2013-08

間違いのない動物病院選び

この10年で動物病院の数はとても増えたように思えるのですが、最近はかなり洒落た造りの病院も増えて、外壁もピンクやイエローを主体として、ぱっと見ただけなら美容院かカフェと見間違うほどであります。

 

ペットを飼われる人にとって病院の数が多いことに越したことはないのですが、その中でペットと相性の良い病院を見つけるのはとても大切なことであります。

 

人間の病院でも内科ならあそこ、外科ならあそこ、産婦人科はあの病院がいいと、病気の種類や怪我の度合いによって評判が分かれているように動物病院も同じことが言えます。

 

それに加え、動物病院の場合は犬ならあの病院がいい。猫ならあの病院のどの先生が有名。エキゾチックアニマルならこの病院というようにペットの種類によっても大きく変わってきます。

 

私の知ってる動物病院の話なのですが「私は犬は得意ですが、猫はまったくダメです」と平気で口にする医師もいて、やはり、医師によっても得意不得意はあるようです。

 

ですので、飼い主さんにとって、ペットとの相性の良い、信頼できる医師を見つけるのは、とても重要なことであり、ペットが重い病気にかかってから探していては手遅れになることもあるのです。

ペットを飼うと決まった日から、なるべく早い段階で、そのペットと相性の良い獣医さんを見つけておいて損はありません。

 

では、どのようにして、そのペットの診断が得意な医師を見つけるのか?

 

もちろん今ではネットという便利な情報源があります。

ネットの口コミサイトも一つの情報源であることは間違いありません。

 

でも、私はこれほどアテにならないものはないと常日頃から思っています。

 

理由は簡単。

関係者の自演満載であるからです。

 

これは病院に限ったことではなく、私達ペット葬儀会社でも評判が良くない会社ほど、口コミサイトの上位にランクインされているものであります。

 

皆さんもこの手のサイトで得た情報を信じて苦い経験をされたこともあるのではないですか?

私も美味しいラーメン屋の口コミサイトには何度も騙されています^^

 

つまりネットの情報とは所詮その程度だということです。

 

それがラーメンなら笑い話で済んでもペットの命を預ける病院では笑い事では済まされません。

ですので、病院の情報だけは必ず信頼できる人から得てください。

 

それと、もう一つ、私が病院の情報を得るのにおススメの場所があります。

 

それはペットカフェであります。

 

私は仕事でペットカフェさんに出入りすることがあるのですが、時間があるときはカフェを飲みながら来店されているお客さんとお話をしたり、ペットに触れさせてもらったりすることもあります。

 

ペットが大好きな人が集まるペットカフェでは、本当にいろんなお話が聞けるもので、病院の評判も実に詳しく教えてくれます。

「あの病院は看護師さんは良い人ばかりだけど先生は不愛想」みたいに医師や看護師さんの態度のことから「胃腸系ならあの病院。皮膚系ならぜったいにあそこがイイ」と、具体的な情報も事細かく教えてくださるのです。

それに、ほとんどの人がペット同伴で一人で来られていることが多く、たまたま居合わせた人同士であっても、ペットに関する話題であるなら、すぐに打ち解けていろんなお話が出来るのもペットカフェの特徴かもしれないですね。

 

そして、忘れてはならないのはペットカフェのオーナーさんや店長さんの存在です。

ほぼ間違いなくペットが大好きな人がやっておられるので、ペット関連の情報は豊富で、その情報の信憑性も高いものばかりであります。

 

私も困ったときや、情報を仕入れたいときは、必ず親しいペットカフェのオーナーさんに相談にのってもらっています。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

 

大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せはプレシャスコーポレーションまで

大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9

ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660




なんとか・・・

会館の引越しはほぼ完了しました。

しかし、会館の改装につきましては、当初の予定より随分と遅れています。

 

改装が遅れた理由につきましては、会館が改装中にもかかわらず、会館葬のご依頼をお請けしたことで、セレモニーの時間分だけ、工事の時間が大幅に遅れたことにあります。

 

その判断の決定をしたのは私であるので、工事が遅れた責任は私にあるのですが、9月1日の正式開館に向けて、なんとか最低限の設備は整ったので、ホっと胸を撫で下ろしています。

 

今後は、会館業務に支障が出ない範囲で、少しずつ完成に近づけて行こうと思っています。

 

建物も新築ではないので、至るところに補修工事が必要な箇所があって、当初、予定していた予算もかなりオーバーしてしまいましたが、やむを得ないことなので、前向きに考えております。

 

それよりも、未完成の会館にもかかわらず、そのことを承諾してくださり、大切なペットとのお別れの場所に当会館を選んでくださった方々には申し訳なく思うと共に心より感謝をしております。

 

そのような気持ちからか、改装中に執り行われたセレモニーの大半は私が担当させてもらったのですが、どのセレモニーも深く胸に残っており、逆に忘れられないものになりました。

 

いつか、また、このブログでもご紹介させていただきたく思っております。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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続 看取りの天使が天に召された日

リュウちゃんのセレモニーが執り行われた7月が終わり、8月になりお盆が過ぎた頃でした。

Tさんから電話があり私はチャッピーちゃんの訃報を知ったのです・・・

 

「え!?チャッピーちゃんて、玄関先でリュウちゃんの火葬を見守ってた子ですよね?」と私は驚きを隠さずTさんに確認をしました。

Tさんは涙声で「はい。そうです。あの子です」と言われたので「あの子元気そうだったじゃないですか。何があったんですか?」と訊ねた私に「はい・・・それがね、不思議なんですが・・・いろいろあって・・・」とTさんは言葉を濁すように言われました。

 

どちらにせよ、これ以上、お電話でチャッピーちゃんのことを聞くのはTさんに酷なことだと私は感じ、Tさんとチャッピーちゃんのセレモニーの日時を決め、当日、私は少し早めにTさん宅を訪問することにしたのです。

 

Tさん宅に着き、私はTさんに案内されるようにチャッピーちゃんが安置されている居間に通されました。

チャッピーちゃんはリュウちゃんが安置されていた同じ場所に右側を下にするような恰好で眠っていました。

 

