2013-09

記録に優る記憶

2013年 中秋の名月は本当に美しいものでありました。

この名月の日の夕暮れ、私は信貴山のふもとにあるお宅から猫の訪問火葬のご依頼を請け、火葬車で向かっていました。

車で見晴らしの良い橋を通過しようとしたとき、信貴山の上に幻想的な優しい光を灯した満月が浮かんでいたのです。

 

実は私、柄にもなく、夜空と星が大好きな人間であります。

これは亡き父の影響でもあるのですが、私は子供の頃から宇宙に強く惹かれる少年でありました。

そんな私が二年分のお年玉と小遣いを貯めて買ったのは、当時の小学生が夢中だったゲームやラジコンではなく天体望遠鏡だったのです。

そうやって手にした天体望遠鏡で初めて見たのは半分欠けた弓張月でありました。

望遠鏡で弓張月の光と影の境目のクレーターを見たときの感動は今も色あせないほどの衝撃を私に与えたのですが、2013年の名月はそれに匹敵するほど美しいものだったのです。

 

私は名月のあまりの美しさに画像に残そうと思い、車を道路の路肩に停め、スマホのカメラを起動させ、最大画素数に設定して写真を数枚撮りました。

 

そして、すぐに今撮った画像を見たのですが、私は画像を見てガッカリしてしまったのです。

私が撮った数枚の画像はどれもピントが合い、アングルも最高だったにも関わらず、その美しさは肉眼で見る月には到底かなわないものだったからです。

 

私はカメラにも詳しく、月の撮影に適した設定もちゃんとして撮影をしたのですが、目の前に浮かぶ月の美しさを表現することは出来ず、その後も何枚か撮影したのですが、結果は同じでありました。

 

後々、写真を見ることで今のこの名月の美しさに傷がつきそうな気がした私は思案した結果、撮影した画像を全て消すことにしたのです。

それは記録として写真で残すことよりも今宵の月は自分の記憶に残すほうが良いと判断したからであります。

 

 

ペット葬儀の仕事をしていて、同じような心境になることがあります。

 

17歳という犬でいえば大往生の末に亡くなったミニチュアダックスフンドちゃんの会館葬を終えた飼い主さん家族が会館を車で帰っていかれるとき、助手席と後方座席の窓を開けて、飼い主さん家族が「お世話になりました。本当にありがとうございました」とセレモニーを担当した支配人と私に笑顔で言ってくださったことがありました。

飼い主さん家族を乗せた車を見送っていた支配人が「すごく沈んだ顔で会館に来られた人があんな風に笑顔で帰っていかれるのを見ると、ほんと嬉しい気持ちになりますよね」と同じように隣でお見送りをした私に言いました。

 

私も支配人と同じ気持ちでいたのですが、ペットの死という悲しみの中でありながら、セレモニーを通し、飼い主さんとしての最後の責任を全うされた人が見せる満たされた表情は実に美しいものであります。

もちろん、セレモニーをしたからといって悲しみが無くなるわけではありません。

最愛のペットに先立たれることは、人によっては生きてきた中で最大の悲しみであることもあります。

しかし、その悲しみの最中、今まで共に過ごした素晴らしい日々に感謝しながらペットの旅立ちを立派に見送り、そして心からペットの旅立ちを最後まで見届けたとき、人間は同時に安堵に近いような気持ちになることがあるのです。

 

その気持ちが表情に表れ、その場を作った私達葬儀屋に対して最後に心からの笑顔で労いの言葉をくださるのでありましょう。

訪問葬儀のときも会館葬儀のときも、飼い主さん家族との別れ際は車の窓越しであることが多いのですが、我々が見送る側であっても見送られる側であっても、それは同じで、最後に笑顔で挨拶を交わすことは少なくないのです。

 

支配人は「ほんまにああやって帰って行かれる飼い主さん達の顔を写真の残しておきたいですわ・・・」と小さくなった車を見つめながら言ったので、私は「そんな必要ないよ。こういうのは写真では伝わらんもんや。写真なんかより、記憶に留めておくことが一番や。だから俺たちがその顔を忘れんかったらそれでええねん」と私は言いました。

最近、意見が合わないときは事あるごとに私に食ってかかる支配人もこの時は私の気持ちが伝わったようで「・・・そうですね・・・」と感慨深げな顔で言ってました。

 

飼い主さん家族の車はすでに見えなくなっていたので、私は会館に戻ろうとしたのですが、支配人はまだ車の走っていった方角を見つめたままでありました。

「長いねん」と支配人の後頭部を叩いた私に「痛!」と言いながら支配人は「なにするんすか!」と声を荒らげたので「もう車行ったやん。いつまで見送ってねん」と言ったら「余韻に浸ってただけですよ。邪魔せんでください!」と意地になって、さらに二分くらい、その場で見送っていました。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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続 あるホームレスさんのペット火葬

私が本社に居るときでした。

「たぶん野村さんのことだと思うんですけど『銀色の車乗ってる背の高い人いますか?』って会館に人が訪ねて来られてるんですよ」と、会館のスタッフから電話がありました。

 

