2014-11

秋を感じれず・・・

明日から師走でありますが、大阪は初冬というより春のような穏やかな気温の日が続いており、本日の最高気温は20度まで上がるそうです。

 

事実、会館でも早朝以外は暖房をつけることも、ほとんどなく、「少しお寒いかな」と暖房をいれると、ご依頼者から「暑ぅ。。。」と言われこともあり、街を行き交う人もコート姿の人はほとんど見かけません。

 

そのせいか、毎年、この時期に増える小動物のご依頼が少ないように感じます。

 

逆に、この時期に減る、大型~中型犬のご依頼が多く、そのような意味で、私の中ではまだ、夏を引きずっているような印象すら受けております。

 

昔からブログを読まれている方はご存知だと思うのですが、私はペット葬儀のご依頼の傾向によっても季節を感じます。

 

それは、ペットによっても違うのですが、犬の場合、大型になるほど、寒さより暑さのほうが苦手な犬種が多く、中型以上の犬のご依頼が減ったと感じる頃に、季節は夏から秋に移ったと感じるのです。

 

ところが、今年の秋に関しては、そんな季節の移り変わりを感じることがないまま暦のうえでは冬を迎えようとしています。

 

私自身は寒いのが嫌いなので、このまま穏やかな日が続けばいいと思ってるのですが、そうはいかないもので、来週から一気に気温は一桁まで下がるそうです。

 

ここ数年、前日との気温差が一気に変わることが増えたと思うのですが、そのような大きな気温の変化は全ての生物に大きな影響をあたえ、否が応でも季節の移り変わりを感じることになるのかも知れません・・・

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一




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「わだかまり」地下道に捨てられた仔猫~最終回

Bさんは、その後5分ほどして、少し落ち着かれように「葬儀の最中やのにごめんなさい」と顔をあげて言われました。

Aさんは「ううん。それはいいよ。でも、ほんまにチャペルが死んだことは自分のせいやなんて言わんといて・・・」と言い、店長さんも「もう一回言うけど、そんな状況なら私でも冷静でいられたかどうか、自信ないよ。それでもBちゃんはAちゃんに電話して、その後も病院に連れて行ってあげたんやし、やることしてあげたと私は思うよ」と優しげな声色で言われました。

 

しかし、いっこうにBさんに、その思いが届くことはなく、Bさんは肩を落としたままでありました。

 

待合室は沈黙に包まれ、斎場の火葬炉の稼働音が響く中、私はBさんに「Bさん。少し話していいですか?」と声をかけました。

私の呼びかけにBさんは私の方にゆっくりと視線を上げ、つれれるようにAさんと店長さんも私を見ました。

 

私は「猫もそうですが、犬やその他のペットもチャペルちゃんと同じように心臓発作で亡くなる子は以外と多いものなんですね」と話を切り出しました。

Bさんは黙ったままだったので、私は続けるように「僕はこのような仕事をしているので、心臓発作で急死したペットちゃんの飼い主さんに、その時のお話を聞かせてもらうことも多いのですが、先程店長さんが言われたように、ほとんどの飼い主さんが、そのような状況下では、冷静な対処を取ることができないようで、皆さんは口を揃えたように『何が何だかわからなくなってしまい、慌てて病院に行ったときにはすでに手遅れでした』と言われるものです」と言いました。

 

Bさんは小さくうなずき、Aさんは納得するように、大きくうなづかれたので「人間と違ってペットの場合、救急車を呼ぶこともできないので飼い主さんが病院に連れていくことなります。しかし、ほとんどの場合、どんなに近くでも病院に行くまで最低は10分以上かかりますよね?そうなると、ペットを救えるのはそこに居合わせた人だけなんですが、実際、飼い主さんで、ペットが心肺停止したとき、心臓マッサージや人工呼吸等の緊急処置の方法を正確に知っている人の割合いは五割くらいだと思うんですね。そして、それを知っていたとして、もしものとき、それを冷静に実行できる人は1割もいないと僕は思うんです」と、この仕事をしていて感じる自分の率直な意見を私は述べたのです。

 

「そうよね・・・」と店長さんも、しんみりと言い、Aさんもうつむき加減のまま何度もうなずかれていました。

 

「それにね、Bさん。同じような状況のとき、ほとんどの人が病院に直行する前に家族や信頼できる友人に電話をされるのも、共通する事実なんですよ。やっぱりね、僕ら人間は予期せぬ事が起こったとき、真っ先に信頼できる誰かの声を聞きたいもので、それで始めて少し冷静になって『とりあえず病院に行かなきゃ』と気付くような、ある意味弱い生き物なんですよ」と私は語りかけるようにして言いました。

 

Aさんは、もう一度Bさんの肩に手をかけ「葬儀屋さんの言う通りやと思う。だからBちゃん自分を必要以上に責めんとって・・・」と涙を流して声をかけられ、そう言われたBさんも涙を流しながら「・・・ありがと・・・Aちゃん・・・店長さんも葬式屋さんも・・・ありがとうございます」と声を絞り出すようにしながら言われたのです。

