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最終章 納骨堂で泣いていた女の人

私は祭壇のCちゃんに装束を着せてあげた後、合掌をし、お経をあげました。

Kさんは合掌をしたまま目を閉じておられたのですが、その表情は穏やかなものでありました。

 

その後、お焼香の儀を経て、最後のお別れの時間になり、KさんはCちゃんを膝の上に寝かせながら、赤ちゃんを寝かしつけるように、Cちゃんの腰のあたりをトントンと優しく叩いて、その時を過ごされました。

 

膝の上のCちゃんの顔を静かに見つめるKさんの目には、薄っすらと涙が滲んでいましたが、それは五日前にKさんが納骨堂で見せた、Cちゃんの死を悲しむ涙とは違い、別れを惜しむ涙のように、私には見えました。

 

20分ほど、Kさんは、そのようにして過ごした後「お願いします」と私に出棺の意を伝えたのです。

 

Kさんは自らの手でCちゃんを火葬炉に納めた後、肩を震わせながら合掌をしてお見送りされていました。

そして私はKさんに確認をした後、火葬炉の点火のスイッチを入れたのです・・・

 

火葬が始まってもKさんはその場で合掌をしたまま、小さな声で「ありがとう・・・」と何度も繰り返すように言っておられました。

30分後、火葬は無事に終わったのですが、Kさんはその間、火葬炉から離れることはなく、最後まで合掌をしてお見送りをされたのです。

 

お骨になったCちゃんを目にしたとき、Kさん唇を噛むようにして涙を流されましたが、それでも気丈に全ての遺骨をお骨壺に納められ、最後まで立派にセレモニーをやり遂げられました。

 

お骨壺を大切そうに胸に抱きながら、私に深く頭を下げて「ありがとうございました」と言ったとき、Kさんの目から涙は消えており、私も頭を下げてKさんの見送ったのです。

 

私は帰っていかれるKさんの車を見ながら、Kさんが、どんな気持ちで五日間を過ごされたのかを考えていました。

おそらく、Kさんは、Cちゃんの死という悲しい現実に、何度も目を背けそうになりながらも、懸命に、その現実と向き合い、少しずつ受け止めていったに違いありません・・・

 

その間、いろんな葛藤があったことは私にも想像できました。

 

大切な存在との死別は、これ以上ない悲しみであります。

 

若いKさんにとって、Cちゃんとの別れは今までの人生で一番つらい出来事だったかも知れません。

 

しかし、生きていく中で、この悲しみは避けては通れないことでもあり、最終的にKさんはそれを悟ったうえで受け止められたのだと思います。

 

それを物語るように、この日のKさんは五日前とは別人と思えるほど、気丈な表情をされてCちゃんのお見送りをされました。

 

この経験はKさんの今後の人生において、必ずプラスになることでありましょう。

 

そう思うとKさんの悲しみの五日間は、とても大切で貴重な五日間だったように私には思えてくるのです。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

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