2012-05

犬の火葬~寝屋川市のチワワ サンちゃんが望んだこと

チワワのサンちゃんがリンパ性の癌と診断されたのは8ヶ月前でした。

13歳と高齢なこともあり、手術に耐えれる体力がないと医師から言われ、投薬による治療を中心に闘病の日々が続いていました。

余命宣告は半年だったので、飼い主のIさんは「その日」が遠くないと覚悟はしていました。

Iさんはサンちゃんと二人で西宮市のマンションで暮らしていたのですが、サンちゃんが発病してからは寝屋川市の実家に戻っていました。

仕事にでかける昼の間、サンちゃんを一人で留守番させるのが心配でお母さんがいる実家に戻ったのです。

週末を中心に寝屋川市の実家にはサンちゃんも頻繁に行っていたので、新しい生活にはすぐに慣れました。

Iさんのお母さんもサンちゃんに温かく接してくれて、サンちゃんは西宮にいるときよりも元気になったように感じました。

医師から宣告された期間も過ぎ、Iさんは「もしかしたら、このまま元気になるかもしれない」と思ったほどです。

 

その日の早朝、Iさんは枕元で鼻をならすサンちゃんの鳴き声で目がさめました。

サンちゃんはお座りの姿勢のまま遠吠えをするような感じで「クォ~~ン」と悲しげ声を出していたのです。

サンちゃんが、こんな行動と声を出したのは、このときが初めてで、Iさんはすぐに異変に気付き、「サンちゃんどうしたの?しんどいの?」と話しかけました。

サンちゃんは横目にIさんの顔をチラっと見て、ゆっくりと伏せの姿勢をとりました。

「サンちゃん?しんどいの?サンちゃん?」とIさんが呼びかけましたが、サンちゃんは目だけを動かし、時折Iさんの顔をチラっと見るだけでした。

ただならぬ、Iさんの声を聞いたお母さんが部屋に入ってきて「どうしたの?」と尋ねました。

Iさんは「サンが変なの、しんどそうなの」と涙ながらに伝えました。

Iさんはサンちゃんを抱き上げようとサンちゃんの脇に手を回したとき、お母さんが「そのままにしといたり、その姿勢が一番楽なんや。そのまま看取ってあげなさい」と言いました。

母の優しくも強い言葉にIさんは「その時」が来たことを自覚しました。

あれだけ覚悟をしていたのに、いざ、その時がくると、悲しく心細く、Iさんは自分の無力さを嘆くしかできなかったそうです。

サンちゃんの背中を撫でてあげることしかできないIさんの肩をお母さんが優しく抱いてくれて、その時を一緒にすごしてくれました。

Iさんにとって、お母さんの存在は大きく、「一人なら耐えれなかった」と仰っていました。

 

サンちゃんがIさんの枕元で伏せの姿勢になってから2時間、細かい痙攣を何度か繰り返した後、サンちゃんはIさんとお母さんが見守る中、ゆっくりと瞼を半分だけ閉じ、永眠のときを迎えました・・・

 

その日の夜、サンちゃんの葬儀と火葬を実家で執り行われることになりました。

依頼を請けた私は、葬儀のときに、Iさんからサンちゃんの最後の話を聞き、「きっと最後を看取ってほしくってIさんをおこしたのでしょうね」と言いました。

Iさんは「そうだと思います。私が眠ってるとき、傍にくることはあったんですけど、鳴いたのは初めてだったから・・・」と涙ながらに言っておられました。

「すごく悲しかったと思いますが、サンちゃんが望んだ最後の時の過ごし方を叶えてあげれてよかったですね」と私が言ったとき、隣にいた、お母さんが「ほんとにそうよ。サンちゃんも喜んでるはずよ。癌なのにあんなに安らかに息を引き取ったんだから」と仰りました。