 

その後、店長さんを待合室に残し、AさんとBさんは二人でチャペルちゃんのお骨を収骨されました。

 

全てのセレモニーが終わり、AさんとBさんが会館を後にされるとき、店長さんがお二人のお気持ちを代弁するように「野村さん。今日は何から何までありがとうございました。私も何か大切なことを教えてもらったような気分です」とお言葉をかけてくださり、私は「とんでもないです」と恐縮しながら頭を下げました。

店長さんの隣で同じように「ありがとうございました」と言ってくださったAさんとBさんの表情からは、何かすっきりとさえしたような空気感が漂っており、とくにBさんは会館に来られたときとは別人のように穏やかな顔をされていたのです。

 

店長さんの車で帰られる三人を見送りながら、私は少なくともセレモニーを通じ、Bさんの心のわだかまりが幾分、和らいだことに、少し、満たされたような気持ちになっていました。

 

ペットが予期せぬ事故にあったとき、冷静でいられる人など、いないものです。

そして、最悪の結末を迎えたとき、そこに居合わせた人は、後に、冷静に対処できなかった自分を責めるものであります。

 

しかし、それらは、ほとんどが結果論であり、このようなときに俗にいう「もし~たら」「もう少し~れば」などの「たらればの話」は冷静になって振り返ったからこそわかるのであって、その時に当てはめること自体、ナンセンスなことのように私は感じます。

 

もちろん、それらの経験を活かし。二度と、同じ過ちをおかさないと肝に銘じることも、当然、大切なことではありますが、過去を咎めてみても、何も変わらないのであれば、必要以上に自分を責める行為は、けして何も生み出さないことであると私は思うのです。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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「苦しい胸の内」地下道に捨てられた仔猫~9

Bさんからチャペルちゃんが亡くなったときのお話を聞かせてもらった私は、その状況から伝わるBさんのお気持ちを察し「そうだったんですか・・・」と息を押し殺しながら吐き出すようにして答えました。

 

話し終えたBさんは肩を落としながら一点を集中するようにして思いつめた表情になられ「もし、私があの時、ちゃんとした対応をとっていればチャペルは助かっていたんじゃないかと思うんです・・・」とポツリと言われたのです。

 

そして「「少なくとも、あのとき家に居たのがAちゃんや、店長さんみたいな人やったらチャペルは死なずにすんだような気がして、そう思うとチャペルに申し訳なくって・・・」と、Bさんはそこまで言って嗚咽をあげるようにして泣かれたのです・・・



 

一方、私とBさんが待合室でそのような話をしている頃、二階の納骨堂に見学に行かれたAさんと店長さんとの間では

「Aちゃん。えらいBちゃん落ち込んでるけど大丈夫?」

 

「そうですね・・・まあ、いきなり倒れてそのまま死んでしまったのを間近で見た分、ショックが大きいんやと思います」

 

「そうやね・・・辛いのはAちゃんも同じやと思うけど、少しの間、Bちゃんのこと支えてあげんとあかんよ」

 

と、このようなやりとりがあったそうです。

 

そんな会話をしながらAさんと店長さんが納骨堂を出て、一階の待合室に戻られたとき、ちょうど、Bさんがつらい胸の内を吐き出すように話し終え、泣き崩れているときでありました。

 

ソファーで泣くBさんを見たAさんは驚いたようにBさんに歩み寄り「Bちゃんどうしたん?」と隣に座り声をかけましたが、Bさんは、とてもじゃありませんが、その問いかけに答えることができる状態ではなく、肩を揺らして泣き続けたのです。

 

店長さんも、少し緊張したような表情になられ、その場で自分の肩を抱くようにしながらそんな二人のことを見つめていました。

 

Bさんの背中を擦るようにしながらAさんは私を見て「どうしたんですか?なにがあったんですか?」と泣きそうな表情で訊ねたのですが、私は自分がBさんの気持ちを代弁していいものかを迷い「はい・・・」とだけお返事をして言葉を濁しました。

 

そのとき、店長さんがゆっくりと 私に歩み寄って来られ「Bちゃん突然泣きやったんですか?それとも何か言うてやったんですか」と、小さな声で訊ねられたのです。

 

私は返答に迷ったのですが、やはり、Aさんと店長さんにはBさんの心の内をお話するほうが良いと判断し「Bさんは、チャペルちゃんが倒れたとき、自分が適切な対応をとっていれば命を落とさずにすんだのではないかと、自分をお責めになられていらしたのです」と答えました。

 

私の言葉に店長さんは静かにうなずき、Aさんは言葉を失ったように私を見つめていました。

 

そして私は続けるように「もし、そのときに居合わせたのがAさんや店長さんのような人なら速やかに対応をとって、チャペルちゃんは助かっていたんじゃないうかと思っておられ、そう考えるとチャペルちゃんに申し訳ないと言っておられたのです」と私はAさんと店長さんに伝えたのです。

 

