2015-04

「話し合い」お骨はずっと持っておきたい 5

お骨の保管について家で話し合いをしましょう。

 

私のその提案にお母さんは無言でうなずき、自宅に入っていかれました。

 

Uさんは私に歩み寄り「なんかすいません。お時間大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いてくださったので「はい。大丈夫です」と返事をしました。

 

「でも・・・もういいですよ・・・きっと母の意見も私の考えも変わらないし、物別れになって終わりになるの見えてますから」とUさんは話し合いでは解決しないだろうということを示唆されたのです。

 

「かも知れませんが・・・」と、私はうなずいた後「でも、私もUさんと同じ考えで、つまり、お骨は家に置いて供養しても構わないという考えの持ち主でありますし、葬儀屋としても、その理念を説明する義務があると思うんです」とUさんにお伝えしました。

 

Uさんは「言うても変わらないと思いますよ・・・」と、半ば諦めに近い心境で、そう言われたのですが、私は「そのときは帰ります。でも、その前にお母さんに、なぜ反対なのかを、もう少し、そのお考えもお聞きしたいですし、私も意見を言わせてもらえたらと思っているんです」と私は言いました。

 

実はUさんくらいの年代(Uさんは当時20代後半)とお母さんくらいの年代(お母さんは当時、還暦前である50代後半)とでは、お骨を含めた供養の在り方について、大きく意見が違うことは珍しいことではなく、それまでにも、Uさん親子と同じように、ペットのお見送りのしかたや、お骨の処遇について家族間で意見が分かれることが、私の担当された飼い主さん家族の間でもあったのです。

 

しかし、私自身、修行を積んだ僧侶でもなく、いち葬儀屋の立場であったので、そのことに対し、飼い主さん家族に意見を申し上げたことはありませんでした。

 

このとき、Uさんのお母さんが私に「おたくさんも(葬儀屋という)商売してはるんやったら、そういうこともちゃんと教えてあげんとあきませんよ」と言われたこともあり、私は初めてお骨の自宅供養について、飼い主さん家族とお話をしようと思ったのであります。

 

今では、葬儀の席上で、必ずと言っていいほど、ご依頼者さんとそのことについてお話をさせてもらうようになったのですが、私自身、葬儀後の供養事について、飼い主さん家族と話をしたのはこのときが初めてでありました。

 

Uさんは私の「話し合いをしましょう」という申し出に消極的な姿勢であったのですが、「私も意見を言わせてもらいたい」という言葉に理解を示してくださり「わかりました・・・じゃあ中に」と、私はUさんの後に続いて自宅に入りました。

 

自宅リビングではUさんの娘さんがお昼寝をしていました。

 

そして、お母さんがすぐそのそばのソファーに腰かけていらしたので、私とUさんはお母さんの正面の座布団に腰をおろしたのです。

 

「どうぞ気にせず足を崩してください」とお母さんが言ってくださったので、私はお言葉に甘えて足を崩しました。

 

Uさんもお母さんも互いに視線を合わせず、黙り込まれたので、私は「まず、最初に私の考えでありますが、私はこのことについてはUさんと同じ考えであります。でも、それは軽々しく自分の考えでそう言ってる訳ではなくて、私自身、このお仕事を始めるにあたり、葬儀のことはもちろん、供養のことについても私なりに勉強し、その上でペットの遺骨は自宅で供養しても構わないという考えに至ったんです。」と自分の考えを伝え、話を切り出したのです。

 

それを聞いたお母さんは明らかに憤慨されたような首を左右に振り、息を漏らすようにして長く溜め息をつかれました。

 

私は少し間を置いて「お母さんはペットのお骨を家に置くこと自体が反対というお考えのようでありますが、それはなぜなんですか?」と訊ねました。

 

お母さんは視線を下げ気味に「私もね、おたくさんや娘さんが言う気持ちがわからないわけではないんですよ。ただね、やっぱり昔から例え親の骨であってもそれを家に置いたままでは浮かばれないと言うでしょ?そんなことしたら亡くなった人が悲しんで残った家族も幸せになれないもんなのよ。私はそれが心配だから、反対してるの」と目に涙を浮かべながらそう言われたのであります。

