2012-01

メモリアル

弊社で取り扱いが決まったメモリアルグッズのサンプルが届きました。

1枚の写真を光が当たってる部分と影の部分をコンピューター解析し、3D画像を作り上げクリスタルの中に埋め込むという最先端技術の商品です。

まるでクリスタルの中に生きている小さなペットが入ってるように見えます。

ずっと見ていても飽きないほど不思議なものです。

ペットを喪った人たちの その後・・・

以前、このブログの{ペットたちが死の間際にとる行動・・・}で紹介させてもらったマルチーズのクックちゃん(享年16歳)の飼い主さんとお電話でお話しました。

 

私自身がセレモニーを担当したということもあったのですが、セレモニーの席上で飼い主さんから聞いたクックちゃんの話は私自身の記憶に深く残り、生前のクックちゃんを知ってるかのように錯覚するほど、印象深い犬ちゃんになりました。
 
もちろん、お一人暮らしで高齢に差し掛かかる年齢の飼い主さんのことも、ずっと気掛かりでしたので、機会があれば一度、お電話をしようと思っていたのですが、ずっと仕事に追われ、なかなかタイミングが合わず、年が明けてしまいましたが、ようやく先週、お電話でお話しすることができました。
 
飼い主さんは思ってたよりお元気な声で、電話に出られ、その後のことをいろいろとお話してくれました。
 
 
クックちゃんを失った悲しみから、完全には開放されてはいないようでしたが、クックちゃんのためにもクヨクヨするのだけはやめようと決め、日々、自分なりに楽しく生活することを心掛けているようでした。
 
友人たちから誘われ、カラオケとヨガを始めたらしく、その日あったことをクックちゃんの位牌に手を合わしながら、話しかけるのが日課になってるとのことでした。
 
以前より明るく健康的な生活をされてると聞き、私は少し安心したと同時に嬉しく思いました。
 
 
電話を切った後、私は自身が愛犬のランを失ったときにペットロス症候群になった小学生の頃を思い出していました。
 
そしてペットロスから立ち直るきっかけをくれた亡き父の写真が見たくなり、その日、帰宅したあと、古いアルバムをめくってみました。
 
アルバムの中に母と姉と私と亡くなった父と愛犬ラン全員が一緒に写った写真が1枚だけありました。
 
家族4人で写った写真や私と姉とランだけが写った写真はいっぱいあったのですが、家族全員で写った写真はその1枚だけでした。
 
古い写真なのでセピア色に変色していましたが、皆が笑っていてランも楽しげ表情で写真に収まっており、気が付けば30分ほど、その写真に見入っていました。
 
クックちゃんの飼い主さんを勇気付けるつもりが逆にこちらが勇気付けられる結果になり、私はアルバムを閉じました。
 
私にとっての父とラン。飼い主さんにとってのクックちゃん。先立った者は残された者に必ず何らかのメッセージや教訓を残してくれています。
 
そのメッセージをいかにとらえ、これから自分が進むべき道に、どう一歩踏み出すかが大切だと私は思っています。
 
それはペットや大切な人を失った人すべてに言えることで、失った直後は深い悲しみに包まれ、無気力で何もやる気が起こらないことは当然だとしても、その悲しみからいつまでも抜け出せず、塞ぎこんでいては先立った者たちが浮ばれず、安心してその場を離れられませんよね。
 
私たちの仕事は毎日のようにこの悲しみの最中の人たちと向き合う仕事でもあります。
セレモニーを通じて、その悲しみを少しでも分かち合うことを心掛けながら、残された家族の方たちが新たな一歩を踏み出せることを願い、自身の体験や同じ悲しみを背負った人たちのお話をすることがあります。
 
それらの話で、少しでも、それぞれが踏み出す一歩のヒントになってもらえればと思うと同時に、それが、亡くなったペットちゃんたちが私たちに託した役割であると考えております。
 
 