Aさんは我に返ったように隣のBさんを見つめ「Bちゃん何言うてるの・・・そんなん私だってその状況やったら何もでけへんよ・・・」とやりきれない表情で言われ、店長さんも「ほんまにそうやよ。私かってあのとき、冷静にアドバイスしてたけど、倒れたんが自分の猫でBちゃんの状況やったらパニクるだけで、何もできなかったと思うもん」と声をかけられていました。

 

しかし、Bさんはハンカチで口元を押えたまま、横に首を振って「そんなことない・・・少なくともAちゃんやったらすぐに病院に連れて行ってたと思うもん・・・病院の先生もチャペルが倒れてから30分経ったって私から聞いたとき、呆れたような顔してはったもん・・・」とBさんは、言葉を詰まらせながら、そう言われたのです。

 

Bさんの胸の内を知ったAさんは返す言葉も見つからないように黙られたのですが、店長さんは「先生はBちゃんに呆れたんじゃないよ。倒れてから30分経ったことで状況が厳しいって思いはったからそんな顔されたんやよ。実際、ペットが倒れても救急車が来てくれることもないんやし、30分っていうのは遅くないよ」と優しく語りかけるようにして言われました。

 

その後、Aさんも店長さんも視線を落とすようにして沈黙され、待合室にはBさんの啜り泣く声だけが静かに響いていました・・・

 

 

 
ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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野村圭一



 

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「火葬のとき」地下道に捨てられた仔猫~8

その日の夜の8時。AさんとBさん、そして弊社プレシャスコーポレーションをお二人にご紹介してくださった店長さんもチャペルちゃんのセレモニーに参列するためプレシャス会館に来館されました。

 

店長さんが「お久しぶりです」と言ってくださたので、先に私は店長さんに挨拶をさせてもらった後、AさんとBさんにお悔やみを言葉をかけさせてもらい、セレモニーホールに案内させてもらったのです。

 

チャペルちゃんの飼い主さんであるAさんとBさんを見た私は、お会いしてすぐ、明らかにBさんのほうが沈んでおられることに気付いたのですが、このときは、詳しい事情を知らなかったので、ただ、Bさんの方が、よりチャペルちゃんの関係が深く、その分、悲しみが深いのであろうと思っていました。

 

セレモニーが始まり、私は読経をあげさせてもらい、Bさん、Aさん、店長さんの順でお焼香をあげられました。

そして、最後のお別れの時間のとき、私はチャペルちゃんが心臓発作で急死をしたことをAさんから聞かせてもらったのです。

 

しかし、亡くなった状況と、その経緯についてまでは、詳しくお話にならなかったので、当然ながらBさんの心の内に潜んだ後悔と罪の意識を感じることは出来ず、それは、Aさんや店長さんも、この時はまだお気付きになっていなかったと思われます。

 

その後、チャペルちゃんはBさんに抱かれ出棺し、火葬炉に納められました。

 

点火のとき、合掌でお見送りをする三人の真ん中に立っておられたBさんの肩だけが小刻みに動いていたことに気付いた私は、この時になってはじめて(Bさんだけ、なにか心に落とした影のようなものがある)と感じたのです。

 

ご火葬のお時間になり、AさんとBさんと店長さんは待合室に移動されました。

 

火葬が始まって20分ほど過ぎた頃、店長さんが納骨堂を見学されたいと言われたので、私は「どうぞ」と返事をしました。

 

Aさんも、「私も見たい」と言われ、店長さんに同行するようにされたのですが、Bさんは「私はここで待っとく」と、待合室に残られることになったのです。

 

一人残ったBさんに私は「チャペルちゃんは、元々、Bさんのペットちゃんだったのですか?」と訊ねました。

 

Bさんは少し驚いたように顔をあげ「え?元々ってどういう意味ですか?」と聞かれたので、私は「はい。AさんとBさんは二人で暮らされていると言っておられたんですが、チャペルちゃんはBさんの猫ちゃんで、Aさんと一緒に住むときにBさんが連れて来られたのかなと思ったんです」と説明をするように言いました。

 

Bさんは「ああ」と私の質問の意味を理解されたようにうなずいた後「いえ。そうではないです。二人で今のマンションに引越した日に、偶然保護したんですよ」と言われたので「ええ?引越したその日にですか?それはすごい偶然ですよね」と私が感心したようにうなずくと、Bさんは少しだけ笑みを浮かべられたのです。

 

そして「なぜ、私の猫だと思ったんですか?」とBさんは優しい口調で訊ねられたので「そうですね。なんと言いますか、Aさんに比べBさんの方が悲しみが深いように感じたので、もしかしたらチャペルちゃんとの付き合いも長いのかなと思ったんです」と私は、素直に感じたままを口にしました。

 

Bさんは、寂しげな笑顔になられ「そうですか・・・きっとAちゃんに比べ私はメンタルが弱いから・・・」と少し謙遜したように言った後「店長さんからチャペルが亡くなったときのことお聞きになられたんですか?」と質問をされたのです。

 

Bさんの問いかけに私は「いえ。何も。○○さん(店長さんの名前)とは、さっき久しぶりに話したんで、今日も参列されることも来られるまで知りませんでした」と正直に答えました。