 

私はお母さんの言葉に嘘はなく、反対されているのはUさんやUさんの娘さんや旦那さんのことを想うからこその親心であることもわかっていました。

 

それ故、ちゃんと話し合いをしたほうが良いと思ったのであります。

 

私はお母さんに「お母さんがそう言われるお気持ちも私にはすごくわかります。事実、私も親から同じようなことを教えてもらいました」と返答しました。

 

お母さんは顔をスっと上げ「そうでしょ?教えてもらったでしょ?なのになんでそれを娘に言ってくれないの?」と言われました。

 

「はい。幼い頃から供養や法事も経験し、それについて親からも教えてもらい、無意識の内に、そういうものだと思っていたのですが、次第に大人になるにつれて、それらの在り方自体に疑問を持つようになり、先程も言いましたが自分がこの仕事を始めるにあたり、それらについて勉強したんです」と私はお母さんに話しかけるようにして言ったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「お骨を巡っての激しい対立」お骨はずっと持っておきたい 4

全てのセレモニーが終わり、私はUさんに愛猫ちゃんの遺骨の収まったお骨壺を手渡しました。

 

そして、代金を受取り、私が頭を下げてUさん宅を後にしようとしたときでありました。

 

お母さんが驚いたような顔で「ねえ、あんた。その骨壺どうするの?」とUさんに訊ねられたのです。

 

「どうするのって、持っておきたおから家に置いとくつもりやけど」と、平然とした表情で答えられました。

 

それを聞いたお母さんは明らかに憤慨された表情になって「あんた、それはあかん。猫の骨なんか持っておくもんじゃないわよ」とUさんに言われた後、私の方を見て「骨はおたくさんが持って帰ってくれはることも出来るんでしょ?」と訊ねられたのです。

 

「はあ・・・もちろん、それも可能でありますが・・・」と、私が困惑気味に返答すると、Uさんが少し怒ったような顔つきになり「ちょっと待ってよ!なんでお母さんが決めるの?私の猫やねんで?なんで持ってたらあかんの?」と声を荒げて言われたのです。

 

しかし、お母さんは「あんたよく考えや。人間にしてもそうやけど骨なんかな、持っておくもんじゃないのよ。ましてや動物の骨を家に置いておくなんて罰当たりなことなんよ?」と毅然とした表情で首を横に振りました。

 

Uさんは、目を閉じながら、溜め息を漏らし「罰当り?罰当りって何なん?何があかの?」と詰め寄るように言うと、お母さんは「人間の骨でも家に置いておくのは四十九日までで、その後はお墓に入れるもんやの。だから、ずっと家に置いておくことは罰当りなことやの」と返答されたのです。

 

「それは人間の骨の話やろ?」と呆れたようにUさんが言うと「人間でもそうやのに、ましてや猫の骨なんやで・・・」と、お母さんは嫌悪感を表情に滲ませた後、私を見て「おたくさんも商売してはるんやったら、そういうこともちゃんと教えてあげんとあきませんよ」と言われたのです。

 

私は咄嗟に「すいません」と口に出しそうになったのですが、私がそれを口にするとお母さんの意見を後押しする形になり、益々Uさんの立場が悪くなると思い、思わず言葉を飲み込みました。

 

それに、お母さんの意見も理解は出来たのですが、私にの個人的な意見としては、いつもブログでも書いている通り、ペットの遺骨の処遇については飼い主さん本人の意思で決めるものであると思っていたので、その時私はあえて無言で通すことにしたのです。

 

「その人(私の事)は関係ないやん。骨のことは事前に電話で『火葬終わったら返してほしい』って私が言ったんやから。それに、ちゃんと前の前で火葬して骨も返してくれはる会社やからお願いしたんやし」とUさんは私をかばうようにして言われた後「とにかく○○(愛猫ちゃんの名前)は私の猫なんやから骨を持っておくかどうかは私が決めることやわ」と言い切るようにして言われました。

