2014-09

亡きペットと再会するとき

旅立ったペットちゃんの火葬当日に、飼い主さんが満面の笑みを浮かべられるようなことは、まずありえません。

ところが、ある一つの条件が重なったとき、実現するようなこともあるのです。

 

弊社プレシャスコーポレーションは国内でも数少ない亡くなったペットを剥製(はくせい)にする剥製葬を請け負っている葬儀会社であります。

弊社が剥製葬をすることになった経緯については過去にこのブログ{亡くなったペットを剥製にする人の真意とは}でも書かせてもらいましたので、ここでは省略しますが、剥製葬のご依頼件数は、年々、増えており、今後も増加していくであろうと私は感じております。

 

剥製葬を簡単に説明すると、亡くなったペットちゃんが職人さんの手で剥製の姿になり、飼い主さんの元にお渡しする日、剥製に使わなかった部位の火葬を執り行うことなのですが、ほとんどの飼い主さんは剥製になったペットちゃんと対面したときに「ああ・・・」と溜め息を漏らすように言われた後、満面の笑みを浮かべて涙を流されます。

 

もちろん、この時の涙は、感極まった涙ではありますが、悲しい涙ではありません。

 

そして「○○ちゃんお帰り・・・」や「○○ちゃん久しぶり・・・」と再会を果たしたかのようにペットちゃんに触れられるのです。

 

私や担当スタッフは、剥製職人さんと一緒に、その再会の場に立ち会うことになるのですが、飼い主さんの気持ちが伝わってきて、思わず通常のセレモニーとは別の涙を流してしまうようなこともありました。

 

当社の剥製依頼を担当してくださっている職人のKさんは、そんな飼い主さんを見て「この瞬間を見たいから僕は仕事をしているんです。この瞬間に全ての苦労が報われるんです」と言われたことがあるのですが、この場面は何度経験しても胸が熱くなるものです。

 

剥製に関しては、今でも否定的な考え方の人も多く、当社も剥製葬を実施したとき、少なからず批判を受けたこともありました。

 

ペットを剥製にする飼い主さんも「自分のエゴかもしれませんが、私にはペットを炎で焼くことも土に埋めることもできない」と、少し引け目を感じながら剥製葬という選択されるのであります。

 

でも、私は飼い主さんと剥製になったペットちゃんの再会の場面に立ち会う回数を経験するほど、剥製葬を実施して本当に良かったと心から思っていることも確かであります。

 

理想のお見送りの形については、個人の主観は存在するものの、これが正解だと呼べるものは無いのかも知れません。

 

そうであるなら、自分自身が後悔の残らないお見送りにしなければいけないと、私は思うのです。

 

飼い主さんの数だけ理想は存在し、その理想に沿ったお見送りのサポートをするのが我々の仕事であるなら、私は可能な限り、その実現のお手伝いをさせてもらいたいと思っています。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せはプレシャスコーポレーションまで

大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9

ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660

敵意を感じながら

初めてペットの葬儀及び火葬をご依頼されるとき、飼い主さんは「いったいどこのペット葬儀会社がいいのだろうか?」と少なからず悩むものであります。

 

葬儀会社を選ぶ基準は、料金や利便性等、飼い主さんによっても違いますが、ペット葬儀の場合、何よりも「信用できる会社であるか?」ということを重要視される飼い主さんは少なくありません。

 

 

過去にブログでも何度も書きましたが、私達の業界は世間から「悪い業者が多い」と認識されていることも事実であり、初めてのご依頼のときは、その不信感から少なからず、私達葬儀屋と飼い主さんとの間には、見えない溝のようなものが存在します。

 

 

不信感の表れは男性と女性によって違うのですが、女性の場合ですと、口数が少なくなられ、必要以上の会話をほとんどされないのです。

そして、極力、私と目を合わさないようにされます。

 

ところが、男性の場合ですと、口数が少ないのは女性と同じなのですが、目を合わさない女性とは逆に冷たい眼差しで目を見てお話をするような人が多くいらっしゃるのです。

 

中には目を合わすというより、睨みつけるような鋭い視線を向けられる人もいらっしゃるのですが、それは不信感を通り越して敵意を感じることすらあったほどです。

 

私もこの仕事を始めた当初、そんな飼い主さんの行動や態度に(ペットちゃんを火葬しに来ただけなのになんで睨んでくるんだろう・・・)と戸惑うこともあったのですが、すぐに、それが、ペットちゃんへの愛情ありきの業者への不信感が原因であると理解することができました。

 

そのことが、理解できるようになってからは、飼い主さんのそのような態度も気にならなくなり「セレモニーが全て終わったとき、きっとわかってくださる」と自分を励ますようにして、お見送りのお手伝いをするという仕事に徹するようになったのです。

 

プレシャスコーポレーションは「飼い主さんの立場に立ってお見送りをサポートする」というスタンスを創業当時から理念の一つとして掲げ、実施してきたつもりであります。

 

事実、不信感が強ければ、強いほど、逆にセレモニーが終わったとき、我々の、そんな想いは伝わるもので、涙を流して労いの言葉をくださったり、中にはハグをして感謝の言葉をくださった飼い主さんもいらっしゃいました。

 

