2014-10

フトアゴヒゲトカゲの火葬~爬虫類の姿をした子供~

以前、当ブログでヒョウモントカゲモドキの火葬依頼が爬虫類部門で一番多く、ご依頼者の大半が女性であるということを書かせてもらいました。

 

そして、ここ数年、ヒョウモントカゲモドキの次にご依頼が多いのはフトアゴヒゲトカゲであります。

 

火葬依頼が多いということは、ペットとして飼われていることが増えたということであり、フトアゴヒゲトカゲもヒョウモントカゲモドキ同様、ご依頼者の8割は女性であります。



 

そう聞けば、爬虫類を飼っているのは女性ばかりなのかと思われそうですが、けしてそうではありません。

私自身、正確にデータを取ったわけではありませんが、むしろ、爬虫類を飼っているのは男性の方が多いと思います。

 

ではなぜ、火葬の依頼をされるのは女性が多いのか?

それは、女性とペットとしての爬虫類の関係性の違いだと思います。

 

上手く表現できませんが、男性の場合、爬虫類はあくまでも爬虫類で、ペットの枠内の存在であることがほとんどなのに対し、女性の場合、爬虫類の姿をした子供のような存在であることが多く、接し方も犬や猫と同じように、家に居るときはゲージやケースから出して一緒に過ごされる人が多くいらっしゃるようです。

 

そのような女性の飼い主さんも、最初から爬虫類が好きっであったわけではなく、むしろ苦手だったという人の方が多くて、他の家族や恋人や友人が飼っているのを見て、爬虫類の持つ魅力に気付き、自分でも飼ってみたくなったというケースが多いようです。

 

そして、いざ、飼ってみると、そのつぶらな瞳や愛らしい仕草にたちまち虜になられる女性は多く、気が付けば、ペットではなく、赤ちゃんのような存在になっているのだそうです

 

そして、そのような存在であるペットが死んでしまったとき、ゴミのような扱いなど出来るはずもなく、丁重に弔ってあげたいという気持ちになり、人間同様に火葬という選択をされるのだと思います。

 

これは爬虫類に限ったことではなく、女性の場合、ハムスターやフェレットの小動物や小鳥であっても自分の子供のように愛情を持って大切に育てておられることが多く、これは女性がもつ母性愛が成せることなのかも知れませんね。

 

では、女性がフトアゴヒゲトカゲに惹かれるのはなぜか?

もちろん、爬虫類に慣れていない女性でも比較的飼いやすいこともあるのですが、セレモニーのときに、皆さんは「顔がカワイイ」と「仕草がカワイイ」という二つの理由をよく口にされます。

 

仕草がカワイイというのはわかるような気がしますが、正直、私は、古代の恐竜を彷彿させるようなフトアゴヒゲトカゲの顔を「カワイイ」と感じたことはなく、これも女性ならではの感性からくるものなのでしょうか・・・

 

いずれにせよ、フトアゴヒゲトカゲの火葬依頼をされる女性は、ご依頼の電話をされるときから泣いていらっしゃるかたがほとんであり、セレモニーのときも涙でお見送りをされる方ばかりであります。

 

そして、その時の顔はどんなに若い女性であっても母のような顔になられるのです。

 

ペット葬儀のご依頼は、たとえ家族全員でお見送りされるときであっても、女性主導でセレモニーの内容を決めることが多いのですが、その根底にあるのは「母性愛」なのかもしれませんね。

 

そう考えると、男性は女性には勝てない生き物であると私はいつも思ってしまうのです。

 

 

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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もしものときの緊急処置について

前回のブログでペットの突然死について書かせてもらいました。

 

そして、突然死で亡くなったペットの葬儀の席で、その時の状況を話す飼い主さんについても書かせてもらったのですが、そんな飼い主さんのお話を聞いていると、ほとんどの飼い主さんが、そのようなとき、動転してしまい、適切な対応を取れなかったことを、同時に後悔されるものであります。

 