私はチャンピーちゃんに静かに歩み寄り手を合わせ、Tさんの承諾をもらってからチャッピーちゃんに触れさせてもらったのです。

初めて触れたチャッピーちゃんの体は悲しいくらい冷たいものでありました・・・

 

 

チャッピーちゃんの傍らには、チャッピーちゃんが元気だったころの写真が数枚飾ってあったのですが、写真を注意深く見ると、ぐっすり眠っている犬ちゃんの隣に寄り添うチャッピーちゃんの写真が私の目にとまったのです。

 

私はTさんに「この写真は?」と訊ねたところ「野村さんと知り合う前に保護した犬が亡くなったときの写真なんですけど、チャッピーは仲間が亡くなったときは、そうやって寄り添うようにして見送るんですよ・・・」と涙を流されました。※その写真は前回のブログに載せた写真であります。

 

Tさんは続けるように「本当に不思議な猫でした・・・そうやって犬を二頭、猫を二匹、うさぎを一羽見送ってくれたんです・・・」と言った後、涙に言葉を詰まらせられたのです・・・

 

Tさんの隣に座っていたTさんと同じ、動物保護活動仲間の女性が目に涙を貯めながら独り言のように「チャッピーちゃんは看取りの天使やわ・・・」とポツリと言った言葉がチャッピーちゃんの生涯を物語っているかのように、チャッピーちゃんは仲間思いの心優しい猫ちゃんであったそうです。

 

私は以前、ブログ{共に暮らした仲間が亡くなったとき。犬と猫の行動の違い}でも書いたのですが、ネコ科の動物が、このように亡くなった仲間に寄り添うような行動をとるのは極めて稀なことであります。

チャッピーちゃんがなぜ、このような行動をとったのかは、謎でありますが、私はリュウちゃんの火葬の時に見守るチャッピーちゃんの姿を実際に見ているので、チャッピーちゃんがちゃんと状況(仲間が死んだという事実)を理解して、そのような行動をとっているのだけは間違いないように思っています。

 

私は、酷な質問だと理解しつつ、Tさんに「あのTさん・・・ところで、チャッピーちゃんはどうして、急に・・・」と語尾を濁らせて質問をしました。

Tさんは寂しげな笑みを浮かべながら「それがね、本当に不思議なんですけど」とチャッピーちゃんが亡くなった経緯を教えてくださったのです。

 

私はTさんからチャッピーちゃんが亡くなった経緯を聞いてさらに驚きました。

 

Tさんの話によると、もっとも仲良しだったリュウちゃんが亡くなってから、すっかり元気をなくしたチャッピーちゃんは、リュウちゃんのセレモニーの翌日から不思議な行動をとるようになったようなのです。

 

それは、生前リュウちゃんがいつも居た場所(午前中は庭先、午後は自宅の駐車場)にチャッピーは一人で佇みながら一日を過ごすようになったのです。

その姿は、Tさんの言葉を借りると「まるでリュウが乗り移ったみたいで」というように、今までとは違う行動をとるようになったそうです。

それは、見方を変えれば、大好きだったリュウちゃんの想い出が詰まった場所でリュウちゃんを偲んでいたようにもとれます。

 

すっかり元気を無くしたチャッピーちゃんは食欲も無くなり、ただひたすら、リュウちゃんの想い出に浸るような生活をおくるようになってしまったのです。

そんなチャッピーちゃんを見て心配したTさんは係り付けの病院の主治医さんにチャッピーちゃんを検診してもらうことにしました。

 

そしてTさんは主治医さんから驚愕の事実を告げられることになるのです。

 

なんとチャッピーちゃんはリュウちゃんと同じ病気、腎不全になっていたのです。

 

その宣告にTさんは愕然となったのですが、それは主治医の医師も同じであり、なぜならば、Tさんはチャッピーちゃんを週に一度のペースで検診をうけさせてあげていたので、1週間前の検診では、その事実(腎不全)は無かったからでありました。

「そんなことってあるんですか?」と半信半疑で訊ねたTさんに「いえ・・・私もこんなことは初めてです・・・1週間前までは何も(症状や数値)確認できなかったもので」と主治医さんは言葉を濁したそうです。

 

その診断結果をうけて、Tさんは(本当にリュウが乗り移ったのかな・・・)

そう思われたそうです。

 

そして、それから数日後。

チャッピーちゃんはリュウちゃんの後を追うかのように静かに息を引き取ったのです。

奇しくも、その日はリュウちゃんの四十九日を翌日に控えた日でもありました。

 

Tさんは葬儀の席で「リュウが呼んだのかチャッピーがついていったのか・・・どっちにしても一緒に居たかったんかな・・・」と寂しげな言葉を添えてチャッピーちゃんを見送っていました。

 

リュウちゃんのときと同じようにTさんをはじめ、保護活動仲間の方々に見送られチャッピーちゃんはリュウちゃんが天に召された同じ場所、同じ火葬車で天に召されました。

 

火葬が始まり、皆さんが自宅に入られた後、私は一人、リュウちゃんの火葬の日のチャッピーちゃんを思い出していました。

そして、玄関先の階段に、居るはずのないチャッピーちゃんの姿を無意識に探していたのです。

 

何とも馬鹿なことですが、私は火葬炉の中のチャッピーちゃんの肉体とは別の存在のチャッピーちゃんが、そこに居てるような気持ちになり、何度も何度も玄関先の方を振り返ってチャッピーちゃんを探したのですが、とうとう見つけることはできませんでした・・・

 

火葬が始まって20分ほど経過した頃でした。

私はいつものように火葬炉の小窓から進行状況を確認しながら温度調節をしていたのですが、炉の中のチャッピーちゃんに違和感を感じたのです。

 

それは、動物に限らず人間でも同じことなのですが、通常、高温で火葬された際、体が動くことがあるのです。(生きてるという意味ではありません。意識的ではなく、体内に残る血液や水分が蒸発する過程でそのようになるのです)通常は外側に体をのけ反らせるような姿勢になるものなのですが、チャッピーちゃんは、その逆で、内側に丸くなるような姿勢になっていたのです。