手動による火葬にこだわる理由

「爬虫類の火葬もできますか?」最近よく、このようなお問い合わせがあります。

もちろん可能であります。

価格は家族葬~火葬~返骨まで全て執り行って会館にお越しいただいての会館持込火葬で12000円、訪問家族葬で15000円にて承っております。

爬虫類は哺乳類や鳥類に比べて脂肪が少なく火葬のとき固体の大きさ以上の火力が必要となります。

ただ火力が強すぎると粉かな骨が燃え尽きてしまうため、微調整が必要となり、10分毎に火力のチェックしなければいけません。

そういった理由から、最近は爬虫類の火葬をお断りしている同業者も増えましたが、弊社は爬虫類に限らず、目視による微調整をやりながらの火葬を徹底しておるので、今後もお断りする予定はありません。

今年に入ってからの関西の天気はセレモニーの依頼が重なる週末を中心に雨が多く、そのような場合、傘をさしながら火葬をすることになります。

氷点下近くなった気温の中で冷たい雨にうたれながらの仕事は厳しいものがありますが、弊社の火葬のスタッフは決して火葬炉から離れることなく付きっ切りでお仕事をさせてもらっております。

見かねた遺族の方たちが、「お茶をいれたので中で休んでください」とありがたいお声をかけてくれることも少なくありませんが、我々が仕事場を離れることは決してありません。

それは10分毎に火葬炉の小窓から中の状態をチェックし、火力の微調整をやらないと、お骨を綺麗な状態で残せないことを知っているからであります。

そして亡くなったペットちゃんが火葬炉の中でお骨になり、家族の皆様の手によってお骨上げをするとき、細部にわたって残ったお骨、全てを骨壷におさめられる様子をみたとき、手動による操作の必要性を感じるのであります。

もちろん弊社の火葬炉にも自動装置はついております。

それでもプレシャスが手動による火葬を実施するのは、大切なペットちゃんのお骨を少しでも多く残し、ご家族の手にお返したいという気持ちの表れなのであります。

最後の二日間

冬本番を向え、弊社に寄せられる若く幼い命の弔報が後をたちません。

昨年の春以降に生まれたペットちゃんにとっては当然ながら初めての冬であり、まだ生まれて間もない赤ちゃんなら尚更、冬の寒さは厳しいものであります。

また幼いペットの体調の変化は急激で、前日までは普通にミルクを飲んで元気に走り回っていたのにも限らず、翌日、急死したという話も少なくありません。

大阪北区の生後、7ヶ月のチワワのトムくんは、普段と同じように朝食をとったあと、突然、痙攣を起こし、そのまま、還らぬ犬となりました。

弊社にお電話を下さったのはトムくんの飼い主さんのお母さんでした。

「大阪で一人暮らしをしている娘のペットが突然死して娘が取り乱しています。大阪に身寄りがないので、先に様子を見にいってくださらないでしょうか?」というセレモニーの依頼というより娘さんを心配してのお電話でした。

状況を理解した私はお母さんからご住所を聞き、娘さんのマンションに向かいました。

ただ、このような場合、私たちのような仕事関係の人間が行くと、逆効果のときもあるので、事前にお母さんから娘さんに電話だけ入れておいてもらいました。

マンションに到着し部屋のインターホンを押しました。少し間があった後、応答があり、私は身元を名乗り、部屋に通されました。

トムくんはソファーの上のクッションの上に寝かされた状態で眠っていました。

娘さんは、ただ泣きながらトムくんの頭を撫でておられました。

1時間近くこのような状態が続いたとき、私が持参した花を見た娘さんが振り返り「どうすればいいのですか?」と私に尋ねました。

私は「今日はセレモニーをしに来たのではありません。お母様が心配して私の会社にお電話くださったので、伺っただけなのです。ですので、私にできることがあれば言ってください」と言いました。

娘さんは「このままもう少し一緒にいたい」と泣きながら言ったので「当然だと思います。この季節なら暖房のない場所に移動してもらえれば二日は状態が保てますので、セレモニーはその後でも遅くありません」と説明しました。