もちろん、ペットが突然にして倒れ、呼吸をしていないのを目にしたとき、冷静でいられる飼い主さんなど、いるはずもありませんが、それでも、そのような状況下で、適切な対応をしていれば、救えた可能性は否めません。

 

 

そこで、今回は、知られているようで、あまり知られていない、犬の緊急処置について書かせてもらおうと思います。

 

万一、犬が意識を失い、呼吸をしていないと確認できたとき、人工呼吸が有効です。

 

まず犬への人工呼吸の手順ですが、なるべく平な場所に犬を横向きに寝かせてあげます。

次に吹き込んだ空気が逃げないように犬の口を手で押さえして鼻の穴から強く空気を吹き込みます。

そのとき、1回に3秒くらいの割合で肺に空気が入り持ち上がるのを目で確認しながら数回試みます。

約1分ほど、犬が自力で呼吸できるかどうか、観察をし、まだ、呼吸をしていないと確認できたときは、再度、同じ要領で人工呼吸を続けます。

 

 

次に、心臓マッサージについてお話します。

 

やはり、心臓マッサージもほとんどの飼い主さんが正しくされていないことが多く、小型犬や猫の場合ですと、抱き上げて揺すった後、背中を叩いたという話を、よく耳にするのですが、やはり人工呼吸同様、正しい方法があります。

 

人工呼吸をした後、犬が蘇生していないことが確認した場合、次に心臓マッサージを施します。

 

まず犬の心臓の場所でありますが、一番簡単な確認方法として、左前足のひじを胸元に引き寄せ、接触した部分が心臓の位置と言われています。

これは犬種によって、若干、位置がずれることもあるので、病院に行った際、万一のときに備え、獣医さんに心臓の場所を教えてもらうのもいいかもしれません。

 

心臓マッサージの順序は、人間でいう仰向けの状態、つまり、まず犬の腹部を上にして寝かせてあげます。
そして、寝かせた犬の頭部側に両膝をついてしゃがみ、手の平が犬の胸部両側面にあたるように置き、1、2と数えながら手の平で下方に押しつける様に力を加えた後、3で力を抜きます。

ペース的には30秒間に30回のペースで行ない、その後、犬の心臓に手や耳をあて、鼓動を確認してあげてください。

確認できない場合は、再度、同じことを繰り返し試みます。

 

 

かなり、省略しましたが、これが簡単な犬の緊急処置の方法であります。

今は、ネットで、これらの緊急処置も動画でわかりやすく説明している動物病院のサイトもあるので、一度、見ておくと良いかもしれませんね。

 

いずれにせよ、ペットは人間と違い、電話一本で救急車が来て、緊急病院で迅速な処置を受けれるようなことはありません。

 

ですので、万一のとき、ペットを救えるのは飼い主さんしかいないのです。

 

その万一のときの1分1秒の対処法でペットの命が救えるのなら、これらの予備知識はとても大切なことであると、私は思います。

 

 

 

 

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突然死

死に際という言葉があります。

 

意味は、まさしく、死ぬ間際のことであります。

 

老衰、病死、事故死。

 

 

死に際にもいろんなケースがありますが、そのような中で、突然死と呼ばれるものがあります。

 

実は、秋から冬になる、今のような季節が、年間を通じ、もっとも突然死で亡くなるペットが多い時期でもあるのです。

 

 

この時期に突然死が増える原因として、室内より、野外の方が気温が低いということが考えられます。

 

冬本番になれば、寒さ自体に体が慣れているのですが、季節の変わり目は体が対応できないようなことが多く、それは我々人間でも同じことです。

 

とくに心臓に持病があるペットには気をつけてあげる必要があり、医師やの専門家の人にアドバイスを受ける等、それなりの対策を心掛けてあげる必要があると思います。

 

ペットがある日、何の前触れもなく、突発的な死を迎えてしまったとき、飼い主さんは事態を理解できず、悪い夢を見ているような気持ちになられるものであります。

 

そして、葬儀の席で「ペットの最期の姿が目に焼き付いてしまい離れない」と口にされるものであります・・・

 

 

