2016-02

「申し訳なく思う気持ち」先立つ悲しみと、遺される寂しさ 7

Qちゃんの遺骨と対面したMさんは少しの間、お骨を見つめておられました。

 

そして私もゆっくりと歩み寄り、Mさんにお骨の各部位を説明させてもらったのです。

 

Mさんは私の説明に耳を傾けながら、時折「これは何処?」と質問をされながら、丁寧な箸使いでお骨上げをされていました。

 

約15分ほどかけてMさんはお骨上げを済まされたのでありますが、収骨をした五寸のお骨壺を手にされたとき、「お父さん(旦那さん)のより大きいわ」と少し笑みを浮かべられたのです。

 

そんなMさんに私は「関西では人間の場合、各部位を少しずつ収骨することが主流となっているので、お骨壺も小さくなることがあるのですが、ペットの場合、人間に比べて骨も大きくないこともあって、全てのお骨を収骨するのが主流になっています。だから逆にお骨壺が大き目になるんですよ」と説明をさせてもらいました。

 

Mさんは無言でうなずきながら「そうですか・・・」と優しげな表情を浮かべておられました。

 

私はそのタイミングでMさんが出棺のときにQちゃんに投げ掛けられた「心配いらんからね・・・」という言葉の意図を訊ねたのです。

 

Mさんは少し目尻を下げて「ああ。あれね」と前置きをした後「まあQちゃんと二人で生活してたからね、いつもQちゃんに『私を一人置いていかんといてや』ってよく言うてたんですわ・・・まあ半分冗談で半分は本音やったんですけどね・・・」と話し出してくださいました。

 

Mさんは続けるように「もう立たれへんようになったときね、Qちゃんは首だけ起こして私の顔をね・・・・悲しそうに見てやったんですわ・・・・もう、そのときの顔がね・・・なんて言うたらええんやろ・・・ほんまに申し訳なさそうやったんですわ・・・」と、そこまで話されたとき、涙で言葉を詰まらされたのです・・・

 

「申し訳なさそう?だったんですか?」と私が聞くと、Mさんはうなずき「そう・・・それがね、寝たきりで世話かけるとかそういうんじゃなくってね、本当に『もう自分は長くない』って悟ったうえで『先に逝ってしまうけどごめんなさい』って言いたそうな顔でね・・・」とMさんは仰ったのです。

 

少し沈黙があり、Mさんは鼻を啜るようにして居間にティッシュを取りにいかれました。

 

ティッシュで涙を拭いながら戻ってこられたMさんは、もう一度、正座をし、ちょうど私に向き合うようにして座られた後、お骨壺を膝の上に置き「ほんまに優しい子やった・・・」と溜め息を吐きだすように言われたのです。

 

Mさんは「犬でも長いこと一緒に住んでると気持ちが通うもんでね、Qちゃんは何でも私のことわかる子やったからね・・・あの時ねQちゃんは自分が死ぬ怖さとか悲しさよりもね、私が一人になってしまうことを心配してくれてやったと思うんです・・・・だからね『私は大丈夫やから心配いらんからね』って言うたんですよと、涙を流しながら説明してくださったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「お骨と対面」先立つ悲しみと、遺される寂しさ 6

会館に戻った私はQちゃんをセレモニーホールの祭壇に寝かせた後、読経を上げさせてもらいました。

 

そしてお焼香をあげた後、Qちゃんと一緒に斎場に移り、Qちゃんを火葬炉に納め、火葬炉の点火ボタンを押したのです。

 

比較的、体格の良かったQちゃんの火葬が終わったのは50分後でありました。

 

そこから約10分、火葬炉の温度が下がるのを待ち、お骨になったQちゃんを取り出したのです。

 

16歳と、中型犬にすれば高齢であったため、私は多少、お骨の状態が気がかりであったのですが、Qちゃんのお骨はとても太く立派なものでありました。

 

肝臓と膀胱付近が少し黒ずんでいた以外、お骨自体も白く綺麗な状態で残り、私は思わず「ふ~綺麗な骨やな・・・」と溜め息をもらしたのです。

 

その後、お骨をトレイごと車に運び、そのタイミングでMさんに「今、無事に火葬が終わりました。これからそちらに戻ります」と電話をしました。

 

「あ、そうですか・・・はい,お待ちしてます」

 

Mさんは少し控え目な声で、そのように返答され、私は電話を切ってすぐにMさん宅に向ったのです。

 