この会話で娘さんは少し落ち着かれたようで、あらためて私に頭をさげてくれました。

トムくんが綺麗な状態を保てるようにいくつかのアドバイスをしたあと、部屋を出てお母さんにお電話で、報告をしました。

 

その後、娘さん、お母さんそれぞれに数回、お電話でやりとりをし、二日後、再度、娘さんのマンションに向かいトムくんのお別れのセレモニーを執り行いました。

娘さんはトムくんを暖房のない場所に移すのではなく、部屋の暖房を切り、自分が厚着をして二日間過ごされたようでした。

そのおかげで、トムくんは硬直が進んでいたとはいえ、二日前と変わらぬ綺麗な状態でそこに居ました。

少し硬く冷たくなってしまったトムくんに旅装束の衣装を施し祭壇の上に寝かせてあげたあと、娘さんと私はお焼香をあげ、花を手向けてあげました。

二日間、トムくんと一緒に居たことで、娘さんは幾分かは平静さを取り戻したようで、私に生前のトムくんのいろいろな話を聞かせてくれました。

1時間ほど二人でお話した後、火葬をするため、弊社提携のお寺に向かいました。

私が運転する車の助手席の娘さんに抱かれたトムくんは本当に眠っているようにしか見えませんでした。

それだけに火葬炉に入れるとき娘さんは戸惑いの気持ちが出てしまい、なかなか、トムくんを離すことができませんでした。

その時、娘さんの携帯電話にお母さんから着信があり15分ほど話した後、「母が変わってくださいと言ってます」と言い、私に電話を渡されました。

お母さんは私に「何から何まで本当に迷惑かけてすいません。もう大丈夫だと思いますのでよろしくお願いします」と言ってくださいました。

電話を切り、娘さんに電話を渡そうとしたとき、娘さんは火葬車から少し離れたところをトムくんを抱いたままゆっくり歩いていました。

私は娘さんが最後のお別れをしてるんだとわかったので、言葉をかけずじっと見守っていました。

数分後、娘さんは「お願いします」と言ってトムくんを私に預けました。

私は「いいですか?」と言ってトムくんを丁重に受けとり、火葬炉に入れ火葬炉の扉を閉めました・・・

全てのセレモニーを終え、マンションに戻る車中、「二日間、お食事はちゃんととっていたのですか?」と尋ねたた私に娘さんは黙って首を横に振りました。

「食欲が出ない気持ちはわかりますが、娘さん自身が体調を崩されては元もこうもありませんよ。お母さんもそれを心配されてました。悲しい気持ちの中でも普段の自分を取り戻すことが、これから何より大切です」

そう別れ際に言った私に娘さんは笑顔で「はい」と答えてくれました。

それから三日後、お母さんから電話が入り、御礼の言葉と娘さんが少しずつ前向きに生活していることを聞き私は安心しました。

さらに二日後、娘さんからのお手紙が届き、「トムのためにも頑張って生きていきます」と力強い言葉で〆られた便箋を見た私の心は少しだけ温かくなりました。

 

突然の悲しみ

都島市のネコのカムちゃんが自宅からいなくなったのは昨年の秋ごろでした。
 
カムちゃんは赤ちゃんのときから室内のみで生活していて、お一人暮らしの女性の飼い主さんの元、幸に暮らしていました。
 
飼い主さんがお仕事に出かける夜間は、カムちゃんはひとりで留守番することが日課となっていたらしいのですが、トイレも決められた場所でするお利口さんで、部屋を散らかすこともない、おとなしいネコちゃんだったそうです。
 
その日も飼い主さんが仕事を終え、帰宅したとき、いつもなら玄関のドアを開けたら勢いよく駆け寄ってくるカムちゃんだったのですが、その気配がありませんでした。
 
最初は眠っているのかと思い、電気をつけて部屋を見渡したのですが、いつもいるソファーにもベットにもカムちゃんの姿はなく、浴槽やトイレ、ベットの下も全て探したのですが、見当たりませんでした。
 
