2014-05

続 「なぜ、そんなウソをついたのですか?」

その後、Mさんは、優しい表情を浮かべながら、丁寧にフェレットちゃんのお骨をお骨壺に納められたのです。

 

別れ際、Mさんは「いろいろありがとうございました。なんか、みっともない姿見せてもうて・・・」と照れくさそうに言われたので、私は「みっともなくなんかないですよ。立派なことだと思います。」と本心から、そう返事した後「ペットちゃんはこの子(フェレットちゃん)だけなんですか?」と訊ねました。

Mさんは「そうです。ワシは元々、ペットとかあまり好きじゃないんですわ。こいつは女が置いていきよったんで面倒みてただけです」と、真顔に戻り言われました。

 

「そうですか・・・わかりました。では、私はこれで失礼します」と私は車に乗り込んだ後「あ、コーヒーごちそうさまでした」と頭を下げました。

Mさんはスッキリされた表情で「こちらこそ朝早くからスンマセンでした!」と威勢の良い声で見送ってくださったのです。

 

私は帰る車中で(いい人やったな・・・)とMさんの事を思い出していました。

上手く言えませんが、変な意味ではなく、私はMさんのような少しシャイで不器用な人がすきであります。

年上の男性に使う言葉ではありませんが、Mさんは同性の私から見ても、どことなく、憎めない、ヤンチャ少年の面影が残る人でありました。

 

Mさんはもうペットは飼われておられないようですし、元来、ペットは好きではないと仰っていたので、今後、二度とお会いすることがないかもしれない。

その時はそのように思っていました。

 

ところが、その日から二か月ほど経ったある日、会社のフリーダイヤルに「野村さん?二か月くらい前に、朝早くフェレットの火葬をお願いしたMやけど、覚えてはります?」とMさんから電話があったのです。

 

声を聞いてすぐにわかった私は「ああMさん。○○マンションのMさんでしょ?もちろん覚えてますよ^^どうされました?」と訊ねたところ「覚えてくれてはったん?嬉しいわ^^」と言われた後「いや~あの・・・また火葬をお願いしたいんやけど」と言われたのです。

「はい?火葬ですか?はい。わかりました。」と私は返事をしながら(確かペットはもう飼われてないはずやのに・・・)と思いつつ、Mさんに「あの、Mさんペットちゃんの種類は?」と訊ねました。

 

Mさんは「フェレットですわ」と言われたので、私は前回と同様、Mさんが仕事に行かれる前翌早朝5時にMさんのマンションに行くことになったのです。

 

時間通りにMさんのマンション前に着いた私は、携帯電話からMさんに到着を報せました。

電話後、すぐにマンションの玄関前に降りてこられたMさんに挨拶を済ませた私は「Mさん。確か前のフェレットちゃんのときに、他にペットは飼っておられないって言ってませんでした?」と訊ねたところ、Mさんは「うん?・・・いや、こいつも飼ってた・・・」と手に持った箱に納まっているフェレットちゃんを見せてくれたのです。

 

私は自分の聞き違いか、勘違いかと思い「そうですか。この子も元カノさんのペットやったんですか?」と、さらに訊ねると「元カノ?元カノってなに?」と、何のことかと言わんばかりにMさんは私の顔を不思議そうに見ながら言われたので「いや、前のフェレットちゃんの火葬のとき『一緒に住んでいた元カノ彼女さんペットだったんだけど、別れたとき、フェレットちゃんを置いていったんで、その後、面倒を見ることになって、亡くなってしまい、死んだから言うて粗末には出来ないから火葬だけでも責任もってやろうって思うた』みたいなこと言ってはったじゃないですか」と私が確認するように言いました。

しかし、Mさんは「俺、そんなこと言うたっけ?」と首を傾げ後「そう言えば、あの時、そんなウソ言うたな」お道化たように笑われたのです。

笑うMさんに、本気で訳がわからなくなった私は「うそ?・・・・なぜそんなウソをついたんですか?」と、素朴な疑問を訊ねました。

 

Mさんは少しうつむきながら「・・・なんて言うか・・・俺みたいな奴がフェレット飼ってるって言うたらキモイやろ?だから元カノのんやって言うてん」と照れたように笑われたのです。

「キモクないですよ。全然普通ですよ。実際、フェレットの飼い主さんって男の方が多いんですよ」と私が言うと、Mさんは少し顔を赤らめて「そうなん?ふ~ん・・・」と納得したように二、三度うなずいた後「でも大の男がフェレットが死んだから言うて泣いたりするのってアカンことない?」と、さらに聞かれたので「いやいや、男とか女とか年齢も関係ないですって。ペットが死んだら泣くのって普通ですよ。Mさん気にし過ぎですわ」と私は言いました。

「そうやな・・・ありがと」とMさんは言われ「じゃあ、これお願いしますね」と、フェレットちゃんの納まった箱を私に渡されたのです。

 

箱には前回同様、今回もお花が散りばめていて、Mさんの優しさが伝わってきました。

今回、Mさんは、ちゃんと最初から最後まで、火葬に立ち会われ、点火のスイッチも自分で入れられたのです。

 

火葬炉の煙突から上がる靄を見つめながら、Mさんは少しだけ目を潤ませ「そら、どんな人でも泣くわな・・・」と寂しげに笑いました。

 

 

私は無言でうなずいたのですが、その時、あることを考えていたので、少しだけ口元が緩んでいました。

それに気づいたMさんは私の顔を見て「なあ野村さん。ほんまは心の中で泣いてる俺のこと笑ってるんやろ?」と、言われたので「笑ってませんて。笑ってはいませんけど、ある事を考えて微笑ましく思っただけですよ」と私は正直に答えたのです。

