2015-08

「そのときを過ごす」突然奪われた命を前にしたとき 6

事故の状況。そして、そのときのご家族の様子をHさんから聞き、私は無言でうなずくことしか出来ませんでした。

 

Hさんも一通り話し終え、軽く唇を噛むようにしながら「ふう。。。」と小さく溜め息をもらされたのです。

 

「それで娘さん、今日お仕事には行けたんですか?」

 

私がそう訊ねるとHさんはうなずき「なんとか行きよりましたわ」と苦笑いを浮かべられたので、私は「そうですか」と返事をし、ふと時計を見上げました。

 

そのとき、時刻は18時40分で、予約されている21時まで2時間ほどだったのですが、つられるようにHさんも時計に目をやり、「じゃあ、一回帰って、九時頃に皆で来るようにしますわ」と言われ、一度、会館を出られたのです。

 

外まで見送りに出た私に「すいませんでした」と言いながらHさんは自転車に乗り、そのまま帰って行かる後ろ姿を見届けた後、私は安置室に向いました。

 

少し早くはあったのですが、私はCちゃんを棺ごと抱き上げ、安置室を出て、1階に下り、セレモニーホールまで運びました。

 

そして、祭壇の上に寝かせてあげようと棺からCちゃんを出してあげたとき、私はCちゃんの頭部の下側、つまりCちゃんは左側を上にするようにして横たわっていたので、頭部の右側を手で触れてみたのです。

 

Cちゃんは死後、三日ほど経過していたので、皮膚の一部が固くなっていたのですが、それよりも、Cちゃんの右側頭部にはそこにあるはずの骨の感触がなく、弾力のない布のような手触りが私の指を通して伝わってきたのです。

 

事故の状況が脳裏に浮かび、私は思わず深く瞼を閉じてしまったのですが、その拍子でバランスを崩しそうになってしまい、慌てて目を開けました。

 

少し鼓動が早くなっていましたが、私は祭壇に歩み寄り、そのままゆっくりとCちゃんを祭壇に寝かせてあげたのです。

 

私はその後、葬儀の準備と火葬炉の点検を済ませ、Hさんご家族が来られる21時までの間、セレモニーホールで待つことにしました。

 

深い訳はないのですが、なんとなくCちゃんの傍で時間を過ごそうと思ったのです。

 

今回のような場合を除いて、飼い主さん不在のときにペットちゃんだけが会館にいるようなことは、基本的にはないことなので、何かCちゃんが自分のペットのような不思議な感覚に私はなっていたのですが、約2時間ほどの間、一人セレモニーホールの椅子に座ってその時を過ごしたのです。

 

そして、時計が20時半を指した頃でした。

 

Hさんから電話があり「思ってたより早く皆そろったんで、今から行ってもいいですか?」と言われたので、私は「はい。構いませんよ」と返事をし、電話を切りました。

 

Hさん宅からなら会館まで歩いて来られたとしても10分ほど距離であったので、私はHさんご家族がいつ来館されてもいいように祭壇のろうそくと線香に火を灯し準備を整えました。

 

電話を切ってから10ほど経ったとき、一度、外に出て周りを見渡したのですが、またHさん家族の姿は見えませんでした。

 

今年の7月の初旬は、まだ過ごしすかったので夜になると、外は少し肌寒く感じるほどであったのですが、それが逆に心地良く感じた私はそのまま外で待つことにしたのです。

 

そして、さらに待つこと5分ほどしたころ、歩道をこちらに向って歩いて来られるHさん家族の姿が見えたのです。

 

Hさんを先頭に、少し離れHさんお奥さんと娘のRさんが何やら話しながら歩いておられたのですが、Rさんは花束を持っておられました。

 

私は頭を下げて会釈をし「準備は出来ております。どうぞ中へ」とご家族を誘導するようにしてセレモニーホールに入ったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「事故の瞬間」突然奪われた命を前にしたとき 5

会館に戻った私は即座にCちゃんを安置室に運びました。

 

棺を開け、あらためてCちゃんを見たのですが、やはり目立った外傷ありませんでした。

 

そのことから、おそらくCちゃんは頭部付近に大きな衝撃を受けて亡くなったのではないかと思うと同時に(綺麗な姿のままで亡くなったことは、Hさん家族にとって、せめてもの救いだったのかも知れない・・・)。ふと、そんなことが頭を過ったのです・・・

 

私は安置室を出て、Cちゃんの葬儀が急遽、夜に会館で執り行われることになったことをスタッフに伝えました。

 

そして、夕方になり、時計の針が18時を指した頃でした。

 