会館からMさん宅は車で10分ほどの距離でありました。

 

ナビがなくてもすでにMさん宅までの道を覚えていた私は後部のお骨が車の振動で崩れないように慎重に低速で車を走らせたのです。

 

そして、Mさん宅に到着した私は、先にお骨上げをされる場所をMさんに確認をし、骨上げ箸を用意し、準備を整えました。

 

それからQちゃんのお骨を車から降ろしMさん宅に運んだのです。

 

Qちゃんのお骨を初めて目にされたMさんは「ああ~~・・・・」と、口元を両手で覆うようにしながら長い溜め息をはかれた後「まあ・・・こんなにちゃんと残るんですか・・・・」と感心されたように言われたのです。

 

「そうですね。Qちゃんは年齢の割にはお骨はすごく丈夫だったようで綺麗に残りました」と、私は自分の事のように少し誇らしげに返答しました。

 

Mさんはお骨をまじまじと見ながらあっけにとられたように「そうなんですか・・でも私、てっきり、もっと粉々になって手の平にのるくらいの量になって戻ってくるんやって思ってましたわ・・・・」と少しだけ口元をほころばせたのです。

 

そしてMさんは、さらにお骨に顔を近づけ「ほんま・・・綺麗な骨やわ・・・ちゃんとQちゃんの面影もわかる・・・」と独り言のように言われ、笑顔になりながらも、少しだけ目に涙を浮かべられたのです・・・

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「もっとも辛い場面」先立つ悲しみと、遺される寂しさ 5

Mさんは、その後もQちゃんの体を撫でてお別れをされていたのですが、そのとき、前日に来ておられたご近所のご友人の方が来られたのです。

 

「おはよう」と声をかけたご友人さんに、Mさんは顔をあげ「ああ。おはよう。来てくれたん?」と笑顔で挨拶を交わされていました。

 

友人さんは「もう行きはんの?」と私に訊ねられたので「ええ。もう少しMさんがお別れをされてから」と、小さな声で返事しました。

 

そして、Mさんは「さあ・・・・」と溜め息交じりに言われ立ち上がり「じゃあお願いします」と私に頭を下げられたので「はい」と私は返事をした後、車に持参した棺を取りに行きました。

 

そして「構いませんか?」とMさんに確認をした後、Qちゃんを棺に寝かせてあげ、もう一度、Mさんに向き直り「今から会館に戻り、火葬に入ります。火葬に要する時間は約1時間ほどなのですが、その後、お骨上げはどうされますか?」と訊ねたのです。

 

Mさんは「お骨・・・どうするとは?」と聞かれたので、私は「はい。そのまま私がお骨上げもさせてもらい、お骨壺に収めてお返しすることも出来ますし、あるいは火葬後、そのままの状態でこちらに戻って来てMさんご自身でお骨上げをすることも可能なんです。どちらがよろしいですか?」と説明をし、再度、確認をしました。

 

Mさんは引取り一任火葬をご依頼されていたので、お骨上げも我々葬儀屋側がするものだと思っていらしたようで「そうなんですか・・・」と、少し困惑したような表情をされていたのですが「どっちがいいやろ?」と友人さんに相談するようにした後「やっぱり自分で拾ってあげたいから、させてもらいますわ」と言われたのです。

 

「わかりました。では、火葬が終わって、こちらに向かうときに、お電話します」と私は伝えました。

 

「お願いします」と頭を下げられるMさんに、私も棺を手にしたまま頭を下げた後、車の後部に棺を納め、車に乗り込みました。

 

車が出発する前、Mさんは車に歩み寄り、棺の納まった車体後部を擦りながら「じゃあねQちゃん・・・」と涙を流されていました・・・

 

実は引取り一任火葬で、もっともつらくなるような場面は、まさしくこの時なのであります。

 

安置されていたペットちゃんを棺に納めるタイミングは飼い主さんに決めてもらったとしても、車に乗せた後、車を出発させるタイミングは自分で決めなければなりません。

 

車を出発させるというのは、飼い主さんの手を車から引き離すことでもあり、それ故につらい判断なのであります。

 

私はバックミラーでMさんの姿を確認しながら極力ゆっくりとアクセルペダルを踏みました。

 

車はゆっくりと前進し、そのときMさんの手が車から離れたのですが、Mさんは手を降ろすのが口惜しいかのように、手はそのままの状態で顔だけが車を追っておられました・・・