 

それは本当にコタツで猫が丸くなるような姿勢で、不適切な表現かもしれませんが、私にはチャッピーちゃんが気持ち良さそうに火葬をされているように見えたのです。

私はチャッピーちゃんが猫が安心しきっているときに見せる、その姿勢を見て、思わず涙がこぼれました。

 

Tさんは弊社プレシャスコーポレーションの理念である目視火葬の理解者でもあり、ご自身のペットの火葬のとき必ず「どんな些細なことがあっても知らせてくださいね」と言われます。

 

ですが、これは体内の異変(患部等)ではなく、単なる偶然の重なりで起こったことかも知れないので、私はチャッピーちゃんがこのような姿勢になったことをTさんに報告するべきかどうか迷いました。

報告し、Tさんが見られたことで、悲しみが増幅することにもなりかねないからであります。

 

考えた挙句、私はやはり報告することにし、玄関先からTさんを呼びました。

「何かあったんですか?」と急ぎ足で出てこられた不安気なTさんに「いえ・・・異物とか患部があったわけではないんですが」と私は前置きをし「何と言いますか、通常、火葬のとき、体内の水分が蒸発することで体が伸びるものなのですが、チャッピーちゃんは丸くなってるんです・・・」とありのままを伝えました。

 

Tさんは困惑気味に「それってどういうことなんですか?」と訊ねられたので「いえ、だからと言って、どうってことではないんですが、僕もこのようなことは初めてなんで、わざわざ報告すべきか迷ったんですけど、一応、Tさんにはお伝えしとこうかなと思いまして」と私はしどろもどろになりながら、そう言いました。

 

そして、火葬が終わり、炉から出されたチャッピーちゃんの遺骨は頭を腹部に着けるようにして、丸まった状態で残っていたのです。

 

それを見たTさんをはじめ、参列されていた方々からも「うわ・・・ほんとうだ・・・眠ってるときの形だ・・・」と溜め息まじりの声が漏れました。

 

Tさんは「きっと安心してみんなのとこ逝けたんかな・・・」と涙を流しながらも笑顔でそう口にされておりました。

 

 

これは私の勝手な解釈でありますが、チャッピーちゃんは命を救ってくれたTさんに、仲間達に優しく接することで恩返しをしていたように思えてならないのです。

そして、たくさんの仲間を看取り、最後に最愛の友であるリュウちゃんを見送ったときに、自らの役割が終わったかのようにチャッピーちゃんは天国に旅立ったのかもしれません・・・

 

そんな不思議な生涯を送った一匹の猫ちゃんがいたことを、私は忘れることはないでしょう・・・

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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看取りの天使が天に召された日

東大阪にお住まいの、Tさんが、その猫を保護したのは5年前に遡ります。

 

Tさんは日頃から野良猫や捨て犬を見ると、保護し、病院で検査をしてあげ、必要な場合は避妊や去勢手術等もう受けさせてあげた後、自宅で面倒を見られるような活動をされていました。

その猫はTさんの自宅付近で見かけることがあったので、せめて検査だけでも受けさせてあげたいと思っていたのですが、警戒心が強く、近づくだけで逃げていくような猫でありました。

 

そんなある日、警戒心が強く、すばしっこいはずのその猫が、ゆっくりとした足取りで、まるでTさんに助けを求めるように、ふらつきながら歩み寄ってきたのです。

 

そしてTさんの目の前にやってきて、自分の異変を知らせるように、血が混じった大量のオシッコを漏らしたのです。

驚いたTさんは、すぐに猫を抱き上げ、そのまま病院に駆け込みました。

 

すぐに病院で治療してもらい、大事には至らなかったのでありますが、医師から「二日遅ければ命を落としていたでしょう」と言われ、Tさんは「本当に良かった」と胸を撫で下ろしたのであります。

 

Tさんは、その猫を「チャッピー」と名付け自宅に連れて帰ることにしました。

Tさん家にはチャッピーちゃんと同じように保護された犬ちゃんや猫ちゃんが沢山暮らしており、中には車に跳ねられたところをTさんに保護された犬ちゃんもいました。

 

Tさんは最初、警戒心が強いチャッピーちゃんが、仲間達と上手く共同生活が出来るかが心配でありましたが、そんな心配はご無用とばかりにチャッピーちゃんは、すぐに皆と打ち解け、その日からTさん家の一員になったのであります。

 

チャッピーちゃんは不思議な猫で、猫よりも、犬の仲間と相性が良く、とくに柴MIX犬のリュウちゃんとは大の仲良しであったそうです。

 

楽しい日々を送っていたチャッピーちゃんでありましたが、ある日、悲しい出来事がありました。

 

リュウちゃん同様に仲が良かった仲間の犬ちゃんが病死してしまったのです・・・

 

Tさんは、自分の家のペットが亡くなったとき、必ず手製の祭壇を用意し、線香をあげて一昼夜の間、自宅の居間で安置をしてからお見送りをされるのですが、その犬ちゃんが亡くなったとき、チャッピーちゃんが不思議な行動をとったのです。

 

チャッピーちゃんは、安置されている犬ちゃんのすぐ隣に座り体が鼻がつくくらい顔を寄せていたのです。

 

最初、Tさんは好奇心からチャッピーちゃんがそのような行動をしてると思い、間違って爪で引っかいたりしてもいけないと、チャッピーちゃんを抱き上げ、安置されていた犬ちゃんから離したそうです。

 

ところが、気がつくとチャッピーちゃんはいつの間にか、その場所に戻り、まるで別れを偲んでるかのように悲しげな顔で犬ちゃんの顔を見つめているのです。

 

そんなチャッピーちゃんの目を見たTさんは(きっとチャッピーなりに仲間を見送っているんだ)と気付き、そのままさせてあげることにしたそうです。

 

この事を機に、その後、仲間が亡くなる度にチャッピーちゃんは同じように体を寄せて見守りながら、見送っていったのです。

※下に実際に仲間を見送っているチャッピーちゃんの写真があります。

 

 