「ある事ってなに?」とMさんが聞かれたので私は「いえ。この前のときもそうだったんですけど、今回もちゃんと綺麗にお花を散りばめた箱にフェレットちゃんを入れてあげるなんて、Mさんは優しい人やなって思ったんです」と、私は思ってることを伝えました。

Mさんは顔を真っ赤にしながら「もう~そういうこと言わんとって!照れるわホンマ!」と言って顔を背けられていました^ー^

 

 

 

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野村圭一

 


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「なぜ、そんなウソをついたのですか?」

Mさんという男性からフェレットちゃんのご火葬のご依頼を請け、私はMさんのマンションに向かいました。

「仕事行く前に済ませたいんで」というMさんのご要望があり、早朝の5時に火葬を執り行うことになりました。

 

マンションに到着した私は、早朝ということもあり、インターホンではなく、携帯で到着したことをMさんに伝えたのです。

携帯に出られたMさんは「すぐ降ります」とだけ言われ、電話を切られました。

Mさんはご依頼の電話をくださったとき「葬儀とかそういうのはエエんで(いらないので)火葬だけしてやってください」と言われていたので、私はすぐに火葬に出来るよう準備を整えて待つことにしたのです。

 

待つこと5分。

仕事用の作業服姿のMさんが小さな箱を手に降りりてこられ「早ようにすいませんな。これですわ」と箱を私に差し出されたのです。

箱の中にはお花と一緒に綺麗な毛並みをしたフェレットちゃんが横たわっていました。

 

「かわいい顔してますねこの子」と私がMさんに言うと、Mさんは、わざとフェレットちゃんから目を逸らすようにしながら「まあ・・・でもフェレットはみんな同じような顔してますからね」と少しぶっきらぼうにお答えになられたのです。

Mさんは40代。土木関係の仕事をされているらしく、日焼けした顔に短く刈り上げた髪で、豪快で男らしい雰囲気の方でありました。

 

「そうですね。確かにフェレットはどの子も可愛い顔ですよね。でも、この子、毛も艶があって特別、可愛いですよ。きっと環境が良かったと思います」と私が、さらに言うと、Mさんは「そうですか・・・でも、まあ、俺が飼ってたんじゃないんでなんとも言えませんわ」と予想外の返答をされたのです。

「Mさんのフェレットちゃんではないんですか?」と私が驚きを隠さず訊ねると、Mさんは「ええまあ・・・一緒に住んでいた女(彼女さん)のペットなんですわ。そんで、別れたとき、こいつ(フェレット)置いていきよったんですわ」と、事情を説明してくださったのです。

「そうだったんですか」と私がうなずきながら言うと「でもまあ、言うても俺も一緒に住んでたんやし、死んだから言うて粗末には出来ませんやん。だから火葬だけでも俺が責任もってやったろう思うてお願いしたんですわ」とMさんは少しだけ照れたような表情を見せられたのです。

 

「わかりました。責任もってご火葬をさせてりただきます」と私はMさんに頭を下げた後、フェレットちゃんを火葬炉に納めようとMさんに背中を向けたときでありました。

「ちょっと缶コーヒー買ってくるわ」とMさんの声がしたのです。

慌てて振り返ると、すでにMさんはコンビニエンストアがある方向に歩き出していたので、私は「あのMさん、最後のお見送りをされないんですか?」と、声をかけたのですが、Mさんは振り向きもしないまま「ええねん。俺そういうの苦手やから任せますわ」と歩いて行かれたのです。

Mさんのこの行動に(やっぱり元々は自分のペットじゃないからなのかな)と私が少し落胆した視線でMさんの後ろ姿を見ているときでありました。

Mさんは肩を小刻みに震わせながら涙を拭くように右手の手首で顔を押えるような仕草をされたのです。

(汗をふいただけなのかな・・・それとも泣いておられたのかな・・・)

判断ができないままであったのですが、私はMさんがコンビニまで入っていかれるまで、手を止めて眺めていました。

 

(このまま火葬を始めていいものなのか・・・)

私は考えたのですが、Mさんはコンビニから出てくる様子もなく、すでに5分以上経過し、さらに、ご依頼のとき「仕事行く前に済ませたいんで」と言っておられたこともあったので、私は、一人でフェレットちゃんを火葬炉に納めた後、合掌でお見送りをし、火葬炉の点火スイッチを押したのです。

 

そして、火葬が終わりに差し掛かった頃、Mさんはコンビニ袋を手に戻ってこられ「これどうぞ」と、缶コーヒーを私にくださいました。

「ああ。ありがとうございます」と私はMさんの御好意をありがたく受取り、缶コーヒーをいただきました。

缶コーヒーを手渡されたとき、私はMさんの目元を注意深く見たのですが、Mさんの目は明らかに赤らんでいました。

(やはり泣いておられたんだ・・・)と私は思うと共に、Mさんのような男っぽい男性は極端に人前で涙を流すことに抵抗を感じられる人が多いので、私は気付いてないフリをすることにしたのです。

Mさんは携帯電話の時刻を確認しながら「もうちょっとですか?」と訊ねられたので「はい。後、五分ほどで終わります」と返事をしました。

 