そして、もう一つ。

このように不信感が強い人は、元を辿れば、愛情が深い人でもあることもあり、二度目のご依頼以降、今度は必要以上にフレンドリーな態度で接してくださるもので、訪問葬儀の時は、コーヒーや食事を用意してくださったり、会館の来られるときはケーキなどを差し入れしてくださったりするのです。

 

セレモニーの前は見えない溝を挟むように対峙していた両者が、セレモニーを終えたとき、同士のような関係になる。

不思議なことですが、このようなことを、私は本当に多く経験してきました。

 

 

そして、それは、私がこの仕事をしてきた中で、この仕事が大好きな理由の一つでもあるのです。

 

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 




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胸に残るペットロスを乗り越えた人達の言葉

ペットが旅立ったとき。

旅立ったペットの数だけ・・・

というより、そのペットと過ごした人の数だけ、ペットロス悲しみは生まれるものなのかもしれません・・・

 

ペット葬儀のお仕事をさせてもらっていると、自ずと、ペットを喪ったことによるショックや悲しみからペットロス症候群と呼ばれる精神疾患に分類される心の病気になられる人も大勢、目にすることになります。

 

セレモニー当日、悲しむというより、放心状態のまま、お見送りを終えられる飼い主さんもおられるのですが、正直(この飼い主さんを一人にして大丈夫かな・・・)と、離れることをためらってしまうほど、深く落ち込まれる人もいます。

 

そんな人の中には、後日、私にペットロスの相談をされる人もいらっしゃるのですが、私は時間の許す限り、お話を伺うようにしており、そして、私なりの意見や考えを伝えるようにして参りました。

 

そのような人のことは、以前、このブログ{自分の存在価値}でも書かせてもらったこともあるのですが、少なくとも、私が見てきたペットロスの悲しみに悩む人達はいずれ、その悲しみを乗り越え、自分の足で再び前向きに歩いて行かれる方ばかりでありました。

 

ペットロスの相談に来られた人は、同じようにペットロスを乗り越えたときも、私に報告をしてくださるものなのですが、皆さん、それぞれにあることに気付いたことがペットロスを乗り越えるきっかけになったと口にされるものです。

 

もちろん、その表現は、人によっても違うのですが、同じ意味合いの事であるのです。

 

 

先日、プレシャス会館に名古屋からYさんという女性が、旅立った愛犬の遺骨を持って、メモリアルグッズの作成に来られました。

Yさんとは、メモリアルグッズを作成するに際し、何度もメールでやりとりをさせてもらったこともあり、私もYさんが会館に来られる日、作成の場に立会いさせてもらったのです。

 

職人さんがYさんの愛犬の遺骨のブレスレットを作成されるのを見学しながら、私はYさんから生前の愛犬ちゃんとの出会い、暮らし、闘病、看護。それと旅立ちの日から今日までのお話を聞かせてもらったのですが、Yさんは、笑顔と、そして、時折、涙を浮かべながら、その場面場面を思い出すように話して下さったのです。

 

そして、メモリアルブレスが完成した頃、話はペットロスの日々の話になったのですが、Yさんはその悲しみを乗り越えるきっかけとなった、ある事実を独り言のように口にされました。

 

それは「でもね・・・やっぱり失った悲しみより出会えた喜びのほうが大きかった・・・」という言葉であります。

 

私はその時、無言でうなずいたのですが、心の中では(そうですね。本当にそうですよね)と、私の周りでペットロスで悲しみ全ての人の顔を思い出しながら、そう繰り返していたのです。

 

大切な存在を失ったとき、人はそのつらさから、悲しみにしか目がいかず、本当に大切なものを見失っていまうようなことがあります。

 

でも、冷静に考えてみてください。

 

なぜ、つらく悲しいのか?

それは、失った存在がそれだけ大きかったからなんです。

 

では、なぜ、存在が大きいのか?

それは、その存在がそれだけ多くのものを与えてくれたからなのです。

 

では、なにを与えてもらったのか?

それは、愛、勇気、優しさ・・・

人によっても感じ方は違うと思いますが、かけがえのないものであることには間違いありません。

 

先立った者達が残したのが悲しみだけでないと気付いたとき、人は自然と感謝の心が芽生え、その存在と出逢った本当の意味を知り得るのであります。

 

そして、人はそれに気付いたとき、知らぬうちに、自分の足で歩み始めるのです。

 

 

その歩みこそ、遺された者達が先立った者達へ贈る最良の手向けに成り得ると私は思っています・・・

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一


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葬儀の代金を無料にしている理由

弊社プレシャスコーポレーションでは通常、お葬儀・ご火葬・お骨上げまでを、当日の一つのセレモニーとして考えております。

 

もちろん、飼い主さんによっては、セレモニーの当日に納骨・永代供養までご依頼されるようなケースもありますが、それらも全てを追加料金なしのセット料金内で賄えるよう、代金はいただいておりません。

 

簡単に説明すると、当社の料金は火葬費用のみだけであり、お葬儀は執り行っても、執り行わなくても、料金は変わらないのであります。

 

つまり、それは、私達、プレシャスコーポレーション側から見ると、葬儀費用を無料に設定させてもらっているということであり、飼い主さんと一緒にペットをお見送りするという視点から見れば、必要不可欠な要素でもあるのです。

 