そんなチャッピーちゃんと私が出会ったのは、皮肉にもチャッピーちゃんと一番仲良しだったリュウちゃんのセレモニーの席でありました。

リュウちゃんもTさんに保護された犬だったのですが、腎不全が原因でその生涯を終えたのです・・・

 

リュウちゃんのお別れの儀が終わり、Tさん宅の自宅駐車場前にとめさせてもらった火葬車で、リュウちゃんの火葬は執り行われました。

飼い主さんのTさんをはじめ、Tさんと同じような動物の保護活動をされている仲間の方々も大勢参列された中、リュウちゃんは天に召されたのです。

 

 

リュウちゃんのセレモニー当日は35度を優に超える猛暑日でもあったので、火葬の間、Tさんや参列者には自宅で待機されるよう、私は薦めました。

私の言葉を受け、皆さんはTさんの自宅で待たれることになったのですが、火葬が始まって5分くらいしたときでありました。

 

私は不意に玄関先から何とも言えぬ視線を感じたのです。

 

振り返って見てみると、そこには一匹の猫が居て、人間でいう土下座をするような姿勢でこちらを見ていたのです。

 

その猫の醸し出す独特の雰囲気に私は一瞬たじろいたのでありますが(この猫もTさんとこの子なのかな)と私は思いながら「チュチュチュ」と舌を優しく鳴らして猫を呼びました。

 

呼びかける私には見向きもせず、その猫は、ただひたすら火葬炉を見つめていたのです。

本当に、まるで鉄の火葬炉の中のリュウちゃんの位置がわかってるかのように、リュウちゃんが納められているその一点を微動だにせず猫は土下座のような姿勢のまま顔だけを上げて見ていました。

 

時間にして15分ほど、Tさん家の隣のオジさんが「これ何の車ですか?」と火葬車を指さしながら私に話しかけるまでの間、その猫は私と一緒に火葬を見守るかのように、その場所でそうしていたのです。

 

 

火葬が無事に終わる頃には猫の姿は見えず、私はリュウちゃんのお骨を火葬炉から取り出し、Tさんの自宅に運びました。

 

お骨上げのとき、私はTさんに「火葬のとき、玄関先に猫がいたんですけど、あの子もTさんとこの子ですか?」と訊ねました。

「チャッピーですか?ええ。あの子もうちの猫です。見かけない思うたら外に居たのか・・・不思議な子なんですよあの子、リュウと仲良しだったんです・・・」とTさんは意味深げなことを仰って涙を流されたのです。

 

正直、私はこのとき、Tさんが言われた「不思議な子」という表現と、先ほどチャッピーちゃんがとった行動のこともあって、もう少しチャッピーちゃんのことを聞きたかったのでありますが、今日はリュウちゃんとTさんのお別れの日でもあったので、それ以上、チャッピーちゃんの事を訊ねることはしませんでした。

 

全てのセレモニーを無事に終えた私はTさん宅を出るとき、無意識にチャッピーちゃんの姿を探していました。

チャッピーちゃんは見当たらず、Tさん宅を後にしたのですが、この日、お見送りをしたリュウちゃんよりも、チャッピーちゃんの行動が妙に私の胸には残ることになったのです。

 

しかし、私が、元気なチャッピーちゃんと再会できる日が来ることはありませんでした・・・

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 



 

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未完成のセレモニーホールでペットをお見送りされた人々

会館の引越し作業もようやく終わりが見えてきました。

新会館も9月1日の開館に向けて改装作業も職人さんが急ピッチで仕上げてくださっております。

 

前に当ブログで改装途中にもかかわらず、「是非にもプレシャスさんで」とペットのお別れのセレモニーを改装途中の新会館で執り行われた飼い主さんのお話を書かせてもらいましたが、その後も同じように、未完成であること承諾の上、ペットとのお別れの場に会館のセレモニーホールを選んでくださった飼い主さんが大勢いらっしゃいました。

 

もっともひどい時は、壁はコンクリート剥き出し状態で、照明設備も空調設備もままならず、いたるところから工事の騒音が響くような中でセレモニーを執り行ったこともありました。

 

過去のブログを読んでくださればわかるように、私は通常、ご訪問でのセレモニーをメインに担当しているので、本来は会館に滞在してる時間は極めて少なく、会館での仕事は全て支配人に任しておりました。

現在は職人さん達と打ち合わせしながら工事にも立ち会うため、会館に居ることが多く、この改装期間で執り行われた会館葬も、ほとんど私が担当させてもらったのですが、未完成のセレモニーホールの殺伐とした雰囲気の中で執り行われるセレモニーは何とも言えぬ寂しさが漂い、それに申し訳ない気持ちが相まって毎回セレモニーを終える度に心が痛くなってしまうのです。

 

ご火葬後、お骨上げを済まされ、ペットの遺骨を抱いて帰っていかれる飼い主さんに「本日は会館がこの様な有様で、誠に申し訳ありませんでした」と深く頭を下げるのでありますが、飼い主さん達は口を揃えたように「それを承知のうえで、こちらが無理をいってお願いしたのですから気にしないでください」と労いの言葉をかけてくださり、そして「良いお見送りが出来て感謝しています。本当にありがとうございました」と逆にお礼のお言葉をくださるのです。

 

来週には改装工事も終わり、新会館は正式に開館することになります。

しかし、私は設備が整ったからといって、その慢心からお見送りする心に抜かりが出ることだけは絶対に無いようにしようと思っています。

 

今までは本社に居ることが多かったのでありますが、今後、徐々に本社機能も新会館に移行していく予定で、会館のセレモニーを担当する機会も増えていくことになるでしょう。

 

今後もこの気持ち忘れないで、ペットの旅立ちと飼い主さんのお見送りを見守っていく所存であります。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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剥製(はくせい)葬のご依頼があったときに私が最初にする仕事

弊社プレシャスコーポレーションは国内で唯一、亡くなったペットを剥製にして弔う、剥製葬なるものを実施しているセレモニー会社でもあります。

亡くなったペットを剥製にすることについての賛否は大きく意見の分かれるところででありますが、弊社が剥製葬を実施することを決めた経緯と私なりの考えは過去のブログ※{「剥製葬」という、もうひとつの弔いの形}{亡くなったペットを剥製にする人の真意とは}に書きましたので、今回は省略させていただきます。