会館前に人影が見えたので、出てみると、Hさんが一人、会館の入口付近に立っておられたのです。

 

「あれ?Hさん?」と予定の時刻より少し早いHさんの来館に思わずそう口走ってしまった私に「いや、今、仕事の帰りなんですが、場所確認しとこう思いまして」と、Hさんは照れたように笑いながらそう言われました。

 

「ああ、そうですか。わざわざすいません」と私はうなずきながら言った後「まだCちゃんは安置室なんですが、お会いになられますか?」とお訊ねしたところ、Hさんは首を横に振りながら「いえいえ本番(葬儀の)のときに会えますから構いません。それよりこういうの(ペットの葬儀)初めてなんでどんなとこかな思ってきたんですよ」と言われたのです。

 

「そうだったんですか。でしたら中へどうぞ」と私はHさんを誘導するようにして、セレモニーホールに案内し、葬儀の流れを説明させてもらいました。

 

「なるほど、こんな感じなんですね。人間みたいに家族で式をするようになってるんですね」とホールを見渡しながら言ったHさんに「朝、Rさんを見たとき、あのままCちゃんとお別れしたのでは、おそらく何らかのしこりというか、悲しみが長引くのではないかなと感じたんです。余計なことかもと思ったのですが、ここで、ちゃんと家族揃ってお別れとお見送りをされるほうが良いと思ってあのように言ったんです」と私は説明するように言いました。

 

Hさんはうなずきながら「いや、仰る通りですわ・・・もし、あのままやったら娘も納得できないというか・・・なんていうのか・・・」と、そこまで言って言葉に詰まられたのです。

 

私とHさんは互いに沈黙するように、少しの間、黙り込んでしまったのですが、私は「あのHさん。ところでCちゃんは車にはねられたと言っておられましたが、どのような状況だったんですか?」と聞きずらいことは承知の上で訊ねました。

 

Hさんは無言で二、三度うなずいた後「金曜の夜に娘が近所の友達の家に遊びに行くって言うて、Cも一緒に連れて出よったんですわ・・・」と、そこまでお話しされたとき、私は(やはりRさんが事故のとき一緒におられたんだ・・・)と思いながら「はい」と返事をしました。

 

「それで、いつもやったらあんなことないのに、そんときCは夜に娘と出かけるのが嬉しかったのか、えらい興奮してるというか、なんていうか、玄関出た瞬間、ピャーと道路のとこまで走って行ってしまったんですよ」と、Hさんは遠くを見るようにしてそう言われたのです。

 

「道路とは、今朝、私が車を止めたとこですか?」と私が訊ねると、Hさんはうなずき「ええ。あの道路ですわ」と言われた後「まあ、あそこは道幅も狭いし、普段はほとんど車も通らんようなとこなんやけど、あっこで出合い頭みたいな感じで轢かれたんですわ・・・」とHさんは無念な表情を浮かべ、説明をしてくださったのです。

 

事故の瞬間を目撃したHさんの娘さんであるRさんの話によると、Cちゃんは家を出た途端、一気に道路まで駆け出すようにして飛び出した後、道路を少し跨いだ場所で立ち止まったのですが、運悪くそこに制限速度をかなりオーバーした車が走り抜けて行ったそうです・・・

 

踏まれたというよりは、まるで強烈なビンタをされたようにCちゃんは顔と頭を車に強打され、体を反転させながら弾き飛ばされたのです。

 

娘さんの悲鳴を聞き、慌てて外に出たHさんは、すぐに状況が飲み込めなかったものの、道路の端で倒れるCちゃんを見て駆け寄って抱き上げたのですが、そのとき、Cちゃんは、口を開けたまま、力なく頭を下げたそうです。

 

「どないしたんや!轢かれたんか!?」

 

そう大声で聞いたHさんの声にも娘さんは反応できないくらい、放心状態のまま、その場にへ垂れ込まれたそうなのですが、HさんはCちゃんを抱いて家に戻り奥さんを呼びました。

 

「Cが轢かれた!R見たれ!」

 

Hさんのその言葉に、奥さんも何が何かわからないまま、外に出て娘さんを起こし上げて、家に入ったそうなのですが、そのとき、HさんはCちゃんが気絶してるだけだと思い、懸命に玄関で心臓マッサージをほどこしたそうです。

 

一向に反応を示さないCちゃんに、その後、Hさんはさすがに取り乱しそうになりながらお尻を叩いたり、水を顔にかけたりしたそうなのですが、Cちゃんの心臓が再び動くことはなかったのです・・・