不安にかられながらも部屋中を探していたとき、いつも閉まってる窓が10センチほど開いてることに気づきました。
 
確かに自宅を出るときに閉めたはずだったのですが、カギを閉め忘れたようで、おそらくカムちゃんは自力で窓を開け外に出たようでした。
 
飼い主さんは外に出て自宅周辺をカムちゃんの名前を呼びながら探しました。
 
公園や路地、駐車している車の下も考えられる場所を全てさがしたのですが、見つからず、昼ごろには親しい友人にも協力してもらい一緒に探してもらったのですが、とうとうカムちゃんは見つかりませんでした。
 
友人や知人は「ネコは家出するものだし、そのうちヒョコっと帰ってくるよ」と慰めてくれたのですが、外の世界を知らないカムちゃんが車が多い大阪の街を出歩いてると思うだけで、飼い主さんは心配でなりませんでした。
 
その日、寝ずにカムちゃんを探し続けた飼い主さんは出勤の時間になり、カムちゃんがいつ帰ってきてもいいように、無用心なことを覚悟して窓を開けたまま職場に向いました。
 
仕事中もおぼつかない状態でカムちゃんのことだけを考えていましたが、仕事が終わると、急いで自宅に戻り、カムちゃんの姿を探しました。
 
部屋に戻ってないことがわかると、また外に出て、カムちゃんを探しました。
 
カムちゃんの写真を載せたビラを作成して付近の電柱に貼り、情報提供も呼びかけました。
 
そんな、眠れない日々が1週間続いたある日、部屋でインターネットの迷いネコの掲示板をチェックしていたときカムちゃんの鳴き声が聞こえたような気がしました。
 
カムちゃんがいなくなってから、物音に過敏になっていた飼い主さんはカムちゃんの鳴き声や気配がするたび外に出て探いたのですが、それらはすべて幻聴で、カムちゃんの姿はありませんでした。
 
ところがその日は幻聴ではなくハッキリと聞こえたのです。
 
飼い主さんは勢いよく玄関のドアを開けました・・・
 
そこには下半身を血に染めたカムちゃんの姿がありました。
カムちゃんは薄れゆく意識の中、飼い主さんを見上げ、絞り出すように小さな声で泣いていたのです。
 
飼い主さんは泣きながらカムちゃんを抱き上げ、タクシーで病院に向いました。
 
カムちゃんは病院に向かうタクシーで意識を失い、そのまま息を引き取りました。
 
病院で可能な限り治療をほどこしたのですが、カムちゃんが還ってくることはありませんでした・・・
 
 
医師の説明によると「おそらく車かバイクのタイヤに下半身をひかれたことによる、複雑骨折と内臓破裂による出血性ショック死」ということでした。
 
 
カムちゃんの葬儀を弊社で執り行うことになり、つぶされたカムちゃんの下半身を白い綿の布で包みその上から旅装束を施した上で祭壇に寝かせてあげました。
 
お電話でご依頼があったときからセレモニーの間もずっと泣いておられた飼い主さんは窓のカギを閉め忘れた自分を責めておられるようでした。
 
セレモニーを担当した私は飼い主さんのお話にうなずくだけで、飼い主さんの気持ちが少しでも和らぐような言葉を見つけることはできませんでした。
 
このような、突然訪れた深い悲しみに打ちひしがれている方に私たちのようなセレモニー会社の人間の言葉は、どうしても上辺で他人事のような響きにしか写らならないことも長年の経験で、知りました。
 
でも私たちプレシャスコーポレーションは単なるセレモニー会社ではなく亡くなったペットちゃんと残されたご家族のことをも考慮して、可能な限り最良と思えることを柔軟な姿勢で実践したきた会社であると自負しております。
 
カムちゃんのセレモニーの10日後、私はカムちゃんの飼い主さんにお電話しました。
飼い主さんはセレモニーの時に比べ幾分か気持ちが落ち着かれたような声で恐縮にもセレモニーを担当した弊社に対し御礼のお言葉をかけてくださいました。
 