 

剥製葬を開始してから1年半になるのでありますが、当初の予想通り、徐々にではありますが、ご依頼の件数は増えてきております。

剥製は一人の職人さんの手作業で仕上げるため、時間を要することもあり、今日現在で、年内一杯は予約が詰まっているような状況であります。

 

ペットが息を引取り、剥製にされると飼い主さんが決められた場合、専門の保冷室で安置されるのですが、完成するまでの期間は離れ離れになってしまうので、ご依頼をしてくださっている飼い主さんには大変、申し訳なく思っておる次第であります。

 

さて、その剥製葬でありますが、私が電話でご依頼をうけたときに最初に飼い主さんに伝えることがあります。

 

それは、もう一度、本当に剥製にするということはどういうことなのかを私の考えも交え説明をさせてもらうことであります。

 

剥製になった動物に触れたことのある人なら知っておられることなのですが、剥製になったペットからは弾力も温もりも消え、見た目からは想像もできないほど、固く、冷たくなってしまうので、非情なことと理解しつつ、私は必ず最初の電話で飼い主さんにそのことを伝えるようにしています。

 

私の説明を聞いた時点で、お取りやめされる飼い主さんも決して少なくはないのですが、それでも迷われる人は、一度、剥製アトリエにお越しいただき、職人さんも交えながら、実物の剥製を見てもらい、最終的に判断してもらうようにしています。

 

それと、もう一つ大切なことを見極めないといけません。

それは、ある程度のご高齢の飼い主さんは、剥製になったペットを剥製になったペットとして理解され、毎日、眺めたり話しかけたりするだけで、満足される人が多いのに対し、年齢の若い飼い主さんはペットが剥製になることで生き返ると考えられる(正確にはそう信じ込みたい)人がいらっしゃるのです。

 

それは、とても危険なことであると私は思っており、そのような考えであるならば剥製にすべきではないと飼い主さんに伝え、飼い主さんが理解してもらうまで、お話するようにしています。

 

火葬にせよ、剥製にせよ、最終的に遺された飼い主さんのためになることを願い、私は始めたのであり、そのことで、現実逃避になり、価値観が崩れ生活リズムが乱れてしまっては意味がありません。

 

すごく残酷なことでありますが、私はそのような飼い主さんには「もうペットは死んでしまったんですよ。剥製になっても生き返らないんですよ」ということを理解してもらうまで、ご依頼をうけることはありません。

 

愛するペットを喪った直後の飼い主さんに、そのようなことを伝えるのは、本当に残酷なことであると私もわかっているのですが、最初にそこを誤れば、後々、もっと大変なことになりうる可能性があり、取り返しのつかないことにもなりかねないのです。

 

ですから、私は相談の席で、飼い主さんから罵声を浴びさせられたことや、突っかかれたこともありましたが、決してそこを譲ることはしませんでした。

 

怒りのあまり、席を立ち帰っていかれたご依頼者の方もいまそいたが、家に戻ったあと、少し冷静になられてから再度、お電話をくださり、私が伝えたかったことを理解してくださった人もいて、今では私に感謝しているとお手紙を下さった人もいます。

 

プレシャスコーポレーションは非営利のボランティア団体ではなく、会社である以上、当然、営利を求める組織であります。

しかし、私はお金のためだけに仕事をやってるわけではありません。

お金のためだけを考えたなら剥製であろうがなんであろうが、ご依頼があったものは片っ端から引き受けていたでしょう。

 

綺麗事のように聞こえるかも知れませんが、私は最終的にお金を支払ってくださる人が喜んでもらえることを念頭に置いて仕事をやってきたと自負しています。

 

このスタイルだけは、これからも変わることなく続けていきたいと私は強く願っているのです。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 



 

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続 病院から代理店契約の解除を告げられた日

過去に何度も弊社プレシャスコーポレーションの会社理念には触れたことがありますが、その最たる理念こそ、飼い主さん立会いによる個別火葬であり、状態を見極めながら行う目視火葬であります。

 

目視火葬の当初の目的は骨の状態を見極めて、少しでも原型に近い形で飼い主さんにお骨をお返しするために始めたのですが、そうすることで、自ずと、ペットの臓器をはじめ、体内の異変を目にすることになり、実際にそれらを確認できた場合、直ちに電源を切り、飼い主さんに随時、報告をするようにして参りました。※悲しくなるとの理由で、それらの報告はしなくてよいと飼い主さんが申し出られた場合は、飼い主さんの意向に沿って火葬を実施しています。

 

ところが、火葬の段階で患部があったことを我々、葬儀会社の人間が飼い主さんに正直に報告する行為を病院によっては極端に嫌う傾向にあるのです。

それは、今回のAちゃんのように、診断結果と違う患部が発覚することで病院側が飼い主さんから説明を求められたりすること自体が面倒事と快く思われない節があり、それが最大の理由であります。

 

もちろん、全ての病院がそのような体質というわけではありません。

 

それに、私は医療に絶対ということは無いと思っています。

病院の肩を持つつもりはありませんが、レントゲンやスキャンでも発見できないような患部があるのも事実であります。

それにペットの病気の発見が人間に比べて困難である理由の一つにペットが言葉を話せないことがあげられます。

医師はまず、飼い主さんからペットの症状を聞いた上で、検査を始めるので、場合によってはそれが大きな落とし穴になるようなことも無いとは言えません。

 

そのような状況下で、真剣に命と向き合いながら全力でペットを救おうと、努力されているお医者さんもたくさんいることも事実であり、私はそれらの事も飼い主さんに必ず伝えるようにしております。

 

 

話をBさんに戻しますが、電話口のBさんは今回のことで、私に迷惑をかけたと、ひどく落ち込まれておりました。

 

私はBさんに「飼い主さん立会いの火葬は当社の理念です。そのことに否定的な病院さんとは遅かれ早かれこうなってたはずです。だから本当に気にしないでください」と伝え、最後に「くれぐれも今回のことで病院に抗議などしないでくださいね」と約束をし、電話を切りました。