 

「そうですか・・・」とBさんはうつむきながら言った後「チャペルが倒れたとき、一緒に居たのは私だけだったんですよ・・・」と思いつめたような表情で、ポツリと言われたのです。

 

「はい」とだけ、控え目な声で返事をした私は、Bさんの次の言葉を待ちました。

 

そして、Bさんは手に持ったハンカチを握りしめるようにして、チャペルちゃんが倒れたときの状況。店長さんとの電話でのやりとり、そしてタクシーで病院に向かったときをお話をしてくださったのです。

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

 

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野村圭一



 

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「後悔と罪悪感」地下道に捨てられた仔猫~7

チャペルちゃんんも突然の死から一夜明けた翌朝、店長さんはAさんとBさんに「それで、二人はチャペルちゃんのことはどうしようと思うてるん?」と訊ねたそうです。

 

Aさんは何のことを聞かれたのかわからなかったので「どうするとは?」と訊ねたところ、店長さんは「火葬してあげるのか、それとも、役所にお願いするのかってこと」と言われたので、Aさんは「ああ。そのことですか」とうなずきました。

 

「そうですね・・・」と返事しながらAさんはBさんを見て「どうする?」と相談するように訊ねたのですが、Bさんはチャペルちゃんの急死のショックからか、Aさんの問いかけも、頭に入ってこないように「・・・・え?」と返事をするのが精一杯だったそうです。

「チャペルのこと。私はちゃんと火葬してあげようて思うんやけど、Bはどう思ってる?」とAさんは再度、Bさんに訊ねました。

 

暫しの沈黙の後、Bさんは「うん・・・ちゃんとしてあげたい」と言ったので、店長さんは「なら、私の知ってるペット葬儀の会社を紹介しようか?」二人に言いました。

 

「はい。お願いします」とAさんが言ったので、店長さんは「わかった」と返事をした後「ちょっとパソコンかりていい?」と二人に確認をし、当社のホームページを検索した後「ここ。ここは葬儀と火葬もしてくれる会社やねん。」とパソコンの画面を二人に向けながら言ったそうです。

 

「場所はどこなんですか?」と訊ねたAさんに、店長さんは「守口。すぐ近くやで」と言ったので、Aさんは「守口にあるんですか?」とパソコンの前に座り当社のサイトから葬儀の流れや料金を確認したそうです。

 

そして、店長さんは「ここにお願いするか、どうするかは二人で相談して決め。もし、お願いするんやったら『私(店長さん)の紹介です』って電話していいから」と言いながら立ち上がり「じゃあ私は帰るね」と二人に声をかけました。

 

AさんとBさんは店長さんを玄関まで見送り「本当にありがとうございました」とお礼を言いました。

 

その後、二人になったAさんとBさんは、もう一度、パソコンの前に戻り、交互に当社のホームページを見た後、当社でチャペルちゃんのお見送りをされることに決められたのです。

 

その日の朝、9時過ぎに当社にご依頼の電話をくださったのはAさんで、電話をとったのは私でありました。

 

Aさんは「すいません○○さん(店長さんのお名前)の紹介で電話した者なのですが、猫の火葬をお願いしようと思いまして・・・」と言われたので、私は簡単に葬儀の流れと料金の事を説明した後、セレモニーをいつ実施されるのかを訊ねたのです。

 

そして、AさんとBさんの二人は相談した結果、チャペルちゃんのセレモニーはその日の夜8時に執り行うことが決まったのです。

 

電話を切ったAさんは少し安堵したような気持ちになったのですが、Bさんは、相変わらず沈んだようにうつむいたままであったそうです。

 

少し心配になったAさんはBさんに「今日は(大学を)休むやろ?」と声をかけると、Bさんは静かにうなずいたので「どっちにしても、少しは眠っとこ」と優しく声をかけました。

 

「うん。わかった。でも、もうちょっとチャペルの傍に居たいから・・・かまへんからAちゃん先に寝てて・・・」と力なく返事をしたそうです。

 

AさんはBさんの憔悴がチャペルちゃんを亡くしたショックと、昨夜一睡もしていないことが原因だと思っていたので「わかった。じゃあ先に寝るね」と言い残し自室に入ったそうなのですが、実は、Bさんは、このとき、もう一つの後悔と罪悪感に苛まれていたのです。

 

 

Bさんの後悔と罪悪感・・・

 

それは、もし、チャペルちゃんが倒れたとき、自分が速やかに適切な対処をとっていれば、チャペルちゃんが命を落とすことがなかったのではないかという思いでありました。

 

Aさんが自室に入った後、リビングに残ったBさんは、そんなことを思いながらチャペルちゃんの顔を見つめながら、一人涙を流したそうです・・・

 

 

 

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「別れの時間」地下道に捨てられた仔猫~6

Bさんが病院に到着すると、すぐに受付の人が「Bさんですか?」と声をかけてくれました。

事前に店長さんが電話を入れてくれたこともあり、そのとき病院には5組の飼い主さんとペットちゃんが診察を待っていたのですが、先にBさんとチャペルちゃんを通してくれたのです。