犬ちゃんの場合、散歩の最中にいきなりパタンと倒れて意識を失い、慌てて病院に運んだときにはすでに亡くなっていたという話をよく耳にします。

 

そのようなとき、飼い主さんはペットが倒れるその刹那の場面をまるでスローモーションで見たかのように克明に覚えておられ、無意識に頭の中で何度も何度もそのシーンが流れるのだそうです。

 

 

想像するだけで、つらいことなのですが、葬儀の席上で、飼い主さんは、まだ、悪い夢から覚めてないように何度も葬儀屋の私に「ほんとうに死んでるんですか?」とお訊ねになられます・・・

 

 

 

こんなとき、私は無言でうなずくことしか出来ません・・・

 

 

それは、とてつもなく自分が無力な存在であると感じるときでもあります・・・

 

 

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「その日の記憶・・・」消えてしまいそうな命を前にして 最終回

獣医さんと、そのご家族にお骨の説明をしていた私はSちゃんの首の骨に焦げた金属のような物を確認して「あれ・・・何だろ・・・」とつぶやきながら、お骨が崩れないように骨上げ箸でその部分をつかみました。

それは金属で、明らかに首の骨に固定されていたのです。

 

過去に骨折したことのある犬ちゃんや猫ちゃんのお骨から、火葬後、骨折した箇所を固定していた金具が出てくるのは珍しいことではないのですが、そのほとんどは足や鎖骨の部分であり、私自身、首の骨に固定されている金具を見たのは、その時が初めてでありました。

 

そんな私に獣医さんが「なにかありました?」と訊ねられたので、「これ何かわかります?首の骨に固定されていた金具のようなんですけど」と私はその金属を見せたのです。

 

そして、それを見た獣医さんは「ああ・・・・それ・・・」とつぶやくように言った後、感慨深い表情になられ、言葉に詰まられたのです・・・

 

暫しの沈黙があり、獣医さんはその金属を見たまま、目を細めて「それは、私がこの子の首の手術をしたときのものです・・・」と言われたのです。

 

先にも述べましたが、骨折などで骨を金具で固定する場合、そのほとんどが足であることが多く、首に限らず体の中心の脊髄というのは、神経が集中している箇所であり、そこに金属を固定する手術を施すというのは、大きなリスクが伴うことであると、素人の私でさえもわかることでありました。

 

それらを踏まえ、私は正直に「先生。私も多くのペット達の火葬を担当してきたんですけど、首の骨に金属を固定しているのを見たのは初めてなんですよ。これってかなり難しい手術だったのではないんですか?」と訊ねたのです。

 

「はい。私にとっても初めての試みだったんです・・・でも、ここを固定しないと命が危なかったんです・・・」と獣医さんは静かに言われた後「実はね野村さん。この子がお母さん犬のお腹にいるとき、お母さん犬が意識不明のまま病院に運ばれて・・・」と、そこまで言われた後、その日のその時のことを思い出されたのか、不意に目に涙を浮かられたのです。

 

獣医さんは、私から顔を逸らすようにされながら指で目元を押えるようにされた後、「すいません」と静かに言われた後、緊急手術でSちゃんが産まれたときかのお話を私に聞かせてくださったのです。

 

話を聞き終えた私は「でもSちゃんは先生に出逢わなかったら数日の命だったかも知れないですね・・・」と実直に感じたことを伝えました。

 

私の言葉に獣医さんは謙遜気味に首を横に振りながら「この子を助けたのは自分だったかも知れませんが、逆にこの子の懸命に生きる姿から色んなことを学ばせてもらったのは私の方です・・・」と金具を見つめたまま、しみじみと言われました。

 

そして、金具を手で取り上げ、そのままお骨と一緒に優しく骨壺に納められたのです。

 

 

全てのセレモニーを終え、愛おしそうにSちゃんのお骨壺を両手で抱く獣医さんに、医師ではなく、優しい父親の姿を見たような気持ちになりました。

 

 

私はペット葬儀の仕事通じ、たくさんのペットと飼い主さんを見てきた中で、いつも感じることがあります。

 

