2015-04

「不安な気持ち」ある新聞配達員さんと野良猫ちゃんのお話 2

その日の正午近くになって「あの・・・朝方に電話したSですが・・・」と再びSさんからお電話があり「やっぱり火葬してあげたいんでお願いしていいですか?」と言われたのです。

 

「わかりました。では、ご都合なんですが、ご希望の日時はお決まりですか?」と訊ねた私に、Sさんは「出来れば早くしてあげたいので、今からでもいいですか?」と言われました。

 

その日は平日なこともあり、正午過ぎの時間帯は予約がなかったので「はい。大丈夫です。当会館の場所はわかりますか?」と私は返事をした後、Sさんにそのように訊ねました。

 

「たぶん・・・わかると思います・・・ハローワークの近くですよね?」とSさんが聞かれたので「はい。ハローワークから関目方面に向かって信号3つ目と4つ目の間の右側です」と私は説明しました。

 

「わかりました。では後ほど・・・」とSさんは言われ、電話を切られたのです。

 

私はすぐに火葬炉の点検をし、祭壇を掃除しようともう一度、会館に戻ったときでありました。

 

再度、Sさんから電話があったのです。

 

電話口のSさんは「あの・・・本当に失礼なこと聞くようですけど・・・本当に野良ちゃんでもちゃんと火葬してくれるんですよね?」と深刻そうな声で訊ねられたので私は「もちろんでございます。正式なご依頼なんですから通常のセレモニーと変わるというようなことはありませんよ」と私が返答すると「すいません本当に・・・ということは、つまり、ちゃんと立ち会えて骨も私が拾えるってことなんですよね?」とSさんは念を押すような口調で、そう聞かれたのです。

 

「はい。当社では、飼い主さんがお気持ち的にお立会いがつらい場合や、お時間の都合で我々葬儀屋に一任される場合を除いては全て飼い主さんお立会いのもと、お葬儀・ご火葬・お骨上げまでさせていただいております」と私は返答しました。

 

Sさんは「そうですか・・・わかりました。なんか野良猫って言ったから、もしかしたら他のペットと一緒にまとめて燃やされて終わりなんかなって心配になったんです。それに野良猫っていっても私が知ってる野良猫の仔猫なんで、ちゃんとペットと同じようにしてあげたいんです」と涙声で、そう言われたのです。

 

「Sさん。私の会社では『野良猫だから』とか『小さなペットだから』と区別するようなことはありません。ご依頼があれば、どのようなペットちゃんでも飼い主さんの家族だと思ってご一緒にお見送りをさせてもらっています。だから安心していらしてください」と私は伝えしました。

 

「本当にすいません・・・なんか急に不安になって・・・」とSさんは正直なお気持ちを口にされ、そのお気持ちが痛いほど伝わった私は「知らない会社や面識のない私を信頼できない気持ちもわかりますが、どうか私を信用してください。ご火葬も私自身が担当させてもらいます」と、気持ちを込めてそのようにお答えしたのです。

 

少し間があり「はい・・・わかりました。では今から自転車でそちらに向かいますね」と 、Sさんは、その日始めてしっかりとしたお返事をされて、電話を切られたのです。

 

どんな人であっても、初めてペットのご火葬をご依頼するときは、いろんな不安が頭を過り、心配になるものであります。

 

それはもちろん、ペット葬儀業界自体に良くない評判があることも、その最大の原因であることも、さることながら、Sさんの場合はご自身が「野良猫」と口にされたことで、通常とは違い、雑な扱いをされるのではないかという不安があったのだと思います。

 

当然ながら野良猫ちゃんの火葬を依頼する人は、それほど多くはありません。

 

しかし、当社では年間を通じ10件以上、野良猫ちゃんの火葬のご依頼があり、その都度、ご依頼者さんのペットちゃんとして、他のペット同様に個別で火葬を実施して参りました。

 

亡くなった猫ちゃんをお見送りしたいと思われる人が存在するなら、そこに「野良猫」や「飼い主さんではない」と言った区別など存在するものではありません。

 

そして、これは私個人の思いなのですが、「自分のペットではないのにちゃんとお見送りをされる」という人に対し、敬意に似た感情を持ってしまうのも事実であります。

 

このようなご依頼があるとき私は必ず「もし、自分が同じ立場だったら、同じような行動をとるだろうか・・・」と考えてしまうのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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ある新聞配達員さんと野良猫ちゃんのお話 1

Sさんとういう女性から「あの・・・そちらは動物の火葬とかをやってくださる会社ですか?」と、お問い合せの電話があり、お電話を受けたのは私でありました。

 