火葬が無事に終わりお骨上げの準備を整えた私は、Mさんに骨上げ箸を渡した後、お骨の説明をしました。

Mさんは「うわ・・・もっと粉々になる思うてたんですけど、こないにちゃんと残るんですか?」と驚きを隠さずに聞かれたので「はい。当社の火葬炉は熱で火葬しますので、フェレットちゃんのような繊細な骨格のペットであっても、ほぼ原形のまま残るんですよ」と説明をした、その時でした。

お骨になったフェレットちゃんを見つめたMさんの瞳から大粒の涙が滲んでいたのです・・・

 

慌てて、私から顔を背けたMさんでしたが、涙は零れ落ち、Mさんは言訳するような口調で「やっぱりこういうのはあかんわ。苦手や。おたくがやって」と作り笑顔で箸を私に返したのです。

「わかりました」と私はなるべく平静な声で返事をし、Mさんに代わってフェレットちゃんのお骨上げをさせていただきました。

 

お骨上げが終わりに差し掛かった頃でした。

「ごめん・・・やっぱり自分でやるわ」と私の肩をたたきながらMさんが言われたのです。

振り返って見てみると、そこには、もう涙を隠さないMさんが居て、肩を震わせながら「箸ください」と言われたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

 

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不正と嘘

ブログでペット葬儀業界における不正のお話を何度がお話ししたことがあるのですが、それは全て我々側。

つまり葬儀業者側が犯す遺骨の差替え問題等を題材にしたものばかりでありました。

 

今回は、あえて、ご依頼者である飼い主さん側にありがちな、虚偽のお話をさせてもらいます。

虚偽というと、大それたことのように感じますが、簡単にいうと、「ちょっとした嘘」のお話しであります。

 

まず、ご依頼者さんが葬儀会社に、つく、ちょっとした嘘で、もっとも多いのが亡くなったペットの体重を少なく申告することなのですが、この背景には、ペット火葬における料金制度が大きく影響しています。

というのは、ペットの火葬はペットの体重によって金額が定められていることが多く、当社もそのような料金制度をとっているのですが、当社の場合ですと、基本的に5キロ単位で料金が変わってきます。

ですので、亡くなったペットちゃんの体重が、そのボーダーライン上にある場合、飼い主さんは少なく申告し、少しでも料金を安くすませたいとお考えになることがあるのです。

 

私も長年、このお仕事に携わってきたので、一目見ただけで、ペットちゃんのおおよその体重はわかるのですが、飼い主さんからペットちゃんの体重を訊ねたとき、1キロ以下の誤差なら目をつむるようにしています。

このようなとき、飼い主さんはある特徴が表れるのですが、やはり少なく申告しているという引け目からか、伏し目がちになられ、ボソボソっとお話になられます。

そしてかなり高い確率でペットちゃんの体重を聞かれたとき「~.8キロです」と申告されます。

どういうことかと言うと、例えば5キロを少し超えるペットちゃんの場合ですと「4.8キロです」と申告されるのです。

人間心理というのでしょうか、このようなとき、なぜか「~.8キロ」と言われる人が多いように感じます。

 

当社には、一応、ペットちゃん専用の体重計もあるのですが、それは飼い主さんが「体重がわからないので計ってくださいますか」と言ったときのために置いてあるのであって、飼い主さんが「○○キロです」と言ってるのに「いやいや・・・もっとあるでしょう」とセレモニー前にペットちゃんを体重計にのせるのは、やはり気が引けるので、飼い主さんが申告された体重でお請けするようにしています。

しかし、明らかに申告された体重をオーバーしているときは、体重計にのせるのではなく、口頭で「あの、少し伺った体重より重く見えるのですが・・・?」と伝えるようにしているのですが、そのときは飼い主さんも「・・・すいません・・・実は○○キロです」と、すぐに正直に言ってくださるものです。

いずれにせよ、飼い主さんは我々以上にペットちゃんをちゃんとお見送りしてあげたいと思っておられるので、すぐに本当の体重を申告して、気持ちよく、セレモニーに入られるのです。

 

まあ、このような話は、微笑まく感じる話しでもあり、笑って許せることでもあります。

しかし、ご依頼者の中には、我々の想像を超える人もいて、時に、大きな混乱を招く結果になってしまうようなこともあります。

これは実際に当社であったお話なのですが、その日「柴犬の火葬お願いしたいんですが、今からお願いできますか?」と建設会社を営むSさんいう50代の男性からご依頼があり、私は指定されたSさんが経営する会社に火葬車で向かったときのお話であります。

私はSさんの会社に到着し、事務所でSさんと、会社で事務を担当されているSさんの奥さんに御挨拶と御悔みを告げました。

そして、ペットちゃんに手をあわさせてもらうべく「あの、ペットちゃんは?」と訊ねたところ、Sさんは「裏です。こっちからどうぞ」と事務所の裏口に案内され、Sさんの後を付いていくように裏口から出たのですが、事務所の裏には大きなゲージがあり、そこには大きなシベリアンハスキーが横たわっていたのです。

私は自分の聞き違いかと思い「あの・・・たしかお電話では柴犬と聞いていたのですが・・・私の聞き違いですか?」と恐縮しながら訊ねたところ、Sさんは、歯を食いしばったような表情のまま、笑を堪えるような顔で「やっぱりバレました?」と言われたのです。

「え?どういうことですか?」と私は訳が判らず訊ねたところ「いや・・・嫁はんがね、ちょっとでも安いほうがええからって「『柴犬って言ったらええねん』て言いよったさかい、そう言うたんですわ・・・やっぱりハスキーってわかりました?」と言われたの「そりゃ・・・どう見てもハスキーですからね」と、私は堪え切れず笑って答えました。