最初、スタッフの言ってる意味がわからなかったのですが、どうやら会館に私を訪ねて人が来られているようでありました。

「なんて名前の人?」と聞いたところスタッフが告げた名前に思い当たるふしがなかったので、私は「どんな人?」とその人の特徴をスタッフに訊ねたのです。

 

スタッフは「え~と」と少し言いにくげな口調になり、「自転車で来られてるんですが・・・」と、歩きながらその場から離れるようにして「60歳くらいの人なんですけど、ホームレス風の男の人なんですよ。でもウチのパンフレット持ってはって野村さんにもらったって言ってはるんですよ」と小さな声で言ったのです。

私はすぐにピンときて「ちょっとその人と電話変わってくれる」とスタッフに言い、その男性は電話口に出られました。

私は「もしもし。あのもしかして、淀川の方ですか?」と訊ねたところ「そうそう。釣りの人でっか?」と聞き覚えのある男性の声がした後「すんません。電話もってないもんで直接来たんですわ」と申し訳なさそうに言われたのです。

このとき私は男性とお互い名前も知らないままでだったことに気付き「そうですか。申し遅れてすいません。私、野村と申します。どうされたんですか?」と男性に訊ねました。

男性は「こちらこそすいません。わしはEといいますねんけど」と名前を名乗られた後「実は野村さん・・・ワシの犬が昨日死んだんですわ・・・せめて骨だけ拾うてやりたいなって思いましてね・・・そんで、チラシもらったこと思い出してここにきたんですわ」とEさんは力なくそう仰ったのです。

 

「そうだったんですか・・・わかりました。すぐそちらに行きますので待っててください」と私は伝え、すぐに会館に向かいました。

 

会館に向かう車中、私は(しかしEさんお金あるんかな・・・火葬に費用がかかるのを知ってるんやろうか・・・)と失礼ながらそんなことばかり考えていました。

 

会館に着くとEさんは荷台にミカン箱くらいのダンボール箱を乗せた自転車を持ったまま、外で待っておられました。

私は足早に歩み寄りながら挨拶をし、Eさんを会館に案内したのです。

 

Eさんを待合室に通した後、私はスタッフルームに入り会館のスタッフに「なんで中で待ってもらえへんねん」と注意をしました。

スタッフは「すいません。自分も中で待つように薦めたんですけど『こんなナリ(恰好)やから外で待っときます』って言いはったんですよ」と困惑したような表情で言ったので「そうなん・・・わかった」と私は返事をし、待合室のEさんのもとに戻りました。

 

待合室のソファーに腰かけたEさんは、いつもかぶっている帽子をとり、荷台にあったダンボール箱を膝にのせ、恐縮しているような表情をされていました。

私は箱に目をやりながら「その箱にワンちゃんが?」と訊ねたとき、Eさんは鼻を啜るようにして「はい・・・昨日の朝に・・・」と言った後、大粒の涙を流されたのです。

私は机の上に置いてあるティッシュの箱をEさんに差し出したのですが、Eさんは受け取らず、手で涙を拭われた後「すんません・・・取り乱して・・・」と頭を下げた後「やっぱり犬やいうても唯一の家族みたいなもんやったんで、ちゃんとしてあげなあかん思うて来たんですわ」と仰いました。

「わかりました。私も知ってる子(犬)だし私が責任を持って担当させていただきます」と言った後「ところでEさん・・・」と費用の話をしようとしたのですが、なんと切り出せばいいのかに迷い、言葉に詰まってしまったのです。

 

そんな私を察したのか、Eさんは「野村さん。お金のことやったら心配せんとってください。チラシの表をみてこれくらいあったら足りるやろ思うて」と言いながら立ち上がりズボンのポケットから三万円を出されたのでした。

 

Eさんの犬ちゃんなら、あっても8キロ以下の体重だったので、じゅうぶんに足りる金額でありました。

私は一番、言いづらかったことをEさんに切り出され、なんだか自分の小ささが見透かされているような気持ちになり、思わず赤面してしまいました・・・

 

その後、私はEさんと二人でワンちゃんのセレモニーを執り行い、ワンちゃんはEさん自らの手で火葬炉に納められた後、天に召されました。

 

火葬の間、私はEさんといろんな話をしたのですが、Eさんはホームレスになられる前には奥さんと二人の子供と一緒に交野市で暮らしていたそうです。

10年ほど前に事業に失敗し、多額の借金ができてしまい、家を手放したときに奥さんと離婚され、二人の子供達も奥さん側が引き取られることになったらしく、その後、一度も会ってないと言っておられました。

そのときに唯一、残ったのがワンちゃんであり、Eさんはワンちゃんを連れて淀川の河川敷で生活をするようになったそうです。

 

しかし、Eさんが現在、どのような収入があって生活を維持されているのかは聞けずじまいでありました。

それと、理由はわかりませんが、Eさんは最後までワンちゃんの名前を「秘密」と言って教えてくれなかったのです。

 

これは私の憶測ですが、「淀川に来たときに名前を変えた」と仰っていたことから、おそらくワンちゃんに別れた家族の誰かと同じ呼び名を付けられたのではないでしょうか・・・

 

火葬が無事に終わりEさんは時折、涙を流してワンちゃんのお骨を収骨されていました。

 