どういうことかと言えば、もし、葬儀費用がかかる場合、半数以上の飼い主さんが葬儀をしてお見送りをしてあげたいのにも関わらず、依頼せず、火葬のみご依頼されると思うのですが、そのような場合、葬儀会社である私達はペットちゃんがどのような性格であったのか、飼い主さんとどんな生活を送っていたのか等、ペットちゃんのことを何も知らないまま、セレモニーを終えることになるとなってしまいます。

 

もちろん、私達、業者がそんなことを知らなくても、火葬は実施可能であり、飼い主さんによっては、業者に亡くなったペットのことを知ってもらう必要性はないと思われる人もいるかもしれません。

 

ただ、これは私個人のわがままかも知れませんが、私はペット達をお見送りするに際し、どのようなペットであったのかを私なりに理解した上で、飼い主さんと同じ立ち位置で、一緒にお見送りをさせてもらいたいのであります。

 

そのことから、当社は創業以来、合同葬は執り行わず、個別葬のみを実施してきたわけであり、飼い主さんが「葬儀はしなくても結構なので、火葬だけお願いします」と言われても、最初に費用がかからないことを説明した上で、葬儀を執り行わせてもらうよう、努めてきたのであります。

 

そのようなことから、会館での火葬のご依頼があったとき、今では9割以上の飼い主さんが葬儀をされてからお見送りをされるようになりました。

 

自宅で執り行う訪問火葬の場合、葬儀をされる割合は6割くらいになるのですが、それは、自宅で葬儀をする場合、どうしても、私達、業者の人間を自宅にあげることになるため、特に飼い主さんが女性である場合、少なからず抵抗を感じられることがあり、それは私にも理解できることであるので、必要以上にお願いすることはしていないのが、その理由であります。

 

私は、葬儀の席で、飼い主さんから伺う、ペット達のエピソードを聞くのが好きです。

どんな些細な話であっても、生前のペット達の元気な姿が頭に浮かんでくるからであります。

 

先にも述べましたが、そのことで、火葬に何らかの影響があるわけではありません。

しかし、そうすることで、私達業者も温かい気持ちでペットを見送れるのは事実であるのです。

 

わがままなことなのかも知れませんが、私はこのことを続けるためにも、葬儀費用がかからない、このスタイルを今後も続けていきたいと思っています。

 

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

 

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「その理由(わけ)」 涙を見せない人 最終回

その後、鳩の火葬は無事に終了し、Yさんは自らの手で収骨されたのであります。

私は背筋を伸ばして、丁寧にお骨上げをされたYさんの横顔を見つめながら(もし、自分が同じように怪我をした鳩を見つけたら、はたして、Yさんと同じような行動を取っただろうか・・・)と、そんなことを考えながら自問自答をしていました。

 

正直に言います。

私なら、そのまま通り過ぎていたと思います。

 

これは、自己弁護ではありませんが、おそらく、大多数の人が私と同じ意見だと思います。

いくら動物が好きであっても、たまたま怪我をしている鳩を見かけたとき、動物病院に連れて行き、その後、亡くなってしまい、今度は葬儀会社で火葬をしてあげて、その骨を自ら拾ってあげる。

 

それを出来る人は数えるほどいないような気がするのです。

 

 

お骨上げを済まされたYさんは小さなお骨壺に納められた鳩の遺骨を見つめながら「ここなら安心して任せられそうなので」と、その日のうちに納骨されることにされたので、私はYさんを会館二階の納骨堂に案内することにしました。

 

Yさんは納骨をされた後、静かに目を閉じて合掌をされたのですが、合掌をといた、Yさんのその眼差しは静かながら、強い志のようなものを感じた私は、その時も、なぜ、Yさんは涙を見せないのかを考えていたのです。

 

ペットのセレモニーのために来られた飼い主さんに年齢を聞くことは失礼であると、言いましたが、同じように個人的な質問も、容易にするものではありません。

 

(泣かないのには何か理由があるのですか?親にそう躾けられたのですか?)

そんなことを聞けるはずもなく、私は納骨を終えられ、清算を済まされたYさんに、ありきたりな「Yさんは動物が好きなんですね」という言葉をなげかけました。

Yさんは笑顔で「はい」と、うなずかれたので、私は「やはり鳥が好きなんですか?」と訊ねたところ「まあ鳥も好きですけど、特別、鳥が好きってことはありません。やっぱり好きなのは犬ですね。それも大型犬が好きなんです私^^」とYさんは、この日一番の笑顔になって言われたのです。

 

「そうなんですか。じゃあ犬を飼ってらっしゃるんですか?」と私は訊ね、Yさんは大きくうなずいた後「はい。でも小型犬なんです。本当は大きい犬を飼いたいんですけど、家がそんなに広くないんで、小型犬を飼ってるんです」と、少し照れたような顔をされて言われました。

 

会館前でYさんを見送ることにした私は、自転車のカギをあけたYさんに「帰り道わかります?迷っちゃだめですよ」とジョークを交え言いました。

Yさんは「もう覚えました^^大丈夫です」と笑顔で返してくれたので、私は(これくらい聞いてもいいかな)と、思いながら「ねえYさん。Yさん専門学生って言ってはりましたが、何の専門学校なんですか?」と訊ねたのです。

 