「はい。そうでございます。どうされたのですか?」と私は返事をし、Sさんにご用件をお訊ねしたのです。

 

Sさんは、少し緊張した、か細い声で「はい・・・実は・・・猫の火葬をお願いしたいんですか・・・あ、猫と言っても仔猫でして・・・仔猫でも火葬をお願いできるんですか?」と不安そうに質問をされたのです。

 

私は「はい。仔猫ちゃんでもご火葬を承っております」と返答をした後「生後どれくらいの仔猫ちゃんですか?」と訊ねました。

 

私が生後どれくらいかを訊ねたのには理由があり、本当の生後間もない仔猫、つまり、生後3日以内の仔猫ちゃんや死産で生まれた仔猫ちゃんの場合、まだ、骨が柔らかく形成途中のため、いくら低温で火葬をしても、特に頭部の骨が崩れてしまうことがあり、必ずお問い合せをいただいた時点で、そのことをお伝えしなければいけないからであります。

 

私の問いかけにSさんは少し口篭られたように「生後どれくらい・・・」と独り言のように言われた後「あの・・・すいません。実は猫といっても私のペットではなく、野良猫の赤ちゃんなんです・・・だから正確には生後どれくらいなのかはわからないんですけど・・・」とお答えになられました。

 

「そうでございましたか。どうもすいませんでした」と私が返事をすると、Sさんは「・・・やっぱり野良猫は火葬してもらえないんですか?」と涙ぐまれたようにして言われたのです。

 

「いえいえそんなことはありません。当社では野良猫ちゃんでもペットちゃんと同じように個別で火葬をお請けさせてもらってます」と私は弁解するように返答した後「私が生後の期間をお訊ねしたのは、お骨の発育状態を確認したかったからなんです」と言いました。

 

Sさんは「お骨・・・の状態ですか?」と心配気に訊ねられたので、私は「はい。当社はお骨を綺麗に残す火葬を心掛けている会社ではあるんですか、犬ちゃんであっても猫ちゃんであっても、生後間もない赤ちゃんは、どうしても骨が柔らかいので、火葬のときに多少なりともお骨が崩れてしまうことがあるんです。ですので、そのことをお伝えしなければならないと思い、生後どれくらいかを訊ねたんです」と説明をしました。

 

「ああ・・・そういうことですか・・・」とSさんはポツリと言った後「どうでしょう・・・私が見たときはもう死んでやったんで・・・でも、目も開いてやったと思うし・・・2週間くらいは経ってやる子やと思うんですけど・・・やっぱり骨は残らないんですか?」と悲しげに訊ねられたのです。

 

「いえ、残らないのではありません。仔猫ちゃんの場合、とくに頭部がまだ軟骨のように柔らかくて、火葬のときに崩れてしまうことがあるんです。もちろん、細心の注意を払いながらさせてもらいますが、事前にそのことだけはご了承していただきたいと思いまして」と私は言いました。

 

「ああ、そういうことだったんですか・・・たしかに、赤ちゃんは骨が柔らかいですもんね・・・・でも、残るんでしたら、多少はそれは(崩れてしまうこと)構いませんのでお願いしてもいいですか?」とSさんはご火葬のご依頼をされたのです。

 

その後、私はSさんに火葬の日時を確認したのですが、Sさんは「そうですね・・・ちょっと急なことだったんで、もう一度、落ち着いてから電話していいですか?」と、そのときはお電話をお切りになられたのです。

 

私は電話を切った後、ちょうど出社してきた支配人と挨拶を交わした後「もしかしたら仔猫の火葬の依頼が入るかもしれへん」と告げました。

 

「仔猫ですか?(生後)どれくらいの子です?」と支配人は私と同じように生後期間を訊ねたので「正確にはわからんねんけど生後2週間くらいと違うかなって言ってはった。どうも野良ちゃんの仔猫みたいやねん」と私は答えました。

 

支配人は「野良の仔猫ちゃんの依頼が入ったんですか?」と驚いたように言った後「どんな事情なんですか?」と聞いてきたので「どんな事情かまでは聞いてへんけど『野良ちゃんの仔猫でも火葬はできますか?』って問い合わせがあったから『できますよ』って返事はした」と私は言いました。

 

支配人は顔を少し曇らせ「でも仔猫は骨が柔らかいんでね」と心配そうに言ったので、私は「大丈夫。ちゃんとそのことはお伝えしたから」と支配人の言葉を遮るようにして言ったのです。

 

「それで、検討されるということですか?」と、さらに支配人が聞いてきたので「うん。とりあえず火葬が可能かを確認したかったみたいで、まだ、どうするかは決めかねてはるような感じやった」と私は答えました。

 