そのヤリトリを後ろで見ていたSさんの奥さんが「あんた私のせいにしなや!あんたが最初に『柴犬って言うたらバレるかな?柴犬のほうが安いねん』って言うたから、私は『好きにし』って言っただけやろ」と呆れた口調で言いました。

言われたSさんは返す言葉もないように、指でおでこを掻きながら、私に「すんません・・・ハスキーの値段でいいのでお願いします」と頭を下げられたのですが「はい。でも、この子(ハスキーちゃん)の体格なら、乗ってきた火葬車では納まらないので、すぐに大型用の火葬車を呼びます」と私は伝えました。

「え?大きさによって車も変わるんですか?」とSさんは驚いたように聞かれたので「はい。大きく分けて小型ペット用・中型ペット用・大型ペット用と3タイプあって、それぞれ、軽自動車タイプ・普通車ワンボックス・大型マイクロバスタイプに分かれてるんです」と説明しました。

Sさんの奥さんが「あんたが余計なことするからや」とSさんを睨んだ後、私に「すいません迷惑かけて。すぐに大きい車を呼んでください。ちゃんと迷惑料も払います」と頭を下げられたので、私は「了解しました。でも、迷惑料はいいです。大型ペットの通常料金で構いません」と返事をし、会社に電話をして、すぐに別のスタッフに大型車で来てもらうことにしたのです。

 

その後、スタッフに来てもらい、ハスキーちゃんのご火葬は無事に終えることができたのです。

帰り際、Sさんの奥さんが「これ『気持ち』。これでご飯でも食べてください」と、私とスタッフに1000円札の入った封筒を二枚渡してくださいました。

「いえ」と、私は手を引っ込めたのですが「いいから!気にせんと受け取ってください!」と、Sさんを睨んだときと同じ表情で言われたので、、私は思わずその雰囲気に圧倒さててしまい「では・・・」と恐縮しながら、有難く受け取ることにしたのです。

そして、その光景を見ていたSさんは笑みを浮かべながら「まあいろいろありましたが、何とか無事に済んで良かったですわ」と言われたのですが、すぐさま奥さんが「あんたが言うな!」と突っ込まれていました。

私は、その時も堪え切れず笑ってしまいました。

 

大阪ならではの光景ですね。

私とスタッフは奥さんからいただいたお金で、カレーうどんを食べてから会社に戻りました。

 

 

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孤独を友とせよ

人はどんなに恵まれた環境にあっても孤独を感じる生き物であるそうです。

言われてみたらそうかも知れません。

 

たとえ、素晴らしい家族が居ても、気の合う仲間が居ても、人は、何かの拍子に、ふと、孤独感に包まれるようなことがあります・・・

 

 

幼い子供にとって、ペットは寂しさを紛らわせてくれる存在であることがあります。

親に怒られたときや、友達と喧嘩したとき・・・

どんなときでもペットは変わらず傍に居て癒しと愛情をそそいでくれるものであります。

 

幼いがゆえに、親の愛情が理解できず「自分はいらない子なんだ」と、殻に篭ってしまうようなことは、誰にでも、一度や二度はあるものですが、そんなときでもペットだけは自分の味方であり、自分を必要としてくれている存在に感じることがあります。

 

そして、思春期に差し掛かり、反抗期と呼ばれる年頃になった頃、親と会話するのも面倒に感じてしまってもペットとの関係だけは相変わらず良好で心許せる存在のままで居てくれます。

 

進学、就職、結婚。

理由はいろいろありますが、大人になり、実家を出ることになったとき、ペットを連れていくか、実家に残していくか、悩む人は多いと思います。

でも、ペットが小型犬や猫ちゃんなら連れていく人も多くいます。

ましてや、いつも自分の味方だったペットちゃんなら迷わず連れていくはずです。

 

何処に行くのも一緒。

ずっと一緒。

いつの間にか、そんなペットは傍に居るのが当たり前の存在になっています。

 

しかし、別れはやってきます・・・

命あるものに、死は必ず訪れるのです・・・

 

傍に居るのが当たり前になっていたペットに先立たれたとき、人は生きる支えを失ったような心境に陥ることがあります。

 

たとえ、その時に結婚をし、子供にも恵まれていたとしても、そのぽっかりと空いた穴は、なかなか埋まってはくれません。

 

 

そして、いつも傍に居てくれて、いかなるときでも味方でいてくれた存在が居なくなったとき、人は経験したことなない喪失感と孤独感に包まれてしまいます・・・



しかし、いつまでも悲しんではいられません。

経験したことのない、悲しみに包まれた、その時こそ気付かなければならないことがあるのです。

 

人は皆、孤独を持って生きているということを・・・

けして、悲しいのは自分一人でないということを・・・

 

「孤独を友とせよ」という言葉があります。

これは何も「孤独に生きよ」「孤独になりなさい」と言ってるのではありません。

 

私の中では

「独りでも生きていける人間になりなさい」

「精神的に自立しなさい」

そのような意味合いに捉えています。

 

どんな人でも基本的には人間は個であり、独りなのです。

それを理解し、受け入れられたとき、今まで見落としていた、周りの存在の本当のありがたさに気付くことができます。

 

そして、そのありがたさに心から感謝できたとき、人は、はじめて自分の周りの人間に思いやりと愛情を持って接することが出来るような気が、私にはするのです。

 

 

 