 

とは言ったものの、やはりBさんは責任を感じられたようで、その後、ペットを飼われている友人さんや知人さんに当社のことを宣伝してくださるようになったのです。

 

そして、私はBさんからご紹介をいただく度に、有難い気持ちと、なんだか申し訳ない気持ちになるのですが、Bさん曰く「プレシャスさんがいい会社だから紹介してるだけです」とありがたい言葉をくださるのです。

 

Bさんとは現在も良好な関係が続いています。

 

 

最後に・・・

正直、私は今回のブログを書くかどうかで迷いました。

ブログに書くことで、当然、当社と提携している病院関係者の人の目にも触れる可能性があり、今後、当社には紹介しないほうが賢明と判断する病院もあるかも知れないからであります。

 

でも私は、それが当社のスタイルである以上、ありのままに書くことが大切なことだと判断し、このブログを書くことにしました。

そのことで、離れていく提携病院が出てきたならば、それはそれで構わないと思っています。

 

なぜなら、私達、プレシャスコーポレーションは病院ではなく、飼い主さんの立場になってお見送りをすることも、大切な会社理念の一つだからであるからです。

 

 

上でも同じことを言いましたが、ペットは言葉を話せません。

ですので、そんなペットに代わって、ペットの体がどのような状態であったかを代弁するのはお医者さんの仕事であると同時に我々の仕事でもあるのだと、私は思っています。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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病院から代理店契約の解除を告げられた日

二年前の話であります。

紹介代理店契約をしていた、とある動物病院さんから一方的に契約を解除をされたことがありました。

 

電話口の院長先生に「契約解除につきましては了解いたしました。先生、もし差支えなければ理由をお聞かせ願えないでしょうか?」と訊ねた私に「おたくがウチの病院の悪口言ったからや」と声を荒げて先生が言われたのです。

「悪口?ですか?誰にどのようなことを聞いて、そのようなことを言われるのですか?」と私はさらに訊ねました。

「うちの患者のAちゃんの保護者(飼い主さん)のBさんがそう言われたんや」と院長先生は溜め息を吐き出すようにそう言われたのです。

 

先生が口にされたAちゃんといのは、その日の二日前に当社でご火葬を担当させてもらった犬ちゃんで、ご火葬のご依頼主は飼い主さんのBさんでありました。

 

AちゃんとBさんの名前が出た時点で、私はこの話の大筋が読めたのですが、あえて確認するために「Bさんが何と仰ったのですか?」と先生に聞きました。

先生は「そんなことおたく言う必要あれへん。とにかく今後はおたくには紹介しませんからそのつもりで」とBさんとの間にあったやり取りを話すことはありませんでした。

 

私は先生と電話で会話しながらも、二日前のAちゃんのセレモニーでのBさんとのやり取りを思い出していました。

 

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二日前。

Aちゃんの火葬の当日。

私はいつものように火葬炉の小窓から目視しながら執り行っていました。

火葬が終わりに近づいた頃、Aちゃんの肝臓から、明らかに患部と思える部分が確認できたので、私は飼い主さんであるBさんに、そのことを報告することにしたのです。

 

Bさんは看護師さんをされてた経験があったせいなのか、私の報告に戸惑うこともなく「私にも見せてもらえますか?」と申し出られたのです。

「構いませんよ」と返事した私はBさんを火葬炉の前までお連れし、「あの黒く光ってる箇所です。わかりますか?」と小窓から肝臓の患部のある方向を指さしました。

しっかりとした眼差しで、その部分を確認したBさんは「あれって癌ですか?」と私に質問されたので「私は医者でないので、それはわかりません。ただ、その可能性があると思ったので報告させてもらったんです」と答えました。

 

私の返答を聞いてBさんは「やっぱり・・・肝臓が悪かったんだ・・・」と涙ぐまれたのです。

 

「あのBさん、Aちゃんは病院からどのような診断をされてたのですか?」と私が訊ねたところ「食欲もないし、オシッコの量もおかしかったんで『腎臓系か肝臓系が悪いんじゃないんですか?』って先生にも言ったんですよ。でも、数値は異常がないから夏バテでしょうって診断されて・・・」とBさんは無念の表情を浮かべました。

 

Bさんは携帯電話を取り出し「(患部を)撮っていいですか?」と言われたので私は「構いませんよ」と撮影を許可しました。

Bさんは写真を数枚、撮られ、火葬後もお骨上げをする前に黒く残った患部をハンカチに包んでいました。

「どうされるのですか?」と訊ねた私にBさんは「一応、先生にも見てもらおうと思って」と仰ったのです。

 

「そうですか。専門家の話を聞くのは良いことだと思います。でもねBさん。医療に『絶対』ということはないですし、中には検査しても発見できないような病気もありますよ」と助言するように言った私に「私も元看護師だから、それはわかっています。別にこれを見せて先生を責めるつもりはないんですけど、報告も兼ねて見てもらって意見を聞けたらそれでいいんで」とBさんは仰いました。

そして、Bさんは飼い主さんなら誰もが望むごく当たり前のことを口にされたのです。

それは「やっぱりAがどんな状態だったのか、亡くなった原因が何だったのかを知っておきたいんです」ということであります。

 

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その後、Bさんと院長先生との間でどのようなやり取りがあったのかは、結局、先生の口からは聞けず、電話を切られました。

Bさんに電話して、確認をしようかとも思ったのですが、それも失礼なことだと判断したので、私は、この一件を「代理店契約解除」として受理することにしたのです。

 

 

Bさんから電話があったのは、その翌日のことでありました。

Bさんは開口一番「野村さん、病院から(代理店契約を)切られたって本当ですか?私、(病院の)受付の子と個人的にも親しくて、その子から聞いたんですけど、もしかして私が原因ですか?」と心配した口調で言われたのです。

私は「代理店契約を切られたのは事実ですけど、Bさんのことが原因ではありませんよ」といたって冷静にこたえました。

「でも、このタイミングでおかしいですよ。私が先生に患部の写真や現物を見せたのがいけなかったんじゃないんですか?」とBさんは涙声でうったえられたのです。

 