「わかりました」と支配人は返事をした後「優しい人なんやろうな・・・」と独り言のように言ったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

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ゴールデンウィーク中について

弊社プレシャスコーポレーションは例年と同じようにゴールデンウィーク中も24時間体制の無休でセレモニーの受付及び実施をさせてもらっております。

 

納骨堂のほうも、従来通り午前10時~午後5時まで参拝可能でございます。

 

また、遺骨のメモリアリグッズ作成希望者の方にお願いがあるのですが、メモリアリグッズの作成も、セレモニー同様、予約が必要であります。

 

よって、かならず事前にご予約してくださいますようお願いします。

 

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スタッフ一同

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お骨の自宅供養に関するプレシャスコーポレーションの結論として

4月18日に当ブログで{お骨の自宅供養に関する反対意見への解答として}を書かせてもらったことで、反対意見を含めたご質問も、ほとんどされることもなくなりました。

 

だからといって、私の意見や考え方について、全ての人が賛同や共感をされたとは思っておりません。

 

が、しかし、ある一定のご理解はいただけたのではないかと思っている次第であります。

 

それに弊社プレシャスコーポレーションの遺骨供養に対する姿勢や理念はすでに結論が出ており、当社でペットちゃんのお見送りをされた人であるなら、そのこともご存知なことなのであります。

 

プレシャスコーポレーションの会館2階は全フロア納骨堂になっており、当社でお葬儀・ご火葬をされた場合、無償で納骨を承っております。

 

そして、納骨をされる期限については、飼い主さんの判断に任せております。

 

つまり、有効機嫌を設けていないということであります。

 

当社の統計では、ペットちゃんのご火葬後、お骨を骨壺に収骨された飼い主さんの9割は返骨を希望されます。

 

返骨とは、お骨壺を飼い主さんがペットの遺骨を手元に置いておくことを意味し、自宅供養されることであります。

 

ブログでも、触れさせてもらいましたが、火葬当日はの飼い主さんは、それだけをしてあげるだけで手一杯と言いますか、その後のことなど、考える余裕もない状態になられる人がほとんどであり、そのような状態のときに納骨や永代供養のお話をされても、頭に入ってこないのは、仕方ないことであると私は思っています。

 

それを裏付けるように、帰り際、「当社で納骨をされる場合、費用もかからず、有効期限もありませんので」と、お言葉を添えて納骨の引換チケットをお渡ししたのにも関わらず、後日、「納骨は四十九日にしなければいけないんですか?」や「納骨の有効期限は1年ですか?」とお問い合わせをよくいただくのですが、ペットをお見送りされた飼い主さんの中には「亡くしたショックのあまり、葬儀当日の記憶がほとんどない」と言われるほど、深い悲しみのまま、お見送りを終えられる人もいるくらいで、それほど不安定な精神状態になられるものなのです。

 

ですので、お見送りをされた飼い主さんが後日、納骨のことで不安になられないように、昨年より、納骨の引換チケットに有効期限を明記することにしたのです。

 

有効期限がないのに有効期限を明記するとはどういうことか?

 

その表記方について、私自身もすごく迷いました。

 

というのも、「有効期限無し」や「有効期限はありません」では、なにか軽々しく粗末な印象を与えますし、だからといって表記しなければ、後日、飼い主さんが不安になられます。

 

私は考えた結果「有効期限・ご家族の心の区切りがついた時」と表記することにしたのです。

 

この表記が正しいかどうかは自分ではわかりませんが、少なくとも後日、不安気に納骨についてのお問い合せをされることが減ったのは事実であります。

 

そして、この供有効期限を設けないというプレシャスコーポレーションの姿勢は「供養に関しては飼い主さんのペースでおこなうもの」という理念の表れであり、その一つの象徴でもあります。

 

ペットを喪ってはじめて、そのペットの存在感や自分との関係性が見えてくることもあります。

 

それらを感じながら、自分のペースで供養をし、自分の心で受け止めるのはとても大切なことであります。

 

しかし、逆の見方をすると、それは自分の精神的な自立心が必要なことであり、そのような意味では責任も伴うことでもあるのです。

 

だからこそ、大切なことであり、今後の人生において大きな意味を持つ期間となるのです。

 

私は日頃から「葬儀というのは見送られる側のためにあるのではなく、見送る側にとって必要な儀式である」と思っており、そのような気持ちでこのお仕事をさせてもらってきました。

 

遠回しな表現に聞こえるかも知れませんが、私はいつも旅立ったペットではなく飼い主さんの心を感じながら日々のお見送りのお手伝いをさせてもらっています。

 

供養の考えもそのことから学んだ結論であり、その姿勢は今後も続けて行こうと思っております。

 