 

診察室に入るとすぐに看護師さんが「猫ちゃんを」とチャペルを受取り診察台の上に寝かせてくれました。

院長先生がBさんを見て「意識なくなったのはどれくらい前?」と質問をされたので、Bさんは「時計を見ながら20…分か30分くらい前です」と小さな声で返事をすると、院長先生は「30・・・」と独り言のように言いながら表情を曇らせたそうです。

 

その後、看護師さんが「待合室でお待ちくいださい」と言ったので、Bさんは、言われた通り、診察室を出て待合室に戻りました。



 

待合室では小型犬を連れていた60歳くらいの女性が「猫ちゃんどうされはったの?」と優しく聞いてきたのですが、Bさんは説明する気になれず「いえ・・・」とだけ返事をして口を閉ざしたそうです。

 

その時、勢いよく病院の玄関の扉が開きAさんが入ってきました。

BさんはAさんの顔を見た途端、涙が溢れてきたのですが、Aさんは息を切らしながら真顔で「チャペルは?」とBさんに訊ねたのです。

 

涙で答えることの出来ないBさんは診察室の方を指さすのが精一杯で、代わりに小型犬を連れた女性が「今、先生に診てもらってやるよ」と言ってくれたので、AさんはBさんの横に座り、Bさんの肩を抱いて励ますように背中を擦りました。

 

一方、診察室では院長先生が院内で可能な限りの蘇生処置を試みてくださったのですが、チャペルちゃんの心臓が再び動くことはなかったのです・・・

 

Aさんの到着から10分ほど経過した頃、診察室のドアが静かに開き、看護師さんが「Bさんどうぞ」と冷静な口調で声をかけたので、AさんとBさんは支え合うようにしながら立ち上がり、診察室に入ったそうです。

 

診察室の小さなベッドにはチャペルちゃんが横たわっており、その奥の椅子に座っていた院長先生が立ち上がりながら「残念ながらすでに手の施しようがありませんでした・・・」と小さく頭を下げたのです。

 

Bさんはその場で泣き崩れたそうなのですが、まだ、いまいち事態を理解できないAさんはチャペルちゃんに歩み寄り、チャペルちゃんの体に触れた後、静かに抱き上げたそうです。

 

動かなくなったチャペルちゃんを抱き上げてもなお、Aさんはチャペルちゃんが死んだことが信じられず、ただ呆然と「なんで・・・?」と独り言のように院長先生に訊ねたのです。

 

院長先生は椅子に腰かけた後「心臓発作だと思われます・・・もう少し・・・」と、そこまで言って、言葉を濁しました。

 

その後、院長先生から具体的な死因の説明がありましたが、AさんもBさんもほとんど頭になにも残らないくらいほど、チャペルちゃんの死に大きなショックを受けていました。

 

病院側がチャペルちゃんに棺を用意してくれたのですが、二人はBさんが家からチャペルちゃんを連れてきたときと同じようにバスタオルに包んでマンションに連れて帰ったそうです。



マンションの自室に戻ってすぐ、Aさんのアルバイト先の店長さんから電話があり、Aさんは店長さんにチャペルちゃんの死を伝えました。

Aさんは、このとき、初めてチャペルちゃんの死が悪い夢でないと実感し、涙が出てきたそうです・・・

 

チャペルちゃんをタオルで包んだままソファーに寝かせた二人は何をすればいいのかさえ、わからず、ただ、チャペルちゃんの顔を見つめていました。

それから二時間後、店長さんがAさんとBさんのマンションにお花を持って来てくれたのです。

 

沈んだ気持ちのままの二人にとって、店長さんが来てくれたことは、とても心強いことでありました。

 

店長さんも過去に愛猫を亡くした経験があったので、AさんとBさんの気持ちは痛いほどわかったそうで、その後、店長さんを交え、三人で明け方でまで、チャペルちゃんとの別れの時間を過ごしたそうです。

 

 

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「奇跡を信じて」地下道に捨てられた仔猫~5

Bさんは目の前で起こった出来事が理解できないまま、もう一度、動かなくなったチャペルちゃんを抱きあげ、何度も名前を呼びました。

しかし、Bさんの呼ぶ声にも反応しないチャペルちゃんの体は心なしか冷たくなっているような気すらしたのです。

 

どうしていいかわからなくなったBさんはアルバイト勤務中のAさんの携帯に電話をかけました。

ところが、Aさんは勤務中は電源を落としているため、繋がらず、BさんはネットでAさんの勤務先であるお店の電話番号を調べ、お店の番号にかけたのです。

 

お店に電話をかけると、すぐに「はい○○です」とお店のスタッフの人か出たので「お仕事中にすいません。Aの友達のBという者ですが、ちょっと急用なんですが、Aはいますか?」と言いました。

 