火葬が無事に終わり、サンちゃんの遺骨はプレシャス会館に納骨されることになりました。



Iさんは「当分、寂しいからこっち(実家)おっていい?」とお母さんに尋ねたところ、お母さんは「かまへんけど、自分の部屋くらい掃除しーや」と言ってました。

そんな会話に思わず笑ってしまった私にお母さんは「この子(Iさん)はほんまにだらしないんです。だからいつまでたっても結婚できないんですわ」と笑いながら仰ってました。

言われたIさんは「もう」とお母さんのお尻を軽く叩いていました。

 

愛するペットを喪ったとき、支えてくれる家族の存在はとても大きなものです。

Iさんに優しく逞しいお母さんがいて、本当に良かったと私は思いました。

遠方からの火葬依頼者の皆様

プレシャスの訪問火葬エリアは現在、関西の二府四県であります。

依頼がもっとも多いのは本社がある大阪で次いで支社がある京都です。

ところが、ここ最近、四国、中国、九州、中部地方の遠方から火葬の依頼、問い合わせが増えました。

関西に在住の親族・友人・知人さんからの紹介で弊社のことを知り、ホームページやこのブログを読まれて、「どうしてもプレシャスコーポレーションさんにお願いしたい」という、ありがたいお言葉を添えてのご依頼であります。

我々としても、なんとかご要望にお応えしたい気持ちはあるのですが、火葬車という特殊車両での長距離移動は想像以上に大変で、スタッフの負担なども考慮し、お断りさせていただいております。

ところが、中には新幹線や車で大阪までお越しになり、弊社会館にお越しになられる方もいらっしゃいます。

そのような方々が弊社に依頼した理由として、共通して口にされるのが「個別火葬」「立会い」「返骨」の言葉です。

そしてもう一つ、これは爬虫類、小鳥、リスやハムスター等の小動物の飼い主様が必ず仰ることが「骨を残してほしい」ということです。

弊社プレシャスコーポレーションがどんなに小さなペットであっても必ずお骨を残す火葬に拘ってきたことは過去にこのブログでも何度も話してきましたので、あえてここでは触れませんが、人間の火葬でも同様のように、ペットでも小さければ小さいほど、お骨を残すことは難しく、「骨を残してほしい」という依頼に対してお断りしている業者が大半を占めるのが業界の現状であり、その結果、遠方からの依頼者さんは友人等の紹介やネットを駆使して弊社に行き着いた方たちなのです。

今後、プレシャスコーポレーションでは、このような遠方からのご依頼に、どこまでお応えができるかが、会社の課題でもあり、そのためには会社規模の拡大が最良の解決策につながることは私も理解しております。

しかし、我々の仕事とは亡くなったペットとその飼い主様。つまり「死」と立会うと同時に「命」に向き合う仕事であり、そのことから導き出された会社理念を理解したうえで、遂行できる人材が必要であり、それが伴わないままでの規模の拡大は何の意味を持たないのであります。

 

おそらく、遠方からのご依頼は今後も増えてくるでしょう。

プレシャスコーポレーションの理念に共感を持ってくださる人からのご依頼は遠方であっても全てお応えしたいものであります。

そのために我々はその気持ちにお応えできる人材育成に最善の努力をし、少しでも多くの人のご要望に応えれる会社になれるよう、邁進していく心構えであります。

※関連ブログ

手動による火葬にこだわる理由}{小鳥の火葬}{小鳥の火葬 ~ ヒヨドリの葬儀と火葬



 

 

 

自分で作る遺骨のアクセサリーについてのQ&A

以前にこのブログで何度も紹介させてもらってる亡くなったペットの遺骨をガラス石材に融合させて作る遺骨アクセサリーの件ですが、現在、専門のホームページを製作中であり、公には告知していないのですが、そのことを、このブログで知り、会館のほうへ訪問してくださり、すでに作られた人もいらっしゃります。

中には名古屋から家族全員で来られた方もいらっしゃり、それぞれ、自分でカラーや大きさを決め、弊社の専属スタッフ指導のもと、自分の手で製作加工しておられます。



もちろん、皆さん、未経験者の方ばかりなので、難易度の高い箇所や最終仕上げはスタッフが責任をもって加工させてもらっております。

まだブログでしか告知していないにも関わらず、沢山のお問い合わせがあり、驚いておるのと同時に、よくあるお問い合わせ内容を下記にて返答させてもらいます。

Q1 プレシャスコーポレーション以外で火葬したペットの遺骨でも作れるのですか?