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魔法の言葉

セレモニーの席で、ご火葬の待ち時間のときに、私は「どのような子だったのですか?」と生前のペットちゃんの様子をお話を飼い主さんに訊ねることがあります。

涙ながらにお話をされる人もいれば、笑顔を浮かべて思い出話をしてくださる人もいて、それは飼い主さんによってまちまちなのですが、私はセレモニーの席で飼い主さんから聞くペットちゃんの話が大好きであります。

もちろん、悲しみが深く、話しかけるのも躊躇うほど、飼い主さんが落ち込まれているようなときは、そのような無神経な質問はしませんが、飼い主さんによっては、自らお話をしてくださることもあります。

 

葬儀というお別れのセレモニーの席で、遺族である飼い主さんがペットのお話をされるとき、どんなに短い一言であっても、どんなペットちゃんであったのかが想像できるものであります。

 

「優しい」

「あまえた」

「大人しい」

「怖がり」

「寂しがりや」

「ヤンチャ」

「おバカさん」

 

いろんな表現がありますが、飼い主さんが、最初に口にする言葉こそ、ペットちゃんを象徴する言葉であり、私の頭の中で、ペットちゃんが元気だった頃の姿が浮かんでくるのです。

 

 

私はこの仕事を始めたとき、飼い主さんに「ペットを火葬して骨にしてくれる業者」と位置付けられることに抵抗を感じていました。

もちろん、そのような仕事でもあるのですが、私の理想は「飼い主さんと一緒にペットのお見送りをする人」であったので、セレモニーの席では、どんな些細なことであっても、ペットちゃんのことが知りたいと思ってしまうのです。

 

当たり前の話ではありますが、私達がペットちゃんと対面するときは、ペットちゃんは息をしていません。

したがって、ペットちゃんがどんな声で鳴くのか、どんなふうに歩くのかさえもわからないものであります。

 

 

そんなとき、飼い主さんがセレモニーの席で話してくださるペットちゃんを表す「最初の一言」には、あらゆることが凝縮されているもので、私自身が、ペットちゃんが元気だった頃に会ったことのあるような気になることさえ「魔法の言葉」でもあるのです。

 

 

不思議ですね・・・

 

 

 

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続 あるペットと交通事故に纏わる不思議な因果関係

私の仮説をお話しする前にトイ・プードルちゃんを交通事故で亡くした飼い主さんから伺った話から見えてきた三つの共通点を先にお話します。

 

まず、事故が起きたのは住宅街に面するような、比較的、車の交通量が少ない道路であること。

次に、トイ・プードルちゃんが飼い主さんが目が離した隙に自宅の玄関から出てしまって道路に出てしまったときや、あるいは、公園などで散歩をさせているときに過って道路に出てしまったときなど、いずれもリードをしていないときであったということ。

そして、道路に出たのに気付いた飼い主さんが慌てて名前を呼び、その呼び声に気付いたトイ・プードルちゃんが飼い主さんの元に戻ろうと駆けだしたときに、運悪く、車が通りかかり、事故に遭ってしまったということ。

実に、命を落としたトイ・プードルちゃんの大半が、このようなケースで亡くなっているのです。

 

しかし、ここで一つの疑問が生まれます。

それは、このようなケースは全ての犬に当てはまる話であり、トイ・プードルちゃんに限った話ではないということであります。

それゆえに、私も支配人も最初は偶然が重なったに過ぎないと考えていました。

 

しかし、ある事がきっかで、偶然ではなく、必然的な要素があるのではないかと思うようになり、一つの仮説に行き着いたのです。

 

その「ある事」とは、私が堺浜で行われたアジリティー大会を見学に行ったときのことであります。

アジリティーとは、簡単言えば犬の障害物競技で、飼い主さんと犬が一組になってやる競技なのですが、犬は飼い主さんの声やジェスチャーに従い、設置されたトンネルを駆け抜けたり、ハードルを跳び越えて、そのタイムを競うのです。

 

いろんな犬種が出場しているのですが、小型犬部門では圧倒的にシェルティーが速く、上位を独占していました。

シェルティーの次に優秀だったのはトイ・プードルでありました。

 

元々、コリー系とプードル系は頭がいいと言われていますが、それにも増して、シェルティーとトイ・プードルは他の小型犬に比べても身体能力が群を抜いており、アジリティーには打ってつけの犬種であると、私は感じたのです。

体格が大きい分、走力に優るシェルティーが優位でありますが、同じ体格ならば、トイ・プードルも負けてはいないのではないかと思うほど、そのバネと瞬発力は目を見張るものがありました。

街角でトイ・プードルを見かけたとき、たまにリードを付けたままでも、飼い主さんの胸元あたりまでジャンプしてる姿を見ることもあるのですが、よくよく考えてみると、他の小型犬に比べても、その跳躍力は段違いであります。

 

カールした毛と愛らしい顔で、人気も高いトイ・プードルは、ついつい、その可愛らしさに目が行きがちですが、その可愛らしさの中には、こんな一面が隠れていたんだと、私はアジリティー競技を見てあらためて感心することとなったのです。

 

まさに、その時でありました。

私が一つの仮説に行き着いたのは。

 

つまり、このトイ・プードルが持つ特徴が事故に繋がっているのではないかと思ったのです。

 

どのようなことかと言うと、まず、道路に出てしまうの前の段階で、トイ・プードルちゃんが飼い主さんの目を盗み、ゲージや策を乗り越えている事実があります。

先にも述べた通り、トイ・プードルのジャンプ力であれば、人間の腰くらいの高さの策は簡単に飛び越えられるので、その気になれば屋根の無い小型犬用のゲージや公園の策くらいなら、いつでも出れると思います。