御骨上げが終わりEさんは、帰られることになったのですが、帰り際「ところで最近、あんまり(淀川で)見かけんようになりましたな」と言われたので「ここんとこ、特にこの一年、すごく忙しくってまともに休みも取れないくらいなんですよ」と私は説明をしました。

Eさんは「忙しいのはエエことや。暇やったらワシみたいになるしな」と笑顔で仰いました。

Eさんにそう言われ、なんて返事すれば良いのこわからず、私は「いえ・・・」とだけ答え頭を下げました。

 

「ところで野村さん。おたく社長さんやってんな。ワシてっきりサボリ癖のある従業員や思うてましたわ。こいつ釣りばっかりしてアカン奴っちゃやなって思うとったんですわ」と笑って言われたので、私もつられて笑いました。

 

「んじゃおおきに。お世話になりました。また時間あるとき淀川に顔だしてください」とEさんは言い、自転車で帰っていかれました。

 

Eさんの後ろ姿を見送りながら私はEさんのさり気ないお心遣いに感服をしておりました。

 

それは会館を訊ねたときスタッフに「銀色の車」と表現し、決して「昼間に釣りに来てる人」とは言わなかったこと。

そして、自分の身形を気にして、私が到着するまで外で待っておられたこと。

私からすれば、それは気にならないことではあったのですが、Eさんはあらゆることを考慮して、そのようにしてくださったのでありましょう。

 

そして、お金のこともそうですが、Eさんはセレモニーの間、終始、私のことを気遣い、接してくださいました。

 

Eさんはホームレスと呼ばれる人ではありますが、年上であり、人生の先輩であり、その心遣いも含め、尊敬に値する人であると私は感じました。

 

 

いつか時間が出来たとき、釣りではなく、Eさんに会いに淀川に 行こうと思っています。

 

 

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野村圭一



 

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あるホームレスさんのペット火葬

私はあまり、ブログでプライベートなことは書きません。

スタッフブログである以上、当たり前といえば当たり前ですが、実は私は釣りが好きで、仕事の合間を見つけては近くの淀川にスーツ姿のまま釣りをしに行くくらい大好きであります。

 

ちょうどその日も、一時間ほど空き時間が出来たので、スーツのまま釣り竿をもって淀川にでかけました。

 

いつもなら淀川ワンドまで足を延ばすのですが、その日は時間がなかったので、淀川の本流筋で釣りをすることにしたのです。

そして、私は河川敷を歩きながらポイントを探しているときでした。茂みの方から犬の鳴き声がしたのです。

振り返ってみたところ、そこにはホームレスの人が建てたのか、ビールケースを積んで仕切られた壁があり、上からブルーシートがかけられた住居のようなものがありました。

 

その犬はビールケースの隙間から吠えていたのですが、みたところ、顔はマルチーズのようにカールした前髪で顔の半分が隠れていて、体格はマルチーズを二回り大きくしたような犬で、毛色は薄いベージュ色をしていました。

 

その犬が私にむかってしきりに吠えていたのです。

 

淀川では、ホームレスと呼ばれる人が犬を連れているのを目にすることもあるのですが、私の中では、そのほとんどが、シバ犬を大きくしたような雑種犬を連れているイメージでありました。

ビールケースの隙間から見えるその犬を見て(変わった犬だな)と思った私は「チュチュチュ」と舌を鳴らながら勢を低くして、少しだけその犬に近づきました。

 

犬は吠えるのを止め、きょとんとした顔をしながら私を見ていたので、私は隙間から手を入れ「おいで」と呼びかけました。

 

犬は舌で自分の鼻のあたりをペロっとなめた後、尻尾を振りながら私の差し出した手に顔を近づけて臭いを確認するようにしていました。

 

その時に奥のブルーシートががばっと開き50代くらいの男性が出てきたのです。

 

男性は釣竿を片手のスーツ姿の私を見て「なんでっか?」と怪訝そうな顔で言われたので、私は立ち上がり「すいません。犬がかわいかったので撫でさせてもらおうかと思いまして」と答えたのですが、その男性は無言のままだったので「どうもすいませんでした」と頭を下げ私は立ち去ることにしたのです。

 

その男性は無言のままで、河川敷の土手を降りていく私の背中を見ていたのですが、その目からは明らかに私に対する不信感のようなものが感じとれました。

 

淀川にスーツ姿はいかにも不似合で、怪しい人に見られても仕方ありません。

 

その後、適当な場所を探して釣りをしたのですが、初めての場所だったので、魚のいそうなポイントも見つからず、早めに切り上げることにしたのです。

私は土手を上がり、来た道を引返すことにしたのですが、ふと見ると、先ほどの男性が犬を抱いたまま、土手の縁に腰かけておられるのが見えました。

 

私は土手を登り、軽く頭を下げながら、男性の前を通り過ぎようとしたときでした。

「釣れましたか?」と話しかけられたのです。

「いえ。ダメです。全然釣れませんでした」と答えた私に男性は「こっち(本流)はあかんよ。ワンドの方やったら釣れるんちゃいまっか」と先ほどとは違い、人懐っこい笑みを浮かべて言われました。

「そうですね。僕もいつもワンドに行くんですけど、今日は時間がなくて」とこたえた私に「もしかして仕事中に釣りしてるんですか?」と男性は少し呆れたような顔で訊ねられたので「はい。少し時間が空いたんで・・・」と私は照れながら返事をしました。