A1 もちろんです。弊社で承った火葬でなくとも遺骨があれば製作できます。

 

Q2 製作にかかる時間はどれくらいですか?

A2 平均して製作には20分、冷却時間に3時間ほどかかります。近辺の方は、その日のうち       に再訪問されて取りにこられますが、遠方の方は、お待ちになられるか、完成後            に自宅に郵送させてもらってます。

 

Q3 大きさによって価格はかわりますか?

A3 身につけるということを考慮して、大きさは平均して0.5~3cmの希望がほとんどなので     それによって価格は変わることはありません。大きさに関わらず1つ製作するのにかか       る費用は7800円です。

 

Q4 これを機に残りの遺骨は永代供養したいのですが、プレシャスさんでお頼みできます         か?

Q4 はい。会館内にある永代供養牌に埋葬させていただきます。

 

主にこのようなお問い合わせが多くあります。

また上記以外でお聞きしたいことがあればプレシャスコーポレーション本社

℡0669976888 までお問い合わせください。





 

※関連ブログ

遺骨をガラス石材に融合させて自分自身で作るメモリアルアクセサリー

世界に一つだけの

ペットの遺骨アクセサリー

自分で作るペットの遺骨アクセサリー

セレモニーグッズ~自分で作れるペットの遺骨アクセサリー

 

 

 

猫の火葬~守口市のクルミちゃんが天国に持っていった物

守口市の猫ちゃんの火葬依頼がありました。

チャトラのクルミちゃん 享年16歳

葬儀は行なわず、ご火葬のみのご依頼でありました。

葬儀は亡くなった当日にご家族だけで済まされており、クルミちゃんが亡くなった翌日にご火葬とお骨あげのみのご依頼でありました。

 

ご火葬のご依頼時間にクルミちゃんのご自宅に訪問した私は、玄関先に飼い主さんご手製の棺に横たわったままの状態で花と一緒におさめられたクルミちゃんに手を併せました。

飼い主さんの許可を得て、クルミちゃんに触れさせてもらった私はクルミちゃんの腹部に布が巻かれていることに気付きました。

飼い主さんが私に「それも一緒に火葬できますか?」と質問があったので、「素材は綿ですか?」と聞き返しました。

飼い主さんは「おそらくそうだと思います」と仰ったので「綿なら大丈夫です」と答えました。

私は、タオルのような形状の布を見て「これは服だったのですか?」と聞いたところ、訪問してから気丈に応対してくれた飼い主さんが涙を流され、その場に座り込んでしまいました。

 

私は、何かいけないことを聞いてしまったと思い「失礼なこと聞いてすいませんでした」と謝罪したところ、飼い主さんは首を横に振り「いえ・・・大丈夫です。取り乱してすいません」と逆に私に頭をさげられました。

少し間を置き「大丈夫ですか?」と聞いたところ、飼い主さんは「はい。すいませんでした」と涙を拭き取り顔をあげました。

飼い主さんは玄関のすぐ隣の部屋のドアをあけ、窓のほうを指さし、「その布はあの窓のカーテンだったんです」と言いました。

玄関からは見えにくい位置に窓があったので、私は飼い主さんに案内されるように、部屋に入りました。

窓には淡いブルーのカーテンがかかっており、右側だけ、30センチほど短くなっていました。

おそらくクルミちゃんに巻かれていた布はこの短くなった部分のカーテンだったんだと私は思いました。

私は飼い主さんに「このカーテンとクルミちゃんには、なにか縁のようなものがあったのですか?」と聞きました。

飼い主さんはカーテンのほうを見ながら「クルミはこのカーテンで遊ぶのが大好きだったんです。いつも風通しが良い右側だけを開けて換気していたんですけど、風に吹かれてカーテンが靡くと、クルミはすごい勢いでカーテンにジャンプして爪を立ててぶら下がって遊んでいたんです」と笑顔でクルミちゃんのエピソードを話してくれたのです。