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「悪夢の瞬間」突然奪われた命を前にしたとき 4

Rさんは、涙で赤くなった目で私を見上げ「でも、夜に会館で葬式するって場所はどこなんですか?」と訊ねられました。

 

私は「会館は163沿いにあって、ここから歩いても10分程の場所です」と答えると、Rさんは「そこで葬式もしてもらえるんですか?」と、さらに訊ねられたのです。

 

私はその場で、簡単な葬儀の流れを説明したのですが、どうやらRさんは会館で葬儀ができるということをご存知なかったというか、当社は訪問火葬専門の会社だと思われていたようでありました。

 

最初にHさんからお電話をいただいたときに、Hさんには説明はさせてもらったのではありますが、24時間体勢であることを、ちゃんとお伝えできていなかった私の説明不足もあり、おそらくHさんは自宅の立地的に自宅火葬は厳しく、かといって、家族全員が仕事のため昼間、Cちゃんを会館連れていくこともできないので、朝に一任火葬をご依頼するのが良いと判断され、ご家族にもそのようにお伝えされたのだと思います。

 

それともう一つ。

 

おそらくHさんの頭の中には、不慮の事故で急死したCちゃんの死に大きなショックを受けた娘さんのことが何より気がかりで、休日が終わるこのタイミングで、その悲しみを断ち切らせる意味でも、そのようなご依頼されたかも知れない・・・私はその時、そのように感じたのです。

 

しかし、それは良い判断ではなく、むしろ、逆効果になってしまうこともあります。

 

やはり、悲しみが深ければ深いほど、気持ちの区切りは自分でつけないといけないものであり、このときの娘さんの姿を見たHさんも、きっとそのことを瞬時に理解され、私の提案を即座に受け入れられたのだと思います。

 

私の説明を聞いたRさんは「てことは、夜に私達がそっち行くまでCはこのまま置いていてもらえるんですよね?」と、念を押すようにして訊ねられたので、私は「はい。当社が責任を持って安置させていただきます。そして皆さんが来られたとき、もう一度、ちゃんとお別れをして、その後、火葬という流れになります」と私は伝えました。

 

そのとき、後方に居た奥さんのさらに後ろに居たHさんが「すまんな・・・お父さんもようわかってへんかったんや。さっきちゃんと説明聞いたらそういうの(会館葬)もできるみたいやから、そうしてもらおう」と優しげな声でそう言われたのです。

 

Rさんはうなずき、手の平で目元を拭いながら、少し平静さを取り戻した声で「じゃあCのことよろしくお願いします」と、言って立ち上がり、私にCちゃんを差し出すようにして手渡してくださったのです。

 

私は棺を開け、Rさんはそこに優しくCちゃんを寝かせられました。

 

自分の手からCちゃんが離れたとき、Rさんは、唇を噛みしめるようにして再び涙を流されたのですが、表情はしっかりとしたものであり、おそらく心の中で(夜にまた会えるから)と自分に言い聞かせておられたのかも知れません。

 

棺に納まったCちゃんの顔を名残惜しそうに撫で続けるRさんにお母さんが「あんた、そろそろ時間も考えんとあかんで」と小さな声で言い、Rさんも「うん・・・わかった・・・」と返事をされ、手を離されたのです。

 

その後、ご家族全員が帰宅されるのが20時頃だと確認し、葬儀は21時に執り行うことが決まりました。

 

「では、夜にお待ちしています」と私はご家族に告げた後、棺を手に、自宅前で、今一度、Hさん家族に頭を下げた私は、皆さんが見送る中、車に向かったのです。

 

棺を車に乗せ、会館に向かう車中、私はふとCちゃんのことを考えていました。

 

Hさんの話によると、Cちゃんは車にはねられたということであったのですが、Cちゃんは目立った外傷はなく、どのような状況下でどのような事故であったのかが気になったのです。

 

おそらく家族の誰かが、その瞬間を見られたはずなのですが、もしそれがRさんであるなら、そのショックの大きさや悲しみの深さは当然のことであり、憔悴するのも無理はありません。

 

ペットが自分の目の前で事故に遭う・・・

 

これだけは経験した人にしかわからない悪夢のような出来事であり、私も幼き頃にその悪夢を経験した一人でありました・・・

 

そんなことを考えながら自分の中で眠る記憶を呼び起こしてしまった私は複雑な思いを胸に感じたまま会館に車を走らせたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「別れ難く」突然奪われた命を前にしたとき 3

うずくまりながら泣き続ける娘さんを前に、棺を手に戻った私は、少し距離を置くように立ち止まり、Hさん夫婦を見ました。

 