私は、少しだけ話の方向を逸らすように「Bさん。写真や現物を見た院長先生は何と仰ったんですか?」と訊ねました。

Bさんは「見せた途端に不機嫌になって『こんなん見たくらいじゃ何もわかりません』とまともに取り合ってもくれなかったんです・・・」と沈んだ声色で言われたのです。

「そうですか。でも、まあ、お医者さんっていうのは、ペットが亡くなったことの責任問題になることを極端に避けたがりますし、診断の結果と違う患部があったことを認めるのは自ら誤診ということを認めることにもなるので、そういった行動をとられたんでしょう」と私は自身の見解を伝えました。

「でしょうね・・・でもね野村さん。これだけは信じてほしいんですけど、私、決して野村さんの立場が悪くなるような言い方だけはしてないんで」とBさんは泣きながら、そう仰いました。

「わかってますよ。私は全然気にしてないんで。それにねBさん、こんなこと(病院から代理店契約を解除されること)って今回が最初じゃないんです。よくあることなんで気にしないでください」と私は意識的に穏やかな口調でそう伝えたのです。

 

事実、このようなことは、今回のことが初めてだったのではなく、過去にも同じようなケースで病院側から契約を切られたことがあったのです。

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せはプレシャスコーポレーションまで

大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9

ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660



 

 

予期せぬ来訪者

つい先日の話であります。

その日も会館の改装工事の立会いと引越し作業に追われるようにして日が暮れようとしていました。

私以外のスタッフと改装工事の職人さんもクタクタになって会館を後にした頃、私は一人会館に残り、この日、初めて「プレシャス会館」とロゴが入った一階のテント部分を眺めていました。

正直、何とも言えぬ気持ちになり、せっかくなんで写真におさめようと思い、とカメラを持って反対側の歩道に向かいました。

 

反対側に渡り、撮影をしてたときでした。

トヨタのハイブリット車が会館の前に停車し、車の後部座席から70代くらいの上品そうな白髪の男性が会館の中に入って行く様子が見えたのです。

見たこともない人だったので「もしかして、近くの銀行の人が挨拶にでも来られたのかな」と信号が変わるのを待って私は早足で会館に戻りました。

 

会館に戻ると、その男性は入口付近で立ったまま、会館の奥の方に向かって「すいません。どなたかいらっしゃいませんか?」と声をかけていたのです。

 

「あの何かご用でしょうか?」と私は男性の背後から声をかけました。

 

私の声に男性は振り返り、会釈をしながら「ああ。どうもすいません。こちらの関係者の方ですか?」と訊ねられたので「はい。そうです」と返事をしました。

 

「無断で入って申し訳ありません」と、そう言いながら、その上品そうな男性は私に向かって深く頭を下げられたのです。

 

「はあ。それで何か?」と私は恐縮しながら訊ねたところ、その男性は申し訳なさそうに「いや・・・私◎◎と申すものでして・・・なんと言いますか、ここ(会館)の前の所有者だった者です」と仰ったのです。

 

男性の予期せぬ返答に「はあ・・・前の・・・そうなんですか・・・あの、それで、どのようご用件で?」と私は戸惑いを隠さず訊ねました。

 

男性は伏し目がちに「いや・・・訳あって、ここを手放すことになったんですが・・・この建物には思い入れがりまして・・・前を通るとき、いつも淋しい気持ちで眺めてたんですよ。それで今日、ふと見たら新しい会社のカンバンが目に入ったもので・・・それで、失礼だと思ったんですが、どんな人が入られたのかが気になって・・・」と淋しげに言われたのです。

 

私自身、前々回のブログ{申し訳ない気持ちとありがたいお言葉}でも触れたように、会館の前の所有者さんが訳あって、この建物を手放したことは、大凡の察しはついておりました。

これは、あくまでも私の推測でありますが、おそらくこの男性が経営してた会社が運営に行き詰まり、金融機関に建物を差し押さえられ、その後、競売にかけらた後、他人の手に渡り、さらに不動産管理会社に売却された経緯があったと思われます。

 

このような状況下で前所有者であるこの男性とお話することは、普通に考えると気まずい雰囲気になりそうなものですが、このとき私は不思議と前所有者である、この男性から、嫌な印象を受けることはなく「そうだったんですか」と素直な気持ちで返事をしたのです。

 

余談ではありますが、この日、朝から会館の掃除をしていたので、職人さんと変わらないほど、汗とホコリにまみれており、服装も汚れたTシャツとハーフパンツといった恰好だったので、少し恥ずかしかったのでありますが、私は、この段階で初めて自分の身分(会社の代表)と名前を名乗り自己紹介をしました。

 

男性は目を見開くようにして「あなたが新しい主(あるじ)さんですか・・・」と驚いたように言いました。

「このような恰好で申し訳ありません。実は今日、掃除をしてたもので」と私は言訳をするように言ったところ、男性は「いえいえ。こちらこそ、状況もわからぬまま、急に訪ねてきてすいませんでした」と頭を下げられた後「その日(差し押さえされた日)以来、ここに入ることも許されなかったのもので・・・そのままにして申し訳ありませんでした」と仰いました。

 

確かに法律上、上記で私が書いた推測のような経緯であった場合、差し押さえられた側の人間は建物に入ることを許されず、どんな物品であっても建物の中の物は持ち出せないことになっているのです。

 

少し、沈黙が空気を包んだ頃、男性が重い口を開くように「野村さん?と仰いましたかね?」と訊ねられたので「はい。そうです」と私は返事をしました。

 

「野村さん。ひとつ無理を言っていいですか?」と男性は私の目を見て言われました。

「なんでしょうか?」とこたえた私に「あの・・・何と言いますか・・・もう一度、このビルの中を見てみたいんですけど、ダメですか?」と男性は申し訳なさそうに言われたのです。