 

私はそのまま車を発進させたのです・・・

 

最初の角を曲がるまでの間、約80m。

 

私は可能な限り低速で走らせました。

 

そして、曲がり角の手前でウインカーを出し、ゆっくりと右にハンドルをきりました。

 

曲がる寸前、ミラーでもう一度、Mさんの姿を確認すると、Mさんは両手で顔を覆うようにしながら立ち竦まれており、友人さんが、そんなMさんを支えるように腰に手をあてておられたのです。

 

車は曲がり角を曲がったとき、ミラーから完全に二人の姿が消え、私は後ろ髪を引かれるような思いを感じながら、そのまま火葬をするために会館に戻ったのです・・・

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「心配いらんからね・・・」先立つ悲しみと、遺される寂しさ 4

翌日、私は再びMさん宅を訪問しました。

 

インターホンを押すと、すぐにMさんがドアを開けてくださり、「昨日はごめんなさいね」と声をかけてくれました。

 

Qちゃんは昨日と同じ玄関と居間の間の段差になった所に安置されていたので、私はもう一度、合掌をさせてもらった後、Mさんに「昨日、あれからQちゃんは親交のあった人とお別れできたんですか?」と訊ねました。

 

Mさんはうなずきながら「まあ、親交あったいうても私の友達が3人ほどと、高槻におる息子が夜に来ただけやけどね」と目尻を細めて言われたのです。

 

「そうですか」と返事した私に、「でもね、私にしたら、死んだらすぐに火葬してあげな痛む(状態が進行する)って思うてたんでね、1日多く一緒に居れたことのほうが嬉しかったんです」と、Mさんはしみじみと言われていました。

 

私は無言でうなずき、暫しの間、Mさんと並んでQちゃんを見つめていたのですが、不意にMさんが「ほんま・・・このまま置いておけるもんならずっと置いておきたいですわ・・・」と独り言のように言われたのです。

 

「そうですね・・・ほとんどの飼い主さんが同じようなことを言われます」

 

私がそう言うと、Mさんは「やっぱり・・・皆、同じなんですかね・・・」と言われた後、静かに涙を流されていました。

 

Mさん宅には駐車スペースがなく、Mさんは引取り一任火葬を希望されていました。

 

引取り一任火葬の場合、我々葬儀屋スタッフがペットちゃんだけお預かりして、会館に戻り、火葬をすることになるのですが、そのような場合、私自身が飼い主さんとのお別れのタイミングの見極めに迷うときがあります。

 

どうしても、お引き取りの場合、飼い主さんがペットちゃんだけが連れて行かれるような心境になられ、いざという時、とても悲しい気持ちになられる人がいらっしゃるからです。

 

それがわかるが故に、そのタイミングの見極めはとても大切なんですが、私はこのときMさんの表情から、もう少し時間が必要だと感じていました。

 

私の隣で涙を流しながらQちゃんを見つめていたMさんは、ゆっくりとQちゃんに近づき、Qちゃんが横たわっている段差に腰をおろし、そして、スッとQちゃんの体に手を伸ばされたのです。

 

私はその場でその光景を静かに見守っていたのですが、MさんはQちゃんの体に触れながらポツリと「心配いらんからね・・・」と言われたのです。

 

ペットちゃんとお別れするときに「ありがとう」と感謝の言葉を口にされる方は多いのでありますが「心配しないでね」という意味合いの言葉を口にされる飼い主さんはほとんどいません。

 

というか、私自身、このような場面で聞いたのは初めてだったかもしれません。

 

「心配いらんからね・・・」

 

このようなとき、この言葉には2つの意図が考えられるのですが、それは「あとは天国に逝くだけだから心配しなくていいからね」という気持ちから出る言葉と「私は一人になるけど心配しなくていいからね」という気持ちから出る言葉であります。

 

おそらくMさんは後者の方であったと思います。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

 

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「お別れの時間」先立つ悲しみと、遺される寂しさ 3

Mさん宅のインターホンを鳴らすと、ドアのすぐ向こう側で人の気配がし、ゆっくりとドアが開きました。

 

玄関にはMさんと思しき方と、もう一人、同年代の女性が居て、きょとんとした顔で私を見られたので「プレシャスコーポレーションの野村です」とその場で頭を下げました。

 

奥の方に居たMさんが「あの今・・・電話で明日にって」と言いかけられたので、私は「はいわかってます。でも、もう前まで来てたので挨拶だけさせてもらおうと思いまして」と説明するように伝えたのです。