Hさん夫婦は、何やら小声で話しておられたのですが、そのとき、Hさんが私を振り返り「さっき言うてはったように夜にお願いしてもいいですか?」と言われたのです。

 

私が「はい・・・」と飲み込むように返事をすると、Hさんは私に歩み寄り、そのまま私の脇を抜けるようにして「ちょっと」と、娘さんと奥さんから遠ざかるようにして私を呼びました。

 

Hさんは「夜にそちらに行くのはいいんですけど、ワシら三人とも昼は仕事で家を空けますんで、犬だけそっちで預かってもらうことってできますか?」と訊ねられたので、私はうなずき「できますよ」と即答で返事をしました。

 

「(娘さんが)あんな状態なんでね・・・おたくさんが言うように無理やり連れて行くのもなんか良くないなあ思いまして」と遠くを見るような目で言われたのです。

 

そのとき、Hさんの奥さんが何やら声をかけながら、娘さんを起こすようにして、一度、家に入って行かれるのが見えました。

 

「では、その事を私が直接、娘さんに説明しましょうか?」と私が言うと、Hさんはうなずきながら「・・・・はい。お願いします」と小さく頭を下げられたのです。

 

私はその足で、家の前まで行ったのですが、玄関の扉は開いており、奥さんの後ろ姿が見え、その奥に玄関の段差に腰かけた状態で抱いたチワワちゃんに顔を埋めるようにされている娘さんの姿がありました。

 

その光景に一瞬ためらった私ではあったのですが、すぐに奥さんが私に気付き外に出て来られたのです。

 

「すいません・・・」と頬を両手で覆うようにしながら頭を下げられた奥さんに「今、ご主人と、お話したのですが」と話の流れを説明しようとそこまで話したとき、奥さんは「はい聞いてます。夜にするように言うてくれてはったんでしょ?」と申し訳なさそうな目でそのように言われたのです。

 

そのときHさんも歩み寄って来られ奥さんに「それでな、C(チワワちゃんの名前)だけこのまま連れて行ってもろて、夜に三人で行こうか思うてるねん」と言われました。

 

奥さんは無言でうなずき「そのほうがええわ・・・」と視線を落とされた後、顔を上げ「そのことR(娘さんの名前)に言うてくるわ」と言って、もう一度、玄関に入られたのです。

 

奥さんに少し遅れて私も玄関先に入ったのですが、Hさんはその場で待機されながら、神妙な面持ちで、ことの成り行きを見守るようにされていました。

 

玄関では、奥さんが娘さんの頭を撫でるようにしながら「とりあえずCだけ連れて行ってもらって夜に皆で葬式屋さん行ってしてもらおう」と説明をされていたのですが、おそらく娘さんにはどのようなことかが伝わってないような気がして、私は奥さんに「ちょっといいですか」と声をかけ「私が説明させてもらっていいですか?」と耳打ちしたのです。

 

奥さんはうなずき、立ち位置を入れ代わるようにしてくれたので、私はそのまま娘さんの前に立ちました。

 

そして、抑えた声で「Rさん。プレシャスコーポレーションの野村です」と声をかけたのです。

 

Rさんは何の反応も示さなかったので、私はもう一度、Rさんの名前を呼びました。

 

少し遅れてRさんは「・・・はい」と涙声ながらも、しっかりとした返事をされたので、私は「お父さんもお母さんもRさんがCちゃんとのお別れが充分でないので、夜にあらためて、うちの会館でお葬式して家族全員でお見送りした方がいいと判断されたのですが、Rさんはどう思われますか?」と語りかけるようにして訊ねました。

 

少し間があってRさんは「・・・・そのほうがいいです・・・」とお返事をされたので、私は「そうですね。僕もそのほうがいいと思います」と言った後、「ただ。今日、これからRさんも含め、皆さんお仕事に出られるので、その間、Cちゃんが一人になるのも可哀想だから、夜、皆さんが来られるまでの間、会館で安置してあげたほうがいいのではないかと思われてるんです。」と私は説明させてもらったのです。

 

そのとき、後ろから奥さんが「Cを昼間、家に置いとくのは可哀想やろ・・・だから葬儀屋さんに預かってもらおう・・・ね、Rちゃん」と優しく声をかけました。

 

少しの間、Rさんは頭を下げたままの状態であったのですが、お母さんの呼びかけに、小さくコクっと頭を下げられ、ゆっくりと顔をあげられたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「憔悴」突然奪われた命を前にしたとき 2

私は8時少し前に電話をくださった男性、Hさん宅に車で向いました。

 