それは、ペット達は飼い主さんに出逢うべくして出逢い、生まれる前から飼い主さんを選んで生まれてきてるのではないかということであります。

 

どの組み合わせを見ても、このペットとこの飼い主さんで良かったと感じることが本当に多いのです。

 

もちろん、Sちゃんと獣医さんからも、そのことを強く感じたのは言うまでもありません。

 

 

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「永眠と痕跡」消えてしまいそうな命を前にして 3

獣医さんがSちゃんの異変を感じたのは、Sちゃんが8歳になった頃でありました。

どこが悪いわけでもなく、明らかに体力が衰えていったのです・・・

 

普通、小型犬で8歳というとまだまだ元気な盛りであります。

しかし、Sちゃんは、その頃から次第に元気がなくなっていき、頻繁に体調を崩すことが増えたのです。

 

元々、体力が弱かったSちゃんは、一度、体調を崩すと、回復するのにも、多くの時間を必要としました。

それゆえに、獣医さんと家族は日頃からSちゃんの体調管理には気をつけていたのですが、8歳になったころから、ごく些細なことでも体調を崩すようになったのです。

 

そしてSちゃんが8歳になった今年の春。

前日より8度も気温が下がり、真冬並みに寒くなった日の朝。

 

心不全によりSちゃんは、息を引き取ったのです。

ベッドの中で眠るようにして逝ったSちゃんの顔は産まれたての仔犬のようにあどけなく、安らかなのものであったそうです。

 

Sちゃんのお葬儀はプレシャス会館で執り行われることになり、私が担当させてもらうことになりました。

 

獣医さんは医師であるご自身の立場を伏せてご依頼されたこともあり、私は獣医さんが当社とも業務提携をしてるペット病院の医師だとは気付かないままセレモニーを始めたのです。

 

業務提携をしている病院にパンフレットの補充をしに訪問する時は、受付の人や看護師さん応対してくださるので、医師の方と顔を合わすことはほとんどありません。

 

ゆえに、私は獣医さんがご家族と一緒に私服で来館されたとき、まったく気づかなかったのであります。

 

Sちゃんのお葬儀が始まり、お焼香の儀を終えられた後、獣医さんとご家族は、代わる代わるSちゃんを撫でておられました。

 

そして獣医さんは穏やかな表情と口調で私に「(出棺)お願いします」と言ってくださったのです。

 

 

小柄なSちゃんのご火葬は通常のトイプードルに比べ、10分早い、20分程で終わりました。

 

お骨になったSちゃんを収骨場に運んだ私は獣医さんとご家族にお骨からわかる身体的な特徴を説明した後、その痕跡からSちゃんが心不全で亡くなったのではないかと訊ねたのであります。

 

私の説明と問いかけを聞いた獣医さんは、感心をしたように「すごい・・・火葬後の骨を見ただけで(死因の特定)そんなことまでわかるんですか?」と目を見開いて驚かれように言った後「挨拶遅れてすいません。私○○動物病院の者なんです」と自己紹介をされたのです。

 

予想もしなかった言葉に私は思わず「ええええええええええ(°Д°;!」と地声で言ってしまい(驚いたときセレモニーの最中であっても地声になるは私の悪いクセです)「○○病院の先生?なんですか?」と聞き返しました。

 

獣医さんは「すいません黙っていて。でも言えば余計な気を使わすのではないかと思ったんで伏せておこうと思ったんです・・・」と恐縮されたように頭を下げられたのです。

 

「ちょっと先生。勘弁してくださいよ^^獣医さんと知っていたなら今のような専門家っぽい説明をしなかったのに」と私が苦笑いを浮かべてそう言うと、獣医さんは「いえいえ。私達医者は病気を治療するのが専門なんで、今のような骨の説明はすごく勉強になりました。それにしても野村さん。なぜSが心不全で亡くなったとわかったんですか?」と興味深げに私の顔を覗き込むようにしながら質問をされたのです。

 

