2015-12

「生まれ変わり」会ったら聞いてみたかったこと 後編

Yさんは11歳のときにお母さんを病気で亡くされたのです。

 

小学生だったYさんにとってお母さんが亡くなったことはとても大きな出来事でありました。

 

当然と言えば当然であります・・・

 

泣き続け、塞ぎ込みがちになったYさんに心を痛めたのは、お父さんでありました。

 

お父さんもYさん同様、もしかしたらそれ以上、お母さんに先立たれたことはつらい出来事であったかもしれませんが、お父さんはYさんの前ではけして悲しんでる素振りを見せなかったそうです。

 

きわめて明るくYさんに接してくれたお父さんは、お母さんが亡くなった3週間後に一匹の仔猫を家に連れて帰ってきたのです。

 

もしかしたらYさんが少しでも元気が出るようにと、お父さんは仔猫を連れて帰ってきたのかも知れませんが、確かに仔猫が家に来た日からYさんの中で何かが変わったのは確かなことであったそうです。

 

とても可愛いその仔猫にYさんはKIKIちゃんと名付け、来た日から世話をするようになりました。

 

もちろん、お母さんがいなくなってしまった寂しさや悲しみは残ったのですが、少なくとも仔猫が来てからYさんは少しだけ元気になったそうです。

 

そして、いつの日からお母さんの死を受け入れ、幼いながらに乗り越えていったとYさんは仰っていました。

 

KIKIちゃんと暮らすようになって5年ほど経ったとき、Yさんは高校生になっていたのですが、そのときにふと、(KIKIはお母さんの生まれ変わりというのか、お母さんがKIKIの体を借りて帰ってきたのかな)と、思うことが増えたそうです。

 

そう思った理由はいろいろあったそうなのですが、1番の理由はKIKIちゃんの眼差しでありました。

 

「私が落ち込んだり悩んだりしてるとき、傍に寄ってきてじっと私の顔を心配そうに見るんです。もちろん、どこの猫もそういうことするかも知れないんですが、KIKIの眼差しはどこかお母さん的で、『もしかしてお母さんなの?』って話しかけたこともあったんです・・・返事はしてくれませんでしたけど・・・」

 

Yさんはそう言って涙を指で拭いながら少しだけ寂しげに笑みを浮かべられました。

 

そして、「だから高校くらいからKIKIのこと、100%じゃないんですけど、どこかでお母さんなんかなって思って接するようになって、それでKIKIはお母さんと同じ11年間、私の傍で私を見守ってくれて逝ったような気がするんです・・・でも、同じ11年でも、違うのは、今度は私が大人になってからということなんです・・・これは、私の勝手な思い込みなんですけど、きっとお母さんは死ぬとき、小さかった私を置いていくのが気がかりで、せめて私が大人になるまでKIKIの姿で見守ってくれたのかなって思っちゃって・・・」とYさんは心の内を話してくださったのです。

 

11歳のとき母を亡くし、その年にYさんの元にやってきたKIKIちゃん。

 

奇しくも、そこから11年後、KIKIちゃんはYさんが成長したのを見届けるようにしてこの世を去りました。

 

そのこともYさんがKIKIちゃんがお母さんの生まれ変わりなのではと強く思う理由にもなったのでありますが、その真意は誰にも分らないことであります。

 

というか、真意など確かめる必要はないのです。

 

大切なのはYさんがどのように感じてるかであり、他人がとやかく言う問題でもないですし、他人の意見など聞く必要もないのです。

 

ですので、私はYさんに「Yさんがそう思ったのなら、誰がなんと言おうと、きっとそうに違いありませんよ。」と答え、Yさんも黙ってうなずいておられました。

 

ペットが旅立ったとき、遺された飼い主さんはペットの存在感をあらため知ることになります。

 

そして共に過ごした時間を振り返り、ペット達が残してくれた数々の想い出を振り返り、そこから大切な何かを学ぶものであります。

 

 

 

2015年。

 

今年も多くのペットが旅立ちました。

 

その数だけペットを見送った家族がいました。

 

涙で見送った人。笑顔で見送った人。

 

そして、その悲しみに耐えれなく、別れに目を背けたまま見送った人もいました。

 

そこには他人が入れないいろんな感情。そして、いろんな想いが在り、それぞれの飼い主さんがそれぞれのお気持ちでペットの旅立ちを見送っておられたのは確かなことであります。

 

ペットが残してくれたもの

 

もちろん、それはペットによって違うものでありますし、受け取る飼い主さんによっても違ってくるものです。

 