 

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亡くなる前日に訪れる神秘

老衰、あるいは重い病気で飼い主さんの介護を必要とするペット達がいます。

 

しかも、お医者さんからも「年齢的にも手術に耐えれる体力がありません」と宣告され、言わば、その時を待つだけのペットと暮らすのは飼い主さん家族にとっても、つらい日々であります。

 

このような時、飼い主さんは「1日でも長く生きてほしい」と「早く楽にさせてあげたい」という、二つの相反する感情に苛まれながら、一日、また一日と自分がしてあげれることを考えながらペットのその日の体調を見守るようにして過ごされるのです。

 

そのような生活の中で、ペットにある出来事がおこることがあります。

 

それは、奇跡的とも思える回復の兆候であります。

 

それはどのような事か?

 

私が飼い主さん達から聞いた話によりますと、ある猫ちゃんは寝たきりだったのにも関わらず、スクっと立ち上がり、自分でトイレまで行ってオシッコをしたり、また、ある犬ちゃんは数日間、ほとんど何も口にしなかったのに、自分からご飯を食べた後、飼い主さんの元まで歩いてきたという話しであります。

 

そんなとき、飼い主さん達は「今日は体調がいい。このまま回復するかも知れない」と少なからず希望を持つのですが、しかし、ほとんどの場合、その希望は翌日、または数日間で儚く消え去ることになってしまうのです・・・

 

そう・・・つまり、「その時」を待つペット達が奇跡的な回復を見せるのは一時的なことがほとんどで、多くのペットがその兆候を見せた翌日や長くても数日後に亡くなることはよくある話しなのです。

 

私は葬儀の席で、実に多くの飼い主さんから同じような話を聞かせてもらうことがあるのですが、これは、我々人間でも、よく耳にする話であり、寝たきりの老人が亡くなる直前に一時的に元気になる話しは昔からよく聞く話しでもあります。

 

事実、私の祖父もそうでありました。

 

では、なぜこのようなことが頻繁に起こるのでしょうか?

 

この質問に対し、皆が納得できる説明をできる人はいないかも知れませんが、それでも皆さんは自分なりに、その理由をお持ちのようで、今まで私が聞いたことのある見解を紹介させていただこうと思います。

 

まず、これは中年から高齢の男性に多い解答なのですが、それは「電球でも切れる前が一番明るいでしょ?それと同じと違いますか」というものであります。

 

皆さんも、同じような例えを一度くらい聞いたことがあると思うのですが、いくらなんでも生き物を電球に置き換えること自体、無理があることなのですが、ご高齢の男性が遠くを見るような目でそう言われると「なるほど・・・( ̄ω ̄*)」と妙に納得してしまうものであります。

 

しかし、電球が最後に明るくなるのはその構造上、ちゃんと説明がつくくことであるのですが※(マニアックな話になるので理由についてはここではあえて省略します)我々、生き物には、それが当てはまらず、何の説明になっていないのも事実であります。

 

次に専門家であるお医者さんからよく聞く話なのですが、お医者さんはこのような話のときに専門的な用語が多いので、私なりに簡単にまとめさせてもらいますと「死ぬということも、見方を変えればすごく体力を必要とすることであり、その『死』に向けて体力を蓄えていて、その蓄えた体力の成せること」だそうです。

 

う~ん・・・

 

言われてることはわからないでもないですが、どこかシックリこないのが私の正直な感想であり、まだ電球の例えのほうがシックリくるから不思議であります。

 

いずれにせよ、この亡くなる直前の奇跡的な回復については、まだ正確な原因がわかっていないらしく、言わば生命の神秘の分野であるのかも知れません。

 

ただ、ペットに関しては、飼い主さん達の話を聞いていると、やはり、そのような行動にはペットが飼い主さんに何かを伝えようとしているのではないかと、私は思えてくるのですが、皆さんはどのように感じてらっしゃるのでしょうか・・・

 

もちろん、何を伝えようとしてるのかはペットによっても違うと思いますが、でも、ほとんどペットが飼い主さんに感謝の気持ちを込めながら最後のお別れの挨拶をしているように私は感じるのです。

 

亡くなる直前の神秘。

 

飼い主さんは葬儀の席上で涙ながらにそのときのお話をしてくれるものなのですが、その神秘の時間は飼い主さんにとって忘れられない時間になるのは言うまでもなく、ずっと心に残るシーンになるものであります。

 

ペットにとっても最期の最後に寝たきりの姿ではなく、本来の自分の姿を飼い主さんの目に焼き付けておいてほしいと望んでいるのかも知れません。

 

私はそんな風に思っています。

 

 