カムちゃんが亡くなってから3日間ほど、お食事もとれないような状態だったよですが、今は、少しは食事もすすむようになられたとのことでした。
 
お電話を切る最後に私は
「カムちゃんが亡くなったことは事故ですし、防げなかったと思います。でもカムちゃんが最後の力を振り絞って家に戻ってきたのは○○さん(飼い主様の氏名)に助けをもとめたのもありますが、○○さんに会いたかったのと自分の最後を看取ってほしかったからだと思います。もし、あのままカムちゃんが路上や空地で人知れず亡くなっていたら、○○さんは一生カムちゃんを待たなくてはいけなくなるじゃないですか・・・そうなったら死んでも死にきれないと思ったカムちゃんが○○さんに示した最後の愛なんではないでしょうか?」
 
この意見には賛否両論があると思います。
けれどもカムちゃんの飼い主さんは
 
「ありがとうございます。カムが死んだのは悲しいことだけど、最後に私の手の中で死なせてあげれたことだけでもよかったと思っています。もし、あのまま、いなくなったままなら普通の生活もできてなかったと思います。・・・今も悲しいけど、仕事も休まずにいってます。カムは私が心配性なのを知ってたから、きっと・・・」
 
その後、涙で言葉にはならなかったですが、飼い主さんが私に何を言おうとしたかは伝わりました。
 
悲しみの場に立ち会うセレモニー会社はある意味つらい仕事であります。
それでも、大切なペットを亡くされたご家族の悲しみとは比べものになりません。
 
だからこそ、そんなご家族の方に亡くなったペットちゃんたちの心の代弁者になるべく、私たちは、これからも「死」という現実に目を背けることなく「命」と向き合っていこう思っています。
 
 
 
 

同志

「真夜中でも来てくれるのですか?」
北区にお住まいのトイプードルのラムちゃんのご家族より当社のフリーダイヤルに、そのようなお問い合わせがあったのは正月の3日でした。
 
「セレモニーの予定が重ならない限り、可能ですよ」と私がお答えすると、
「仕事が終わるのがだいたい夜の2時過ぎなので、帰れるのは3時頃になるのです。それでもいいですか?」とお聞きになられたので、「その時間は他のセレモニーの予定が入っていないので大丈夫です」と答えました。
 
前ブログでも書きましたが、小さな犬ちゃんや猫ちゃんの体調が急変するこの季節は、
1年で最も多くセレモニーの依頼があります。
 
特に今年のお正月に関しましては日程が重なりお受けすることよりお断りすることのほうが多かったのですが、深夜の時間帯はセレモニーを希望される方が少ないため、ラムちゃんのセレモニーを弊社で承ることになりました。
 
そのお電話でのやりとりの際、セレモニーの詳細と料金の説明をさせてもらったとき、このような質問がありました。
「骨壷や祭壇とかは別費用なんでしょう?」
「正月料金や深夜料金はかかるのですか?」
 
これはラムちゃんのご家族に限らず、お電話でのお問い合わせで皆様が必ず質問されることなのですが、そう質問されるのには理由があり、過去にペットの葬儀及び火葬の依頼を他社に頼まれた際、葬儀に必要な備品等を別料金で請求され、最終的には倍額近い、時にはそれ以上の費用負担があった苦い経験から出てくることだと理解しております。
 
当ブログでも過去にプレシャスコーポレーションの料金に込められた思いで説明させてもらったことがあるのですが、弊社では全てセット価格で対応させてもらっており、別料金はかからないシステムを採用しております。
 
それでも、このような質問が後を絶たないのは葬儀業界の金満主義とも言うべき、オプション設定による過剰請求の実態とそれに伴う業界全体への不信感の表れだと私は考えています。
 