飼い主さんによれば、もしかしたら、ペットが逝った直後、そこのに残ったのは寂しさと悲しみだけかも知れません。

 

でも、それでもいいのです。

 

時が経ち、いつしかその寂しさや悲しみが大切な何かに変わって飼い主さんの心に宿る日が必ず来るからであります。

 

そのときに遺された者は先立った者と出逢った意味、共に過ごした意味を知ることになり、それが心の財産になるのです。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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「生まれ変わり」会ったら聞いてみたかったこと 前編

先日、当ブログを読んでくださっている人からの葬儀依頼がありました。

 

その人はYさんというのですが、2年前から私のブログを読んでくださるようになり、愛猫のKIKIちゃんに万一のことがあったら当社にご依頼しようと決めてくださったそうです。

 

そして、今年の12月に入ってすぐ、KIKIちゃんが腎不全で息を引き取り、11年の生涯に幕を降ろしたのです。

 

Yさんは愛猫ちゃんが亡くなったその日に私に電話をくださり、その翌日にプレシャス会館でお見送りをされることになりました。

 

Yさんはご来館されてすぐ「私いつも野村さんのブログを読ませてもらってるんですよ」と言ってくださったこともあり、初めてご依頼された人から伝わる、独特の緊張感はあまり感じず、比較的、穏やかな雰囲気の中、セレモニーが始まったのです。

 

最近ではYさんのように、弊社プレシャスコーポレーションのことを私のブログから知ったという人が増えたのでありますが、そのような場合、セレモニーの席で「野村さんに会ったら聞こうと思ってたことがあるんですが」と質問されることも増えました。

 

質問の内容は様々で、やはり過去に私がブログに書いたことについてや、ペットロスに関する質問が多いのですが、それ以外でもお仕事のこと等、ペットとはまったく関係のないものまであります。

 

こんな私で良ければ、聞かれたことは私なりに意見を言わせてもらっているのですが、Yさんがセレモニーのときに私に質問されたのは実に意外なものであったのです。

 

その質問とは「野村さんは生まれ変わりってあると思いますか?」というものでありました。

 

そう聞かれ、「そう・・・ですね・・・」と私は曖昧に返事したのですが、すぐに返答することが出来ず「う・・・・ん」と唸ってしまったのです。

 

私はしばらく、そのことについて考えた後「自分でそのようなことの経験が無いので何とも言えませんが、世の中には『生まれ変わり』にまつわる色んなエピソードや逸話もありますし、『そういうのもあるのかな』って思うこともありますね。でも、自分がそういうのを間近で経験したことがないので、半信半疑っていうのが正直なところですかね」と返答しました。

 

私がそのように言うと、Yさんは明らかに伏し目がちになられ「そうですか・・・」と表情を曇らせたのです。

 

何か気分を害されたのかなと思った私は慌てて「すいません。でも全否定してるんじゃなくって自分が経験がないので半信半疑って言ったんですよ」とフォローするように言いました。

 

Yさんもすぐに顔を上げ「はい。わかってます^^ただ、ブログを読んでて野村さんやったら絶対にそういうの信じてる人やって、勝手に思ってたんで」と笑顔で言われたのです。

 

「Yさんは信じているんですか?」

 

私は一呼吸置いて、そうYさんに訊ねました。

 

Yさんは寂しげな笑顔で視線を落とされた後、無言で小さくうなずかれたのです。

 

少し沈黙があり、Yさんが次に口にされたのは予期せぬ事実でありました。

 

Yさんは視線を落としたまま「私、11歳のときに母を亡くしてるんですよ・・・」と言われたのです。

 

私は少し戸惑いを感じながらも「はい・・・」と相槌を打ち、Yさんの次の言葉を待ちました。

 

「まだ小学生やったし、もうこれ以上ない絶望を感じて・・・・というか、もう悲しくてどうしようもない状態になったんです・・・」と、Yさんはそこまで話したときに大粒の涙を流されたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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オカメインコの火葬

オカメインコという小鳥をご存知ですか?