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この季節に見落としがちな危険な事故

桜が散り、季節は着実に春から夏に向かっていると実感できる、ここ数日の穏やかな気温は、年間を通じてもっとも過ごしやすい時期でもあります。

 

ところが、この季節、けして多くはないのですが、毎年のようにある事で命の危機に直面するペットがおり、最悪の場合、命を落とす子もいるのです。

 

それは「熱中症」による被害であります。

 

春に熱中症と聞いて、「え?」と疑問をお持ちになった人もいるかも知れません。

 

なぜなら熱中症は夏期に起こる事故であり、春とは無縁の事故であると思われているからであります。

 

事実、ほとんどの熱中症事故は、夏に起こるのですが、実は春にも、ある条件下で起こり得ることがあるのです。

 

それは日中の車内で起こる熱中症であります。

 

熱中症については私も過去に何度もブログで警告をさせてもらったことがあるのですが、そのいずれも夏期に関してのことでありました。

 

もちろん、ペットを飼ってる人なら誰でもここ近年の日本の夏の暑さからくる熱中症の恐ろしさについてはご存知であり、夏場になれば、その対策もとられていると思います。

 

しかし、この時期はようやく冬の寒さからも解放され、暑さ対策というより暖かさを満喫するような感覚になりがちであり、ましてや熱中症対策など、ほとんどの人は考えないと思います。

 

日中は過ごしやすく、一日を通して快適に感じる時間帯も長くなり、おそらくペットも快適だろうという思い込みが危険を見落とす原因なのかも知れません。

 

例えば、人間にとって快適な20度という気温も、大型犬等、暑さに弱いペットにとっては苦痛とまではいかなくとも不快に感じるのは事実であり、ましてや25度を超えると、暖かいというのを超え、暑いと感じるのは言うまでもありません。

 

春で25度を大きく超えるということはほとんどないのですが、日中の閉め切った車内では普通に起こり得ることであり、その限られた条件下で熱中症を引き起こしてしまい、命を落とすペットもいるのです。

 

「ちょっとした買い物や用事をすませ、ペットのみを残した車に戻ると、ペットがぐったりしていた。」

 

この時期、実にそのような話をよく耳にします。

 

幸い、すぐに、外気を入れ、水分を与える等をして、事無きを得ることのほうが多いのですが、あと少し遅ければ最悪の事態を招いたということも少なくはなく、そのように人間のちょっとした油断がかけがえのない命を脅かすことになるのです。

 

とくに日頃からペットと一緒に車で移動することが多い人は気をつけてあげてくださいね。

 

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「見送る人を見守る人」あるポメちゃんのお見送りにて 最終回

Cちゃんのご火葬が終わり、Eさん夫婦は優しい箸使いで収骨をされました。

 

全てのセレモニーを無事に済ませたことにで、ご夫婦は安堵に近い表情をされていたのですが、不意にご主人さんが「すいません。もう一度、お名前はなんと?」と訊ねられたので「野村と申します」と私は答えました。

 

「野村さん。今日は本当にありがとうございました」とご主人はあらためて、頭を下げられ、感謝のお言葉をくださったのです。

 

「いえいえ、とんでもございません。私の方こそ一緒にCちゃんのお見送りをさせていただいて、ありがたく感じている次第であります」と私も頭を下げました。

 

会館を後にされるご夫婦を駐車場まで見送りに出た私にCちゃんのお骨壺を大切そうに両手に抱いたEさんがお車に乗り込まれる前、私を振り返り「すごい悲しい気持ちでここに来て、おそらく、もっと悲しい気持ちで帰ることになるんだろうなって思ってました・・・」とポツリと言われたのです。

 

「はい」と神妙な面持ちで返事をした私にEさんは続けるように「でも、野村さんがCのこと知っていてくれたことや、Cを、見るために同じ時間に通勤されていた話を聞いて・・・うまく言えないけど・・・なんかすごく嬉しかったです・・・・もちろん悲しい気持ちなのは変わりはないんだけど、なんて言うか・・・今、温かな気持ちも感じているんです・・・本当にここに来て良かった・・・」と目に涙を浮かべながらも笑顔で複雑な胸の内をお伝えくださったのです。

 

「そうでございますか。私も私がCちゃんのお見送りのお手伝いをさせていただいたことは本当に良かったと感じています。今はこの巡り合わせもCちゃんの導きだったなような気がしています」と告げました。

 

Eさんは涙を噛みしめるように、うなずきながら、最後にもう一度、深々と頭を下げて助手席に乗り込まれました。

 