Hさんの自宅は電話で仰られたとおり、道路から少し入り組んだ住宅街の中にあり、車では、前まで行けない場所に在りました。

 

Hさんが一任火葬をご依頼された理由の一つに、自宅には駐車スペースがないことがあったのですが、それ以外にも複雑な理由があるはずだと、私は感じながら、車を道路の路肩に駐車し、Hさん宅に向かったのです。

 

インターホンを押すと、応答がなかったのですが、すぐに玄関のドアの鍵が開く音がしました。

 

ドアが開き、電話をくださった男性と思しき方が顔を出され「おはようございます。電話したHです」と自己紹介をしてくださったのです。

 

「プレシャスコーポレーションの野村です」と私も自己紹介をしながら一礼し、控え目な声で「この度は・・・」とお悔やみをつげました。

 

大抵の場合、そのまま「どうぞ」と、ペットちゃんが安置されているところに通されるのですが、Hさんは、外に出て来られ後ろ手に扉を閉められたのです。

 

そして、私に「歩いて来はったん?」と聞かれたので「いえ、そこの道路の路肩にとめました」と私は答えました。

 

Hさんはうなずきながら「あっこなら大丈夫ですわ」と言われた後、手で目を擦るようにしながら「もうちょっと待ってやってくださいね。今、まだ娘がね・・・」と、やり切れないように苦笑いを浮かべられたのです。

 

私は思案した結果「あのHさん。本当にこのままペットちゃんだけを連れて行ってもいいんでしょうか?」とHさんに問いかけるように訊ねました。

 

Hさんは「まあね、そのまま置いとけるんやったら置いておきたいですけど、いつまでも置いとけるわけじゃないし、どっかでキリつけんといかんでしょ?言うても週末は丸々居たわけやし、すでに嫌な臭いもしてますしね・・・」と困惑されたように言われたので、私は「いえ、そういう意味ではなく、私が思うに、ご家族の方が立会いでお見送りされたほうがいいように思うんです。そういう意味で言ったんです」と伝えたのです。

 

そう言われたHさんは「でもまあ今日はワシも嫁はんも、それに娘も仕事なんでね・・・」と視線を落とし気味に言われたので、「ウチ(当社)は24時間体勢ですので、皆さんが仕事から帰られた夜にすることも可能ですよ」と私は即答するように言いました。

 

Hさんは黙り込まれ、口を真一文字にされたので、「もちろん、無理強いはしませんが、ご家族の悲しみが深いのであればなおさら、立ち会ってお見送りされたほうが良いと私は思うんです」と私が補足するように言ったその時でありました。

 

玄関の扉が開き、お母さんに支えられるようにしながら亡くなったチワワちゃんを抱いた娘さんが出てこられたのです。

 

娘さんの姿を目にし、私は思わず言葉を失いました。

 

目は涙で腫れ、見るからに疲れ切ったような表情をされており、今にも倒れるのではないかというほど、憔悴されていたのです。

 

おそらく、この三日間、ショックのあまり、まともに食事も睡眠もとれなかったのでありましょう・・・

 

娘さんを支えるようにしていたお母さんの「すいません」という声に、我にかえった私は、「プレシャスコーポレーションの野村です」と自己紹介をし、「すぐお棺を取って参ります」と告げ、棺を車にとりに向いました。

 

速やかに棺を車から取り出した私は再びHさん宅に戻りました。

 

戻ると、娘さんがチワワちゃんを抱きしめたまま、その場にしゃがこみ、顔を埋めておられ、そんな娘さんをやり切れない表情で見つめるHさん夫婦の姿に、私も歩みを緩め、静かに三人に近づいたのです。

 

娘さんは、20才前後に見えたのですが、もしかすると年齢的にも身近な存在との死別は初めての経験だったかも知れません。

 

ご両親も急な事故でペットを喪った娘さんに、この三日間、いろんなお言葉で慰められたと思うのですが、ここにきて、もう、かける言葉も見失っておられたかのように、ただ、泣きじゃくる娘さんの姿を黙って見つめておられたのです・・・

 

 

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突然奪われた命を前にしたとき

沈んだ声の男性から「あの、そちらは犬の火葬をしてくれる会社ですか?」と電話があったのは、今から一か月半ほど前の7月初旬の日曜日の深夜の2時過ぎでありました。

 

「はい。そうでございます」と返答した私に男性は「すいません夜中に」とお詫びされた後「これはどういうふうにしたらええんですか?」と単刀直入に訊ねられたのです。

 

私は、「はい。そうですね」と前置きをさせてもらった後、当社の葬儀には大きく分けて会館で執り行う会館個別葬と、自宅執り行う自宅訪問火葬の二つの方法があることを伝え、それぞれの流れと費用を説明させてもらいました。