 

オカメウンコはインコという名前でありますが、正式にはオウム科に属する小型のオウムであり、セキセイインコを一回り大きくしたような小鳥であります。

 

オカメインコの最大の特徴は頬にある橙色のチークパッチであり、それがおかめになぞらえたことが名前の由来でもあります。

 

弊社プレシャスコーポレーションでは、オカメインコのご火葬依頼が、年々増えているのですが、それはオカメインコを飼われている人が、年々増加しているのが原因だと思います。

 

それともう一つ

 

オカメインコの飼い主さんはセキセイインコの飼い主さんに比べ、亡くなったとき、花壇や庭に埋葬するのではなく、火葬される人が多いのです。

 

その理由にオカメインコの寿命があると私は思っています。

 

オカメインコはセキセイインコ等の小鳥に比べ、寿命が長く、平均寿命は犬や猫と変わらない、15歳くらいだといわれています。

 

しかし、このようなデータも基準が曖昧で実際のところはもう少し長いような気がします。

 

それは、このお仕事をしていると、嫌でもペットの享年を知ることになるのですが、実際には18歳以上まで生きたオカメインコが多くいるからであります。

 

やはり、20年近く一緒に過ごしたペットは、もうペットではなく家族であり、そのような意識が埋葬ではなく、火葬をしようと決断される最大の理由なのかも知れません。

 

当会館には小鳥であっても綺麗に骨が残せる熱火葬炉があるので、そのような噂を聞いた遠方のオカメインコの飼い主さんからも、今年も多くの火葬依頼がありました。

 

そのような飼い主さんはお見送りに当社を選ばれた理由として「こちらは小鳥であっても綺麗に骨を残してくださると聞いて」と言われ、やはり、ちゃんと火葬をして、自分の手で骨をお骨壺に収めることが可能な葬儀会社が絶対条件であったと言われます。

 

ペットは寿命が全てではありませんが、やはり長い年月を共に過ごしたペットは、自分の人生を振り返ったとき、特別な存在であることが多く、きっとオカメインコも飼い主さんにとっては特別であり、かけがえのない存在であったのでしょうね・・・

 

 

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喪に服す

ペットの家族化が定着してきたとされる昨今、年末年始を控えたこの時期、ペットを亡くされた飼い主さんよりある質問をよくされることがあります。

 

それは「ペットであっても喪中(服喪期間)の習わしを守ったほうがいいのですか?」という質問であります。

 

一般的に喪中は故人の死を偲び、冥福を祈る期間であるとされており、祝い事や祭り事に参加するのを控えたりする習わしがあるのですが、それが親族ではなくペットであっても同じようにすべきかで悩まれるのであります。

 

では、なぜ年末年始を控えたこの時期に質問をされるのかというと、それは年賀状を出す時期であるからだと思います。

 

服喪期間の習わしの一つに「年賀状を出さない、もらわないと」というのがあり、実際に一般的には喪中の習わしの中でも、もっとも守られている習慣の一つであります。

 

おそらくこの質問に正解などないと思うのですが、私は「お気持ちはわかりますが、世間的にはペットが亡くなったことで喪中とされるのを理解する人の割合は、また低いのが現状ですので、とくに目上の人など、それを理由に年賀状を出さないことで無礼に感じる人もいるのも事実ですよ」と答えています。

 

やはり、ペットの家族化が定着したといっても、「ペットはペット」「動物と人間を一緒にするな」という考えの人は老若男女問わず、いるのも事実であり、そこに自分の価値観だけで物事を判断すると、誤解を招いたり、トラブルの元になったりすることもあります。

 

ですので、それらを踏まえ、臨機応変に対応することも大切だと私は思います。

 

最後に先立ったペット達は飼い主さんが自分の服喪期間を家族と同じようにしてくれなかったからといって怒ったり悲しんだりはしないと思います。

 

ペット達は人間のそんな煩わしい習わしなんかより、飼い主さんが自分のことを思い出してくれるだけで満足しているように思うのです。

 

そうやってあれこれ真剣に考えてくれるだけで、ペット達は喜んでいるのではないですかね・・・

 

私はそう感じております。

 

 

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特別な日のお見送り

この仕事を始めたとき、すぐに年中無休の24時間受付体制でやることに決めました。

 

ところが、いくら年中無休であっても年に二度、ご依頼の無い日があるだろうなと思っていました。

 

それは元旦とクリスマスイブであります。

 

私の先入観でもあったのですが、ペットといえども、元旦やクリスマスイブに亡くなったとしても、葬儀はその日を避けて後日にされるだろうと思っていたのです。

 

元旦もクリスマスイブも冬ということもあり、仮に自宅で安置するにしても、夏場に比べ、長く状態を保つことも可能であるのも、そう思った理由の1つでありました。

 

ところが、始めたその年からクリスマスイブも年が明けた元旦の日も、ご依頼があり※(むしろ元旦は忙しかったほどでした)私の予想は外れたのであります。

 