その後、その部屋で1時間近く、お茶をよばれながら、生前のクルミちゃんの話を飼い主さんから聞かせてもらいました。

飼い主さんは話の最後に「クルミは本当にこのカーテンが好きだったから天国でも遊べるようにカーテンも一緒に神様のところへ持っていかせてあげたくて」と仰りました。

その後、クルミちゃんが安置された玄関先に戻り、私と飼い主さん二人で出棺し、自宅前にとめさせてもらった火葬車にてクルミちゃんは大好きだったカーテンと一緒に天に召されました。

30分で、火葬が終わり、飼い主さんは自らの手でお骨あげをされました。

お骨あげのとき、お骨だけになったクルミちゃんを見て私は「クルミちゃんはちゃんとカーテンを持っていきましたね。」と飼い主さんに話しかけると、飼い主さんは私のほうを見て「野村さんって見かけによらずロマンチストな人なんですね」と笑っておられました。

以外な返答に私は照れてしまい「いや、だって、なんというかカーテンがなくなっていて・・・まあ、火葬したから当然ですが」と、しどろもどろなことを口走ってしまいました。

そんな私を見た飼い主さんは、さらにお笑いになり「いえいえ。いいんです。本当にカーテンを持っていってくれたんですから」とフォローを入れてくれたのですが、その後、飼い主さんは赤面しながら後片付けをする私を見てずっと笑っておられました。

すっかりペースを乱された私でしたが、無事に返骨を終え、飼い主さんに挨拶を済ませ、車に乗り込みました。

 

通りまで、見送ってくださった飼い主さんは運転席の私に「本当にありがとうございました」と頭を下げてくださり、「本当にプレシャスさんにお願いしてよかったです。」と労いの言葉をかけてくれました。

私の運転する車が角を曲がるまで飼い主さんはクルミちゃんの遺骨を胸にだいたまま見送ってくれていました。

クルミちゃんの遺骨は49日間自宅で保管され、夏ごろに飼い主さんの実家の花壇に埋葬されるそうです。


犬の火葬~大阪市のパピオン ルルちゃんの最後のトリミング

大阪市のパピヨンのルルちゃんのご火葬のご依頼がありました。

享年14歳。

飼い主さんご手製の祭壇に寝かされているルルちゃんを見た私はイメージする耳が蝶のような形のパピヨンとは違い、サマーカットをしたばかりでチワワのような印象を受けました。

私は飼い主さんに「カットしてすぐ、お亡くなりになられたのですか?」と尋ねたところ、

「いえ、亡くなってからカットしてもらったんです」と涙ながらにお答えくださりました。

詳しく話を聞いてみたところ、カットの予約をしていた日の早朝に、ルルちゃんは亡くなり、カットのキャンセルの電話を入れたところ、トリマーの方がわざわざ自宅までお花を届けてきてくださり、自宅でカットもしてくれたとのことでした。

ルルちゃんは長年、そのトリマーさんにトリミングを担当してもっらっていたらしく、トリマーさんは泣きながら、ルルちゃんの最後のトリミングをしてあげたそうです。

飼い主さんは、カットしたルルちゃんの毛を大切そうにハンカチに包んでもっておられ、火葬のときも両手で握ったまま祈っておられました。

 