 

「そうでっか」と男性は笑いながら言われたので、私は「では失礼します」とその日は、そのまま帰りました。

 

それから数日後、また少しだけ時間が空いたので、私は性懲りもなく、スーツのまま淀川に行きました。

あまり釣れないとわかっていたのですが、なんとなく、前回と同じ本流で釣りをしようと思った私は男性と犬ちゃんがいるブルーシートの方へ歩いて行ったのですが、その日は、その男性が自転車の後ろのカゴに犬ちゃんを乗せてこちらに歩いてこられるところだったのです。

 

私はすれ違い際「こんにちは」と挨拶をしたのですが、男性は私を覚えてないのか、挨拶されて驚いたような顔をされていました。

少し間があり「・・・ああ・・・この前の・・・」と言った後「またサボって釣りですか?」と男性は言われたので「はい」と私は笑顔で返事をしました。

 

その日を境に、私と男性と淀川で会う度に挨拶を交わす間柄になったのですが、ちょうど男性と犬ちゃんと初めて会った日から二年が過ぎた頃に「しかし、おたく、いつもサボって釣りに来てはるけど、いったい何の仕事されてるんでっか?」と質問をされたことがありました。

 

私は正直に言おうか迷ったのですが、男性に「ペット葬儀の仕事です」と答えました。

男性は「ペット葬儀?・・・」と腑に落ちないような表情を浮かべた後「つまり犬とか猫の葬式の仕事いうことでっか?」と珍しい物を見るような目で私の顔をマジマジと見ておられました。

 

「そう。そうです」と私は返事をしたのですが、男性は遠くを見るようにしながら「そんな時代ですか・・・まあそういうのも必要かもしれませんな」と独り言のように言われたのです。

 

そして男性は「今度チラシみたいなんあったらワシんとこに放り込んどいて。ワシかて一応、犬飼ってるさかいな」と笑顔を見せられたので、社交辞令と理解しつつも私は後日、言われたように男性の住居である、例のブルーシートの敷地の中に会社のパンフレットを置いて帰ったのです。

 

私はこのとき、その男性からペット葬儀の依頼があることなど無いと思っていました。

正直に言いますが、私の中で(ホームレスの人がペットの葬儀をする余裕なんてないだろう)という偏見のようなものが在ったのは事実であります。

 

しかし、私の予想は外れることになったのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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大切な問題。ペットの葬儀とお金の話

弊社プレシャスコーポレーションが創業時から貫いてきた、火葬における三つの信念は「個別」「飼い主様の立会い」「ご返骨」であります。

そして、料金は備品類等で追加料金が発生しないように全てセット料金で明記しております。

 

最もご依頼の多い、小型犬や猫を例にあげますと、私達がご依頼者様を訪問して執り行う自宅個別火葬で19000円で、会館にお越しいただく持込個別火葬で16000円で設定しており、この料金の中にセレモニー費用、御焼香やお骨壺などの備品代金、納骨と永代供養の費用、そして消費税も全て含まれております。

 

全て明確なセットの料金にしようと決めたのは、私が中学生の頃に亡くなった祖父のお葬式のとき、喪主を務めた父が葬儀会社が提出した請求書と明細書を見て溜め息交じりに漏らした一言がきっかけでありました。

 

明細書には備品類が一つ一つ別料金で設定されており、訳のわからないようなサービスが有料で請求書に記載されていたのです。

それを見た父は「せっかく良い式があげられたと思ったのに・・・台無しやな・・・」と力なくつぶやきました。

 

そんな父の隣に居た私は、それまで、とても、良い人に見えていた葬儀屋の人達が急に悪い人に見えてきて、とても後味の悪い気持ちだけが残ったのを覚えています。

 

時代は変わり、今やペットは家族と同じ存在になりました。

掛け替えのない、家族のお別れの式を不透明な料金設定で台無しにされてはたまったもんではありません。

そのような思いから、私は明確なセット料金で明記することを決めたのです。

 

そのおかげなのか、当社にご依頼してくださったことがきっかけで知合った飼い主さん達と、その後も良い関係が続くことは少なくなく、今や私やプレシャスコーポレーションに携わるトリマーさん、ペットショップの店長さんから動物病院の先生。それに協力を申し出てくれる不動産やさん、内装屋さん、自動車の工場の人達まで、元を辿ればご依頼者さんであり、そのことを考えると、やはり、今まで自分達がやってきたことは間違いではなかったと実感できるのです。

 

さて、そのセット料金のことでありますが、最近ある事件がありました。

その事件の詳細は後日、ブログで紹介させてもらうとして、その事がきっかけで、私はもうワンランク下げたセット料金の必要性を感じることになったのです。

 

ペット葬儀をご依頼してくださるのは大人の社会人ばかりとは限りません。

 

小学生の子供もいれば、会社を定年退職されたご高齢者の人もいて、比較的、経済的に余裕が無いような人も多くいらっしゃるのです。

 

そのような人達は「なんとかもう少し費用が安くなる方法はありませんか?」とお訊ねになられるものです。

 

 