そして、毎年、元旦もクリスマスイブも当たり前のように葬儀のご依頼が入り、今年もご依頼がありました。

 

そのような飼い主さん家族にお話を伺うと、元旦の場合は「家族が揃っていたので『この日にしてあげようって』ってなったんです」と言われることが多く、それを裏付けるかのように元旦の日にお見送りをされる飼い主さんは大勢でお見送りをされるご家族が多いものです。

 

また、クリスマスイブの場合は「聖なる夜に送ってあげようと思ったんです」と言われる飼い主さんもいらっしゃり、むしろその日を選んでお見送りをされるのです。

 

いずれにせよ、お見送りをするとき、見送る側の飼い主さんのこのようなお気持ちは、とても大切なことだと思っており、それに応えるのも我々葬儀屋の仕事でもあります。

 

また、それら特別な日にお見送りをされたとき、私にとっても印象に残るセレモニーになることがあり、いつまでも忘れることのないお見送りになるのも事実であります。

 

 

 

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骨の姿になったペットを見たくない

子供に骨になったペットを見せたくないので・・・

 

そのような理由で小さなお子さんに収骨させない親御さんがいらっしゃいます。

 

確かに7歳前後の子供は多感な時期でもあり、親御さんからそのような申し出あった場合は、言われた通りにすることがあります。

 

ところが、大人の人であっても、自分のペットが骨になった姿を見たくないからと、収骨するのを拒否される飼い主さんがいらっしゃいます。

 

弊社プレシャスコーポレーションでは、飼い主さん立会いのもと、個別でお見送りすることを理念としていますが、それらの要望も飼い主さんの意向に沿った形で進めるように心掛けてきました。

 

ですので、飼い主さんが「見たくない」と拒否されれば、我々担当スタッフが、飼い主さんに代わり収骨させてもらうようにしています。

 

このように、飼い主さん側から「骨になったペットを見たくないから」との理由で収骨を一任されたとき、私はまず「はい。では、そのようにさせていただきます」と即答で承知するようにしています。

 

大抵、これらの申し出は火葬に入る直前、あるいは火葬中に告げられることが多く、そのような場合、火葬後、お骨を火葬炉から収骨場に移す際も、飼い主さんの目に触れないように運ぶよう心掛けているのですが、いざ、飼い主さんに代わって収骨する前に、私は、もう一度、その意思に変わりがないかを確かめるようにしています。

 

ただ一つ、飼い主さんからの申し出で代理収骨させていただいたとき、少し残念に思うことがあります。

 

それは、そのペットちゃんのお骨が綺麗に残ったときであり、かつ、立派なものであったとき、それを飼い主さんに見てもらえないことであります。

 

しかし、これは我々葬儀屋サイドの自分本位の意見であると、私もわかっているので、いくらお骨が立派であっても、飼い主さんが見たくないと仰っているのであれば、その気持ちを尊重するのが葬儀屋の仕事でもあり、無理強いなど出来ないこともわかっております。

 

ですので、それらを全て考慮した上で、私は代理で収骨する前に必ず「すごく立派なお骨であります。お気持ちにお変わりがないようでしたら、私が収骨させていただきますね。かまいませんか?」と、もう一度、確認の意味も込めて訊ねるようにしているのです。

 

ここまでお読みになられた方は「見たくないって言ってんだから、いちいち聞かんとさっさとしてあげればいいのに」と思った人もいるかもしれません。

 

ですが、私が念押しのように確認するのには理由があるのです。

 

お見送りの当日、飼い主さん立会いのもと、葬儀、火葬を無事に終え、収骨のみを我々が代理で行ったとき、飼い主さんはお骨壺に収まった状態のお骨を持って帰られることになります。

 

その時は、何も仰らずにお礼を言って帰っていかれるのですが、後日、納骨等で再びお会いするような機会があるとき、ほとんどの飼い主さんが「自分で骨を拾ってあげれなかったことを後悔しているんです」と仰るのです。

 

中には「当日は死んだ現実を受け入れられなくてああいう形(代理収骨)にしてもらったんですが、今思えばなんで自分の手でしてあげなかったんだろうって後悔しています」と、涙ながらに言う人もいるのです。

 

確かに葬儀当日は色んな意味で冷静にはなれないものです。

 

わかっていても、感情的になってしまうこともあります。

 

そのような精神状態の中で、全ての人が正しい判断をできるとは限りません。

 