反対側の運転席のドアの前ではご主人さんが背筋を伸ばしながら「お世話になりました」と力強く言ってくださったのですが、その言葉以上にご主人さんの目が(いいお見送りが出来ました)ということを私の心に訴えかけているようで、胸にズシリと感じるものが伝わってきたのです。

 

その言葉とお気持ちを受取りながら、私は外に出てお二人のお車を見送ったのですが、面識のある犬ちゃんのセレモニーの後にも関わらず、悲しみや、つらさよりも、役割を果たせたという達成感に近いものを感じていました。

 

もちろん悲しくなかったわけではありません。

 

しかしそれ以上に、Eさんが帰り際に言われた(もっと悲しい気持ちで葬儀場を後にすることはなく、温かな気持ちになれた)という言葉が私の心を温かく包んでくれたのは間違いありません。

 

我々、葬儀屋は「送り人」と表現されることもありますが、正確には「見送る人を見守る人」だと私は思っています。

 

ペット葬儀をしていると、友人や知人からのご依頼もあり、当然ながら面識のあるペット達のセレモニーを担当する機会もあります。

 

正直、そのようなとき、担当するのがつらく感じることもあるのですが、むしろ、面識があるからこそ、ちゃんと最後まで自分の役割を果たすがごとく、飼い主さんのお見送りのお手伝いを全うしなければならないのだとと、最近は強く感じています。

 

そうすることで、飼い主さんは僅かであっても安心感を得ることが出来るのも事実であり、それが後悔の無いお見送りにつながるのだと私は思っております。

 

そのことを、Eさん夫婦があらためて教えてくださったと私はCちゃんのセレモニーを終え、強く感じたのであります。

 

 

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「火葬のスイッチを入れるとき」あるポメちゃんのお見送りにて 4

その後、私はCちゃんに読教をあげさせてもらい、Eさんご夫婦はお焼香の儀を執り行われました。

 

最後のお別れのお時間になり、ご夫婦は祭壇の両脇から挟むようにして、Cちゃんの頭、顔、体を優しく撫で続けておられたのですが、そんなお二人の背中を私は少し離れた場所から眺めていました。

 

面識があると言っても、私が一方的に散歩するCちゃんを知っていただけなのですが、それでも、Eさんのご夫婦と私の関係性は初めてのご依頼者と葬儀屋との間に出来がちな距離のようなものがなく、私自身もCちゃんのお見送りは、いつもと少し違った感覚を感じていました。

 

その後、EさんはCちゃんを、もう一度、腕に抱き上げ、頬を寄せられ、それを見たご主人さんは堪えていた涙を流されたのです。

 

ご主人さんは手で涙を拭いながら「俺にも抱かせてくれ・・・」とEさんに言い、Cちゃんを抱いた後、Cちゃんの体に顔を埋めるようにして肩を小刻みに震わせていられました・・・

 

そのようにして、Eさん夫婦はCちゃんとの最後のお別れの時間を過ごされ、20分ほど経ったとき、Eさんが私を振り返り「お願いします・・・」とお声をかけられたのです。

 

そして、Cちゃんは出棺され、Eさんの手により火葬炉に納められました。

 

私はご夫婦に確認をとった後、火葬炉の点火スイッチを入れCちゃんは天に召されたのであります・・・

 

火葬の瞬間を合掌で見守っていたEさんは、スイッチが入った瞬間「C!ありがとう」と大きな声で旅立つCちゃんに声をかけ、ご主人さんも「ええとこ(良い場所)いけやー」と涙声で叫ばれていました。

 

その後、ご夫婦はホールに戻られソファーに腰かけられました。

 

私はご夫婦に歩み寄りながら(ご火葬のお見送りお疲れ様でした)の意味を込め、無言で頭を下げるとご主人さんが私の顔を見て、思い出したように涙を流されたのです。

 

少し、不思議に感じ、その場を離れ私は洗面台の鏡で自分の顔を見ました。

 

自分では全然自覚がなかったのですが、私の目は真っ赤に充血していたのです。

 

火葬の瞬間、交差点で、見たCちゃんの元気だった姿が脳裏に浮かび、いつもとは違う感情でスイッチを入れたのが原因だと思います。

 

おそらくご主人さんは、私の目を見て、もう一度、悲しみをぶり返してしまったのでありましょう・・・

 

私は少し反省し、目の充血が消えるのを待ちながら待合室に入りました。

 

ご夫婦も少しだけ落ち着かれた表情をされておられたので、私はお骨壺のサイズと骨袋のお色を選んでもらいました。

 

その時、ご主人さんが「ほんまCは色んな人から愛された一生やったな・・・幸せな生涯やったと思う・・・」と遠くを見るような目で言われ、隣のEさんも無言でうなずいた後「ほんまに・・・まさか葬儀屋さんまで知ってくれてたなんて・・・」と寂しげながらも笑顔で言われたのです。