ラムちゃんの家族の方とのお電話でも、それらの質問と返答を繰り返し、最終的には「私を信じてください」と心を込めて言いました。
 
いくら大手のウェブ上に掲載されてるからといっても、信頼される方からのご紹介でもない限り、ネットで検索した会社の人間との電話越しの会話だけで信頼関係を築けるはずもないことは承知の上ですが、私達には私達を信じてもらうことからしか始まらないことを過去の経験で学びました。
 
ラムちゃんのご家族は私を信頼して下さり、その日の3時に自宅マンションにて家族葬を執り行ってくださりました。
 
ラムちゃんのセレモニーは深夜から早朝に差し掛かる時間帯にも限らずラムちゃんのご家族と同じ職場の皆様も参列して下さり、皆様が持ってこられたたくさんの花に彩られた素敵なセレモニーになりました。
 
時間帯を考え、お経の読経は取り止めたものの、ラムちゃんのご家族が用意された「千の風」を低音量で流かし、弊社の祭壇セットに旅装束を施したラムちゃんを寝かせあげ、皆様のお持ちになってくれたお花でラムちゃんを包み込むように囲い、参列された方、全員によるご焼香が行われました。
 
参列されたラムちゃんのご家族のご同僚の方たち皆様もペットを飼われてる方だったので、担当した私に「これって費用はいくらなのですか?」と尋ねてこられました。
 
私はラムちゃんの家族の了解を得て、「ラムちゃんは5キロ以下の小型犬なのでセレモニー、ご火葬、お骨上げ、返骨までさせていただいて21000円です」と答えました。
 
その場に居た全ての方が私の名刺と会社のパンフレットをいただきたいと要望があったので、渡すと同時に私達プレシャスコーポレーションの理念を伝えました。
 
ラムちゃんは自宅マンション前の駐車スペースにて火葬車で天に召された後、ご家族の手によってお骨上げされ、ラムちゃんが生前につけていた首輪と同じピンク色の骨壷袋に包まれてご家族に戻されました。
 
ラムちゃんのご家族は骨壷に収まったラムちゃんを大切そうにを胸に抱きながら「本当にありがとうございました」と頭をさげれくれました。
 
私は「とんでもございません。これが私達の志事です」と深く頭を下げ、
「業界では言ってはいけない不謹慎な言葉ではありますが、ラムちゃんの気持ちと重ねて言わせてくだい。大切に弔っていただき『ありがとうございました』」と言いました。
 
ご家族は涙を流しながらも笑顔で応えてくださり、数時間前にお電話で話したときとは別の
目でセレモニーを担当した私を労ってくださりました。
 
全てのセレモニーが終了する頃には朝日が登っており、ご家族は元より参列された皆様が見送ってくださるなか、悲しみの中でも清清しい気持ちでラムちゃんマンションを後にする私は、また一人ペットを愛する同志が増えた喜びを強く感じました。

年が明け お正月をのんびり過ごしている方も多いと思いますが私をはじめプレシャスコーポレーションのスタッフは日夜を問わず邁進しております。
 
冬の本番を迎える日本のお正月はペットにとって、もっとも体調を崩す季節でもあります。
 
年中無休の24時間体勢でペットセレモニーを承っている弊社にも多くの悲報とともにセレモニーの依頼がありました。
 
 
そのなかにはペットの体調がおもわしくないため、予定されていた帰郷や家族旅行を中止されたご家族もたくさんいらっしゃいました。
 
そういうご家族のためにも、ひとつでも多くのお別れのお手伝いをさせてもらいたく、できる限りの日程を組みスタッフ総出で対応させてもらいました。
 
ただ、日程が重なった場合は、正月に限らず、お断りさせてもらうのですが、中には「どうしてもプレシャスさんにお願いしたい」という、我々にとってはありがたいご依頼もあり、そのような場合は翌日以降に伸ばしてもらっております。
 
冬ということもあり、亡くなったペットちゃんを暖房のない場所に移してもらうことによって、1~2日間は状態を保つことが可能だからです。またペットちゃんの種類や大きさによっては冷却剤などを使ってもらい、日程調整の後、対応させてもらっております。
 