そして、トイ・プードルちゃんがいないのに気付いた飼い主さんが、名前を呼び、飼い主さんが見つけるより先に飼い主さんの呼ぶ声に反応した、トイ・プードルちゃんが戻ろうとした、まさにその時に運悪く、車と接触してしまうのですが、道路を横断するとき、持前の瞬発力が仇となってるのではないかと思うのです。

 

つまり、ドライバーの死角から突然、飛び出したトイ・プードルに気付いたときは、ブレーキが間に合わず、そのまま接触をしてしまうようなケースが多いのではないかと思ったのです。

それに、トイ・プードルの細く小さなシルエットはシェルティに比べてもドライバーが発見しにくいのも、事実であり、それも一つの要因なような気もします。

 

いずれにしても、トイ・プードルの持つ、細い、小さい、俊敏という、これらの特徴が多くの悲劇を招いているのではないかという結論に至ったのです。

 

もちろん、これは、あくまでも弊社プレシャスコーポレーションのデータに基づいた私個人の仮説であり、憶測にすぎず、全国単位で統計をとったわけではないので、私の想像ありきの戯言と言われてしまえば、それまでで御座います。

 

また、このブログをおい読みになったトイ・プードルちゃんの飼い主さんは「縁起でもないこと言うな」と思い、気分を害された人もいるかもしれません。

そのようにお思いになられたのであれば、そのことはお詫び申し上げます。

 

でも、飼い主さんであるなら、私が上記で述べたことを、多少なりとも、可能性が無い話では無いとお思いになったのではないでしょうか?

もし、そのように思われたのなら、同じような状況になったとき、最善の注意を払ってあげてもらいたいのです。

 

なにより、安全の確保が出来ない場所ではリードを外さないというのは大前提でありますが、万一、何等かに理由で、似たような状況になったときは、まず、声をかける前に、周りの安全を確認してから、飼い主さんの方から歩み寄ってあげ、抱いて、安全な場所に戻してあげてください。

 

それに、これは何もトイ・プードルちゃんだけではなく、イタリアン・グレーハウンドなど、同じような特徴のある犬ちゃんにも当てはまることだと私は思うのです。

 

交通事故によるペットの死は、何の前触れもない分、飼い主さんにとって、想像もできないくらい悲しいものであります。

これだけは、経験した人でしかわからないくらい、つらいことでもあり、私も、その経験者の一人であります。

 

何事も起こってからでは遅いのです。

防げるのであれば万全を期する。

それも飼い主さんの愛情だと私は思うのです。

 

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野村圭一



 

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あるペットと交通事故に纏わる不思議な因果関係

トイ・プードルのハルくん。

男の子。

交通事故による頭蓋骨骨折と脳の損傷により死亡・・・

享年6歳でありました。

 

ハルくんのセレモニーの席で飼い主さんのMさん家族のお父さんに、お亡くなりになった経緯を訊ねたとき、お父さんはやりきれない表情で「事故です・・・」と言った後、補足するように「家の前の道で車に・・・・」と、そこまで説明してくださった後、何も話せなくなり、肩を揺らして泣かれたのです・・・

 

 

Mさん家族のお父さんが「事故です」と口にされたとき、祭壇を挟んで隣に居た支配人がハッと顔を上げ、私の方を見たのがわかりました。

そして、支配人が、そのとき、何を思っていたのかも私には察しがついていました・・・

 

おそらく支配人は「トイ・プードル」と「交通事故」

この二つの事実を重ね合わせ(まただ・・・)と思ったのだと思います。

 

以前、ブログに書いたことがあるのですが、病死や老衰で亡くなるペットちゃんに比べて、交通事故で亡くなるペットちゃんの数はそれほど多くはありません。

おそらく一割以下だと思います。※(転落事故等の他の事故は含んでいません)

 

あくまでも当社の統計でありますが、その少ない交通事故で命を落としたペットちゃんのセレモニーの中でトイ・プードルちゃんの割合が群を抜いて多いのであります。

 

その事実に気付いたのは昨年のことでありました・・・・・・・

 

その日、交通事故で亡くなった、あるトイ・プードルちゃんの訪問火葬を担当した私は、火葬のとき、ふと(そう言えば、先月も交通事故で亡くなったトイ・プードルちゃんがいたな・・・)と思い、無意識に過去の記憶を呼び起こしながら、あることに気付いたのです。

 

セレモニーを無事に終え、会館に戻った私は支配人に自分の疑念を確認すべく「なあ支配人。トイ・プードルって交通事故で亡くなる子が多いって思わん?」と訊ねました。

ちょうど、パソコンでデータ入力していた支配人は、キーボードを打つ手を休め「う~ん・・・まあ。多いと言えば多い気もしますけど、トイプーだけ特別多いってことはないんと違います」と、やや否定するような口調で言いました。

「いや。多いはずやで。僕もさっきのセレモニーのときに気付いてんけど、過去にうち(プレシャスコーポレーション)でセレモニーをしたトイプーで、交通事故で亡くなった子の割合って他の種類に比べてかなり多いと思うねん」と私は言いました。

私にそう言われた支配人は視線を上げて思い出すような仕草をしながら「それは、単にトイプーを飼ってる人が多いからでしょう。多ければ事故で亡くなる子も増えるのは当然ですやん」と、言いながら、納得できないような表情で首を傾けたのです。