しかし、安くしてほしいといっても私共の三つの信念「個別・立会い・返骨」は最低限、希望されるので、削れるとすれば、セレモニーの費用とお骨壺の備品類ということになります。

 

そのようなことを踏まえ、近々、スタッフ会議でセット料金のことを話し合う予定であります。

おそらく何らかの結論が出ると思いますので、先に述べた事件のことと合わせて当ブログで近日中にご報告させてもらいます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 



 

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ふれあい

私はセレモニーが始まる前、飼い主さんの承諾を得て、必ず亡くなったペットちゃんの顔を見せてもらい、そして体に触れさせてもらうようにしています。

それは、私の信念にも近いこだわりの儀式でもあり、創業時から続けてきたことでもあります。

 

しかし、そのことに躊躇いを見せる飼い主さんも中にはいらっしゃいます。

 

私が「触らせてもらってもいいですか?」と訊ねたとき、飼い主さんが躊躇(ちゅうちょ)されるのは、ペットちゃんが交通事故や過酷な闘病の末に亡くなったときが多いのですが、それは、事故や闘病の痕跡がペットの顔や体に残っているときであり、それを好奇な目で見られることへの抵抗である場合があります。

 

その飼い主さんの気持ちはとても理解できるので、私は飼い主さんが難色を示したときは、必要以上にお願いするようなことはしませんが、その場で私の信念などもお話をして、その上でご理解をいただくようなことはありました。

 

 

後、小さなお子さんや飼い主さんが妊婦さんであるようなときも、飼い主さんの心の状態を見極めて、そのような行動を控えるようにしています。

それは、撫でているのに何の反応も示さなくなったペットの姿は、飼い主さんの目から見ればとても悲しい光景であり、小さな子供さんや妊娠している女性は感情が繊細であることが多く、私がそうすることで、気持ちを取り乱されることがあるからです。

 

私達、ペット葬儀屋がお見送りするペット達は綺麗で安らかな顔をしている子ばかりではありません。

 

交通事故で原型がわからなくなってしまった子や、体の一部を失った子もいれば、大病を患い、痩せて骨と皮だけのようになってしまった子や、全身の毛が抜け落ちてしまい、何の種類かわからなくなってしまったような子だっています。

 

しかし、私はそのようなことに関係なく、飼い主さんから承諾が得れれば、合掌をし、素手て触らせてもらってまいりました。

 

私がそうする理由は過去にもお話したことがあるのですが、二つの理由があります。

 

一つは亡くなったペット達への挨拶です。

私は葬儀や火葬を依頼してくださったのは飼い主さんであっても、見えない何か飼い主さんを誘導し、最終的に私の会社を選んだのはペット達であると思っているので、ペット達と対面したときに体に触れながら「呼んでくれてありがとう。責任もって見送るから安心してね」と心の中で話しかけているのです。

 

もう一つは、送り人というより見届け人としての責任であります。

私達は葬儀屋であり火葬する人間でもあります。

残酷な表現ではありますが、火葬炉に納められたペット達が次に火葬炉から出るときはお骨の姿に変わっています。

 

したがって、ペット達の生前と変わらぬ姿を一番最後に見るのは私達であり、その姿を目と記憶に焼き付けながら見届ける責任があると私は考えているのです。

 

私がペットに触れるのはそのような信念のうえでの行動であるのです。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 

 



 

 

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先立ったペット達が望むものとは

最愛のペットを喪った後、新たなペットを家に向かい入れることは、亡くなったペットが悲しむことにつながるのではないか?・・・

そう考える人は以外に多いものです。

 

私も納骨堂に参拝にこられる飼い主さんにもよく同じ質問を受けます。

そのことについての私自身の個人的な考えは過去ブログ{ペットが旅立ってからの日々の生活の中で}で紹介させてもらいましたので、ここでは省略させてもらうのですが、人間の心理には新たなペットを向かい入れることで亡くなったペットの記憶が薄れていくことへの罪悪感が存在するのかもしれません。

 

そして、昨日、会館に亡き愛犬の遺骨を持参されてメモリアルブレスを作成されに来られた、Wさんからも同じ質問を受けました。

 

Wさんとは今から、約一年前に最愛の愛犬ルルちゃんを病気で亡くされた飼い主さんであります。※「巨大食道症というおそろしい病気と闘ったルルちゃんへ}参照。

 

一年振りの再会となったWさんはセレモニー当日に比べ幾分かは元気を取り戻されたようには見えましたが、やはりルルちゃんの話になると、表情に影が落ち、まだ、悲しみと寂しさから完全に開放されていない様子が窺い取れました。

 

Wさんはメモリアリグッズのカラーとサイズを職人さんに伝えた後、私に「一年(ルルちゃんの没後)がひとつの区切りかなって思ってたんですけど、やっぱりなかなか忘れられないもんですね」と寂しげに仰ったのです。

そして続けるようにして「またルルちゃんみたいな犬と一緒に暮らせたらなって思う気持ちもあって、この前、里親サイトを何気に見てたんですよ。そしたらね・・・ルルちゃんとそっくりな子(犬)がいて名前を同じルルちゃんだったんですよ」と驚いたような顔で言われたのです。