 

「ほんまやな・・・」とご主人も笑顔でうなずき、私も「そうですね・・・でも不思議です。知っていたと言っても私が一方的にCちゃんを見てただけなのに、お二人のことも前から面識のある知人のような感覚になっていました」と、率直な感想を言うと、ご主人さんは「わかります。僕もなんか友達に(セレモニーを)やってもうたような気分ですわ」と笑顔で言われ、Eさも「うん。来るまでちょっと不安もあったけど、なんか安心して見送ることができました」と穏やかな表情で言ってくださったのです。

 

「そう言ってもらえて何よりです」と私は言った後、斎場を振り返り火葬炉の方に目をやると、ご夫婦もつられたように斎場を見つめていました。

 

ご夫婦と私は暫しの間、無言になり、静かにCちゃんの旅立ちを見送ったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「無言の再会」あるポメちゃんのお見送りにて 2

ご主人さんが運転する車で来館されたEさんはポメちゃんを抱いたまま助手席からおりてこられました。

 

Eさんを見て、すぐ私は(交差点のポメちゃんの飼い主さんだ)と気付いたのですが、もちろんEさんは私のことを知ってるはずもなく、無言のまま頭を下げられたのです。

 

Eさんの腕にはあのときのポメちゃんが抱かれていたのですが、薄っすらと目を開いたポメちゃんは見覚えのある特徴のある白みを帯びた薄茶色の毛をしていました。

 

ご主人さんが運転席からおりてこられたのを見計らい「どうぞ。こちらでございます」と、私はEさんご夫婦をセレモニーホールに案内させてもらいました。

 

そして、Eさんからポメちゃんを受取り、祭壇に寝かせてあげるときに「この子のお名前は?」とポメちゃんの名前を訊ねたのです。

 

Eさんは口元を手で覆うようにしながら「C(ポメちゃんの名前のイニシャル)です」と、小さな声と教えてくださいました。

 

「Cちゃんですか・・・」と私は返事をしながら(Cちゃんって名前だったんだ・・・)と自分の胸に抱いたCちゃんの顔を見ました。

 

そこには、二年前に見た元気でイキイキしてたCちゃんとは同じ子だとは思えないほど少し痩せたポメラニアンが眠っていたのです・・・

 

私は「Cちゃんはお幾つ(享年)だったんですか?」と訊ねると、Eさんは「13歳でした」と力なくお答えになりました。

 

私はうなずきながら「ということは交差点で見かけていたときは、すでに10歳を超えてたんだな・・・もっと若い子だと思っていた」と、独り言のようにつぶやいたのです。

 

私のその言葉にEさんはフッと顔をあげ「え?」と驚いたような表情をされました。

 

Eさんが驚くのも無理はなく、私はそのとき初めて2年前、通勤途中、毎朝のようにEさんとCちゃんが散歩する姿を見ていたことを伝えたのです。

 

「そうなんですか?」とEさんは訊ねられ「はい。毎朝8時前m○○交差点で信号待ちのとき、よくEさんとCちゃんを見かけたんですよ。すごくイキイキしたポメちゃんだなって思ってて、毎朝Cちゃんに会うのを楽しみにしてたんです」と私は事実をお話をしたのです。

 

「はい。つい最近、寝たきりになるまで毎朝、その時間に散歩してました・・・全然気づかなかったです・・・」とEさんが言われたので「私は車だったんで気付かなくて当たり前ですよ。でも、私はCちゃんのことすごく印象に残っているんです」と言いました。

 

そのときEさんのご主人さんがさ寂しげな笑顔を浮かべ「Cは人懐っこい犬やったんで行くとこ行くとこで色んな人に可愛がってもらってましたわ・・・Cが散歩に来るのを待ってる人もおったくらいなんです」と、しみじみと言われたのです。

 

「なんとなくわかります。実際僕もCちゃん見たさに同じ時間に出勤してたくらいなんで・・・なんかイキイキした目で全身から元気が漲ってるような子で見てるだけでこっちも元気がもらえるような気がしてたんです」と私も言いながら自分の胸が熱くなるのを感じました。

 

Eさんは堪え切れず大粒の涙を流しながらも「ありがとうございます・・・まさかCを知ってる人のとこでやってもらえる(セレモニーを)なんて思ってなかった・・・」と、安堵されたように言われたのです。

 

「はい。私も一緒にお見送りさせてもらえればと思っています」と私が言うと、ご主人さんは頭を下げながら「お願いします。でも、Cのこと知ってくれてる人が居て少し安心しました。きっとCも喜んでると思います・・・」