 

「そうやったんですか。ほんますいません」と丁寧に頭を下げられたMさんのすぐ前に横たわった状態のQちゃんの姿がありました。

 

私が「この子がQちゃんですか?」と訊ねると、Mさんは目に涙を浮かべて小さくうなずかれたのです。

 

「そうですか・・・わかりました。先程、お電話で言われたように明日、御伺いしますので、もしよろしければQちゃんにだけ手を合わさせてもらっていいですか?」と私はMさんに訊ねました。

 

Mさんは優しい表情になり「どうぞお願いします」と、その場で深く頭を下げられたのです。

 

Mさんの玄関先はそれほど広くなかったので、もう一人おられた女性と入れ代わるようにして私は玄関に面した通路に寝かされていたQちゃんに手を合わせました。

 

その光景をMさんは涙を堪えるようにして静かに見守っておられたのですが、後方にいらした女性が「いや・・・私は近所の者やねんけど、Qちゃんが死んだって聞いてすぐ来たんですけど、この人(Mさん)がもうすぐ葬儀屋さんが連れに来るって言うからね、『あんたQちゃんにお別れしたい人もおるんやから、せめて1日くらい家に置いてあげ』って、私が言うたんですわ」と言われたのです。

 

「そうでしたか」と合掌をほどきながら私は返事をし「仰る通り、16年も長生きした子ですから、ご家族以外でもお別れをしたい人はいるでしょうね」

 

そう私が言うと、その女性もうなずきながら「そうですよ。そう思うて言うたんですわ」と大きくうなずかれていました。

 

「でも、ほんまにすみませんでした」と、Mさんがもう一度、謝られたので、私は「いえいえ。車で10分くらいなんで気にしないでください。」と言った後「それより、こちらの方が言われたように生前Qちゃんと親交のあった人には報せてあげてください」とお伝えしたのです。

 

「ありがとうございます」

 

そう言って深く頭を下げられたMさんは、思い出したように顔を上げ「あの・・・このまま明日まで置いていても大丈夫ですかね?」と不安そうに訊ねられたので、私は「はい。今は冬ですし、暖房があたらない場所なら1日くらいは充分に綺麗な状態を保てます。ですからここなら大丈夫ですよ」と返答しました。

 

それを聞いたMさんは安心したような表情になり「そうですか。それならよかった」と、あらためてQちゃんを見つめ「よかったねQちゃん。もう一日一緒におれるね」とQちゃんの喉元を優しく撫でられたのです。

 

少し、その光景を私は見つめていたのですが、お邪魔をしてはいけないと思い「では、明日、御伺いします。」と挨拶をし、外に出ました。

 

そして、Mさんと、ご友人さんも外に出て丁寧に頭を下げて私を見送ってくださったのです。

 

 

Mさんくらいの年代の方は、ペットが亡くなったとき、家に置いておかず、すぐに対応するほうが良いと考えられる人が多いものです。

 

とくにお一人暮らしの方はその傾向が強いように感じるのですが、それには大きく分けて二つの理由があると、私は考えています。

 

1つは、出来るだけ綺麗な状態で見送ってあげたいという気持ちであり、2つ目は亡くなった姿を見ているのがつらいというお気持ちからであります。

 

しかし、Mさんの友人の女性が言われたように、お別れをしたいと思われる人がいるようなとき、そのお別れの時間も大切な時間であると私は思っており、Mさんがお見送りの日を延期されたのは正しいことであると思いました。

 

明日、もう一度、Mさん宅を訪問することになり、考えようによっては二度手間になってしまったのですが、そんなことは関係なく、会館に戻る私の胸はMさんとご友人の気持ちに触れ少しだけ温かくなっていたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「訃報」先立つ悲しみと、遺される寂しさ 2

初めて電話があった日から5日後の朝。

 

Mさんは静かな声で愛犬の死を私にお伝えされたのです。

 

「そうですか・・・」

 

私も小さな声でそう返事をしました。

 

Mさんに限らず、事前にペット葬のお問い合せがあった方より、あらためてペットの死と葬儀依頼の電話があるとき、何とも言えないような気持ちになってしまい、お決まりの「ご愁傷様です」や「お悔み申しあげます」といった言葉を使うのに抵抗を感じてしまうことがあります。

 

うまく説明できないのですが、なんだかとても、業務的で冷めた言葉のように聞こえてしまうのです。

 