ですから、私は葬儀の席、飼い主さんの心の状態を感じながら、できるだけ後悔のないお見送りをしていただけるように心掛けているのですが、私も凡人であるが故、飼い主さんの心の奥底に潜む感情までも、全て汲むことなど、できないのです・・・

 

代理収骨のとき、もう一度、念を押すのも、そのような事情からなのですが、お見送りはたった一度の機会しかないので、どうしても慎重になってしまうのです。

 

死を受け入れられない心からくる、骨の姿になったペットを見たくないというお気持ち・・・

 

そして、その死を受け入れられたときに感じるお骨を拾ってあげれなかったという罪悪感・・・

 

この全く別の二つの気持ちは我々人間ならみんなが持っている優しさであり、そして弱さ・・・

 

なのかも知れませんね。

 

 

 

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今、思うと可哀想なことをした・・・

弊社プレシャスコーポレーション会館は地元では比較的ポピュラーな国道163号線沿いにあります。

 

車の交通量は市内でも屈指の多さなのですが、人通りはそこまで多くありません。

 

駅に繋がる道は会館から少し入った場所に遊歩道があり、歩行者や自転車の人達はそちらを利用することが多いためであります。

 

実はこの遊歩道には犬の散歩に来る人が多く、そのような人達が何気に会館の「ペット葬儀」という看板に気付き、会館前に設置してあるパンフレットを手に取って帰られる姿を目にすることもあります。

 

つい先日、一人の初老の男性がかわいらしいミニチュアダックスフンドを散歩させてる途中に会館の前で立ち止まって中を見ておられる姿をお見受けしました。

 

私は会館前の自販機で缶コーヒーを買うために外に出たのですが、そのときに男性から「ここは犬の葬儀屋ですか?」と話しかけられたのです。

 

「はい。そうです」と私は会釈しながら、そう答えると、男性は「ほう~~~~そうでっかいな」と感心するように言った後「犬の葬儀屋ってどないなってますの?」と興味津々に訊ねられました。

 

ちょうどその時間、葬儀中ではなかったので「よろしければ見学されますか?」と私が言うと、男性は一瞬「え?」と戸惑った表情を浮かべた後「見てよろしいんでっか?」と控え目に言われたのです。

 

「どうぞ」と私は男性とダックスちゃんを会館内に招き入れ祭壇、斎場、収骨場を見学してもらいました。

 

男性は無言ながらも、何度もうなずきながら見ておられたのですが、そのとき、不意に目に涙を浮かべられたのです。

 

少し予想外の出来事に、私は若干戸惑ったのですが、男性はすぐ指で涙を拭いながら「思い出してもうた」と照れたように言われたのです。

 

「はあ・・・」と私が控え目に返事をすると、男性は「こいつ(ミニチュアダックスフンドちゃん)とは別にもう一匹、犬を飼ってましたんやけどな・・・・4年前に亡くなったんですが、そんときは、こんなとこ(ペット葬儀場)あるって知らんかったから役所に持って行って燃やしてもろたんですわ・・・今思うたら可哀想なことしたな~思いましてね」と、そこまで言って、また涙を滲ませられたのです。

 

「そうだったんですか・・・」と私が言うと、男性は「役所で燃やしてもろた後にいろんな人から『今はペットでも火葬してくれるとこあるんやで』って聞いたんですが、守口にもあったんですな」としみじみとした口調で言われました。

 

「はい。でも、4年前はまだ守口ではなく会館は寝屋川市だったんですよ」と私が言うと、男性は「そうですか・・・・そやな、おたく来られたんは最近ですよね?」と男性が質問されたので「はい。守口に来たのは二年半前です。」と伝えました。

 

「そうでっか・・・・」と男性は溜め息交じりに言われた後、腕に抱いたダックスちゃんに顔を付け「お前のときはここでやってもらおうな」と茶目っ気ぽく言われたのです。

 

「お手間取らせましたな。おおきに」

 

男性はそう言って帰って行かれたのですが、会館を出て歩いて行かれた後ろ姿は、私の目にどことなく寂しげに映りました。

 

今現在、ペットを飼われている人でペット葬儀屋の存在をご存知ない人はどれくらいの割合なんだろう・・・

 

ふと、私はそんなことを考えたのですが、もしかしたら、私が思ってる以上に多いのかもしれないと思ったのです。

 

とくに年配者の人はその割合が高いと思います。

 

ペット葬儀屋の存在を知っていて、予算の都合等で役所に出す人は、それで良いのですが、知らずにそのようにされているのなら、それは酷なことなのかも知れません・・・

 