火葬がおわり、ルルちゃんのお骨はあげは飼い主さんの手でおこなわれ、自宅にて保管されることになりました。

ルルちゃんの骨壷はピンクの骨壷袋に施され、リビングのショーケースの中で元気だったころの写真と毛と一緒に収められました。

骨壷の脇に飾られたお花はトリマーさんがもってきてくださったもので、花束の中には「さようなら」ではなく「ありがとうルルちゃん」と書いた手紙が入っていました。

飼い主さんは、私が帰るときに玄関までお見送りしてくださり、「ありがとうございました」と労いの言葉をくれました。

私は「ルルちゃんは女の子なんで綺麗な姿で神様のところにいけて喜んでいると思います」と言ったところ、飼い主さんは大粒の涙を流しながらも、「はい。そうですね」と笑顔でこたえてくださいました。

私が担当したセレモニーで亡くなってからトリミングしていたのはルルちゃんが初めてでした。

人間でいう「死化粧」にあたるとしたら、それは我々、セレモニー会社の仕事なのかもしれません。

私はトリミングされたばかりの綺麗なルルちゃんの姿を思い出し、今後、そのようなサービスができないものかと考えされました。



 

 

 

 

 

 

亡くなったペットと過ごす火葬までの時間(とき)

ペットが亡くなって、弊社プレシャスコーポレーションのようなペット葬儀及び火葬会社に依頼して、ペットを火葬するまで間。

つまり自宅に安置される時間は、飼い主さんとペットの最後のお別れの時間でもあり、ほとんどの方が、平均して、この時間を1~2日間、お取りになられます。

梅雨時期から夏場にかけては、亡くなった当日にご火葬の依頼される飼い主さんが増えるのですが、これは、その時期が湿気や気温の影響で亡くなったペットの状態を綺麗に保つことが困難であるため、できるだけ綺麗な姿のままで見送ってあげたいという、飼い主さんの気持ちの表れだと思っています。

 

自宅に安置されている時間。ペットと飼い主さんの最後の時間の過ごし方はそれぞれで、ペットちゃんお気に入りの場所や愛用のベットに寝かせてあげ、好物やお花をペットの周りに置いてあげて一緒に静かな時間を過ごす飼い主さんもいれば、いつもの時間にいつもの散歩コースを、もう自分で歩かなくなってしまったペットちゃんを抱いて、散歩仲間たちにお別れの挨拶をして回られる飼い主さんもいらっしゃいます。

逆に、何も手に付かず、目に写る全てのものが、ペットが元気だった頃の思い出に繋がり、涙がとまらないまま最後の時を過ごされる飼い主さんも少なくはなく、そのような場合は、飼い主さんの気持ちを考慮して、亡くなったペットちゃんの状態を綺麗に保てるように施し、ご火葬の日を、翌日以降にずらしたこともありました。

 

過去にこのブログで何度も書いたように、私は亡くなったペットと過ごす最後の時間は、とても大切で有意義な時間だと思っており、ペットと飼い主さんにしか分からない特別な時間だと思っています。

それは飼い主としてペットにしてあげれる最後の責任ある行動であると同時に、共に過ごした家族に捧げる愛情の時間でもあるのです。

ペット火葬~大阪と京都の違い

関西の二大都市  大阪と京都

弊社プレシャスコーポレーションは大阪本社と京都支社が中心となって関西全域のペット葬儀と火葬のサービスをさせていただいておるのですが、同じ関西でお隣の町でありながら、大阪と京都では、弔いの作法が若干ではありますが、違いがあります。

 

それは葬儀の作法ではなく、お骨あげ後にその違いを感じます。

ペットを丁重に弔うという気持ちは大阪も京都も変わりはないのですが、ご火葬をして、お骨あげをし、遺骨を骨壷におさめた後、その処遇の方法が大阪と京都では少し意識が違うのです。

 

弊社の統計ですが、大阪の飼い主さんの場合、遺骨を骨壷におさめて自宅で保管される方の割合が7割以上であり、残りの3割は当社や他社の霊園にて永代供養されるか、自宅の庭や花壇等に遺骨を埋葬されて土に還されます。