最初、言われた意味を把握できなかった私は、拍子抜けのような感じで「見るとは?」と訊ねてしまったのですが、男性は「ここを建てるとき、設計から立ち会ったんで、思い入れがあるんです。出来ましたら、最後にもう一度、自分の目に焼き付けておきたいんです」と絞り出すような声で言われたのです。

 

男性にそう言われた私は、何とも言えぬ気持ちになり、大きくうなずくようにしながら「そういう意味ですか。わかりました。ではご一緒させてもらいます」と私は言い、男性と一緒に会館を周ることにしたのです。

 

私の了解に男性は無言で頭を下げ、階段を上がっていかれました。

私は少し間隔を空け、男性の後を着いて行きました。

 

男性は時折、歩みを止め、懐かしそうに建物の各階を眺めていました。

そして、男性の経営されていた会社の事務所があった3階フロアに入ったとき、男性は肩を震わせながら、無人の事務所に向かい、謝罪するように頭を下げられたのです・・・

 

頭を下げる男性の後ろ姿からは創業者だけが持つ威厳さが在り、それ故、志半ばで潰えたを無念な思いが背中から滲みでていました。

私も経営者の端くれであり、会社の運営を預かる立場でございます。

フロアの入口付近で男性の背中を見ていた私にも男性の気持ちが痛いほど伝わってきました・・・

 

男性は、その後、数分ほど事務所を眺めた後、私の方を振り返り「これで満足です。無理言って申し訳ありませんでした」とあらためて頭を下げられたのです。

 

男性を玄関先で見送るように一緒に外に出たのですが、男性は帰り際「私が言える立場ではないのですが」と前置きをした後「ここは耐震強度がうるさく言われる前に建てたんですが、そんなこと問題ないくらい頑丈な設計をしました。地震が来てもビクともせんような造りになっています。本当に愛着のある良い建物です。どうか野村さん。大切に使ってやってください」とお孫さんに話しかけるような優しい顔で、私にそう言ってくださいました。

そう言われた私は胸が熱くなるような感覚を覚え「はい。大切に使わせてもらいます」と深く頭を下げました。

 

頭を下げた私に、男性は目に涙を浮かべながら「あなたのような人の会社がここに入ってくれて私も嬉しいです。野村さん。頑張ってくださいね」と言い残し、男性は帰って行かれました。

 

私は、この様なことを口にするのは好きではありませんが、私は私なりに会社の事やスタッフのことなど、いろんなものを背負って毎日を過ごしているという自負がありました。

でも、この日、前所有者の男性と対面して、自分がまだまだ未熟な存在であることに気付き、また違う何かに気持ちが引き締められるような感覚になったのです。

 

プレシャスコーポレーションが今後、どのような運命を辿るのかは、誰にもわからないことであります。

しかし、私は掲げた目標を成し遂げるという気持ちだけは誰にも負けぬものを持っていると確信しており、それは共に目標に向かって頑張っているスタッフ達も同じ気持ちであることだけは間違いありません。

 

男性が心を籠めて建てた建物が来月プレシャス会館となって新たなスタートを切ります。

 

会館が男性の心意気にも恥じぬようなプレシャスの象徴になれるようにスタッフ一同、邁進していく所存であります。

 

 

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野村圭一



 

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ペットの交通事故を取り巻く現状

私自身も愛犬を事故で亡くしているので、その気持ちは理解できるのですが、ペットを交通事故で亡くなったとき、飼い主さんの落ち込みと悲しみは深いものであります。

 

そして、その事故がおこった状況によっては、ペットの命を奪った加害者側の人間に対して許せない気持ちになることも少なくありません。

 

そのような場合、警察に通報して、法的な処分を望むこともあるのですが、そのときに初めて人間以外の動物が法律上、どのような位置付けであるこかを知る飼い主さんもいらっしゃるのです。

 

交通事故でなくなったペットの葬儀の席で、私もいろいろな相談をうけることもあるのですが、知る限りの法律のことをお話すればするほど、飼い主さんの表情を曇らすことになってしまいます。

 

その一番大きな問題。

 

それは、そんな飼い主さんが嘆くように発せられる「この子(ペット)達は法律では物あつかいなんですね・・・」の言葉に凝縮されています。

私も葬儀の席上で幾度となく飼い主さんからそのような意味合いの言葉を聞いてきました。

 

ペットを家族と思っておられる人間にとっては、とても不条理な法律なのですが、我が日本国の法律ではペットは物として扱われるのです。

 

ですので、法的に加害者側を訴えた場合、加害者側の過失が認められたとしても加害者側に刑罰を望むことはほとんど不可能なことであり、ペットの価格相当額の支払い命令が加害者側に出されるに留まることがほとんどであります。

 

もちろん、飼い主さんが受けた精神的な苦痛や慰謝料は基本的には請求することはできません。

 

そのことを知ってる私にとって、ペットを交通事故で喪った飼い主さんからの質問は答えるのもつらいことばかりであり、、結果的に飼い主さんをさらに傷つけてしうまうようなこともありました。

 

現在、一部の動物愛好家団体は、それらの法律を見直すことを目標に行動を起こされておるようですが、今のところ、国家や世論を動かすようなとこまでは進んでいないのが現状であいます。

 

交通事故に限らず、ペットを好きな人間と、そうでない人間との間では温度差が在り、それは年々広がっているように私は感じているのですが、それは他人の話だけではなく、家族間であっても存在します。

 

世の中には動物をゴミと同じように考える人間も実際にいますし、そのような人に「ペットは家族」と言っても馬の耳に念仏にしかならないのかも知れません。

 

しかし、私は過去に自らの過失でペットを死に至らしめたドライバーが葬儀に参列され、飼い主さんと亡くなったペットちゃんに泣きながら謝罪されている姿を見たこともあります。

 

そのような人は自身もペットを飼われている人ばかりであり、飼い主さんの気持ちがわかるが故、自分の罪の深さも理解されているのだと思うのです。

 

 

今のところ、私はペットを交通事故で亡くした被害者側の経験しかありません。

しかし、この仕事を通じて加害者側の人達とも接する機会があったことは私の人生において、考え方や捉え方の幅が広がる結果にもなったのは事実であります。

 

 

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