Yさんは私の顔にしっかり向きながら「動物の看護師です」と、セレモニーの最中、私が感じていた志を秘めた目をしてそう言われたのです。

「動物も看護師・・・つまりペット病院の看護師さんの卵ですか?」と私は聞きながら頬に鳥肌が立つような感覚を覚えたのです。

 

「じゃあ、将来はペット病院で働くんですか?」と、さらに訊ねた私にYさんは「はい。それが夢だったんで。来年の春、卒業予定なんで、卒業したらペット病院で働こうと思っています」

Yさんのその言葉に、頬に感じた鳥肌が全身に広がるくらい感動した私はYさん歩み寄り「素晴らしい。Yさんのような人がペット病院で働くってことは、本当に良いことだと思います」と、思わずYさんの右手を両手で握りしめてしまったのです。

 

女性の中でも比較的小柄Yなさんは、慎重180cmをこえる私にいきなり右手を握られ、少し戸惑ったように「はい・・・ありがとうございます」と、委縮されたようにお返事をされたので、私は「すいません。感動のあまりつい」と弁解しながら手を離しました。

「私なんか全然大したことありませんよ」と恐縮して言ったYさんに「いえそんなことはありません。僅かな時間であってもセレモニーという時間はある種、特別の時間なんで、その人のことが、よくわかるんです。Yさんは本当に優しい心の持ち主だと僕は感じました。」と私は本心をお伝えしたのです。

 

「ありがとうございます」と頭を下げるYさんに私は「また勤務先が決まったら教えてくださいね」と 言ったところ「はい。決まったらお知らせします」と力強く返事をして、Yさんは帰って行かれました。

 

自転車で帰るYさんの後ろ姿を見送りながら私は友人でもある、ある獣医師さんの言葉を思い出していました。

その言葉とは「動物医療の現場で働くなら動物が好きでないとやっていけない。でも、動物が好きなだけでも務まらない」というものであります。

 

ペットに限らず、医療の現場では、どんなに悲しくても患者さんや、その家族の前で涙を流すことは許されません。

なぜなら、一番つらいのは患者さん本人であり、その家族の方達であるからであります。

 

Yさんが頑なに涙を見せなかったのは、早くも看護師として、その自覚が芽生えてきたからなのかは、定かではありませんが、少なくとも私にはそう感じました。

 

Yさんは来年の春には地元大阪のペット病院で看護師として働く予定であります。

きっとYさんなら素晴らしい看護師さんになると私は思ったのです。

 

Yさんを見送った後、私はそのことを強く感じながら、もう一度、納骨堂に上がり、鳩のお骨壺に手をあわせました。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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「やりきれない最期・・・」 涙を見せない人 4

私はYさんの言葉に耳を疑いました。

確かに鳩は市の管轄下の鳥であるという話は聞いたことがあるのですが、それが理由で、目の前に瀕死の鳩がいるのに、治療を拒否した病院の態度が信じられなかったのです。

 

もちろん、Yさんは自分で治療費を払うつもりで病院に鳩を連れて行き、病院にもそのことは伝えたそうです。

にも関わらず、そのような理由で治療を断る病院、というか、獣医師が居ることに驚いた私は、Yさんに「それはどこの病院ですか?」と訊ねました。

Yさんは、悲しげな目をして「○○です」と病院名を言った後、小さく溜め息をもらした後、視線を落とされたのです・・・

 

「それで・・・それで、その後、どうされたんですか?」と私はYさんに訊ねました。

Yさんは小さくうなずきながら「はい・・・それで仕方なく、家に連れて帰り、傷口を消毒して、出来るかぎりのことはしたんですが・・・昨日、ここに(プレシャスコーポレーション)に電話した、少し前に息を引き取ったんです・・・」と、やりきれない表情をしてそう言われたのです。

 

そのとき、Yさんは、鳩の最期の瞬間を思い出したのか、また、目に涙を滲ませたのですが、やはり、視線を上げて、涙を流すことはありませんでした。

しかし、この時は、さすがにつらかったようで、さらに涙が出てきたのか、思わず顔を私から反らすようにされたので、私は気を利かせるつもりで席を外したのです。

 

(本当に我慢強い子だな・・・なぜ泣かないんだろう・・・)

私は頑なに涙を見せようとはしないYさんの姿に、内心そんなことを思っていたのです。

 

 

男女問わず、人前で涙を見せるのに抵抗がある人はいます。

 

そのように親に躾けされたり、あるいは、そのときの状況によっても、涙を堪えなければいけないときもあります。

 

どのようなことかと言えば、たとえば、その場に小さな子供や自分より年下の人間が居るような場合や、立場的に自分より、悲しみが深い人が居て、その人が懸命に涙を堪えているようなとき、その人の手前、先に自分が泣くわけにはいかないとい思うような場面であります。

 

しかし、この時、会館に居合わせたのは、私を含めて、全てYさんより10歳以上年上の男性スタッフばかりであったので、そのような条件にも当てはまらず、私はYさんの涙を見せたがらない姿勢に感心するというより、不思議でしかたない気持ちにすらなっていたのです。

 

不思議というには語弊ではありますが、Yさんは「涙を見られるのが恥ずかしいので堪えている」というより、何か別の理由から「涙を見せてはいけない」と思い、堪えているようにすら私には見えたのです。

 

