるんなら・・・はい」とMさんは自分に納得させるようにして言われたのですが、私はその口調が妙に引っかかり、無言でMさんの顔を見ました。

 

(やっぱり全部お骨を持って帰りたい)

 

Mさんがそのように言われるのではないかと、内心、その言葉を待っていたのですが、Mさんは、その後、何も言わずバックから財布を出され、代金の支払いを済まされたのです。

 

私からお釣りと領収書を受け取ったMさんに「じゃあ行こうか」とTさんが声をかけられ、お二人は会館を出られたのですが、ホールを出る間際、Mさんはもう一度、振り返り収骨場に残されたお骨を見られたのです。

 

ほんの数秒間の視線ではあったのですが、その目は名残惜しさが滲んでいたように私には見えました。

 

このとき、私は(Mさんはきっと全てのお骨をお骨壺に収めたいと思っていらっしゃる。でも、Tさんから何かを言われ、そのことが言いにくいのか、あるいは時間を気にされていたTさんの手前、言い出せなかったのかも知れない)と強く感じていたのです。

 

Tさんが運転する車で帰って行かれたお二人を、会館前で見送った私は、もう一度、会館に戻り、申込書を見てMさんの住所を確認しました。

 

Mさんの住所は寝屋川市でありました。

 

火葬のとき、Tさんは「四条畷」と仰っていたことを思い出した私は、お二人は別の町に住んでいて、付き添いのTさんの車でMさんを乗せてこられたのだろうと思いました。

 

会館の前を通っている163号線を、そのまま東に向かうと、すぐ門真市に入り、その隣にあるのが寝屋川市で、さらにその隣が四条畷市という位置にあります。

 

Mさんの自宅までは車で10分くらいの距離だったので、私は少なくとも30分はMさんから電話があるのを待とうと決めました。

 

そう、MさんはTさんと別れた後、もう一度、お骨ののことが気になって電話をかけてこられるかも知れないと、私は思っていたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「火葬が終わるころ」心残り8

火葬が中盤に差し掛かった頃、Mさんにお骨壺とサイズとお色を決めていただきました。

 

そのとき、Mさんは来館されてから初めて笑みを見せられ、私も心なしか、ホっとした気持ちになり、もう一度、斎場に戻ったのです。

 

私は火葬炉の小窓からお骨の状態を確認したのですが、愛犬ちゃんのお骨もしっかりとしたものであり、おそらく、このまま綺麗な状態を保って終えることができると感じました。

 

そのとき、Tさんがお車で戻って来られ、私は小さく頭を下げて挨拶をし、Tさんも「どうも」と声をかけてくださり、そのまま斎場を抜けて待合室に入られたのです。

 

待合室に戻られたTさんに、Mさんはお骨壺を見せながら、何やら話されていたのですが、斎場からは会話の内容までは聞き取れませんでした。

 

そのとき、TさんはMさんの隣の席に座られたのですが、少しだけ困惑した表情をされていたのです。

 

それからTさんはMさんに何かを説明されているようだったのですが、その説明を聞いているMさんの表情も少しだけ曇っていくように見えた私は、気になったので、待合室に入ったのです。

 

私が待合室に戻ったとき、Mさんが「・・・そうですね。わかりました・・・そうします」と返事をされているところでありました。

 

そして、Mさんが私に「すいません・・・」と声をかけられたので返事をすると「やっぱり小さい方の骨壺に変えてもいいですか?」と言われたのです。

 

「それは構いませんが・・・小さい方だと全部収まりきれないかも知れませんが構わないのですか?」と訊ねると、Mさんが答える前にTさんが「でも、普通、こういうのって全部拾わないですよね?人間の場合でも一部っていうか、代表的なとこを拾って骨壺に収めるんじゃないんですか?」と質問するように言われました。

 

私は「そうですね、人間の場合、特に関西ではそのような収骨が定着してますが、小型のペットの場合、人間ほどお骨も大きくないこともあり、全部収めることも少なくはありません。とくに当社は個別葬専門でやってますし、お骨壺のサイズが大きくなっても追加料金がかからないので、半数以上の人は全部収められていますね」と返答しました。

 

その説明を聞いたTさんとMさんは共に無言で考えるような表情をされていたのですが、Mさんが顔を上げ「でも、小さい方でいいので」と控え目な口調で言われたのです。

 

「わかりました」

 

私はそう返事をし、一つ小さな3寸の骨壺を用意させてもらうことにしたのです。

 

そのとき、待合室は何とも言えないような沈黙に包まれたのですが、飼い主さんであるMさんが、そう決められた以上、それに従うことしかできず、私は骨壺を交換した後、再度、斎場に戻ったのです。

 

ちょうどそのとき、火葬が完全に終わり、Mさんの愛犬ちゃんはお骨になっていました。

 