 

そう言われ、お母さんは一段と厳しい顔つきになりながら「家に置いておくんならあんただけの問題やないでしょ。T君(Uさんの旦那さん)やL(Uさんの娘さん)にも関係あることやからお母さんは言うてるんや」と厳しい口調で言われたのです。

 

「それやったらお母さんは関係ないやん。少なくともTには『しばらく骨は持っておく』って言うてるし、了解ももらってるし」とUさんが言うと、お母さんは首を横に振りながら「あんたら若い人はそういうことがどんなに罰当りなことなんかわかってないねん。大事なことなんやから、もっと真剣に考えて行動しなさい」と叱責されました。

 

しかし、Uさんは納得できないように「さっきから罰当り罰当りって、何なん?何が罰なん?ちゃんと説明してよ!」と、ご近所さんに響き渡るほどの大きな声で言われたのです。

 

「あんた大きな声だしなさんな・・・」とお母さんは表情をこわばらせて言った後「昔から骨は家に置いておくもんじゃないって言うねん。置いておくと、災いがあるって言うもんや」と、Uさんとは対照的に静かな声で言われました。

 

「そんなん迷信やろ?お母さんは考え方が古いねん。今の時代、ペットの骨を家に置いて供養する人はいっぱいおるし、当たり前な時代やねん」と吐き出すように言った後、私を見て「本当に見苦しいところ見せてすいません。もう帰ってくださって構いませんよ。今日はありがとうございました」と頭を下げられたのです。

 

Uさんにそう言われたものの、この状況で帰っていいものかどうかと私は判断に迷ったのですが「はい・・・」と小さく返事をしました。

 

ところが、お母さんは「帰ってもろうたら困ります。帰りはるんやったらお骨を持って帰ってください」と厳しい視線を私に向けられたのです。

 

火葬の実施については、渋々ながらもUさんの意向に従って自宅駐車場での火葬を承諾されたお母さんではあったのですが、遺骨の処遇については、断固として譲らないという意思がお母さんの表情からも読み取れました。

 

私はUさんとお母さんの間で、オロオロとするしかなかったのですが、いずれにせよ、このまま帰るのは得策ではなく、Uさんのためにも、ちゃんとお話をするべきだと感じ「あの・・・ペットであってもお骨のことは大切なことでありますし、ここでは何ですから家の中で話しをしませんか?そこで私も意見を言わせてもらいたいのですが。だめですか?」と提案をさせてもらったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「火葬のとき」お骨はずっと持っておきたい 3

Uさんは愛猫ちゃんとの最後のお別れの時間を過ごされた後、優しく抱き上げて出棺されました。

 

そして、火葬車の前で私はUさんより愛猫ちゃんを受け取り、火葬炉に納めめたのであります。

 

私はUさんに確認を取った後、点火のスイッチを押したのですが、Uさんは肩を震わせながら合掌を奉げ、しばらくの間、そのままの姿勢でお見送りをされていました。

 

その後ろでは、お母さんが孫娘ちゃんを抱きながら、まだ不安そうな顔で火葬車の空気口から上がる無色透明の靄を見つめておられました。

 

私はそんなお母さんに歩み寄り「御覧の通り、煙や臭いも出ませんし、もちろん、空気口から出ている靄も有害なものではありませんので」と説明をするように言いました。

 

お母さんは「そうですね・・・でもね、そんなことよりも私が言うたのはね、家で猫の火葬をするってっことがね・・・・なんていうか・・・」と、その後は言葉にはならなかったものの、明らかにお母さんは自宅での火葬実施を快く思ってらっしゃらないことが窺えたのであります。

 

その後、母さんと孫娘ちゃんは自宅で待機されることになり、Uさんは一人で火葬に立ち会われました。

 

火葬が始まって10分ほど経過した頃、Uさんは合掌を解き、その第一声に「さっきはすいませんでした」と私に先程のお母さんとのやり取りのことを謝られたので、私は「いえいえ。とんでもございません」と恐縮しながら返事をしました。

 