獣医さんからそう聞かれ、私はこのお仕事で培った経験から学んだ知識を簡単に述べた後、Sちゃんのお骨の心臓部を指しながら、心不全のときに現れる、ある特徴と痕跡を獣医さんに説明しました。

 

獣医さんは、このときだけは、飼い主さんの顔ではなく、医師の顔になって私の説明に耳を傾けながら「なるほど・・・確かに言われてみれば、心臓付近だけ色が変色してますね・・・」と、息を吐きながらうなずかれたのです。

 

そして、尻尾の方から始まったお骨の説明が心臓のある胸部を過ぎ、頭部に差し掛かった頃、私はSちゃんの首元に焦げた金属のような物質があることに気付いたのです・・・

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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「手術」消えてしまいそうな命を前にして 2

獣医さんは赤ちゃんプードルにSちゃん(仮名)と名付けました。

Sちゃんは獣医さんの目に届く保育器の中で少しずつではありますが、成長をしていきました。

 

獣医さんはそんなSちゃんを見て、頬がほころぶこともありましたが、やはり首の骨のことが心配で、今後、Sちゃんが成長する中で、どのような障害が出てくるのかを考えると手放しで喜べる気持ちにはなれなかったのです。

 

異常がある箇所が首元だけに、呼吸や食事にも影響が出てくる可能性もあり、そのことを考えると心配ではありましたが、獣医さんはSちゃんがもう少し、大きくなって、手術に耐えれる体力がつくまで成長できたとき、もう一度、首の検査をしてあげようと決めたのです。

 

しかし・・・そこまで生きれるだろうか・・・

 

獣医さんであっても、いえ、獣医さんだからこそ、Sちゃんの命が、少なくても手術に耐えれるまで持ちこたえれるのか、確証は持てず、それこそ、毎日が「今日も頑張れたね・・・」とSちゃんの生存を確認するような日々でありました。

 

懸命に生きようとするSちゃんと、それを見守る獣医さん。

 

Sちゃんの体は首の障害もあり、同時期に産まれた仔犬に比べても、小さくはありましたが、それでもそんな日々の中、少しずつに成長していったのです。

 

しかし、体の成長と共にSちゃんは頭を支えるのも困難なほど、首の骨の状態は悪化していきました・・・

 

Sちゃんの首の骨のレントゲン写真を見た獣医さんはこのままでは、器官が塞がってしまうかもしれないと思い、手術をすることを決めたのです。

 

それは、曲がった首の骨を矯正する金属のプレートを埋め込む手術であったそうなのですが、箇所が箇所なだけに、かなり難易度の高い手術だったそうです。

 

無事に手術を終えた獣医さんは祈るような気持ちでSちゃんが麻酔から目覚めるのを待ちました。

そして、意識が戻ったSちゃんは、自分で頭を持ち上げ、水を飲んだのです。

 

その光景を見た獣医さんはほっと胸を撫で下ろし、Sちゃんを優しく撫でてあげました。

 

心配された術後の後遺障害も出ず、Sちゃんは弱弱しくはありましたが、歩けるようにもなり、順調に回復していったのです。

 

そして、普通の生活が出来るようになった頃、獣医さんはSちゃんを自宅に連れて帰ったのです。

Sちゃんは獣医さんの家族からも受け入れられ、この日から病院ではなく、獣医さんの自宅で暮らすことになったそうです。

 

優しい獣医さんと、その家族に囲まれて生活するようになったSちゃんは、本来、トイプードルが持つ活発な一面も見せるようになり、楽しい毎日を過ごしていました。

 

ただ、やはり、生まれつき体力が弱かったこともあり、体調を崩すことも少なくはありませんでした。

 

しかし、その都度、獣医さんに適切な診療をうけれる環境でもあったことから、Sちゃんはすくすくと成長していったのです。

 

超未熟児として生まれ一年が過ぎ。そして、三年、五年とSちゃんは年を重ねていきました。

 

産まれたときは、一日も生きれないのではないかと思えたほど、弱弱しい命であったので、獣医さんはここまで生きてこれたSちゃんを見て、素直に喜びを感じたそうです。

 