Yさんを待合室に残すように席を外た私は斎場の火葬炉の前に戻り、そんなことを考えながら、溜め息をつきました。

 

ちょうど、その時、メモリアルグッズの職人さんが、斎場に顔を見せたのです。

 

この日は、メモリアルグッズの作成のため、朝からご依頼が入っていたのですが、ちょうど、そのときに仕事を終えた職人さんが、斎場に顔を出し、私に「お疲れ様です」と声をかけてくれたのです。

 

「お疲れ様です。もう終わったんですか?」と挨拶を返した私に、職人さんはうなずき、火葬炉の前まで歩み寄ってこられ「今日は何の火葬ですか?」と訊ねられたので「鳩なんです」と答えました。

職人さんは「え?鳩?ですか?・・・珍しいですね」と率直な感想を口にされたので、私は「そうですね。しかも、ペットではなくって、保護した自然の鳩なんですよ」と言いました。

 

さすがにこれには職人さんも驚いたようで「ええ?本当ですか?ご依頼された人はどんな人なんですか?」と目を見開いたので、私は「19の女の子」と答えた後、Yさんから聞いた、鳩を保護したときから今までの経緯を職人さんに説明するように話したのです。

 

私が話し終わったとき、職人さんは感心するようにうなずきながら「そんな優しい人もいるんですね・・・」と独り言のように言っていました。

 

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます

 

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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「信じられない病院の対応」 涙を見せない人 3

私の見解にYさんは無言でうなずいていました。

そして、小さな声で「そうかもしれないですね・・・」とポツリと言われたのです。

 

そして、その後、支配人の読教が始まり、Yさんはお焼香をされたのですが、Yさんはセレモニーの最中も、涙を見せることなく、出棺の時間を迎えたのです。

 

Yさんは祭壇の鳩を抱き上げ、自らの手で火葬炉に納められた後、合掌をして、火葬の点火を見守っていました。

 

火葬が始まり、待合室も移れたYさんは、透明のカーテン越しに、静かな目をして火葬を見守っておられました。

 

斎場から待合室に入った私は凛とした表情のまま背筋を伸ばして火葬炉を見つめるYさんの横顔を見て「Yさん」と声をかけました。

 

Yさんは私の方を見て「はい」と返事をされたので、私は「火葬の時間は20分ほどです。その後、お骨あげは、あちらのお骨上げ場でしていただきますので」と御骨上げ場の方を手で指しながら説明をしました。

そして、私は「でも、Yさん。Yさんは、まだお若いのに、しっかりされていますよね」と感心したように言うと、Yさんは「そうでもないですよ。道にも迷ったし」と冗談ぽく言った後「それに、私も、もう大人なんで」と笑顔で答えられたのです。

 

「失礼ですけど、Yさん。お幾つなんですか?」と私は訊ねました。

当たり前の話ではありますが、ペットの葬儀の席で、ペットちゃんの享年を訊ねることがあっても、飼い主さんに年齢を聞くことは、まずありません。

ましてや、相手が女性の場合ですとなおさらであります。

しかし、Yさんが含みを持ったように言った「私も、もう大人なんで」という言葉に私は失礼を承知で訊ねたのであります。

 

Yさんは「19です」と少し照れたように言われました。

正直な私は「ええ!?19?・・・才なんですか・・・・そうなんですか、てっきり私は・・・・」と思わず(中学生くらいかと)と口に出しそうになったのを必死で止めました。

でも、Yさんは、そんな私を見透かしたように「私、実際より若くというか、幼くみられることが多く、いつも中学生に間違われるんです」と笑いながら言われたのっで、私は「ええ・・・すいません。実は僕も、それくらいの年齢だと思って接していました・・・すいませんでした」と頭を下げたのです。

 

そんな私を見たYさんは「いえいえ。いつもことなんで気にしないでください」と笑顔で言っておられました。

 

その後、火葬の間、私は待合室でYさんと二人で話しをしたのですが、話は、もう一度、Yさんが鳩を保護したときの話になり、Yさんは「家の近くの公園を通りかかったとき『パタパタ』って音がしたので、近づいてみると、あの鳩が血を流しながら羽をバタつかせていたんですね・・・それで、すぐ近くの病院に駆け込んだんですけど・・・」とYさんは、そこまで言った後、セレモニーホールで見せたのと同じような、遠くを見るような目をして、黙りこまれたのです。

 

待合室は沈黙に包まれたのですが、私は、その沈黙を破るように「もう手の施しようがないような状態だったんですか?」とYさんに訊ねました。

 

Yさんは私の問いかけに視線を落とすようにしながら「それもあったかも知れませんが・・・その前に、病院で治療を拒否されたんです・・・」と思いもよらないことを言われたのです。

 

「ええ?拒否されたんですか?」と私は驚きを隠さず聞き返すと、Yさんは視線を下げたままの姿勢で、小さくうなずきました。

「もしかして、鳥の治療の経験がないお医者さんだったんですか?」と、私がさらに訊ねると、Yさんは「いえ・・・そうではありません・・・ただ・・・鳩は・・・」とそこまで言った後、悔しさを噛みしめるように口を閉ざされたのです。

 

そのとき、Yさんの目から涙が滲み出てきたのですが、Yさんはまるで、涙を押し戻すかのように顔をサッと上げたのです。

 