そのお骨は真っ白でとても綺麗な状態を保ったままであり、お骨の量からすると、やはり3寸では全て収まりきらないなと私は感じたのです。

 

何気に待合室に目をやると、Mさんはうつむき加減で、Tさんも顔を上げていらしたのですが、無言のままでありました。

 

Tさんが車をとって戻ってこられてすぐ、お二人の間でどのような会話があったのかは、わからなかったのですが、そのときにTさんが何かを助言され、Mさんがそれに従うようにお骨壺のサイズを小さくされたのは間違いないと私は思っていました。

 

そのことでMさんが納得してるのであれば、何も問題ないのですが、私にはMさんは内心、納得していないのではないかと、気がかりであったのです。

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「火葬のとき」心残り7

これは、私個人の意見ではあるのですが、葬儀を1つのセレモニーと考えたとき、ご火葬までがお見送りの9割を占めていると思っております。

 

どんなに悲しみが深い飼い主さんであっても、火葬の間の待ち時間に少しは平静さを取りも出されるのも事実で、あとは静かな気持ちでお骨上げをされるからであります。

 

Mさんにとって、つらく、悲しい見送りではあったのですが、火葬が始まったことで、私は少し安堵して、火葬炉の温度調整をしながら火葬を見守りました。

 

Mさんも、Tさんに支えられるようにしながら、待合室の方に入られたのですが、まだ目は虚ろな感じでありました。

 

そして、火葬開始後10分ほど経過したときでありました。

 

Tさんが一人で斎場に戻って来られ、「後、だいたいどれくらい(時間が)かかりますか?」と訊ねられたので、私は「火葬そのものにかかるのは20分ほどです。その後、5分ほど火葬炉の温度が下がるのを待ってから出しますので、約30分ほどですかね」と答えました。

 

私の返答を聞いたTさんは無言で数度うなずいた後「そしたら、その後はお骨拾いするだけだから、かかっても後1時間以内には終われる感じですか?」と聞かれたので、「そう・・・ですね。何事もなければ、それくらいには全て終われると思います」と伝えたのです。

 

Tさんとそんな会話をしているときに、そういえば、お二人は歩いて会館に来られたことを思い出し「お近くの方なんですか?」と私は訊ねました。

 

Tさんは「いえ、四条畷です。まあ、近いといえば近いですが」と返答されたのですが、四条畷とは会館のある守口市から国道163号線で繋がっているので、車なら15分ほどの距離であります。

 

「四条畷ですか・・・車なら近いですが、電車で来られたのですか?」と私が訊ねると、Tさんは「いえ、車で来ました」と返答されたのです。

 

「え?歩いて会館に来られましたよね?お車はどこに?」と、さらに私が訊ねると「ここを気付かず、前を通り過ぎてしまったので、すぐそこのタイムス(コイン駐車場)に入れたんです」と、Tさんは少しだけ照れくさそうにして言われました。

 

「そうでしたか。もし良ければ、この時間(火葬の待ち時間)にお車を取りに行かれたらどうですか?駐車場もありますので」

 

私がそう言うと、Tさんは納得したようにうなづき、「そうですね・・・じゃあそうします」と言って、待合室にバックを取りにいかれ、歩きながら「車とってきます」と告げ、斎場を抜けて会館を出て行かれたのです。

 

そのころ、火葬炉の温度も安定し、私は待合室に一人残される形になられたMさんが気になったのもあり、一度、待合室の方に入り、一礼してから「火葬に要する時間は後20分ほどです」と報告するように伝えました。



 

Mさんはハンカチで口元を押えながら「はい」と返事をされながら、チョコンと頭を下げました。

 

比較的、しっかりとしたお返事だったこともあり、私はそのタイミングでお骨を納めるお骨壺のサイズを決めてもらうことにしたのです。

 

お骨上げの手法として、大きく分けて二つ選択肢があります。

 

これはペットに限らず、人間の場合でも同じなのですが、簡単に説明すると、お骨を全て骨壺に収める関東式と、お骨の各部位の一部ずつのみを収める関西式であります。

 

弊社プレシャスコーポレーションでは全て個別で葬儀及び火葬を執り行うこともあるのですが、ペットの場合、大型犬以外は人間に比べても骨が小さいこともあり、全て収骨する関東式を選択される人が7割を占めます。※当社統計

 

Mさんの愛犬ちゃんは小型犬であり、関西式な3寸以下でも納まるのですが、おそらくMさんは愛犬ちゃんのお骨を全部収骨されたいと思っておられるはずだと、ここまでの経緯から感じていた私は「このサイズなら全てお骨を収めれましよ」と私は4寸のお骨壺を、Mさんの前に差し出しました。

 

机の前に置かれたお骨壺を見たMさんは「これ、大きなサイズになったら料金が上がるんですか?」と質問をされたので、私は「いえ。全てセット料金に含まれていますので、サイズが大きくなっても料金は同じです」と私は答えました。