「え?名前がルルちゃんなんですか?どのサイトですか?僕も見たいです」と私は会館のパソコンを起動させ、Wさんと一緒にそのサイトを探しました。

 

となりでメモリアルグッズを作成していた職人さんも思わず手を止めパソコンの画面に注目する中、その里親サイトのページを見つけ、開いたところ、そこにはルルちゃんんとそっくりな犬の写真が載っていたのです。

「ほんまや・・・ルルちゃんにそっくりや。名前も一緒ですよね」と私は驚きを隠さず言いました。

Wさんも「似てるでしょ」とうなずきながら言った後「これを見て、もしかしてこの子と何か縁があるんかなって思って真剣に迎え入れようかなって考えてたんですよ。そしたらね、この前、家で探し物をしてたときにタンスを少し動かしたときなんですけど・・・」とWさんはそこまで言って黙り込まれたのです。

「タンスを動かして・・・どうしたんですか?」と私はWさんを気遣うように小さな声で訊ねました。

「そしたら・・・ルルちゃんがいつも遊んでいたボールがタンスの後ろから転がってきて・・・・そのボールを見てたらなんだかルルちゃんが『まだ僕のこと忘れないでね』って言ってるような気がして・・・・」とWさんは目を少し潤ませながらそう言われたのです。

 

Wさんにそう言われ、私も何と答えればいいのかがわからず、無言のまま数回、うなずくだけで言葉を探したのですが、見つけることはできませんでした。

 

15分後、メモリアルグッズが完成し、Wさんは会館を後にされたのですが、会館の前まで見送った私はWさんと別れ際に「でも、そのボールですけど考え方によってはルルちゃんが『新しい家族とそのボールで遊んであげて』と言ってるようにもとれますよね。だから、後は自然の流れに任せながらゆっくり考えるのが一番だと思います」と伝えました。

「ありがとうございます」と頭を下げて帰っていかれたWさんの後ろ姿を見送りながら私は亡くなったルルちゃんのことを考えていました。

 

ルルちゃんは生まれつき大病を患っており、それが原因かはわからないのですが、心無い人によって淀川の河川敷に捨てられ、それを保護したのがWさんでありました。

Wさんにとって、ルルちゃんんとの生活は看護の生活の始まりでもあり、闘病が過酷であった分、Wさんのルルちゃんに対しての思い入れは我々が考える以上に大きいものであったのでありましょう。

 

Wさんが本当の笑顔を取り戻せる日が来るのは、まだ少し時間がかかるのかも知れませんが、その日が一日でも早く来ることを願っているのは天国に逝ったルルちゃんかも知れません。

 

新しいペットを迎え入れることを先立ったペットはどう感じるかは誰にもわからないことであります。

それが不義理になることなのか、そうでないのかは先立ったペットに聞く以外方法はありません。

 

それは、我々人間の世界で例えると、若くして伴侶を喪った人が再婚をするときに躊躇う気持ちにも似ています。

 

 

でも、私は思います。

遺された家族の幸福を願わない者などいないはずだと。

 

それは人間であってもペットであっても同じことなのではないでしょうか・・・

 

 

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病気と闘うペットと飼い主の看護生活

ペットちゃんが病死したとき、セレモニーの席上で飼い主さんよりペットちゃんの命を奪った病名を聞かせてもらうこともあるのですが、一言にペットの病気と言っても、実に様々な病気があるもので、人間でもかかる病気もあれば、そのペット特有の病気もあり、これだけたくさんのペット葬儀を担当してきた私であっても、葬儀の席で初めて耳にする病気も未だにあります。

 

当然のことながら私は医師でも専門家でもないので、初めて聞いた病気である場合、それがどのようなものなのかは、その時点ではわかりません。

 

セレモニーの席で飼い主さんから聞かせてもらうこともあるのですが、ペットの命を奪ったその病気のことを、セレモニー当日に詳しく聞くのは酷なことだろ理解しているので、その場では必要以上にその病気については聞かないようにしています。

 

私は自分が担当したペットちゃんが、知らない病気で亡くなったとき、必ず、セレモニーが終わってから自分なりにその病気のことを調べるのですが、葬儀屋の私がその病気のことを知ったところで、何の役にも立たないことは自分でもわかっています。

 

ですが、私は性格上、亡くなったペットがいったいどんな病状だったのか、そして、飼い主さんがどのような看護をされたのかがとても気になるので、必ず、親しい獣医師さんからその病気のことを詳しく聞いたり、インターネットでも調べるようにしています。

 

それで、あらためて病気のことを知り、その病気と闘ったペット達と、それを献身な看護で支えた飼い主さんの生活がいかに大変だったのかを知ることになるのです。

 

病気のことをいろいろ調べているとセレモニーの時は泣かなかったのに、ネットでその病気の症状を調べてるうちに、苦しそうなペットと看護する飼い主さんの姿が頭に浮かんできて涙が出てくるようなこともありました。

 

そんなとき、もう一度、飼い主さんに会って何等かの労いのお言葉をかけたいという衝動に駆られるのですが、それは自分本位なことであり、そのようなことをしたところで、飼い主さんは余計に悲しませることにもなりかねません。

 

ですので、その気持ちを胸に仕舞い、今後、同じ病気で亡くなったペットがいたときに、自分なりに病気と闘ったペットと看護された飼い主さんの労を感じながらお見送りをするように心がけています。