Uさんは「年代もあると思うんですけど、母の考えは猫は猫。あくまでもペットなんですよ」と表情を曇らせた後、続けるように「それに母は昔からやたらご近所さんの目とか気にする人で・・・きっと今日もなんか言うとは思ってたんですが、案の定・・・」と苦笑いを浮かべられたのです。

 

「そうですね。お母様の世代はペットはペットというのは当然でしたし、亡くなったときも、当時は土の場所がたくさん残ってたので、河原や山に埋葬するのが普通だった時代でしたからね」と私は補足するように言いました。

 

「それにしても、本当に煙が出ないんですね・・・すごいですね」とUさんは火葬車の空気口を見上げながら感心するよう言われたので、私は「はい。先ほども言いましたが、年々、ペットの家族化は進んでますし、Uさんのようにちゃんと火葬してお見送りされたいと思われる飼い主さんお数も増えてますので、それに伴い火葬炉の性能も年々、新しい技術が搭載されて上がっているんですよ」と説明しながら同じように火葬車を見上げました。

 

「これやったらご近所さんも何してるかわからないですよね?」とUさんが笑顔になられたので「まあ、一応、外観だけは普通の車のままですからね」と私も笑顔で答えたのです。

 

その後、火葬は無事に終わり、Uさんは「家でしたら、また母が何か言いそうなんで」と、火葬車の後方荷台でお骨上げをされることを希望されたので、私は言われた通り、荷台にマットを敷き、準備を整えました。

 

愛猫ちゃんのお骨を見たUさんは「綺麗・・・こんなにちゃんと残るんですね・・・」と目に涙を溜めて言われたので「はい。高齢や骨に影響が出る病気の子は崩れてしまうこともあるんですが、きっとUさんの猫ちゃんは骨が丈夫だったんですよ」と、私は謙遜して答えました。

 

「ありがとうございます」とUさんはお礼の言葉をかけてくださり、骨上げ箸で大切そうに愛猫ちゃんのお骨をお骨壺に収め始められたのです。

 

その時でありました。

 

お母さんが玄関口から顔を出され「もう終わったの?」と声をかけられたので、私は「はい。無事に終了しました。今、娘さんがお骨上げをされています」と返事をしました。

 

「そうですか」とお母さんが、少しだけホっとした表情で出てこられ、火葬車に歩み寄られたのです。

 

そして、愛猫ちゃんのお骨を見て「いや~綺麗に残ってるやん」と笑顔になられたので、Uさんも「ほんまに・・・こんなにちゃんと残るって思ってなかったわ」と笑顔で答えておられました。

 

その姿を見て私は(やっぱり親子やな・・・なんだかんだ言うても仲良しなんやな)と微笑ましく感じ、無意識に笑顔で二人の背中を見つめていました。

 

このまま無事に終えることが出来る。

 

このときは、そう思って私はお二人にお骨の説明をし、Uさんは細部に渡って愛猫ちゃんのお骨をお骨壺に収められたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「母と子の意見の相違」お骨はずっと持っておきたい 2

孫娘さんを抱きながら火葬車を物珍しそうに見ておられたUさんのお母さんだったのですが、そのとき、ふと我に返ったような顔をされて「この車で火葬できるのはわかったんですが、火葬はどこでやりはるの?」と私に訊ねられたのです。

 

お母さんの質問の意図がわからず「どこで・・・・と申しますと?」と私が聞き返すと、お母さんは「どっか道でしはるの?それとも会社に戻られてしはるの?」と、さらに質問をされたのです。

 

私は、お母さんが訪問火葬、つまりご自宅でご火葬実施することをご存知あげないだと、このとき初めて気付き「いえいえ。本日はUさんの希望もあって、ご自宅で火葬するようご依頼を請けてるんですが・・・」と困惑を隠しきれず返答しました。

 

それを聞いたお母さんは、明らかに表情をこわばらせて「ええ!?ここで火葬するの?」と驚いたように言われ、「はい・・・そのように伺っておるのですが、私の聞き違いですかね?」と、私も少し不安になり、そのように答えたのです。