いまいち、言いたいことが伝わっていないと感じた私は「数の事を言ってるん違うねん。飼われてる数やったらチワワとかダックスも多いやろ。僕が言いたいのはその割合。チワワやダックスに比べてもトイプーは事故で亡くなった子の割合が高いってことを言いたいねん」と、少し苛立ちながら私が言うと、支配人はキョトンとした顔になり「なんで怒ってはるんですか?」と私の顔をまじまじと見たのです。

「怒ってへんわ。怒ってへんけど会話が噛み合ってないからイラってしただけ」と私は言った後「嘘や思うんやったら調べてみ。支配人、うちで葬儀した子(ペット)達の死因の記録残してるんやろ?」と私は支配人のパソコンを顔で指しました。

 

支配人は、パソコンに向き直り、慣れた手つきで操作し始めました。

10分後、支配人はパソコンのモニターを見たまま「ほんまや・・・・」と、独り言のように言った後、後ろに居た私を振り返り「ほんまですね。他の犬種に比べて割合が高いですわ。三倍以上高い・・・」と、先ほどとは違う意味でキョトンとした顔をしたのです。

私は支配人が開いたテータ表を覗きながら「そうやろ?」と返事をしました。

 

支配人は腕組しながら、データー表に視線を戻し「偶然ですかね?それとも何か理由があるんですかね?」と言ったので「わからん・・・」と私は正直に答えたのです。

 

暫しの間、二人でデータ表を見ていたのですが、やはり私が感じた通り、トイ・プードルの交通事故率は他の種類の犬と比べても高かったのです。

「いずれにしても、うちみたいな小さな会社のデーターやから、参考にならんやろし、それほど大きな意味があるとは限らんけど、なんか気になるよな」と私は言い、支配人は無言でうなずきました。

 

単なる偶然か、それとも理由があるのか・・・

そのときはわかりませんでした。

 

このことがあってから、私と支配人はトイ・プードルと交通事故の奇妙な因果関係を意識するようになり、そのようなセレモニーがある度に飼い主さんから事故の状況を聞かせてもらうようにしていたのです。

 

そして、年が明けた今年の春。

私は、同じような事故で亡くなったトイ・プードルちゃんの飼い主さんから話を聞いたとき、ある共通点があることに気付き、そのことから一つの仮説が頭に浮かんできたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 



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実に不思議で奥深い仕事

ペット葬儀の仕事は、見かたを変えれば、ペットを見送ると同時に、ペットを喪った飼い主さんを見守る仕事でもあります。

そんな飼い主さんの中には、悲しみのあまりペットロス症候群になられる人もいて、その後、相談をうけるようなことも少なくはありません。

 

ほとんどが、電話やメールでのやりとりになるのですが、直接、当社に足を運んでくださる人もいて、私はそんなとき、どんな些細な相談であっても、必ず自分なりの意見や考えをお伝えするようにしています。

 

もちろん私は葬儀屋であるので、カウンセラーの資格はもっていません。

 

ですので、あくまでも私個人の意見や、過去に知り合った同じような悩みを持った方々の体験談を中心にお話をさせてもらっているのですが、大抵の場合、いつのまにかペットロスの話から脱線して、関係のない話をしていることが多いような気もします。

 

それでも、相談をしてくださった方は来られたときよりも、少しは元気になられているもので、会話の合間には必ず笑顔を見せてくださるものであります。

 

相談をされる人は気づいておられないのですが、実はこの段階で、ペットロスの悲しみから、一歩抜け出していると、私は思っているのです。

 

誰かに相談するということは「このままではいけない」と思っておられることの表れであり、自分の意志で相談をされるということを実践に移したということは、一歩踏み出したことであるからです。

 

だから、そのような人は、少なくとも、私が見てきた限りでは、必ずペットロスを克服し、前向きに歩んでいかれています。

克服という言い方は正しくないですね。

受け止められたというほうが、しっくりくるかもしれません。

 

もちろん、その期間はまちまちで個人差があります。

でも、少しずつであっても、着実に前進されているのです。

 

私はそのような人を見ると、無条件で嬉しくなってしまいます。

これこそが、この仕事の本質であると、最近、特にそう思うようになりました。

 

そう思える、ペット葬儀という仕事は実に不思議で奥深い仕事であると、思えてきます。

 

 

 

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野村圭一



 

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亡きペットをふと思い出す瞬間

大切なペットを喪った直後というのは、それこそ、何をしていても、何処に居ても、何を見てもペットのことを思い出してしまい、気が付けば涙を流しているようなことがあります。

 

台所で料理を作っていても、お風呂に入っていても、ベランダで洗濯物を干していても、気が付けばペットのことを考えていたり、食器を見ても、テレビのリモコンを見ても、掃除機を見ても、ペットの記憶が甦ってきてしまうのです。

 

これだけは仕方ありません。

 

どんな人でも、ペットを喪った直後は、このような期間があるものです。

 

 

しかし、そんな悲しみだけに浸るのも、時間の経過の中で、少しずつ癒されていくもので、ペットを思い出し、偲ぶような時間も、自ずと減っていくものであります。

 

ゴールデンウィーク中には、納骨堂の参拝やメモリアルグッズの作成をするために多くの人が会館に来られました。

私は自分がセレモニーを担当した人が会館に来られたのを見かけると、必ず声をかけるようにしており、近況等をお伺いさせてもらうようにしています。

 

すっかり悲しみから癒えた人もいれば、未だに悲しみから解放されていない人もいて、それには個人差があるものなのですが、そんな人達から話を聞いてみると、いくら時間が経っても、ある瞬間、ふと亡きペットを思い出すようなことがあると、皆さん、口にされるのです。