だから私はそんなとき、「そうですか・・・」と息を吐きだすように言った後、黙りこんでしまう癖があるのですが、このときもそうなってしまいました・・・

 

Mさんと私。双方ともしばらくの間、黙り込んでしまったのですが、Mさんが沈黙を破るように「そんでね・・・言うてたように火葬してもらって骨だけ返してもらいたいんですけど、かまいませんか?」と言われたのです。

 

「はい。わかりました」と私は返事をした後「ではいつ、そちらに訪問させてもらえばいいでしょうか?」と訊ねたところ、Mさんは「そうやね・・・こうやって(亡くなった愛犬ちゃんを)見とくんもなんかつらいし・・・出来るだけ早く来てもらいたいんやけどね・・・」と、鼻を啜るようにさせて、そのように言われました。

 

「わかりました。では、今日の10時にご訪問させていただきます」

 

そう言った私にMさんは「はい。よろしくお願いします」と言われた後、電話をお切りになられました。

 

このときの時刻は午前8時を少し過ぎでありました。

 

Mさん宅とプレシャス会館との距離は車で15分ほどであったのですが、私はすぐに着替えて会館に向いました。

 

会館に到着して火葬炉の点検等をし終えるた頃には時計は9時30分を指していました。

 

少し早かったのですが、道が込んでることもあるので、私はそのまま車に乗り込みMさん宅に向ったのです。

 

通勤ラッシュが落ち着く時間帯でもあったので、道は比較的空いており、カーナビも目的地であるMさんの住所まで8分と表示していました。

 

私は車を走らせ、Mさん宅まで3分となったときでありました。

 

携帯電話が鳴り、見てみると、Mさんの自宅の電話番号だったので、何かあったのかなと思いながら、私はすぐに電話に出ました。

 

電話の向こうでMさんが、少し慌てたように「あのMです。もうこっち向かってます?」と聞かれたので、私は「はい。出てますけど、どうされたんですか?」と返事しました。

 

するとMさんは「あのね、よう考えたらQちゃんとお別れさせてあげなあかん人もおる思ってね、(火葬)するの一日ずらしてもらおう思ったんです」とは言われたので、私は「そうですか^^わかりました。かまいませんよ」と返事をすると、Mさんは「ああ・・よかった」と安堵したように言われたのです。

 

このときのMさんの返事は、すごく人柄が表れており、すごく温かなものが私には伝わりました。

 

そんな感じで電話を切ったのですが、電話を切ったときにはすでにMさん宅の前に到着していたのです。

 

せっかくなんで御挨拶だけでもしておこうと思った私は車から降りて、Mさん宅のインターホンを押しました。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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先立つ悲しみと、遺される寂しさ

引取り一任火葬。

文字通り、これは、葬儀を執り行わず、我々葬儀会社の人間が、飼い主さん宅を訪問して亡くなったペットちゃんを御預かりし、会館に戻り、飼い主さんの代理として、お焼香をあげさせてもらった後、火葬を実施することであります。

 

弊社プレシャスコーポレーションの会社理念の一つに「飼い主さんの立会い」があるのでありますが、飼い主さんによっては何らかの理由で立会いが出来ないこともあり、そのようなときは、一任火葬としてお請けさせてもらっています。

 

過去にも一任火葬をごご依頼される理由を当ブログで書かせてもらったことがあるのですが、もっとも多いのが自宅がマンション等の場合で、火葬許可がおりないようなときであります。

 

もちろん、そのような飼い主さんのために、当社では会館葬も出来るのでありますが、小さなお子様がいらっしゃるような人や、怪我や病気で外出できないような人は全てを我々にお任せする引取り一任火葬をご依頼されるのです。

 

後、引取り一任火葬をご依頼される人の中にはご高齢の飼い主さんも多くいらっしゃるのですが、そのような場合、お一人暮らしか、あるいは老夫婦さんであることが多く、会館まで亡くなったペットを連れていくことも出来ず、かと言って、世代的な観点で自宅で火葬するのにも「家の前で火葬はね・・・」と少なからず抵抗を感じられることがあられるのです。

 

そのようなとき、「煙も匂いも出ませんよ」と説明はもちろんするのですが、そんなことより、ご近所さんの手前、住宅街でペットの火葬をすること自体に抵抗を待たれてるので、無理強いはせず、そのままペットちゃんだけを御預かりし、会館に戻って火葬を実施するようにしています。