 

「ちょっとそれはさすがに・・・」とお母さんは言いながら「娘に聞いてきます」と言い残し、孫娘ちゃんを抱いて自宅の戻られました。

 

どういうことだろうと思いつつ、少なくともUさんとお母さんの間で、本日の自宅火葬のことについて、話がまとまっていないのは確かだと感じた私は、心配になり、お母さんの少し後を追うようにして扉を開け玄関に入りました。

 

リビングではお母さんが「あんた、火葬って家の前でやるの?」と困惑気味にUさんに訊ねられていたのですが、Uさんは平然とした口調で「そうや。そう言ったやん」と返事をされたところでありました。

 

お母さんは抱いていた孫娘ちゃんを床におろし「いや、お母さんはてっきり、迎えに来てくれはって他でやるって思ってたんよ」と言うと、Uさんは「なんでやの。ちゃんと見届けて骨も拾ってあげなあかんやんか」強い口調で言われたのです。

 

「骨拾うって・・・それはいいにしてもあんた・・・いくらなんでも家の前で猫の火葬なんかするもんじゃないわよ」とお母さんは諭すような口調で言われたのですが、Uさんは毅然とした表情で「火葬いうても、家の前で無造作に燃やすわけじゃないんやし、煙も火もあがらない専門の機械でするねんから何も問題ないやんか」と言った後、私の方に視線を向け「そうですよね?煙とか出ない機械なんですよね?」と質問をされました。

 

お母さんとUさんのやり取りをドギマギしながら聞いていた私は、咄嗟に質問をふられたこともあり「はあ・・・そうです」と口籠って返事をしました。

 

Uさんは再びお母さんに向き直り「ね。問題ないやん」と言われたのですが、お母さんは不安な表情で「煙とかそういう問題じゃなくて猫を家の前で火葬するのが問題やってお母さんは言うてるんや。ご近所さんとかも嫌がりはるで」と頭を傾げて言われたのです。

 

しかし、Uさんは「そんなことないよ。今ではこういうの(自宅火葬)は当たり前やねんて。お母さんが古いねん」と断固とした態度で、そのように言われたのであります。

 

「そうなんか・・・それやったら、お母さんは別に構わへんけど・・・」とお母さんは口籠ったようにして、ポツリと言われた後「○君(Uさんの旦那さん)はこのこと知ってるんか?」と心配そうに訊ねられたのです。

 

「知ってるよ・・・それに『今はこういう(自宅火葬)のがあるから便利やな』って言うてたわ」と、半ば呆れたような口調で、そのように言われました。

 

私は最初、Uさんとお母さんが一緒にこのご自宅で暮らしていると、思っていたのですが、このとき、初めてお母さんは近くの別の家(Uさんにとっての実家)に住んでいらっしゃることを知ったのです。

 

まあ、あんたらの家やし、それやったらお母さんは口出しはせーへん(しない)けど・・・」と、お母さんは心配顔のまま、渋々と承諾をされました。

 

しかし、まだ、納得できなような顔をされ、私に「火葬ってだいたいどれくらい(の時間)かかりますの?」と質問をされたので、私は「かなり痩せている子なのでご火葬そのものにかかるお時間は30分ほどです」と答えました。

 

「30分くらいなの・・・それやったらまあご近所さんにも迷惑がかからんか・・・」とお母さんも、少しだけ安堵しあようにして言われた後「こういうこと(自宅でのペット火葬)頼みはるとこ多いもんなんですか?」とさらに質問をされたので、私は「そうですね。まだまだペットの自宅火葬は市民権を得たと言えるところまでは来てないですが、ペットの家族化に伴い年々増加の傾向にはありますね」とお伝えしたのです。

 

Uさんは私の話にうなずきながら「そうやねん。お母さん、今はペットは家族と一緒やねん」とUさんは気持ちを込めて言われました。

 

そのようなやり取りがあり、お母さんは腑に落ちないような表情のままであったのですが、最終的に自宅での火葬を承諾されたのであります。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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