そんなYさんを見た私はテーブルのティッシュの箱をYさんの前に置きながら「Yさん。悲しいときは泣いてもいいんですよ」と声をかけたのですが、Yさんは首を横に振り、涙を流すのを堪えられていました。

 

化粧をしている女性なら、涙を流すことによって、化粧がとれるのを嫌うこともありますが、この日、Yさんは化粧もされていなかったので、正直、私はYさんが(なぜ、これほど涙を見せるのを拒まれるのだろう・・・)と内心、不思議でありました。

 

1分ほどして、気持ちを落ち着かせたYさんは、私に向き直られたので、私は、会話の途切れた「それで、病院で『鳩は・・・』の後、何と言われたのですか?」と訊ねました。

 

Yさんは一度、うなずいた後「病院の先生は『鳩は市の所有物でもあるので、市の許可がないと治療行為は出来ません』・・・そう言われたのです」と、 小さい声ながらもしっかりとした口調でそう言われたのです・・・

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます

 

 

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野村圭一



 

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「生々しい傷跡」 涙を見せない人 2

Yさんから鳩(ハト)の納まった白い布を受け取った私は祭壇に置いた後、布をほどこうとしたときでした。

「あ・・・」とYさんは声を出されたので、私は手を止めました。

 

「あの。布は取らないほうがいいんですか?」とYさんに訊ねたところ、Yさんは私の目を見つめ「いえ・・・あの私は、いいんですが・・・すごく生々しい傷跡があるんです・・・それで、見られないほうがいいのではと思ったんです」と控え目な口調でそう言われたのです。

 

「そうなんですか?私は平気です。Yさんが見られたくないのであれば、布をしたままセレモニーを始めますが、どうしますか?」と私が確認するように言ったところ、Yさんは「私は・・・平気です。でも、本当に、首が取れそうなほど、深い傷なんです。なので、葬儀屋さんに悪いかなと思って・・・」と最後は唇を噛みしめるようにして、そう言われました。

 

私は、一度、布から手を離し、Yさんに向き返りながら「Yさん。私達のところには、交通事故に遭って、原型を留めていないようなペット達の葬儀依頼もあるんですね。それで、その姿を飼い主さんが見たくないときや、他人に見られたくないときだってあるものです。ですから、そのような場合は布やタオルで包んだままセレモニーをするようにしていますが、そうではなく、Yさんが私に気を使って言ってくださってるのであるなら、気にしてもらわなくても大丈夫ですよ」と私は返事をしたのです。

 

Yさんは祭壇の布を見つめながら、数度、うなずかれた後「じゃあ・・・出してあげてください・・・」と目を充血させながら言われたのです。

「わかりました。では」と私はもう一度、祭壇の方に向いて、白い布をほどいたのです。

 

布を左手で持ちながら右手で鳩の体を優しく包むようにつかんだ私は、ゆっくりと布を滑らすようにして尾のほうから出したのですが、鳩の胸元まで出したとき、黒っぽい血痕が見え、鳩の胸元から首にかけての傷が見えたのです。

 

そして、完全に布をほどいたとき、思わず頭がグラリと下がるくらい深い傷であることがわかりました。

 

私は鳩の頭が垂れ下がらないように、下から手を入れ、そのまま丁重に鳩を祭壇に寝かせたのです。

 

その光景を黙って見守っていたYさんは、目に涙を滲ませたまのの、涙は流さずに、ただ、静かに祭壇の鳩を見つめていました。

 

祭壇に寝かした後、私もあらためて、鳩の首元の傷を見たのですが、一目見て、他の動物から襲撃された傷であると思い「深い傷ですね・・・何があったのですか?」と私が訊ねたところ、Yさんは悲しげな表情を浮かべながら「わかりません・・・私が通りかかったときは、その状態でもがいていたんです・・・」とポツリと言われたのです。

 

Yさんの返答を聞いて、私は二つの驚きがありました。

「え?通りかかったということは、この鳩はYさんの飼っておられたペットではないんですか?」と、一つ目の驚きを訊ねると、Yさんは小さくうなずきながら「はい。昨日、帰宅途中に公園の近くを通りかかったときに、その鳩が怪我をしているのを偶然、見かけたんです」と言われたのです。

 

私は、うなずいた後「それで、この鳩は、こんな深い傷を負ったのに、息があったんですか?」と二つ目の驚きを訊ねました。

 

Yさんは、やはり、小さくうなずきながら「はい。見たときは、まだ生きていました・・・それですぐ保護して病院に駆け込んだんですけど・・・手の施しようがない感じで・・・」と、Yさんはそこまで話されたとき、一瞬だけ、遠くを見るようにされて、厳しい表情をされたのです。

(何かあったのかな・・・)と、内心、そう思ったのですが、私は黙ったまま、Yさんの次の言葉を待ちました。

 

「・・・それで・・・家に連れて帰り・・・最後は家で看取ったんです・・・」とYさんは思い出すようにしながら、視線を下に落としたのです・・・

 

「そうだったんですか・・・」と私はうつむくYさんに言った後、もう一度、鳩の傷跡を間近で見ました。

そして、私は「おそらくイタチか野良猫に襲撃されたんでしょうね・・・」と独り言のように言ったのです。

 