京都では、これが、逆の割合になり、つまり、自宅で保管される飼い主さんが3割で土に還される方は7割以上いらっしゃいます。

大阪と京都では文化や歴史が違うのは当然なのですが、弔いの意識も違ってくるということなのでしょう。

ただ、自宅で保管するにしても土に還すとしても、ペットに対する愛情に差があるわけではなく、それぞれの飼い主さんが、愛するペットのことを考慮した結果、1番良いと思われた方法で供養されているだけであり、どちらが正しいという問題ではありません。

つまりは、価値観の違いであり、どちらの方法であっても、それぞれが、充分に考えた結果であれば、それが、1番良い供養であると私は思っています。

自分のペットの弔いについて他人がとやかく意見すること事態、おかしな話だと思いますし、自分の価値観を押し付けて、意見が違う人を批判するのは間違いだとも思います。

また「お金をかける=愛情」とも私は思っていません。

もちろん、葬儀の依頼を請け、その席上で遺骨の処遇の相談や質問があったときは、私が知ってる範囲で説明はさせてもらいますが、「こうしなければペットが悲しみます」とか「そんなことをすれば魂が神様のところにいけません」みたいなことは絶対に口にしません。

まず飼い主様家族がどのようにされたいかを充分に聞かせていただいたうえで、1番良い方法をアドバイスさせてもらっております。

共に暮らし、過ごしたペットの最大の理解者は飼い主さん家族であり、それが自宅で保管するにしても、霊園に納めるにしても、土に還すとしても、飼い主さんが決めたことであるならば、それが最良の供養になると私は思っています。

 

私が考える供養とは、お金ではなく、心でするものだと思っています。

亡くなったペットは目に見えない存在になりますが、心の中で生き続けてくれます。

引きずるのではなく、良い意味で、そのペットのことを忘れず、時に思い出し、懐かしむことが何よりの供養であり、先立ったペットたちが1番喜ぶことではないでしょうか?



 

 

 

 

セレモニーグッズ~自分で作れるペットの遺骨アクセサリー

過去にこのブログでも紹介させていただいている、遺骨アクセサリーですが、やはり人気は数珠タイプのブレスレットのようです。

遺骨を融合したクリスタルをメインストーンにして、脇を固めるパワーストーンの配列も自分の好みで作っておられます。

アクセサリーを作るために、遺骨を持参で来られた皆様は、最初は戸惑いながらも、弊社のスタッフのアドバイスのもと、自分で作っておられます。

もちろん難易度か高い工程や最終仕上げはスタッフが代わりにさせていただきますが、ほとんどの方が、出切るだけ自分の力でやり遂げるんだという姿勢が伺えます。

料金は1つ作るのに7800円でパワストーンとセットで作られる場合は12800円です。

最近はメインストーンを大きめにすることが人気のようですね。※(大きさによって料金は変わりません)

また、カラーは女性がピンク系で男性はパープル系を好まれる傾向にあります。

 



 

犬の葬儀・火葬~門真市の柴犬 無口なゴロウくん

柴犬のゴロウくん 享年16歳

「無口な犬やった・・・・」

これはゴロウくんのご火葬のときに火葬炉の煙突を見て飼い主さんが言った言葉です。

犬に無口という表現は少し変かも知れませんが、生前のゴロウくんを知ってる人ならピッタリな表現に感じると思います。

 

ゴロウくんは幼いときから、あまり吠える犬ではありませんでした。

散歩のときに大きな犬に出くわしても動じることもなく、度胸が据わっていた犬だったそうです。

たとえ、どんなに威嚇されてもジっと相手を見据えるだけで、吠え返したりすることもなく、普段の生活でも無駄吠えはしなかったらしいです。

 