 

説明を聞いた男性は「明日は(家族)みんな仕事なんで、出来たら朝に自宅まで来てもらいたいんやけど。それで、もう家で火葬とかはせずに、そっちに持って帰ってもらって(火葬を)してもらって、夜にでも骨だけ返してもらえたらそれでいいんやけど、そんなんも出来ます?」と質問をされたのです。

 

男性の住所は会館のある守口市であったので「はい。可能です」と私が返事をすると、男性は「そうですか・・・・」と元気なくお返事され、「ちょっと待ってくださいね」と言って、少し電話口から離れなれる気配がしました。

 

おそらく近くにおられる家族に説明をされていたと思うのですが、そのとき、電話を通し、若い女性の嗚咽にも似た泣声が聞こえたのです。

 

電話の向こうでは、若い女性の「嫌やぁ」という声と男性の「いつまでも置いてられへんやろ・・・」というなだめるようなやりとりが聞こえていました。

 

少しの間、このようなやりとりをされていたのですが、そのとき、男性が「もしもし」と再び電話口に出られ「あの、また後で電話かけ直しますわ」と言われたので、私は「はい・・・わかりました」と少し動揺しながら、そう返事をしたのです。

 

正直、私はお電話をいただいたとき、寝ていたのですが、一気に目が覚めてしまい、布団から出て電気をつけて水を飲みました。

 

いずれにしても、話の流れから、もう一度電話がかかってくると思った私は、起きて電話を待つことにしたのです。

 

そして、電話を切った1時間後、再び男性から電話がありました。

 

男性は「さっき電話した者です」と名乗られた後「さっきはすいませんでしたね」と途中で電話を切られたことをお詫びをされ、「そしたら悪いんですけど、朝の8時にこっち来てもらっていいですか?」と言われたのです。

 

私は「はい。」と返事をした後、必要事項を一通り訊ね、そのとき初めて「あのワンちゃんの種類は?」と犬種を訊ねたのですが、男性は「ああ・・・チワワです。6歳の・・・・チワワです」とペットちゃんの種類と年齢を口にされたとき、言葉に詰まらせられたのです。

 

「チワワちゃんですね。わかりました」と私は返事をし「それで、最初に仰ってたように、朝、私がそちらにお迎えに行き、夜に御骨をお届けするという内容でよろしいのでしょうか?」と確認をするように訊ねると、男性は短く「・・・はい」とだけ返事をされました。

 

「わかりました。」と返事をしながら私は、どうしても、先程、泣いておられた女性のことが気になり「あの余計なことかも知れませんが・・・他の家族の方もそれで構わないと納得されていらっしゃいますか?」と、出過ぎたことと知りつつ、そのように訊ねたのです。

 

男性は「まあ・・・これだけはね・・・・」とやり切れないように言われた後「娘がね・・・まだ信じられない(ペットちゃんが亡くなったこと)みたいで、ずっと泣いてますけど、こんな時期(夏)やし、ずっと家にも置いておかれへんからね」と溜め息交じりに言われたので、私は「ペットちゃんが亡くなったのはいつなんですか?」と訊ねました。

 

男性は「金曜の夜にね・・・車にはねられて・・・・それで・・・・」と、そこまで言って黙り込まれたのです。

 

電話があったのは日曜の深夜、つまり日付が変わった月曜であったので、チワワちゃんは亡くなって約3日経過しているということでありました。

 

事故か・・・

 

私は心でそうつぶやきながら、突然奪われたペットの命を前にご家族のショックが大きいのは無理がないと思ったのです・・・

 

「いずれにしても、8時にそちらに行きます。そのとき、またお話伺わせてもらいます」と私は言い、男性は「はい。では」と言って電話を切られました。

 

私は、その後、眠りにつくことが出来ず、そのまま朝を迎えたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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せめてお骨だけでも・・・

弊社プレシャスコーポレーションで承るペット火葬の一つに一任個別火葬というものがあります。

 

文字通り、我々プレシャスコーポレーションスタッフが飼い主さんより一任され、飼い主さんに代わり個別火葬を実施するものなのですが、そんな飼い主さんの中には、本当なら立ち会ってお見送りをされたいのに、事情があり、止むを得ず一任火葬をご依頼される場合もあるのです。

 

立ち会いたいをしたいのに出来ないというにはどういう事情があるのか?