 
このように大切なペットのお別れの儀に当社のセレモニーを選んでくれたご家族のほとんどが、以前、別のペットちゃんのセレモニーをプレシャスに依頼された方やそのよう方々からのご紹介によるものだったのですが、中には初めて弊社にご依頼された方も少なくありませんでした。
 
そういった初めて弊社をご依頼された方に、セレモニー終了後、なぜプレシャスを選んでくださったのかと尋ねると、当HPやこのブログを見て決めましたという、本当に有難いお言葉をもらうこともできました。
 
そしてセレモニーの後、「本当にプレシャスさんに頼んでよかったです」と言われると「我々の目指そうとしていることは間違ってはいないんだ」と勇気づけられると同時に感謝の気持ちでいっぱいになります。
 
 
 
今年もたくさの出会いと別れがあることでしょう。
そのひとつひとつすべてに意味があり、何らかのメッセージを残してくれると思っています。
 
そのすべてを受け止めながら私たちプレシャスコーポレーションは業者の作業ではなく、おくりびとの志事としてペットちゃんと、その家族のお別れのお手伝いをしていく心構えであります。
 

新たな心で

新年明けましておめでとうございます。

本年も誠心誠意サービスに努めてまいりますので

相変わらずのご贔屓の程よろしくお願い申し上げます。

 
さて、昨年末の当ブログの最後を締めくくる題材に鶴見区の
ハムスター、ハムタくんとそのご家族の「絆」について書かせてもらいました。
 
 
ブログで紹介したハムタくんのお話には、たくさんの方々よりハムタくんの家族様への共感とお悔やみ、そして賛美と労いのお言葉をいただきました。
 
ハムタくんと同じハムスターのご家族(飼い主様)は元より、犬ちゃん、猫ちゃん、小鳥等、違う種類のご家族様も含まれていました。
 
ほとんどの方が「ハムタくんもご家族も精一杯頑張ったと思います」や「きっとハムタくんは幸だったと思います」等、労いとお悔やみの言葉が中心だったのですが、中には「自分はそこまでペットと真剣に接しているのか?」や「自分は飼い主失格だと思った」等、ハムタくんとハムタくんのご家族の姿と、自身のペットに向き合う姿勢を重ねて、「考えさせられた」と自問自答される方も少なくありませんでした。
 
私は、個々の価値観や生活環境等の差があるにせよ、ペットと共に生活をする家族の方々がこのように常日頃から「ペットと自分の在り方」を日々の生活の中で「考える」ということは、とても大切なことだと思っています。
 
 
ハムタくんのことをブログに書かせてもらってから3日後、ハムタくんの家族の奥様からセレモニーを担当した弊社にお礼とハムタくんとご家族の日々を綴ったお手紙。そして生前、元気だった頃のハムタくんのお写真をいただきました。
 
ご家族の「その後」も含め、お手紙の内容は、あらためてペットと共に過ごす家族の在り方を考えさせられる内容でありました。
 
そこで2012年の最初のブログに、その手紙をそのまま掲載させてもらうことにしました。
※(個人情報は伏せさせてもらいます)



 

 
 
 
                 ハムタくんのご家族の奥様からの手紙
 
 
プレシャスコーポレーション様
 
先日は私たちの家族、ハム太の葬儀でお世話になりました○○と申します。
葬儀の際には私達家族と変わらない温かい気持ちで見送っていただき本当にありがとうございました。
 
又、ブログの件でお電話ありがとうございました。
まだ思い出すとついつい涙が出てしまってすいませんでした。
 
電話を切ってから、きちんとお話できていなかった事に気づき、慌てて筆をとった次第です。
 
何をお話したかもよく覚えてなくて本当に失礼しました・・・
 
 
ハム太の腫瘍が見つかったのは今から半年ほど前です。
 
病院で検査をしてもらった結果 悪性のリンパ腫とわかり、手術はできず抗癌剤のお薬とプロポリス、アガリスクのお薬を飲んでいました。
 
水を飲まない子だったのでお薬の液体を飲んでくれるのかと心配してましたが、ハム太はほぼ毎日しっかり飲んでくれました。
 
あっという間に腫瘍が増えて大きくなって、上半身が腫瘍でうめ尽くされてるような大きさになりました。
 
両手が出なくなって、えさも食べられなくなり、大好きなひまわりの種も自分で皮をむいて食べれなくなりました。
 
皮をむいて平らな小皿に置いてやると口だけで、がんばって食べていました。
エサのペレットは食べれないので病院で粉になったペレットをお湯でトロトロにして小さい注射器で与えていました。
 