男性の後ろ姿を見て、私は率直にそう感じたのです。

 

 

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ペットにつきまとう麻酔のリスク

12月に入ってすぐ、Fさんかという女性の飼い主さんから「できたら今日、お願いしたいんですが・・・」と愛猫ちゃんのご火葬のご依頼がありました。

 

葬儀の席で愛猫ちゃんを抱きながら泣きじゃくるFさんは「避妊手術を受けたその日に亡くなったんです・・・麻酔がダメだったみたいで・・・」と、愛猫ちゃんが亡くなった経緯をお話してくれたのです。

 

麻酔がダメだった。

 

それを聞いたとき「まただ・・・」と私は、内心つぶやいたのです。

 

そう、毎年、かなりの数のペットが麻酔を伴う手術で、病気や怪我ではなく、麻酔が原因で命を落とすことがあるのです。

 

ペットの場合、どんなに簡単な手術であっても局部ではなく全身麻酔をして実施されることが多いのですが、それはペットがじっとすることが困難なことからであります。

 

とくに室内で飼われている猫ちゃんは家から出ることだけでも落ち着かなくなることがあり、病院に入った瞬間、恐怖から鳴き続けたり、攻撃的になる子さえいます。

 

そのような猫ちゃんに手術だからといって静かにさせること自体が困難なため、どうしても全身麻酔をして、寝かせてからすることが前提になっているのです。

 

人間でも麻酔のリスクはあるのですが、ペットはその比ではなく、私の知人の医師によると「猫の場合で、人間に比べて10倍リスクがある」と言っておられました。

 

麻酔が原因でペットが死に至った場合、そのほとんどが麻酔に対してアレルギー反応によるものだそうなのですが、病院によって、事前に血液検査等でそのリスクを調べてくれる病院と、そうでない病院もあるそうです。

 

また、事前に検査をして「大丈夫でしょう」と判断されても、それは100%ではありません。

 

リスクはかならずあるのです。

 

だからといってペットに手術が必要なときもあり、麻酔を避けて通れない場面もあります。

 

ですので、そのときにために飼い主さん側も、ある程度の知識と、信頼できる病院を探しておくことも必要なことだと思います。

 

 

 

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年末年始のお知らせ

今年も年末年始は通常営業を実施します。

 

つまり、休まず営業させていただく所存であります。

 

納骨堂も元旦より午前10時から午後5時までの間、参拝可能であります。

 

よろしくお願いします。

 

 

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お骨に触れたいとき・・・

先々月、納骨堂の拡張工事を実施いたしました。

 

工事に踏み切った最大の理由は納骨棚のスペースが残り少なくなったからであります。

 

今では、当社でペットちゃんのお見送りをされた方のみならず、他社ご火葬をされた方も、プレシャス会館納骨堂の納骨される方も増え、また、すぐに永代供養はされず、納骨期間を延長される方も増えました。

 

現在、当納骨堂では、1年毎に納骨期間満期のお知らせをハガキで郵送しているのですが、今年に入り、延長される方が大幅に増えました。

 

理由は色々とあると思うのですが、私はその一つに、お墓にはない、納骨堂だから可能な、ある特質な要素が存在しているからだと思っています。

 

それは、納骨堂なら、「お骨を見ることや触れる」ことができること、であります。

 

お墓にいれた場合、もし、お骨を見たり触れたりするには墓石や蓋を開けなければないりません。

 

霊園によっては家族であっても、それらの行為を無断ですることを禁じており、開ける場合に費用が発生するようなところもあります。

 

ところが、納骨堂はお骨を収骨したお骨壺そのものが納骨棚に納めてるだけなので、いつでもお骨を見ることができ、直接、触れることもできます。

 

納骨堂に参拝に来られた方が、納骨堂に設置してある応接セットの椅子に腰かけてお骨を撫でている姿を見かけることもあり、これも人間の納骨堂ではあまり見かけないペットならではの光景なのかも知れません。

 

そのような光景を見た別の参拝者の人が「触ってもいいんですか?」と質問されることもあるのですが、私は「構いませんよ」と返答しています。

 

このことに賛否はあると思いますが、私は問題ないことであると認識しております。

 

このようなこともあり、今後、お墓ではなく納骨堂にお骨を納める人が増えていくような気がするのですが、もしかしたら人間の霊園業界もそのような流れになっていくような気さえ私はしています。

 

お骨に触れたいとき・・・

 

そういうときって確かにありますよね・・・

 

 
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