 

まず、自宅に駐車スペースがなく、火葬車で自宅火葬が出来ず、かといって、当会館に行く時間もとれないような飼い主さんであり、典型的なのは小さな赤ちゃんや介護が必要な家族がいらっしゃるようなケースであります。

 

そのような場合、我々がご自宅を訪問し、玄関先でペットちゃんをお預かりして、飼い主さんとはそこでいったんお別れをしてもらいます。

 

その後、ペットちゃんと一緒に会館に戻り、祭壇に寝かせてあげた後、読教お焼香をあげ、ご火葬を実施するのです。

 

通常の流れでは、ご火葬後、お骨上げになるのですが、私は必ずこのタイミングで飼い主さんに電話をいれるようにしています。

 

一任火葬をご依頼される飼い主さんの大半は、基本、収骨もすべて一任されるのでありますが、私は必ず「たった今、無事に終了しました」と火葬が済んだことを報告した後「お骨をトレイごとそのままご自宅に運び、ご自身でお骨上げすることも可能ですが、どうされますか?」と訊ねるようにしています。

 

飼い主さんの中には、火葬後のお骨をそのままの状態で自宅まで持って来れることを知らない人がほとんどなので、私にそう訊ねられると、一瞬「え?」と驚きを隠さないように言われます。

 

そして、声を詰まらせながら「それなら・・・せめて骨だけでも自分で拾わせてもらいたいので・・・お願いできますか」と承諾されるのです。

 

先立ってしまったかけがえのない存在のお骨を自らの手で収骨するという文化は日本人らしい温かな文化であると、私は思っているのですが、葬儀や火葬に立会いできなかった飼い主さんにとっても、最後に収骨することで、ご自身の役割を少しでも果たされたと、胸のつかえがとれたように感じられることもあるのです。

 

火葬後のお骨は繊細であり、微かな振動でも崩れてしまうことがあります。

 

ですので、お運びするときは、振動をおこさないようにかなりの低速で運転するのですが、それは想像以上に神経を使うことであり、信号待ちのたびに(大丈夫かな?)とチェックするほどです。

 

しかし、それも、そんな飼い主さんのお気持ちに応えたいためであり、今後も、続けて行こうと思っています。

 

 

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偲ぶ心を尊重するということ

葬儀の形式は私達(飼い主さん)のやり方でさせてもらいたいのですが。

 

ペット葬儀のご依頼の際、飼い主さんからこのような申し出があるときがあります。

 

それは、飼い主さん家族がカトリック系の信徒さんであるような場合などに多い申し出なのですが、飼い主さんの意向に沿ったお見送りを理念にしている当社では、そのような要望にも可能な限り、お応えするように心掛けております。

 

もちろん、基本的に当会館は日本式というか仏教色の濃い葬儀会館でありますので、教会のような設備はありません。

 

飼い主さんもそれを踏まえた上で申し出されているので、無理な注文はされないのですが、ごく簡単な要望は出されることがあります。

 

どのようなことかと申しますと、例えば、「お経はいらないので、讃美歌を流してほしい」といったことや、「お焼香はいいので、家族でお祈りをする時間をください」といったものであります。

 

当然、それは可能なことなので、そのような申し出があったとき快く承るようにしており、担当したスタッフもお祈りの輪に入れてもらい、ペットちゃんの旅立ちを飼い主さん家族と一緒に見送るようにしながら、進行させてもらっております。

 

 

また、同じように創価学会員の飼い主さんもペットを見送るときも学会式の葬儀を希望されることがあります。

 

学会式といっても、基本的な葬儀の流れは仏教式であるので、祭壇や焼香台などは従来会館にある設備で問題ないのですが、学会員さんの飼い主さんから1番多いご要望は「お経は自分達であげさせてほしい」ということであります。

 

もちろんそれも可能でありますので、そのような申し出がある場合は飼い主さん家族に読経をあげてもらうようにしています。

 

学会員の方は、毎日、自宅でもお経をあげてる方が多く、小さなお子さんであっても普通にお経をよまれるのですが、我々スタッフは、その間、飼い主さん家族の後方に立ち合掌をして参列させてもらっています。

 

信仰している宗教が変われば、お見送りの形式にも多少なりとも違いがあるのは当然なことであります。

 

しかし、飼い主さんの旅立ったペットお見送りする心の部分に違いはなく、それが同じであるなら葬儀の流れはあくまでも形式であり、さほど重要なことではないと私は思っています。

 

だからこそ、当社では可能な限り飼い主さんの要望には柔軟な姿勢で対応させてもらってきたのでありますが、いつでも飼い主さんの見送る心を感じながら仕事をしていると、見えてくるのは飼い主さんのペットに対する愛情であり、偲ぶ心であります。