1日3回毎回食べてくれるとホッとして少ししか食べないとしばらく心配で離れられず、よくハム太に大丈夫・・・?って話しかけてたのを思い出します。
 
みるみるうちに片目が腫瘍で開きにくくなって、両手が使えないので体勢を少し変えることもすごく時間がかかるようになり、主人が毎日、朝と夜、体をふいてやって私も同じ体制で体が痛くないかとやさしくマッサージしてやったりしました。
 
マッサージすると気持ちいいのかわかりませんが目を閉じてじっとしているので気持ちいいように見えたものです。
 
その頃からハム太にがんばれって言えなくなりました。
 
どうかできるだけ苦しまずに天国に行かせてあげたいと・・・・
 
毎朝生きてると確かめてはホっとする反面そればかりを考えている 
そんな感じでした。
 
亡くなる2週間前に呼吸が苦しいようなとにかく様子がおかしかったので慌てて病院に連れていくと、肺や心臓に水がたまっているのか、腫瘍での圧迫なのかわからずレントゲンでは腫瘍のまわりにも、たくさんの水がたまっているので内臓が見えないとのことでした。
 
酸素BOXに入れてあげると楽かもしれないと聞き、急いで梅田まで主人が調達に行きました。
 
お店が閉まる時間だったのですが、事情を話してお願いすると、お店の方が待っていてくださり本当にありがたかったです。
 
これ以上しんどい思いをさせて延命することはしたくなかったのですが、亡くなるにしてもできるだけらくに・・・
 
そんな環境を作ってあげたかった。
 
息が苦しい中、死んでしまうのはかわいそうすぎると・・・
 
 
ハム太はそれから亡くなる日の前日まで、お薬を飲んでトロトロのご飯をおいしそうに食べていました。不思議なことに亡くなる前日の朝からもう出ないと思っていた両手が出ていたのです。
 
なぜだか本当に不思議なのですが神様がそうしてくれたのかもしれません。
 
次の日の朝にうすく目を開けて静かに息をするハム太を見て、もうすぐにわかりました。
初めて「ハム太もうがんばらなくていいよ。ハム太はどこにいてもずっとずっと家族やからみんなの心の中にずっといるんやで」と言ってあげることができました。
 
小学2年の息子は学校から帰ってきて、ハム太が亡くなった事を伝えるとぐっと口を横に力を入れて必死に涙をこらえていました。泣いていいんやで と言っても声をあげて泣く事はお葬式の間も 結局最後までありませんでしたが泣くのをこらえてのどが痛くなって目はずっと真っ赤でした。
 
先日、なんでがまんしたん?と聞くと泣いたらずっと泣いてしまうから我慢したと言ってました。
彼なりに一生けん命うけとめないといけない事をわかって努力していたんだなぁと ハム太が成長させてくれたんだなぁと感じました。
 
小さな小さな短く尊い命をもって私達に命はとても大切だという事をハム太は教えてくれました。
 
今回はきちんとお葬式をしてハム太のお骨を拾い集めて息子を含め私達も心の整理ができ、ゆっくり前を向く事ができました。
 
息子は空を見上げるたびにあれハム太かな?と星を指さしていますが、ニコニコしながら手を振ってる横顔を見てホッとしています。
 
 
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
ついつい長くなってしまい申し訳ございませんでした。
 
寒い日が続きますので体調など崩されませんように皆様お元気で
 
本当にありがとうございました。
 
 
 

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