 

Mさんはうなずき「じゃあこれでお願いします」と、そのとき会館に来られて初めて笑みを浮かべられたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「別れのとき」心残り6

出棺し、いざ火葬炉の前にペットを抱いて立ったとき、なかなか踏ん切りがつかないようなことは、よくあることであります。

 

もうペットは死んでしまった・・・

 

早く天国に逝かせてあげなきゃ・・・

 

飼い主さんであれば、そのことは重々にわかっておられるものです。

 

そんなことは葬儀をご依頼した時点でわかっておられるのです。

 

でも・・・それでも、離すことができない、離れたくないという想いは多かれ少なかれ最愛のペットを喪った飼い主さんなら持たれるものであり、まさしく、このときのMさんがそのような状態でありました。

 

こんなとき、私は絶対急かすことがあってはならないと思っており、飼い主さんが自分の意思で区切りをつけないとお見送りの意味を持たないとさえ思っているので、Mさんが落ち着かれるまで待つべきだと強く感じたのです。

 

これは、家族葬、つまりご家族やご夫婦でペットのお見送りをされたときにも当てはまることなのですが、葬儀というのは一番悲しみが深い人のお気持ちを尊重し、その人のペースに他のご家族が歩調を合わせるようにして進むことがよくあります。

 

ペットが死んでしまって自分も悲しい。けれど○○はもっと悲しいはずだ・・・

 

家族や夫婦間でそう感じたとき、自分の悲しみを堪えながら、無意識にその人を支える側に専念するようにされる光景を私は幾度となく見てきたのですが、そのようなとき、もちろん我々葬儀屋もその人のペースでセレモニーを進行することを無意識のうちにやっていることがあります。

 

でも、家族によっては、それがわかっていても歩調が合わないこともあり、ペットのお別れに踏ん切りがつかない家族に対し「キリがないやろ。ええ加減にせーよ」と厳しい言葉を投げ掛けるようなこともあるのです。

 

ある意味、これは家族間だから言えることでもあると思うのですが、そんなとき私は必ず、「○○さんがお別れできるまで待ってあげましょう」と、他のご家族の方に忠告するようにしています。

 

しかし、これが今回のMさんとTさんのようにご家族でないようなとき、下手に忠告などすると、出過ぎた行為だと、とられることもあり、それ故に、その判断も難しくなるのです。

 

この段階であってもMさんとTさんがどのような関係なのかがわからなかったのですが、Tさんは泣きじゃくるMさんに対し、少し困惑されておられるように私には見えました。

 

私もそんな二人の間でどうすれば良いのか判断に迷っていたのですが、TさんもMさんの少し後方でかける言葉を探されているようにされていたのです。

 

そして、斎場には前の道路を行き交う車の音と、Mさんのすすり泣く声だけが聞こえていました・・・

 

私は少し間を置き、Mさんのところに歩み寄りながら「一度、ホールの方に戻りましょう」と小さな声で伝えました。

 

Mさんは少しの沈黙の後「すいません・・・本当にもう少しだけでいいのでこのままにさせてください」と、涙を流しながらもしっかりとした口調でそのように言われたので、私は「・・・わかりました」と返事をし、静かに立ち上がり、元の位置に戻りました。

 

そのとき、後方のTさんと目が合ったのですが、Tさんも無言ながら、コクっとうなずかれたのです。

 

それから数分後、Mさんは幾分か平静になられ、「すいません。。。」と言って愛犬ちゃんを再び火葬炉の前に優しく置かれた後、私を振り返り「お願いします」と、力なく頭を下げられたのです。

 

そう言われ、私はMさんと入れ替わるようにして、火葬炉の前に立ち、あらためて愛犬ちゃんを、専門トレイごと抱きあげ、火葬炉に納めました。

 

火葬炉の扉を閉める前、振り返ってMさんを見たのですが、Mさんは合掌をしながら深く目を閉じておられたので、その姿を確認した後、私は火葬炉の重く冷たい扉を閉めたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「揺らぐ決心」心残り5

火葬炉の前で愛犬を抱きしめたまま泣き崩れるMさんの姿を見て、私はお付き添いのTさんに「一度、ホールに戻ってMさんが落ち着かれるのを待ってあげましょう」と、小さな声で耳打ちをしました。

 

Tさんは無言でうなずきながら「でも、次(の葬儀)控えてるんじゃないんですか?」と聞かれたので「はい。でも、このようなことも考慮して長めの時間配分をしてますんで、まだお時間はあります」と返答をしました。

 

それを聞いたTさんはしばらく考えるような表情をされた後、Mさんに歩み寄り「Mちゃん・・・どうしても決心つかへんねんやったら一回、中に戻ろうか?」と声をかけてくださいました。

 