 

 

些細なことではありますが、私は仕事をするうえで、亡くなったペットや飼い主さんの闘病生活のことを感じながらお見送りすることはとても大切なことだと思っています。

 

葬儀には言葉ではなく、心で会話するような場面があり、そのことを感じながらでないと飼い主さんに伝わらないこともたくさんあるのです。

 

だからこそ、私は葬儀屋でありながら日々、病気のことを勉強し、これからもそれを続けていこうと思っているのです。

 

 

 

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遺骨を大切に保管するために

当社の会館には納骨堂が完備されていて、当社で葬儀及び火葬を執り行ったペットの遺骨はすべて費用がかからず納骨できるのですが、9割以上の飼い主さんは火葬後、遺骨を骨壺に納め、手元に置いておかれるものです。

 

人間の場合は、四十九日法要に従い納骨されるのですが、ペットの場合、お墓自体が無いことがほとんどなので、火葬後の遺骨の処遇については飼い主さんの意向に沿う形で決まることになります。

ペットの納骨の時期については人間の場合と違い、明確な日取りが定められていないことから、長い期間、場合によっては一年以上、自宅で保管されている飼い主さんもいらっしゃいます

 

このことが明確な法要がある人間と、そうでないペットとの決定的な違いでもあるのですが、遺骨を保管するお骨壺は長期間、遺骨の状態を保つようには設計されていないので、そのことで、ある問題が発生することがあります。

 

それは、長い間、自宅に保管することで、骨壺の中の遺骨にカビが生えてしまうことであります。

 

とくに梅雨時期など、湿気の多い季節にカビは発生しやすいのですが、骨壺を開けて見たときには既にカビだらけになっていたという話も少なくはありません。

 

弊社プレシャスコーポレーションでも納骨の時期については飼い主さんに一存しており、明確な期限を設けておりません。

あくまでも飼い主さんの心の区切りがついたときに納骨をしてもらって構いませんよというスタンスであります。

 

つまり、その納骨がセレモニー当日であっても、10年後であっても構わないという方針であるので、その間の遺骨の保管方法については飼い主さんにお任せすることになります。

 

その事も考慮したうえで、カビの問題も頭にあるのですが、セレモニー当日にどれくらいの期間、自宅で保管するかなど、明確にお決めになっている飼い主さんは少ないもので、我々葬儀屋側も、セレモニーの席で遺骨のお話する機会はほとんどありません。

仮に長い期間、自宅で置いておくと飼い主さんが明言された場合は遺骨を納めたお骨壺をなるべく風通しの良い場所で保管してもらうことや、エアコンの風が直接当たらない場所を選んでもらうことを進言するようなこともあるのですが、飼い主さん自身も、ペットを喪った直後は遺骨のことまで頭が回らないのも当然で、骨壺の保管場所を決め、自宅で供養することまでは出来たとして、最終的にどの時期にどのような形で供養すればいいのか考えているうちに月日が流れてしまい、気が付けば長い期間、自宅に置いたままになってしまっているようなこともあるはずです。

 

そこにはやはり、遺骨はペットの形見でもあると考えている飼い主さんの気持ちの部分が大きく作用しているのでしょう。

いつかは、霊園施設にせよ、自宅の庭や花壇に埋葬して土に還してあげなければいけないと思っていても、なかなか踏ん切りがつかないような飼い主さんの気持ちも私は理解できます。

 

理解できるからこそ、当社では納骨の時期に期限を設定せず「心の区切りができてから納骨してくださっても構いません」と言葉を添えてセレモニーを終えているのです。

 

そこで弊社プレシャスコーポレーションでは、今、そのような問題に対応すべく、自宅で遺骨を保管することに適した仏壇の開発に着手することにしたのです。

 

コンセプトとしては長期間、湿気から遺骨を守れるよう、骨壺ごと中に保管できることと、納骨後は、普通の仏壇として使用できることの二点であります。

もちろん、純国産で、一つ一つ、手作りでなくてはならないと考えております。

 

現在、京都の清工房さんの職人さんに依頼して、試作品を作ってもらっています。

この職人さんとは、職人さんの愛猫が亡くなったとき、当社でセレモニーをご依頼されたことがきっかけでお知り合いになったのですが、この仏壇の必要性を充分に理解してくださり、材料費以外、ほとんど無償に近い形で協力を申し出てくださったのです。

 

これは私のこだわりでもあったのですが、通常、仏壇といえば○十万と値段が張るものですが、私は高価な金品の装飾がなくてもいいので、出来れば、一万円以下で作りたいと考えていました。

 

目的は供養と遺骨の保管であり、そこに余計な装飾は必要ないと思ったからです。

 

しかし、一つ一つ、職人さんが手作りしてくださる以上、さすがに1万円以下に抑えるのは難しく、最終的には一万円台の半ばに落ち着きそうであります。

 

来月より会館で展示販売しますので、興味がある人は会館に見に来てください。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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もう一度ペットを迎え入れる日

ペットを喪ったその後、すぐに新しいペットを迎え入れる人と二度とペットを飼わない人に分かれるものです。

私は後者でありました。

 