 

門真市のMさんも、そのようなご高齢の女性の飼い主さんで、当社に引取り一任火葬をご依頼された一人でありました。

 

 

Mさんから最初、ペット葬儀についてお問い合わせのお電話をいただいたのは、愛犬であるQちゃんが亡くなる5日前の朝でありました。

 

Mさんは「あの、近所の知り合いから聞いたんですけど、おたくさんはペットの火葬をしてくれはる会社ですか?」と訊ねられたので、電話を受けた私は「はい。そうでございます」と返事をしたのです。

 

「そう・・・いや~まだね、死んではいないんですけどね、私んとこの犬がね、もう長くないんですわ・・・それで、どうしたらいいんか聞いとこ思いましてね・・・」とMさんは少しだけ寂しげな口調でそのように言われたので、私はワンちゃんの種類と大きさを確認させてもらった後、セレモニーの流れを説明しました。

 

そして、私は「いずれにしても、ワンちゃんが頑張っている(生きている)うちは、当然ながら日時も決めれませんので、ご予約はもしものときが来てからでも遅くはありませんよ」とお伝えしたのです。

 

Mさんは「そうですか」と安堵の息を漏らすようにして、そうお返事された後「じゃあ、何かあればまた電話しますね」と電話を切ろうとしたとき、思い出したように「あのすいません。お名前もう一度、教えてもらっていいですか?」と言われたので、「野村と申します」と私が名乗ると、Mさんは「はい・・・のむらさん・・・・ですね。では失礼します」と、丁寧に電話を切られました。

 

Mさんの愛犬のQちゃんは柴犬くらいの大きさのミックス犬で、年齢は16歳でありました。

 

中型犬で16歳といえば、かなりの老犬なのですが、Mさの話によると、Qちゃんは正月を迎えた頃まで、何ら若い頃と変わらないほど普段通りの生活を送っていたのですが、正月が明けてすぐ、体調を崩し、そこから一気に弱っていったそうでありました。

 

電話での会話の中でMさんは「元気やし20歳くらい生きるんかなって思ってたんですけどね~」と溜め息を吐きだしながら言っておられたのですが、その言葉の端からはやりきれない思いが伝わってきたのです。

 

そして、その日から五日後。

 

「前に電話したMという者ですけど、野村さんいらっしゃいますか?」とMさんから電話があったのです。

 

私はすぐにピンときました。

 

「はい。野村です。門真市のMさんですよね?」と確認するように私が返事すると、Mさんは「はいそうです。あの・・・犬がね、今朝方・・・はい」と言葉を飲み込むようにして、そのように言われたのです。

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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大切な存在を見送りをする葬儀に望むもの

「故人のためにも立派な葬儀を」

 

これは一昔前の葬儀屋のお決まりの台詞であります。

 

葬儀屋が言う「立派」とは「豪華」なことであり、「お金をかける=供養」という流れを庶民に植え付け、「そうすることで故人もきっと喜ばれます」と、バブル景気をピークに日本の葬儀費用は世界に類を見ないほど高価なものになってしまったのであります。

 

ところが、近年、密葬や家族葬を中心に扱う小さな葬儀屋も増え、世の中のニーズに合った葬儀を取り扱ってくれる葬儀会社が中心となってきたように私は感じています。

 

このことについては、とても良いことだと思っているのですが、これは葬儀会社の利益本位の営業方針と思い上がりのツケが深刻な「豪華葬儀離れ」を生んだのだと思っています。

 

実際、最近は遺言として「葬儀にお金をかけるな」と家族に残していく人も増えたそうなのですが、裏を返せば「自分はそんなことは望んでいない」ということであります。

 

私の父もそうでありました。

 

豪華なものは不要。

 

ただ、家族や本当に自分を偲んでくれる人達だけに見送ってほしい。

 

そんな強い願いと思いがそこには在るのだと思います。

 

 

ペット葬は当然ながら飼い主さん家族だけによる家族葬が中心であります。

 

稀にご近所さんが大勢参列するようなペット葬儀もありますが、それは遺族が呼びかけたのではなく、訃報を聞いたご近所さんが自主的に参列されるようなときであり、本当にそのペットちゃんのことが大好きだった人のみでお見送りをされるのです。

 

別れの儀式はいつの時代であっても悲しいことに変わりはありません。

 

ペット葬儀の仕事をしてると、人から「毎日、悲しい場面に立ち会ってつらくなりませんか?」と聞かれることがあります。

 