しかし、Mさんは即座に首を振り、絞り出すような声で「大丈夫です・・・・」と返事をされた後「でも、もう少しだけ待ってください」と涙ながらに言われたのです。

 

そして、それから2分ほど、Mさんは愛犬ちゃんを抱きしめ、時折、頬擦りするようにして愛犬ちゃんの体に顔を優しく押し当てるようにされた後、ゆっくりと愛犬ちゃんを火葬炉の前に置かれました。

 

それを確認した私は静かにMさんの隣に移動し、「構いませんか?※(火葬炉に納めても)」と確認をしたのです。

 

Mさんは両手で口元を押えながら小さくうなずかれ、強く瞼を閉じました。

 

私は専門トレイの上の愛犬ちゃんの姿勢を正し、静かに持ち上げた後、ゆっくりと火葬炉の中に納めました・・・

 

このとき、Mさんの悲しみはピークに達し、嗚咽をあげながら泣き崩れ、力が抜けたようにその場にへたり込んでしまわれたのです。

 

そんなMさんの姿を見て、私は火葬炉を閉めることが出来ず、扉のレバーに手をかけたまま、立ち竦みました。

 

TさんはMさんの後方から抱くようにして起こしてあげ、私に「お願いします」と言われたのです。

 

私はTさんにそう言われ、ためらいながらも火葬炉の扉を閉め、ロックしました。

 

そのとき、Mさんが「待ってください。もう一回だけ○○(愛犬ちゃんの名前)に触らせてください」と涙ながら言われたのです。

 

その声を聞いた私は即座にロックを解除し、火葬炉の扉を開けました。

 

そのとき、Tさんが「Mちゃん。○○ちゃんも頑張ったんやから、Mちゃんもしっかりせんと」と少し強めの口調で言われたのですが、Mさんはその声に耳を貸さず開かれた火葬炉を見つめておられたのです。

 

私は火葬炉から愛犬ちゃんを出してあげ、優しく抱き上げた後、振り返ってMさんに差し出すようにして手渡しました。

 

愛犬ちゃんを受け取ったMさんは、愛犬ちゃんの体に顔を埋めるようにして泣かれ、その後方に居たTさんは視線を上にさせながら小さく溜め息を漏らされたのです。

 

 

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「離したくない」心残り4

出棺を迎え、愛犬ちゃんを抱いたまま、火葬炉の前に立ったMさんは肩を揺らせて泣かれました。

 

私とTさんは暫しの間、静かにそのお姿を見守っていたのですが、そのときTさんが振り返り、会館の時計をチラっと見られたのです。

 

もしかして、付き添いのTさんは葬儀が夕方から夜間になったことで、お時間を気にされているのかも知れない・・・

 

そう言えば、電話もらったときも「どれくらい時間がかかるんですか?」と、所要時間を気にされていたことを私は思い出したのです。

 

しかし、お見送りのセレモニーの中での、この場面。

 

つまり火葬前にペットちゃんから手を離す瞬間が、飼い主さんにとって、もっとも悲しくつらい場面であり、当社ではどんなことがあっても飼い主さんのペースと判断でしてもらうようにしており、急かすことは絶対にあってはならないと考えております。

 

それ故、飼い主さんによっては数分、場合によっては数十分、時間を要すこともあり、中にはどうしても「できない」とペットちゃんと離れられない人もいらっしゃいます。

 

そんなときは、時間の許す限り、飼い主さんの決意が固まるまでお待ちするのですが、どうしても決心できないときは、一度、葬儀を中断し、後日に実施してもらうことも可能であります。

 

もちろん、そのようなときもキャンセル料金等の追加料金がかからないように設定し、ご依頼者である飼い主さんにも、そう説明しているのですが、それは「飼い主さんにとって悔いの残らないお見送り」をしてもらうためであり、それ以上でもそれ以下でもありません。

 

創業以来、合同は一切せず個別火葬を実施してきたのも、この場面を大切にしたいという我々プレシャスコーポレーションの理念の主幹からでありました。

 

つまり、当社は飼い主さんの意志で区切りを付けなければ、お見送りの意味がないという考えなのであります。

 

火葬炉に入ってしまった後、二度と生前と変わらぬペットの姿を見ることはできません。

 

次に火葬炉から出てくるときはお骨の姿に変わって出てくるのです。

 

言葉にすれば残酷なことであるのですが、それが火葬であり、お見送りの儀式でもあるのです。

 

 

火葬炉の前に立つMさんは愛犬ちゃんを納めることを躊躇っておられる様子でありました。

 

そんなMさんにTさんがゆっくりと歩み寄り、耳元で優しく「はやく天国に送ってあげよ」と声をかけておられました。

 

Mさんは泣きながら頷いたものの、一向に愛犬ちゃんを手離すことが出来なかったのです・・・

 

 

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