ある意味、ペットが大好きな人間の集まりでもあるプレシャスコーポレーションの中で、私だけがペットを飼っていないのであります。

 

私は小学生のときに愛犬を事故で喪いました。

自分の不注意でリードを放してしまい、目の前でトラックにはねられてしまったのです。

 

それ以来、心のどこかで「こんな悲しい思いをするのなら二度とペットは飼わない」と決めていたのかも知れません。

そんな私がもう一度ペットを迎え入れる日は二度と来ないと自分では思っていたのですが、今、スタッフの間で「会館でペットを飼おう」という声があがっており、私自身も会館にペットがいることは悪くないと思い始めています。

 

そして最近、時間があるときにはペットショップに行ったりペットの里親募集のサイトを見たりするようにもなりました。

 

このお仕事をすることになって、私はペットの死を見送ると同時にいろいろな飼い主さんと知り合うことにもなり、そんな飼い主さん達と触れ合うことで、私の心にも変化があったのかもしれません。

 

最愛のペットを亡くし、失意の飼い主さんを支える仕事をしている気でいましたが、私自身、そんな飼い主さん達から逆にいろいろなことを教えられていたのだと思います。

 

 

会館でペットを飼うことは、まだ正式に決まったわけではありませんが業務への影響とペットが生活するうえでの環境面を熟慮して、決めようと思っています。

 

ペットの種類についてはスタッフの間では圧倒的に犬と猫のどちらかを推す声が多いのですが、私は爬虫類もいいなと思っています。

 

会館にペットを迎えることが決まったときはまた報告します。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

 

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最後の恩返し~誕生日に亡くなるペット達~

悪性リンパ腫で亡くなったシーズーのペッキーちゃんが安置されていた愛用のベッドに傍らには線香とお花と一緒にケーキが供えられていました。

私は「ペッキーちゃんの好物だったのですか?」とケーキを目にしながら飼い主さんに訊ねたのですが、飼い主さんは口を真一文字に結んで首を横に振ったのです。

そして、絞り出すような声で「・・・いえ・・・好物ではありません・・・昨日・・・ペッキーの・・・・・・・・誕生日だったんです・・・」と途切れ途切れに言った後、声を出して泣かれたのでした・・・

 

 

私はかねてから気になっていたことがありました。

それはこのお仕事をしていたからこそ、知ることになったのですが、ペッキーちゃんのように誕生日、もしくはその翌日に亡くなるペットちゃんは実に多く、それは偶然という言葉だけでは説明できないくらい、よく耳にすることでもあり、実際に私もそのようなペット達のセレモニーを数多く担当して参りました。

 

 

私自身、最初は何かの偶然か巡り合わせなのだと思っていたのですが、最近になって、自分なりに一つの見解にたどりついたのです・・・

 

 

誕生日をむかえてから亡くなるペットちゃんの大半が犬ちゃんであり、大病を患い医師から余命宣告を受けた子がほとんどでありました。

そして、医師が告げた余命の日を乗り越え、誕生日を迎えてから亡くなるのです。

 

私が担当したペットちゃんの中には医師から「今日、明日がやまです。長くても一週間でしょうね」と宣告されたのにも関わらず三か月もの間、頑張り、誕生日を迎えてから亡くなった犬ちゃんもいました。

 

犬が人間のように自分の誕生日を意識しているとは思えないのですが、ではなぜ、このようなことが多くおきるのでしょうか?

私が思うに、そこには飼い主さんの切なる想いの存在がペット達の心に大きく作用しているよな気がするのです。

 

 

ペットが余命宣告をうけたとき、飼い主さんは目の前が真っ暗になりながらも覚悟を決めなくてはなりません。

そして、いつ来るかもわからない、その日に怯えながらも、「一日でも、いや、一秒でも長く生きていてほしい」出来るかぎりのことをペットにしてあげようと心に決めるものです。

 

そのような日々の中であっても我々人間は「もしかして・・・」と微かな希望を抱くものであり、「あと何日で誕生日だ。なんとしても最後になるかもしれない誕生日を迎えさせてあげたい」と無意識のうちに目標を設定するようなことがあります。

 

その日とは誕生日だけに限らず、ペットが初めて飼い主さん家にやってきた日や、飼い主さん自身の誕生日であることもあります。

共通するのは何等かの理由で飼い主さんが無意識のうちに「せめて○○まで頑張って」と目標に定めた日であることが多いのです。

 

そう考えると、胸が締め付けられそうになるのですが、ペット達にとって、その日まで生き抜くことは自分が飼い主さんにできる最後の恩返しのように感じて頑張っているように私には思えるのです。

 

つまりペット達は自分が一日でも長く生きたいというより、飼い主さんのために、その日まで生きなくてはならないと思って頑張っているのではないのでしょうか。

そして、その日を迎え、まるで役割を果たしたようにして、息をひきとってるのかもしれません・・・

 

これは、あくまでも私がたどりついた見解で、何の根拠もないことではあります。

しかし、ペット達は飼い主さんのそのような心境を本能的に察知し、自分のためではなく、ずっと大切に自分を育ててくれた飼い主さんのために、飼い主さんが望むその日まで最後の力を振り絞っているような気がしてならないのです。

 

 

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野村圭一



 

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