 

そう言った後、ご主人さんも目に涙を浮かべられたのです・・・

 

 

セレモニーの前に余計なこと話して申し訳ありませんでした」と私は頭を下げ「こちらにお掛けください」とセレモニーホールに誘導するように入った後、Cちゃんを祭壇に寝かせてあげ、旅装束を施してあげたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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あるポメちゃんのお見送りにて 1

弊社プレシャスコーポレーションの会館の納骨堂を開放させてもらっているお時間は午前10時から午後5時までの間であり、そのお時間が参拝時間と決めさせてもらっております。

 

よって、会館でセレモニーのご依頼がないときであっても、早番のスタッフは午前10時前に会館に出勤し、納骨堂の鍵を開けることになっているのですが、二年前の8月から昨年の9月までの約1年間の間、毎日私はセレモニーの予約が入っていなくても私は通常より2時間早く会館に行くように心掛けていました。

 

これは、私の習慣でもあるのですが、何か新しいことを始めたとき、必ず早起きをして1日のサイクルを早めるようにしているからであります。

 

つまり、「朝を制する者は一日を制す。一日を制する者は一年を制す」ではありませんが、ちょうど2年前の8月に現会館に引っ越したことがその理由であり、会館の移転に伴い、心機一転の気分で毎朝、8時に会館に行き、会館前の掃除をするようにしていたのです。

 

そのような日々の中で、朝早く車で会館に向かう途中、実は密かな楽しみがありました。

 

それは、会館から1キロほど離れた交差点を通るときのことであります。

 

そこの交差点では信号のタイミングで必ず私が通る方向は赤信号になり、停車を余儀なくされるのですが、そこで信号待ちをしていすると、毎朝、同じ時間に年配の女の人がポメラニアンを散歩させている姿を見かけるようになったのです。

 

このポメちゃんは少し特徴的な毛色をしていて、ほとんど白に近い薄茶色のフワフワの毛をしており、とても元気で、いつでも散歩が楽しくて仕方ないと言わんばかりにハイテンションな子でありました。

 

文章では上手く表現できないのですが、いつもイキイキとした目で行き交う車を見つめたと思えば、思い出したようにダッシュをし、リードを持つ飼い主さんを誘導するようにして、お決まりのコースを楽しげに散歩していたのです。

 

そんなポメちゃんを見ていると、思わず頬が緩んでしまい、何だか見てるだけで元気がもらえるような気になってきて信号が青に変わったのに気付かないくらい目で追ってしまうほど、かわいらしいポメちゃんでありました。

 

いつのまにか、私はこのポメちゃんが見たいがために必ず同じ時間に交差点を通るようにしていたのですが、私は車でありますし、ポメちゃんも飼い主さんも、そんな私の存在は知らなかったと思います。

 

そして、そのような1年が過ぎ、出勤時間が変わったことで、交差点でポメちゃんを見かけることはなくなったのです。

 

そして年が明けた今年の2月。

 

Eさんという女性から愛犬ちゃんのセレモニーのご依頼がありました。

 

Eさんはお電話で「うちの犬が今朝方亡くなりまして・・・近いのでそちらでお願いしようかと思ってまして・・・それで、どんな内容でいくらくらいかかるんですか?」と涙交じりの鼻声で言われたのです。

 

電話を受けた私は、セレモニーの流れを説明させてもらった後、Eさんに愛犬ちゃんの犬種と体重を訊ねたました。

 

Eさんは、鼻を啜りながら「ポメラニアンです・・・体重は・・・もう年でだいぶ痩せたんで今は3キロないと思います」とお答えくださったので、私は「そうでございますか・・・」と返事をした後、料金の説明をさせてもらったのです。

 

「そうですか・・・ではお願いしようと思うのですが、今日は家に置いといてあげたいので明日の夕方にそちらに行きます。構いませんか?」とEさんはご予約をされ、翌日の午後4時にプレシャス会館に来られることになったのです。

 

私はEさんからの電話を切ったとき、まさかEさんの愛犬があの交差点で見かけるポメちゃんであるとは想像もしませんでした。

 

なぜならポメラニアンは人気犬種であり、ご依頼も多く、それにお電話でEさんが口にされた「もう年(高齢)で」という言葉が私にそう思わせた最大の理由であったのだと思います。

 

これは私の勝手なイメージであったのですが、交差点のポメちゃんはまだまだヤンチャ盛りな若い子だと思い込んでいたのです。

 

翌日、約束のお時間にEさんがポメちゃんを抱かれて来館されたとき、私は初めて亡くなったのが、あのポメちゃんだったんだと知ることになったのです・・・

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

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