確かに私は毎日のようにペットちゃんと飼い主さんのお別れに立ち会っています。

 

しかし、今まで、そのことをそれほどつらいと感じたことは、私自身、あまり、ありませんでした。

 

それは、きっと当社のお見送りが家族葬であるからだと私は思っています。

 

家族や、本当にそのペットちゃんのことが好きだった人達だけで見送るとき、そこには悲しみの後に優しさや温かさも残り、場合によっては清々しい気持ちになることだってあるのです。

 

もちろん、不慮の事故等でペットが亡くなったような葬儀では、飼い主さん悲しみやショックが深く残り、葬儀が終わってからも引きずってしまうようなこともありますが、それ以上に温かさが残る葬儀の方が多いのも、その要因なのかも知れません。

 

ペット葬儀の席で飼い主さんが旅立つペットにかけられる言葉で一番多いのは「さよなら」と、別れの言葉だと思われがちですが、実はそうではありません。

 

ほとんどの飼い主さんがペットに言われるのは「ありがとう」という言葉なんですよ。

 

だから、私はペット葬儀は「別れの儀」であり「感謝の儀」でもあると思っているのです。

 

そして、これこそが、見送られる側、見送る側、共に望んでいることであると私は思っており、そう感じながら仕事をしています。

 

 

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2月17日に発生した回線トラブルのお詫び

2月17日のひかり回線の際に不具合が発生し、同日の正午から16時の間、フリーダイヤル回線が不通になっていたことが契約電話回線会社、及び工事業者から報告がありました。

 

そのお時間帯にお電話をくださったお客様、取引先会社、関係者に多大なる迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

 

不具合の原因につきましては「業者側の手違い」との報告を受けておりますが、詳しいことはわかっておりません。

 

本日、その詳細と今後の対策について業者サイドから報告を受けることになっております。

 

本当に申し訳ありませんでした。

 

 

プレシャスコーポレーション

スタッフ一同

 

 

 

ペット葬儀の依頼者は、なぜ女性が多いのか?

例えば犬や猫の場合、家族の一員という位置付けのことが多く、家族全員でお見送りされることが多いのでありますが、そのような場合であっても葬儀内容やその会社を決めるのも女性が主導になっていることが多いものです。

 

そして、家族ではなく、個人のペットであることが多い、小動物・小鳥・爬虫類の場合、葬儀を依頼されるのは、男性より女性の方が圧倒的に多いのです。

 

それはどうしてなのか?

 

ペットを飼ってるのが女性が多いとか、そんな単純な理由ではないと私は考えております。

 

ペットを飼っている男女の比率に大きな差はありません。

 

では、どうして、そのペットが亡くなったとき、女性の方が火葬をしてあげ、お骨を大切にするのでしょうか?

 

これは私がこのお仕事をして、お見送りをされる女性の飼い主さんを間近で見て感じることなのですが、そこには女性特有の母性愛が大きく左右しているように感じています。

 

そう、男性がペットはペットと考えている人が多いのに対し、女性にとってペットはペットではなく子供のような存在であることが多く、子供であるから、亡くなったとき、ゴミのように扱うなんてとんでもないことであり、ちゃんと最後まで責任を持ってお見送りをし、お骨を拾ってあげ、供養をされるのだと思います。

 

もちろん、男性であってもそのように考える人もいますが、やはり女性に比べると少ないのが現状であります。

 

そのようなことからペット葬儀の依頼者は女性が多いのだと、私は思っています。

 

特にお一人でお見送りされる人の7割以上は女性なのですが、自ずと、ペットロスで苦しむのも圧倒的に女性が多くなります。

 

考えれば、そのような女性がペットを亡くすというこは子供に先立たれた母親の悲しみと同じであり、男性にはわかりずらい感情が作用しているのかも知れません・・・

 

日本の場合、社会の仕組みを作るのは男性主導と言われていますが、社会の流れを生み出すのは女性であると私は思っています。

 

旅行業界にせよ、飲食業界にせよ、命運を握るのは女性顧客なのだそうですが、ペット葬儀業界もおそらくそうであると思います。

 

ペットはペットではなく、家族であり子供。

 

私はこの仕事を始める前からそう思い、「個別」で「立会い」を会社理念に掲げてきたのですが、葬儀の席で、女性の飼い主さんと接する度に、それは正しかったんだと思っています。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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