 

それは、思い出すというより、会いたくなるような衝動に駆られる感覚に近いらしく、無性に亡きペットが恋しくなるような瞬間があるそうです。

 

男性の場合ですと、お酒をのんでいるときや、仕事で嫌なことがあったときと言った人が多く、また車の運転中の信号待ちのときやトイレをしているときに、ホッと一息ついたときに思い出しているときがあるという人もいました。

男性に比べ、女性の場合は、その意見はまちまちで、化粧をしているときや、お風呂に入っているとき。また、料理をつくっているときに、水を鍋に入れて沸騰するまでの待ち時間や、帰宅してドアを開けた瞬間と言った人もいれば、朝、目覚めた瞬間に思い出すと言った人もいました。

 

そんな女性の意見で以外と多かったのが、リビング、または部屋のカーペットに寝ころんでいるときという意見でありました。

そう言った人にお話を聞いてみると、主婦の方はとくに、昼間、一人で家に居る時間が長く、家事の合間にカーペットに寝ころんで休憩するようなことがあるそうなのですが、その瞬間にペットを思い出すそうなのです。

言われてみれば、犬や猫はカーペットに寝ころんでいると、近づいてじゃれてきたり、顔を寄せてくることがあります。

そのようなときに「ああ・・・もう○○はいないんだな・・・」と寂しく感じるそうなのです・・・

 

確かに少し切なくなるような瞬間ですね。

 

でも、切なくても、悲しくても、思い出すということは、それだけペットが多くの思い出を残してくれていることでもあり、自分の心の状態次第では、思い出した瞬間に心が温かくなったり、思わず笑顔がこぼれるようなこともあります。

 

事実、会館に来られた人とお話しをしたとき、そのような話を笑顔で話してくれた人もたくさんいました。

 

そう考えると、思い出は自分の心の状態で、悲しくなったり、楽しくなったりするするもので、やはり大切なのは「自分自身の気持ちの持ち方」ということなのかもしれませんね。

 

 

 

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野村圭一

 



 

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いちばん悲しんでいる人・・・

以前、当ブログで、ペット亡くなったとき、共に暮らした家族であっても、家族間で悲しみの温度差があることも書いたことがあります。

それは何も「悲しんでいる人と、そうでもない人」という意味ではなく、同じように悲しんでいたとしても、その悲しみや喪失感の度合いに、個人差があるという意味であります。

 

悲しみに優劣や順位をつけるものではありませんが、やはり、亡くなったペットとの関係性は家族であっても違うのは、当たり前と言えば、当たり前の話であり、自然なことであると、私は思っています。

 

セレモニーの席でペットを喪ったご家族と対面するとき、私はにご家族の中で誰が一番、悲しみが深いのかを無意識の内に感じ取ろうとしているときがあります。

それぞれの表情、仕草、言葉、視線。

長年、このお仕事をしているうちに、本当に意識的ではなく、無意識にそれらから、感じ取ろうとする癖がつきました。

 

なぜ、そのような癖がついたのか?

それはペットのお見送りに際し、ご遺族とよべる飼い主さん家族に悔いの残らないお見送りをしていただくためには、やはり、一番悲しみが深い人のペースで進行する必要があると考えているからであり、また、他のご家族も、そのようなセレモニーを強く望んでいることが多いのも事実であります。

 

ペットが亡くなったとき、誰が一番ショックが大きいのか、悲しいのか、寂しいのか。

家族であれば、黙っていてもわかるものであります。

 

それは、ご家族によって様々ですが、お母さんのときもあれば、お子さんのときもあり、またお父さんであるときもあります。

 

自分も同じように悲しいのには変わりないときであっても、家族の中にもっと悲しみが深い人がいれば、その家族を気遣うのも家族愛であります。

 

その家族愛に応える意味でも、セレモニーは一番悲しいでいる人が後悔のないお見送りができてこそ、意味のある儀式になるのだと、私は考えており、つねに、その人の心の温度を感じながら、進行していくことを心掛けています。

 

そうすることで、家族の中に一体感が生まれ、ただ悲しいだけであったペットとの別れの儀式が、感謝の見送りの儀式になるようなことがあります。

もちろん、全てのセレモニーがそのようになるほど、単純なものではありませんが、大切なペットが亡くなったとき、他の家族の存在が、とても心強く思えるときがあり、普段の生活では、ついつい見落としがちな家族の有難さをセレモニーを通じて感じれるようなこともあるのです。

 

 

ペットとの関係性がもっとも深かった家族が、後悔のないお見送りをされたとき、間違いなく、その気持ちは他の家族にも伝わるものであります。

 

全てのセレモニーを終えて、ご家族と別れるとき、一番悲しみが深かった人には気付かれないようにして、家族の人から「本当にありがとうございました」と感謝のことばをいただくようなことがあります。

 

この言葉には二つの意味が込められているときがあるのですが、一つは大切なペットの旅立ちを無事に終えれた感謝の念と、もう一つは、悲しみに沈んでいた家族が、後悔の無いお見送りが出来たことで、その悲しみに区切りが付けれたことへの感謝の気持ちであります。

 

場合によっては、後者の感謝の気持ちが大きいときもあり、それは家族への思いやりの気持ちの表れでもあると私は思っており、その気持ちが、また新たな家族の「絆」を生み、強くするのです。

 

そして、その「絆」こそ、ペットが共に暮らした家族に残してくれた一番大きな「財産」なのかも知れませんね

 

 

 

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