それどころか「以外に長生きするかも知れない」と希望を待てるほど、Sちゃんは元気な姿を見せてくれるようになっていたのです。

 

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

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消えてしまいそうな命を前にして 1

前回のブログで獣医さんは患者さんのペットと、その飼い主さんの前では感情を見せないという旨のお話を書かせてもらいました。

 

獣医さんは普段から、そのようなことを心掛けておられるせいか、冷静で物静かな印象を与える人が多いように感じられます。

 

過去に私は、そんな獣医さん達のペットのお葬儀を担当したこともあるのですが、やはり、獣医さんは自分のペットのお葬儀の席でも涙を見せない人ばかりであったように記憶しています。

 

 

しかし、たった一人。

お骨上げのときに涙を見せた獣医さんがいました。

 

その獣医さんのペットはトイプードルであり、享年は8歳でありました。

 

小型犬で8歳というと決して長生きではないのかも知れません。

しかし、そのトイプードルちゃんの誕生の時のお話を、飼い主さんである獣医さんから聞いた私は、よく、これだけ成長し、8年も生きれてたものだと思ったのです。

 

そのトイプードルちゃんが、まだ産まれる前、母さんプードルのお腹にいるとき、お母さんプードルが体調を崩し、意識を失ったまま病院に運ばれたそうです。

 

容態を重くみた獣医さんは母子共に危険な状態と判断し、飼い主さんに、早期出産ではあるが、すぐに帝王切開で胎児を取り出すのが最善であると説明しました。

 

飼い主さんは承諾し、すぐに帝王切開の手術になったそうです。

獣医さんと飼い主さんの素早い対応が功を奏し手術は無事に終了し、お母さんプードルの命は助かりました。

 

しかし、赤ちゃんプードルは早産でもあり、超未熟児であったため、かろうじて呼吸はしたものの、とても危険な状態だったのです。

獣医さんは専門の保育器に入れ、可能なかぎりの治療を施しました。

 

その甲斐もあり、なんとか一命を取りとめることは出来たのですが、獣医さん保育器の赤ちゃんプードルを見て(今は安定しているが、たぶん数日しか生きれないだろうな・・・)と思ったそうです。

 

なぜならば、骨格が形成される前に出産した影響もあり、赤ちゃんプードルは首の骨が不自然な形で生まれてきたからであります。

 

獣医さんはその事実を飼い主さんに説明をし「お母さんは4日ほどで退院できると思いますが、赤ちゃんの方は、もしかしたら今夜も持たないかも知れません・・・」と伝えたそうです。

 

翌日、順調に回復をしていたお母さんプードルを確認した後、獣医さんは保育器の赤ちゃんプードルの様子をみました。

赤ちゃんプードルの鼓動はけして力強くはなかったものの、ちゃんと動いていたのです。

 

懸命に生きようとする小さな命を前に、獣医さんは出来ることはすべてしてあげようと心に誓ったそうです。

 

そして、お母さんプードルが退院する日、獣医さんは飼い主さんと赤ちゃんプードルの今後について話し合いをしました。

本来ならお母さんプードルと一緒にいさせてあげるのが良いことだと、飼い主さんも獣医さんもわかっていたのですが、赤ちゃんプードルには首に障害があり、今後、無事に成長できる可能性が極めて低いことと、当面は専門機器がないと生きていけないこともわかっていました。

 

それらを踏まえ、獣医さんは飼い主さんに「もし良ければこの子を僕に託してくれませんか?」と申し出たそうです。

 

障害がある仔犬を育てる自信がなかった飼い主さんにとっても、そんな、獣医さんの申し出は願ってもないことでありました。

 

話しはすぐにまとまり、赤ちゃんプードルはお母さんプードルが退院した日から獣医さんが引取り育てることになったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

 

プレシャスコーポレーション

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救えなかった悔しみの涙

ペットが不治の病気に侵されたとき。

 

余命宣告を告げられるのはペットではなく、飼い主さんであります。

 