すぐに受話器の向こうから「どうしたん!?」と驚いたようにAさんが出ました。

Aさんが驚くのも無理はありません。なぜならBさんがAさんの仕事中に携帯ではなくお店に電話をかけてきたのはこのときが初めてだったのです。

 

Bさんは「ごめん仕事中やのに。チャペルが倒れて動かへんねん・・・」と、涙ながらに告げました。

「え?なに?え?なんて?」とAさんが聞き返すように言ったので、Bさんは「だから、いきなりチャペルが倒れて息してないねん」とハッキリとした口調で告げたのです。

 

「は?なに?死んだってこと?」とAさんは信じれないというような口調で言ったので、Bさんは「死んだかどうかはわからへん・・・でも死んでるかもしれへん・・・」と泣き叫ぶように言ったのです。

 

「ちょ・・・ちょっと待って。とりあえずすぐ帰らせてもらうから一回切るで」とAさんは言い、Bさんは「うん・・・」とだけ返事をして電話を切ったそうです。

 

Aさんは早退の許可をもらうためアルバイト先の店長に事情を説明しました。

店長さんは自身も猫を二匹飼っておられる愛猫家であったので、すぐに了解してくださったのです。

 

そして「予断を許さない状況やから、帰る前にもう一回、家に電話をして。やることやらんと助かるもんも助からんなるで」と、店長さんが言ってくださったのでAさんはお店の電話からBさんの携帯に電話をかけました。

 

Bさんは電話にすぐ出たので「ちょっと店長に代わるからアドバイス聞いて」とだけAさんは告げて店長さんと電話を代わり、自分はマンションに向ったのです。

 

店長さんはBさんに「心臓の位置はわかる?」と訊ね、Bさんは「だいたいは・・・」と自信無さげに答えました。

 

「動いてる?」と聞いた店長さんに「いえ・・・たぶん動いてないです・・・」と返事をしたそうです。

 

「そしたら、すぐ下に寝かせて心臓付近を軽く叩いてみて」と店長に言われた通り、Bさんは心臓マッサージを試みたのですが、一向にチャペルちゃんの心臓が動く気配はありませんでした。

「どう?」と店長さんが聞かれたので、Bさんは「ダメです・・・」と力なく答えました。

 

店長さんは大きく溜め息をついた後「そしたらすぐに病院に連れていったほうがいいわ。今から私が知ってる病院を教えるからすぐに向かい」と言ったので、Bさんは言われた通り、店長さんの愛猫がいつも通っている動物病院の住所をメモした後、チャペルちゃんをタオルで包み部屋を出たのです。



 

病院へは自転車で行けなくもない距離だったのですが、一刻を争うことなので、Bさんは店長さんが言われた通り、国道でタクシーを拾い、向かったそうです。

 

その間、店長さんは動物病院に電話をかけ、事情を説明した後、さらにAさんの携帯に電話をかけて、Aさんにも、すぐに病院に向かうように伝えてくれました。

 

店長から状況を聞いたAさんは「ほんまにありがとうございます」と言って電話を切った後、駅にとめた自転車で病院に向かいました。

 

 

Aさんは(絶対だいじょうぶ 絶対だいじょうぶ)と自分に言い聞かせるようにして自転車を走らせたそうです。



 

そして、Bさんはタクシーの中でも店長さんが教えてくれた心臓マッサージをチャペルちゃんに続けていました。

 

AさんとBさんは、共に奇跡を信じ病院へ向かったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「その日の夕刻・・・」地下道に捨てられた仔猫~4

そして、2年の歳月が流れ、AさんとBさんは共同生活にも慣れた頃、チャペルちゃんは仔猫の面影がないほど、堂々たる猫に成長していました。

 

体重は6キロを超え、感情をほとんど出さないような、どっしりとした猫になっており、一日の大半を寝て過ごしていたそうです。

 

AさんとBさんはそんなチャペルちゃんを見て「親分」や「お父さん」と親しみを込めて愛称で呼ぶようになっており、チャペルちゃんがドテ~と眠る姿は、それはそれで、なくてはならない生活の癒しの風景であったそうです。

 

そんな、のどかな生活に暗雲が差し込んだのは今年の秋口でありました。

 

その日、Bさんが部屋でテレビを見ていたときであります。

 

このとき、Aさんはアルバイトに行っており、Bさんは一人で部屋に居たのですが、そろそろチャペルちゃんの食事の時間なだと思い、立ち上がって「親分(チャペルちゃんの愛称)ご飯にしよっか」と声をかけました。

 

チャンペルちゃんはこのとき、お気に入りの場所であるリビングのソファーの左側で寝転がっていたのですが、Bさんの呼ぶ声に頭をあげて、Bさんの顔を見たそうです。

 

普段、チャペルちゃんは、呼ばれても面倒くさそうに振り向くだけで、その場から動こうとしなかったそうなのですが、ご飯のときだけは、大きな体を揺らしてのっそのっそと駆け寄って足元にジャレついてくる猫でありました。

 

ところが、この日、チャペルちゃんは呼ばれた後、体を起こし、伸びをした後、その場でじっとしていたのです。

 