そんなゴロウくんを飼い主さんは「昔かたぎというか、男らしい犬やった。犬というより息子みたいな存在やった」と話してくれました。

飼い主さんは一人暮らし。数年前に定年退職をむかえてからは、趣味である渓流釣りや登山を楽しむ生活を送っていらっしゃいました。

どこにいくときもゴロウくんと一緒で、釣りや登山仲間からもゴロウくんは愛されていたようでした。

「魚というのは人の気配がしただけで、逃げよるんですわ。だから足音もせんように近づいて釣るんですけど、ゴロウはそれがわかってるように、吠えることもなく静かにしてたんですわ」

私も釣りがすきなので、とても理解できる話でした。

「そういう意味では、邪魔にならんというのか、良い相棒でしたわ。そういう躾けをしたわけではないのに、もって生まれた性格ですな」

自宅の駐車場にとめさせてもらった火葬車の前で飼い主さんは懐かしむようにゴロウくんの話を私にしてくださり、私も話に聞き入りました。

「それが・・・」飼い主さんは急に黙り込まれ、少し間を置いてから「それが、亡くなる三日前に悲しそうな声で吠えよったんですわ。ゴロウが吠えるのは、よっぽどのことやと思うて、病院へ連れていったんですわ・・・もうそんときはかなり悪い状態で・・・施しようのない状態で・・・」

飼い主さんは急に黙りこまれ、遠くを見つめるような目をされ、静かに涙をながされました。

お気持ちを察することが出来ましたが、飼い主さんとゴロウくんの思い出と絆の深さに、私はかける言葉を見つけることができず「○○さん・・・」と静かにハンカチを差し出しました。

飼い主さんは「ありがとう・・・かまわへん」とハンカチを受け取らず、指で涙を拭い、独り言のように冒頭の言葉を仰りました。

 

ご火葬が無事に終わり、お骨になったゴロウくんを見て、飼い主さんは「ゴロウすまんかったな。お前ずっと我慢してたんやな。気付いてやれんですまんかった。許してくれな」とひざまづかれました。

私は飼い主さんを抱かかえるようにして「ゴロウくんは高齢でした。手術に耐えれる体力もなかったかもしれません。それに○○さんと一緒に過ごしてきっと幸だったはずです」と声をかけましたが、私の言葉は飼い主さんの耳に届くはずもなく、駐車場は重い沈黙に包まれました。

 

その後、飼い主さんは、ゴロウくんのお骨を一つ一つ丁寧に骨壷に納められ、しっかりと胸に抱いておられました。

すべてのセレモニーを終え、会社に向う車内で私は、飼い主さんのことが心配になると同時に自分の無力さを痛感していました。

火葬のときに飼い主さんが言った「やかましいのが居なくなると寂しいと言いますけど、おとなしいのが居なくなるのはもっと寂しい」

言われてみたら、その通りのような気がしました・・・

私は帰り際、私と飼い主さんの共通の趣味である、釣りを、機会があれば一緒に行こうと約束しました。

でも私はガサツな性格なので、ゴロウくんのように有能な相棒にはなれるように修行が必要かもしれませんね。



 

 

犬の葬儀・火葬~大阪市のパピオン ミミちゃんと飼い主様の姉弟愛

その日、Kさんが帰宅し、玄関のカギをあけようとしたとき、いつもの声と音がしませんでした。

Kさんの自宅の玄関扉は鉄製で、カギを開けようとバックからキーを出そうとしたときには、扉の向こう側で「ワン!ワン!」という鳴き声と一緒に扉を前足のツメでひっかく「キュッキュッキュッ」という音がするのです。
 
そして扉を開けると愛犬のパピオンのミミちゃんが待ちわびたとばかり、後ろ足だけで立ち上がるようにしながら飛び跳ねて迎えてくれるのがKさんが帰宅したときの光景でした。
 