 

今までにも当ブログでは、そのようなつらい宣告を告げられた飼い主さんのお話は何度も紹介させてもらいました。

 

しかし、余命宣告を告げる側。

 

つまりお医者さん側のお話は書いたことがありません。

 

 

私は仕事柄、いろんな獣医さんともお話をする機会が多々あるのですが、少なくとも私の知っている、獣医さんは元々、動物が大好きな人が多いもので、ご自身もペットを飼ってる人がほとんどであります。

 

私はよく知り合いの獣医さんに「このお仕事をされていて、良かったと思うときはどういうときですか?」と質問をするのですが、皆さんは口を揃えたように「治療によって命を救えたときです」と笑顔で言われます。

 

逆に「仕事をしていてつらいことは?」と訊ねると、「やっぱり手の施しようがなくて、救えなかったときですかね・・・」と神妙な面持ちで言われるものです。

 

そして、つらい仕事の中でも飼い主さんに「完治は出来ません。ペットちゃんの命は長くても○○です・・・」と余命の宣告を告げるのは、本当につらい仕事であると言われます。

 

泣き崩れる飼い主さん

 

放心状態になられる飼い主さん

 

「え?冗談でしょ?」と引きつったように笑いを浮かべる飼い主さん

 

 

反応は飼い主さんによっても違うそうですが、どんな飼い主さんであっても必ず、縋るような目で「何とかならないんですか?」と懇願されるように言われるのだそうです。

 

この質問に答えるのも本当につらいことだそうで、無言のままうなずく獣医さんもいるのですが「神様でもない限り・・・」と、現段階ではどうしようもないということを、もう一度、飼い主さんに伝えることになるのです。

 

その上で、今後、どのような治療が必要なのかを飼い主さんに説明し「私達も出来る限りのことはします」と伝えるのだそうです。

 

我々、葬儀屋にも言えることなのですが、獣医さんも、仕事になれば、個人的な感情を出さず、医師として、最善を尽くすことだけを考えるのだそうです。

 

では、なぜ、感情を隠すのか?

 

それは、一番つらいのは飼い主さんであり、ペット自身であることを知っているからに他なりません。

 

ですので、どんなにつらい症状のペットを診ても、医療の現場では絶対に涙は見せないようにされているのです。

 

このように感情を出さないように心がけている獣医さんは多く、その分、私達はどうしても獣医さんから冷めた印象を受けるも少なくはありません。

しかし、獣医さんも白衣を脱げば、私達と同じ、ペットが大好きな人達であることも多いのです。

 

そして、自分が治療をしていたペットが亡くなったとき・・・

誰もいないところで静かに涙を流される獣医さんもいます。

 

その涙は別れの悲しみの涙と、救えなかった悔しみ涙が入り混じった涙なのかも知れませんね・・・

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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夢の実現へ・・・ペットの樹木葬。そして、新たなな目標へ

プレシャスコーポレーションの目標であり、そして、私自身の念願でもあった土の霊園を大阪で開園するという夢が現実なものになる日が見えてきました。

 

 

緑豊かな自然に囲まれた山の中腹に開園する予定であります。

 

 

敷地面積は3000坪で、墓石の代わりに樹木の苗木を植える樹木葬を主体に考えています。

 

 

自然の滝が流れる、とても素晴らしい場所であり、私は一目で気にいりました。

 

 

正式な契約は今年末頃の予定なので、まだ、住所は公言しませんが、大阪市内から車や電車で1時間以内の場所であります。

 

 

大阪で土の霊園の開設はプレシャスコーポレーション設立時の最終目標でもありました。

 

 

それが現実味を帯びてきた今、プレシャスコーポレーションと私は、また新たな夢と目標が見えてきています。

 

 

夢は続き、そして大きく広がっていくのです。

 

 

霊園の詳細と新たな夢の話はまた別の機会にお話させていただきます。

 

 

今まで出逢った全ての人。

 

 

そして、ペット達に心から感謝しています。

 

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 



 