私の言葉にYさんは顔を上げ「え?わかるんですか?私もそうも考えたんですが、事故に遭った可能性もあるなって思ってたんで・・・やはり他の動物に襲われたんですかね?」と訊ねられたので、私は「いえ。僕も専門家ではないので、断言はできないですが、車やバイクと接触したなら、首元だけに傷を負うようなことはないように思うんです」と前置きをした後「捕食動物は獲物を襲うとき、息を止めるために必ず喉元に噛みつくんですけど、過去に他の動物に襲われて命を落としたペット達も、この鳩と同じように首に大きな傷を負ってたんで、そう思ったんです」と私は答えました。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660

涙を見せない人

愛するペットを見送る葬儀の席では、男女問わず、涙を流すことはめずらしいことではありません・・・

 

私もそうなのですが、大人の男性の場合、人前で涙を流すことに抵抗を感じる人もいらっしゃり、懸命に涙を堪えられる人もいらっしゃるのですが、女性に限ると、ほとんどの人が人目を憚らず涙を流されるものであります。

 

しかし、女性であっても涙を堪えられる、というより、涙を隠されることがあり、それは、幼いお子さんがいらっしゃるような若いママさんに多く、幼い子供に親が泣いてる姿を見せてはいけないという考えから、そうされているのだと思います。



しかし、まだ、未婚で、お子さんもいらっしゃらないのに、最後まで涙を懸命に堪えながらペットちゃんを見送った女性がいました。

その女性は少女のあどけなさの残るYさんという19歳の専門学生さんだったのですが、Yさんはセレモニーの最中、何度も涙が溢れそうになりながら、懸命に堪えていらしたのであります。

 

涙を堪えるYさんに気付いた私が「Yさん。悲しいときは泣いてもいいんですよ」と声をかけたときも、首を横に振り、けして涙を流すことはなかったのです。

頑なに涙を流すことを拒むようにされたYさんが、なぜ、そうされたのかを、私が理解したのは、Yさんがペットのセレモニーを終えられ、帰っていかれる後ろ姿を私が会館前で見送ったときでありました・・・

 

Yさんから鳩(ハト)のご火葬のお問い合せの電話を受けたのは、連日、真夏日の続いていた8月初旬の早朝でありました。

静かな声で「あの・・・・鳩なんですけど、火葬ってやってくれるんですか?」と、少しだけ不安そうに訊ねられたのです。

 

鳩という鳥は公園や住宅街であっても、頻繁に見かけることがあり、子供の頃から、もっとも馴染みのある鳥のひとつではあるのですが、ペットとして飼われるケースはほとんどなく、実際に鳩のご火葬依頼というのは、過去に過去にも数えるほどしかありませんでした。

 

Yさんの問いに私は「はい。大丈夫です。」と私は答え、その日の午前10時に会館でYさんの鳩のご火葬を執り行うことになったのです。

 

 

朝9時に会館に到着した私はセレモニーホールの掃除をした後、小型ペット専用の火葬炉の点検をすませ、Yさんの到着を待ちました。

その時、電話が鳴り、出てみると息を切らしたYさんが「すいません・・・近くまでは来てると思うんですけど、変な道に入ってしまったみたいで、道に迷ってしまったんです」と慌てたような声で言われたのです。

 

どうやらYさんは一人で自転車で会館に向かっていられたようでありました。

 

私は「そうですか。今、そこから、どんな建物が見えますか?」と訊ねると、Yさんは「えっと・・・○○って書いた看板の建物と○○診療所という病院が見えます」と言われたので、私はYさんおられる大よその場所の見当がつき「ああ近くですね。ではYさん、そこから少し戻って大きな道路に出て、右に曲がって真っ直ぐ来てください」と説明して電話を切りました。

 

そして、私は会館の前でYさんご来られるのを待つことにしたのですが、2分ほどした頃、左手で白い布のような袋を抱えながら、片手で自転車をこぐ小柄な女の子の姿が見えたのです。

 

女の子は、会館前に立つ、私の姿を見つけるとホっとしたような表情になり、会館前に自転車を止めて「すいません・・・Yです」と自己紹介をされたのです。

 

Yさんを見た私の第一印象は「しっかりとした女の子」というものであったのですが、私がYさんの口から19歳の専門学生と聞くまで、ずっと中学生くらいの女の子と思って接していたので「自転車で来たの?暑かったでしょ?」と、私は小さな子供に話しかけるような口調で言いました。

 

暑い中、自転車をこいだせいか、道に迷ってしまった照れくささからかはわかりませんが、Yさんは顔を赤らめながら「はい・・・でも迷ってしまって・・・ちょっと遅れてしまってすいませんでした」ペコリと頭を下げられたのです。

 

そんなYさんの礼儀正しさに私は自然と頬が緩み「どうぞ、中にお入りください」とYさんを誘導するように会館にお通ししたのです。

 

私の後を付いてくるようにして、会館に入られたYさんは鳩が納められた白い布を大切そうに両手で抱えたまま立ち止まり会館内を眺めるようにされていました。

 

そして私はセレモニーホールの前Yさんに「ペットちゃんを祭壇に寝かしてあげたいので、御預かりしても構いませんか?」と訊ねると、Yさんは「え?ああ。はい」と言ってゆっくりと白い布を私に手渡したのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