 

葬儀においては、それがなにより大切であり、飼い主さんのその心を尊重しながら見届けるのが我々葬儀屋の仕事なのかも知れませんね。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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飼い主さんには見えている

ペット火葬の場合、お骨上げの際、細部に渡って全てのお骨を収骨し骨壺に収められる方が大半を占めます。

 

特に猫や小型犬は全て収めたとしても標準サイズのお骨壺に収まりきるので、そうされる飼い主さんが多いのも確かですが、それ以上に、飼い主さんのペットに対する「たとえ細かく割れてしまった骨であってもペットの一部だから」という愛情が、そのようにされる最大の理由であると私は思っています。

 

そして、骨上げ箸でつまめないほど、細かくなってしまったところや、灰になってしまったところを、刷毛で集めてお骨壺に収められることもあるのですが、あえて、それは骨壺には入れず、別の袋か何かにとっておかれる飼い主さんもいらっしゃいます。

 

「どうされるんですか?」

 

そのようなとき私は必ずそう質問するのですが、大抵の飼い主さんは「いずれ時がきたらこの子(亡くなったペット)が好きだった場所にまいてあげようかなって思ってます」とお答えになる人が多くいらっしゃるのです。

 

この子が好きだった場所。

 

もちろん、それはそのペットによって違うものではありますが、いつも遊んだり、日向ぼっこしていたお庭や、散歩に行っていた公園なのかも知れません。

 

同じように、自宅で火葬を実施される場合、お骨上げ後すぐ、灰になってしまった部分をそのままお庭にまかれる人もいらっしゃるのですが、そのようなとき、飼い主さんは「好きなだけ遊びや」や「ずっとここに居てね」とペットに話かけるようにされながら、まかれるものです。

 

そのような光景を幾度となく間近で見守る私は、そんな飼い主さん達を見て、いつも感じることがあるのですが、そんなとき、飼い主さんはお庭にまかれた後、暫しの間、静かにお庭を見つめておられ、まるで庭で元気よく遊ぶペットの姿が見えてるかのように涙を流しながらもとても優しい表情になられるのです。

 

声をかけるのもためらうほど、そこには飼い主さんとペットちゃんしか入れない空間があるようで、私はそのようなとき、黙ったままその光景をただ見つめるようにしているのですが、もしかしたらそのとき、飼い主さんにはペットちゃんの姿が見えているのかも知れません。

 

いや、きっと見えているはずです。

 

見えているからこそあんな優しい表情にはなられるのでありましょう・・・

 

 

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死に目に会えるということ

弊社プレシャスコーポレーションは年中無休でお葬儀のご依頼をお請けさせていただいておりますので、当然ながらお盆の間も通常営業いたしておりました。

 

実は毎年、お盆期間は高齢の犬ちゃんの葬儀依頼が多く寄せられるのですが、今年も例年通り、その傾向を強く感じるに至ったのであります。

 

このことは、過去にブログに何度も書いたことなのですが、犬という動物は、実に不思議な動物であり、特に高齢の犬はまるで、その期間に離れてくらす家族が家に戻ってくるのを知ってるかのように、家族が揃うお正月やお盆に亡くなることがあるのです。

 

そう、離れてくらす家族の帰りを待つがごとく、本当に最後の挨拶をするようにして、息を引き取るのです。

 

私は、このようなことは偶然ではなく、犬という動物の持つ特殊で高貴な能力が成せることだと思っているのですが、それは、そのようにして死に目に立ち会えたご家族の方も強く感じられることなのです。

 

家族が揃う期間だということもあり、お盆期間中は三世帯や場合によっては四世帯の家族が集い、愛犬の葬儀を執り行われることもあるのですが、皆が揃ってるときにお見送りすることができて本当に良かったと述べられることが多く、お見送り自体も温かなものになるのは言うまでもありません。

 

小さな子供達にとってはお葬式自体が初めての経験という場合もあり、お焼香の作法なども親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんに習うようにしてされています。

 

見送りを終えられたとき、ご家族の方々は「死に目に会えてよかった」「みんなで見送れてよかった」とペットを偲びながらも、家族が揃った日にお見送りができたことを満足気に語られるのですが、それは見送ってもらったペット達もそれ以上に感じていることであると、私は思うのです。

 

葬儀というのは別れとお見送りの儀式であるので、一般的には悲しいものであります。

 

しかし、お正月やお盆の葬儀には、そんな悲しみの他に家族の温かさを感じれることもあり、私は毎年、その期間、胸を熱くしながらお仕事をさせてもらっています。

 

 

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