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同じ日にペットを見送る・・・たったそれだけの共通点

葬儀会社でなくとも、約束のお時間を守るというのは、会社として、社会人として当たり前のことであります。

特に私は、昔から時間だけは守る性格でもあり、事故などで交通渋滞に巻き込まれない限り、約束の時間に遅れをたこはありません。

 

ところが、ペット葬儀の仕事を始めてから、ご依頼者が予約してくださったお時間に遅れてしまうようなことも増えてしまったのです。

誤解があってはいけませんが、だからといって、寝坊をしたり、約束を忘れてしまって遅れるわけではありません。

 

葬儀会社だからこそ、というより、プレシャスコーポレーションだからこそ、約束のお時間に間に合わないことが起こり得るのであります・・・

 

 

 

プレシャスコーポレーションの葬儀の流れの中で、我々葬儀会社が唯一、時間を区切れない時間帯が存在します。

 

それは、読経とお焼香の儀の後、ご火葬前の「最後のお別れの時間」であります。

人間であっても、ペットであっても火葬後はお骨の姿になってしまうので「最後のお別れの時間は生前と変わらぬ姿のお見納めの時間」でもあります。

 

ですので、弊社プレシャスコーポレーションでは、この時間はスタッフは席を外し、飼い主さんと家族だけで過ごしてもらうようにしているのですが、飼い主さんによっては、なかなかペットから離れることが出来ず、お別れの心に区切りが付けれない人もいらっしゃるのです。

 

そんな飼い主さんの中には、どうしても心の区切りが付けれない人もいらっしゃり、そのような場合、ご火葬は翌日以降に延期されるようなこともあるのですが、延期するということは、その時まで悲しい気持ちのまま過ごすことでもあるので、それを踏まえ、苦しいほどの葛藤の末、心に区切りをつけて火葬に入られる飼い主さんも少なくはないのです。

 

そんな時、次の葬儀の時間が迫っているからといって、飼い主さんを急かすようなことは出来ないですし、絶対にしてはいけないことであると私は思っています。

 

他社はどうかは知りませんが、少なくとも当社はそのような考えでやってきました。

 

「最後のお別れの時間」にお時間がかかるようなとき、次に控えているのが訪問葬儀であるときは、別のスタッフが向かうこともあるのですが、ご依頼が重なり人員的な余裕がないような場合は、長引いた分、到着が遅れることになり、また、会館葬儀の場合も、全て個別の予約制であるので、次の依頼者にお待ちいただくというような事態が発生してしまいます。

 

ですので、お時間がかかると判断した時点で、次のご依頼者の飼い主さんに「到着が遅れます」または「少しお時間を遅らせて来てください」と電話で連絡するのですが、よほどの事がない限り、「かまいませんよ」と快く承諾してくださいます。

そして、「なにかあったんですか?」と心配そうにお訊ねになってくださる人もいるのですが、そのような場合、私は正直に「今、お葬儀をされている飼い主さんがペットちゃんとのお別れに時間がかかっているのです」とお伝えするようにしています。

 

理由を聞いた次のご依頼者の飼い主さんは「そのような理由ならいくらでも遅くなっても構いません。ですから充分にお別れをさせてあげてください」的な言葉を返してくださるものなのですが、中には自分のことのように涙を流される人もいらっしゃいます。

 

もちろん、そのような飼い主さん達どうしに面識があるわけではありません。

であっても、ただ、同じ悲しみの最中にいる者として、その心中を察してくださっているのです。

 

そんな時、私は他では言い表すことのできないような感情に包まれて胸が熱くなってしまうのですが、このときの気持ちだけは、この仕事でしか経験できないような感情でもあるとも思っています。

 

同じ日にペットを見送る・・・

たったそれだけの共通点であっても、顔も名前も知らない人になんの濁りのない思いやりの心を持てる人もいらっしゃるのです。

 

 

そんな人達の思いやりの心に触れるのも、この仕事でしか経験できないことなのかも知れない・・・

 

日々の仕事の中で、最近、私はつくづく、そのことを感じています。

 

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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