夕刻のリビングに隣接しているベランダから西日が差し込む時間帯であったため、Bさんからは逆光でチャペルちゃんの表情が見えにくいこともあったのですが、思い返すと、この時チャペルちゃんの表情は、なにかいつも違う印象を受けたそうです。

 

寝起きやからだろ・・・

そう思いながらBさんは気にもとめず、キッチンの方に行き、そして、チャペルちゃんのフードの缶詰をとって、蓋を取り外したのです。

 

缶詰の蓋を開いたときにする独特の金属音がすると、チャペルちゃんは、いかなるときでも駆け寄ってくるのですが、この時はその音がしてもチャペルちゃんがリビングから現れる気配がなかったのです。



 

変に思ったBさんは、缶詰を持ったまま「チャペル?」と愛称ではなく名前を呼んでリビングを覗きこむようにして声をかけました。

 

見てみると、チャペルちゃんはソファーのすぐ下で足を延ばしきったようにしながら横たわっていたのです。

 

「チャペル?どうしたん・・・?」と小さな声で話しかけながらBさんはチャペルちゃんに触れました。

 

しかし、チャペルちゃんは半目を開けたまま、動こうとしなかったのです。

 

さすがにおかしいと感じたBさんは、缶詰をテーブルに置き、すぐにチャペルちゃんを抱き上げました。

 

いつもなら「な~に?」と言わんばかりに顔をこちらに向けるのですが、このとき、Bさんが抱かれたチャペルちゃんの頭は力なく垂れ下がったのです。

 

「チャペル!チャペル!」と大きな声で名前を呼びながらBさんはチャペルちゃんを体ごと揺すったのですが、チャペルちゃんは何の反応もなく、動転したBさんは、チャペルちゃんをソファーに寝かせ、キッチンに走り、水道水を手の平に浸し、チャペルちゃんの顔に水滴をかけたそうです。

 

目に水がかかっても、チャペルちゃんは微動だにせず、それを見たBさんは今まで経験したことのない、肩の骨が冷たくなるような、凄まじい怯えを覚えたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「新しい生活」地下道に捨てられた仔猫~3

引越ししたての真新しいマンションの部屋に着いたAさんとBさんは保護した仔猫をリビングの床に優しく置いてあげました。

 

仔猫はタタッと二三歩ステップを踏むように早足で歩いた後、物珍しそうに部屋を眺めるようにしたそうです。

 

そして不安そうにAさんとBさんを振り返り、声は出さず(みゃ~)と口だけを動かしました。

それを見たAさんとBさんは同時に『カワイイ~~~』と叫び、すぐにAさんが仔猫を抱き上げ「心配せんでもエエよ~私とBがあんたの面倒みてあげるからな」と頬ずりをしたそうです。

 

そんなAさんに「てことは。もちろん飼うってことやんな?」と確認するように聞いたところAさんは「当たり前やん!もう放っておくことなんてできへんわ」と笑い泣きのような表情で返事をしました。

 

仔猫は「チャペル」と名付けられ、共同生活の初日からAさんとBさんと共に暮らすことになったのです。

 

この日、寝る時間になっても二人の話題は「明日、イオンでチャペルのベッドとトイレを買いに行こう」や「これからチャペルはどっちの部屋で寝かす?」とチャペルちゃんのことばかりでありました。

明日からの話がどんどん飛躍していき、しまいには「いずれ就職や結婚なんかで共同生活をやめるとき、どっちがチャペルを引き取る?」と、そんなことまで話し込む始末であったそうです。

 

共同生活の楽しい始まりの夜だったこともあり、二人の楽しい会話は明け方まで続いたそうなのですが、その頃になってようやくチャペルちゃんは「ここが自分の家なんだ」と安心したように、小さな寝息を立てて眠りにつきました。

 

そんなチャペルちゃんの寝顔を見た二人は、もう一度「カワイイ~~~」と顔を見合わせ言ったそうです。



このようにして、二人と一匹の共同生活は始まりました。

 

 

翌朝、AさんとBさんは、ほとんど、睡眠をとらないまま、大学に向かいました。

 

通学のため、またチャペルちゃんを保護した地下道と、例の事故現場を通ることになった二人は無意識に目を背けるそうにしてしまったそうなのですが、事故現場を通り過ぎるとき、Aさんはそっと、その場所を見たそうです。

 

しかし、昼夜問わず車の交通量が多い国道は、たった一晩で、何事もなかったように、仔猫が轢かれた痕跡を跡形もないほど消していたそうです・・・

 

 

そして、その日の夕方。

二人は大学が終わった後、マンションの近くのイオンでチャペルちゃんのトイレ用のセットとフードを購入したのですが、そのときBさんが「お花も買おう」とAさんに言ったのです。

 

Aさんはすぐ、Bさんが何のために花を買うのかわかったそうです。

 

二人は買い物を済ませた後、花屋さんに寄り、小さな花束を買いました。

 

そして、マンションに向かう帰り道、また地下道を抜け、国道と歩道の境目のガードレールに花束を手向け合掌をして、轢かれた仔猫の成仏を祈ったそうです・・・

 