 

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「犬派」「猫派」それぞれの理由

さて、前日のブログで書いたように、ペットロスの人が新たなペットを迎え入れようという気持ちになり、実際に迎え入れるのは、やはり多いのが犬を喪った人は犬、猫を喪った人は猫、うさぎを喪った人はうさぎをと、亡くしたペットと同じ種類のペットを迎え入れられることであります。

 

しかし、中には「今まで犬しか飼ったことがなかったのですが、ブログを読んで猫を飼いたくなりました」や、その逆「猫しか飼ったことがなかったのですが、犬を飼ってみたくなりました」と言われる人もいて、実際に迎え入れられた人もいらっしゃいました。

また、同じように小鳥やハムスターを飼われた人もいらっしゃいます。

 

ペット葬儀の仕事をしていると、気付くことがあるのですが、このように、飼い主さんの中には、その種類のペットしか、関心や愛情を持てないという人が以外と多いんだなと感じることがあり、事実、今までその種類のペットしか飼ったことがないと言われる人も少なくありません。

 

ペットの代表格は、犬と猫 でありますが、俗にいう「犬派」「猫派」という言葉があるように「犬は好きですが、猫は苦手」や「猫は好きだけど、犬は嫌い」という人は以外に多くいて「犬も猫、両方好き」「両方飼ってます」という人は少数派のように感じるのです。

 

私自身は犬も猫も飼った経験があり、それぞれの可愛らしさ知っているので、どちらも好きなのですが、そのような犬派の人に「なぜ猫が苦手なんですか?」や、猫派の人に「なぜ犬が苦手なんですか?」と実際に聞くと、それぞれに「こわいから」という理由が一番、多いのです。

 

しかし、この「こわい」というのも、同じ言葉でありながら、犬と猫では少し意味合いが異なり、犬がこわいという人は「噛みつきそう」や「暴れそう」といった「乱暴」や「凶暴」という意味合いからの「こわい」であり、逆に猫がこわいという人は「呪われそう」「執念深そう」といった「怨念」的な意味合いの「こわい」というイメージをお持ちの方がいらっしゃるのです。

 

確かに言われてみると、それぞれの意見もまったく、わからないわけではないのですが、先入観やイメージは、人それぞれであり、そう思われるに至ったのには、何らかの理由があるのかも知れませんね。

 

では、他にはどのような理由があるのか?

これは、私がそれぞれ「犬派」と「猫派」の人から実際に聞いた意見であります。

 

まず「犬派」の人の猫が苦手な理由から

・「何年一緒に暮らしても心が通うことがなさそう」

・「世話をしても恩を感じてくれなさそう」

 

この二つの意見に代表されるように「犬派」の人は「猫は犬に比べて薄情」という意見が多く聞かれます。

 

また、実際に猫を飼った人で猫が苦手になった理由としては

・「寝てるときに上に乗ってきて睡眠の邪魔をする」

・「帰っても出迎えてくれない」という意見もありました。

 

次に「猫派」の人の犬が苦手な理由は

・「吠える」

・「人や物に危害を加えそう」

 

この二つの意見が多いのですが、犬は猫に比べ、確かに騒がしい動物であると認識されており、また、実際に犬を飼った人で犬が苦手になった理由としては

・「子供の頃に噛まれた」

・「散歩が大変」という意見も多くありました。

 

そのような人が私のブログを読まれて、それぞれ、苦手だった動物に感心を持たれたと聞いたときは、とてもう嬉しいのですが、やはり、どんなペットであっても実際に飼ってみないと、それぞれの良さがわからないことも沢山あると思います。

 

しかし、人間同士であっても相性があるように、どうしても、好きになれないということもあるので、そのようなときは、無理に好きにならなくてもかまわないとも、私は思っています。

 

最後にこれは番外編ではありますが、「犬派」「猫派」の人から聞いた「嫌いになった理由」で思わず笑ってしまったものを紹介させていただきます。

 

では、猫派Uさんの犬が嫌いになった理由。

「子供の頃に飼っていた犬が、私が部屋リラックスしてると、私の腕にしがみついてきて、いきなり腰を振ってきたんですよ」

同じく猫派のIさんが犬が嫌いになった理由。

「友達の結婚式の二次会に着て行く予定だった服を破かれて三分1くらい食べられたんです」

というものでありました。

 

次に犬派のKさんが猫が嫌いになった理由。

「毎日、帰宅すると、物陰からダダーって飛びかかってきて私をおどかすんです」

同じく犬派のJさんが猫が嫌いになった理由なのですが、ちなみにJさんは私の親しい友人でもあり、関西人特有の大袈裟な人であることを先にお伝えしておきますので予めご了承ください。

「寒い日にマフラーをして出かけようとしたとき、いきなり猫がマフラーに飛びかかってきて、バランス崩してコタツに頭をぶつけたんです。一歩間違っていれば私は窒息か頭蓋骨骨折で命を落としていたと思います」

というものであります。

 

これは、あくまでも、個人的な意見でありますが、どの理由も犬、猫、それぞれありがちなエピソードであり、人によってはそれがトラウマになるくらい苦い経験になることもあるようです。

 

 

卑怯なようですが、最後にもう一度、言わせてもらいます。

私は犬も猫、どっちも大好きです^^

 

 

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