11年聞きなれた声と音が聞こえないことでKさんは嫌な予感が頭を過ぎりました。
 
急いでカギを開け、ブーツを履いたまま静まりかえったリビングを通り抜け、ミミちゃんと自分の寝室のドアを開けました。
 
ミミちゃんはドアのすぐそばで横たわった状態で息絶えていました・・・
 
ミミちゃんは2年前から腎臓の病気を患っており、通院生活が続いていたのですが、春先に主治医の先生から「もう、そんなに長くはないと思います。おそらく夏はこせないのではないでしょうか・・・」と宣告を受けていました。
 
覚悟していたこととはいえ、直面した悲しい現実にKさんは数時間、何もすることができなかったそうです。
 
弊社プレシャスコーポレーションに火葬のご依頼をしてくださったのは東京にいらっしゃるKさんの弟さんでした。
 
弟さんは姉であるKさんからミミちゃんの訃報を電話で聞き、「姉が少し取り乱しているので」と代わりに弊社にお電話をくださったのです。
 
弟さんに大筋で葬儀の流れを説明したところ、「要点を3点だけ確認させてください」と仰り、
「単体(個別)で火葬してくれますか?」
「骨はかえしてくれるのですか?」
「立ち会えますか?」
と三つの質問をされました。
 
私は「はい。当社ではすべてそのようにさせていただいております」と答えました。
 
弟さんはKさんからミミちゃんの訃報を聞いて、「しっかりしなきゃ」と励ましながら、今、ミミちゃんに何をしてあげるべきかをKさんに冷静に説いておられたようでした。
 
Kさんから火葬の要望を伝え聞いた弟さんは自宅PCのネットから弊社を見つけお電話くださったのです。
 
弟さんは「かなり落ち込んでいるので、よろしくお願いします」とKさんの電話番号を教えていただき、私はKさんに電話をかけました。
 
Kさんは弟さんと話されたせいか、私が想像していたよりは落ち着いた声で、私の説明にしっかりと受け答えをされておりました。
 
翌日、寝屋川プレシャス会館でミミちゃんの葬儀と火葬が執り行われ、お骨あげまでの待ち時間のときに、Kさんの携帯に弟さんから電話が入りました。
 
弟さんの声を聞いて安心されたのか、Kさんは「うん・・・うん・・・」と涙を流しなら電話越しに会話をされておりました。
 
3分ほど会話をされたときKさんが「弟が変わってほしいと言ってます」と私に携帯電話を手渡してくれました。
 
私が「もしもし」と応答すると、弟さんは「このたびはすいません。姉のことよろしくお願いします」と言って手短に挨拶と労いのお言葉をくださりました。
 
面識の無い弟さんに対して説得力に欠ける言葉だとは思ったのですが「安心してください。私が責任をもって対応します」と言いました。
 
電話を切ってKさんに返すとき「いい弟さんですね」と言うと、Kさんは、少しだけ笑い「どっちが上(年上)かわからないです」と恥ずかしそうに答えていました。
 
ご火葬が無事に終わり、Kさんの手でお骨あげをしたミミちゃんの遺骨は骨壷に納められKさんに抱かれて自宅に戻ることになりました。
 
Kさんが会館を出られる帰り際、私は「弟さんによろしくお伝えください」と頭を下げたとき、Kさんは「弟はここ(プレシャスコーポレーション)以外に3社くらい電話で聞いたらしいんですけど、『ここが1番ええ』って言ったんですよ」と言ってくださりました。
 
私は「そうですが。それは恐縮です。ありがとうございました」と頭を下げました。
 
そしてKさんは「ほんとにココでしてよかったです。さすが弟です。だてに弁護士やってないですわ」と仰いました。
 
私は「ええ!弟さんって弁護士の方なんですか?」と驚くと同時に年齢のわりにしっかりとした弟さんの言葉遣いに納得したのでした。
 
愛する者を喪ったとき、その悲しみを分かち合える家族の存在はとても大きくそれに勝るものはありません。
 
たとえ離れて暮らしていたとしても、それは同じです。
私はKさんに優しい弟さんが居て本当によかったと思いました。
きっとミミちゃんも安心して天国にいけるはずです。

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