AさんとBさんがマンションに帰るとチャペルちゃんはベランダの窓の前で寝転がっていました。

そして二人の顔を見ると、プルプルと顔を揺すった後、駆け足で近づいてきたのです。

 

なんとも癒される瞬間でありました。

二人は交互にチャペルちゃんを抱いた後、買ってきたばかりのフードをあげたそうです。

 

AさんとBさんにとっても親元から離れて生活をすることは初めての経験であり楽しい反面、大変なこともいろいろとありましたが、二人で協力してながら乗り切っていったそうです。

 

AさんとBさんは元々、仲が良い友人同士ではありましたが、やはり一緒に生活すると、小さな衝突や意見の相違はあったと二人共に仰っていました。

そんなとき、チャペルちゃんの存在は二人にとっても大きかったようで、チャペルちゃんが共同生活のバランスをとってくれるようなときも多々あったと、後に二人は話しておられたほど、チャペルちゃんはなくてはならない存在になっていったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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野村圭一



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「悪夢のような光景」地下道に捨てられた仔猫~2

AさんとBさんは仔猫を抱いて地下道を抜け、向え側の歩道に続く階段を上がりました。

すると、地下道の出入り口付近に段ボール箱が置いてあるのが見えたのです。

 

Aさんが近づいて段ボール箱の中を、そっと上から覗くとバスタオルが敷かれてありました。

Aさんは仔猫を抱いていたBさんの方を振り返り「その猫、きっとここに捨てられてたんやわ・・・」と言いました。

 

そう言われたBさんも、箱に近づき「ほんまやね。この箱から出て地下道に迷い込んだんかな・・・」とポツリと言った後「でも。なんでこんな中途半端な場所に捨てはったんやろ?どうせなら階段じゃない所に置いてあげたらいいのに。落ちたら危ないって思わんかったんかな・・・」とやりきれない表情を浮かべたそうです。

 

Aさんは、そんなBさんの疑問に答えるように「ここやったら雨にも濡れへんって思ったんちゃうかな。それに入口の所やったら万一、箱から出て道路に出てしまったら車に轢かれるって思ったん違うかな」と自分なりの見解を伝えたそうです。

Bさんは、そんなAさんの言葉にうなずきながらも「でも。それやったら地下道のとこまで行ってあげたらいいのに・・・」と溜め息まじりに言いました。

 

これは、あくまでも私個人の見解なのですが、仔猫を捨てた人が階段に箱を置いたのはAさんが言われたような理由プラス地下道には犯罪防止のための監視カメラが多く設置されていることから、監視カメラの死角になるその場所を選んだのではないかと思っています。

 

AさんとBさんは階段を登り、歩道に出て、マンションのある方向に歩きだしました。

歩道の横には国道1号線が通っているのですが、歩道に出てすぐ、国道の側道に雑巾のようなものが落ちてあるのが見えました。

 

嫌な予感がしたAさんは思わず立ち止まり、注意深くその雑巾のようなものを見ました。

そのとき、車のヘッドライトに照らされ、その物体の柄がはっきり確認できたのですが、それは明らかに無数のタイヤに踏み潰され変わり果てた猫の姿であることがわかったそうです。

 

そして、そのぺったんこになった猫からは今、Bさんが抱いている仔猫と同じようなシマの柄も確認できました。

その光景を目にしたAさんは瞬時に踏み潰された猫が、この仔猫の兄弟であり、運悪く車道に出てしまい命を落としたのではないかと思ったのです。



言葉を失ったように立ち止まったAさんを見て、Bさんは「どないしたん?」と戸惑ったように訊ねたそうです。

Aさんは国道を指さし「あれ・・・」とだけ言うのが精一杯でした・・・

 

「ええ?なに?」とBさんはAさんが指さした方を見ました。

 

Bさんは、すぐに事態を理解し「・・・・もしかして・・・あれって・・・」と言葉にするのも恐ろしいよう出来事をAさんに確認するように訊ねました。

「この子の兄弟やろうね・・・」と呆然とAさんは言い、Bさんは何も発することも出来なかったそうです・・・

 

その後、二人はマンションまで、ほとんど言葉を交わすことなく歩いたそうです。

 

Aさんは、このとき、今さっき見た悪夢のような光景を思い出しながら(あんなことになるのだったら子供達に自転車で追いかけられてたことなんかかわいいものだ)とさえ思えるほど、Bさんが抱く仔猫が無事でよかったと思っていたそうです。

そして同時に、仔猫を捨てた人への怒りで頭が一杯になっていました。

 

一方、Bさんは、不思議な感覚に包まれていたそうです。

それは、道路で轢かれていた猫が、この仔猫の兄弟ではなく、自分達が保護しなかったときのこの仔猫の未来の姿であり、それを、まざまざと見せられたような感覚になっていたのです。

 

いずれにせよ、二人がマンションに着いた頃には、二人の気持ちは固まっていました。

 

そう、この仔猫を二人で育てようと気持ちは固まっていたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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