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最終章 悲しみが深いゆえ

そして、5分後、Uさんと奥さんと二人のお子さんがご家族揃われて下に降りてこられたのです。

 

ご家族立会いのもと、火葬は無事に終わり、Uさん家族は遺骨に生まれ変わったチワワちゃんと対面をされました。

 

遺骨を目にしたUさん家族は、あらゆる思いが交差する中、冷静に、かつ丁寧にチワワちゃんの遺骨を骨上箸でお骨壺に収めておられました。

そのとき、Uさん家族の目には涙は無く、最期まで優しい眼差しのまま収骨を終えられたのです。

 

お骨上げを無事に終えたUさん家族とは、そこで別れることになり、私は「本日は寒い中、お立会いしてくださりありがとうございました」とお礼を述べた後、火葬車に乗り込みました。

 

下のお子さんを抱いたUさんは頭を下げて見送ってくださり、左手で上のお子さんの手を握り、右手でお骨壺を胸に抱いた奥さんは声にはならなかったものの、口の動きから(ありがとうございました)と言っておられるのが伝わりました。

 

それを、見届けた後、私は火葬車から頭を下げ、Uさんのマンションを後にしたのです。

 

 

愛する家族であるペットを喪ったとき、その現実をどう受け止めてよいのかさえわからなくなるものであります。

その悲しみと戸惑いから、葬儀や火葬に立ち会うことを拒まれる飼い主さんもいます。

もちろん、その気持ちは私にも理解できます。

 

四回に渡って書かせてもらった今回のブログをお読みになられた人は、私のことを、悲しい気持ちの飼い主さんに是が非でも立会いを強要している非情な人間のように映ったかもしれません。

確かに私はペットとの別れがつらければつらい人ほど、悲しみが深ければ深い人ほど、その別れのセレモニーに立ち会ったほうがいいと考えているのは事実であります。

それは、私が飼い主さんの今現在の悲しみよりも、先々の後悔の念を避けたい気持ちを重視しているからに他なりません。

 

弊社のプレシャス会館には納骨堂があるので、セレモニーの後日、ペットを喪った飼い主さん達とお会いする機会も多く、そのときに色んなお話をする機会もあります。

 

時が経ち、ペットの死を現実のものと受け止めたとき、ちゃんとお見送りしてあげれなかったことで、自分自身を責め、後悔される飼い主さんは決して少なくありません。

 

そのように後悔の残るお見送りをされた飼い主さんは口々に「ちゃんと立会いしてあげたかった」「自分の手で骨を拾ってあげたかった」と涙ながらに口にされるのです。

 

そんな飼い主さんを数多く見てきたからこそ、私はそのことを重視しているのであり、深い悲しみに包まれながら見送りをされた飼い主さんよりも、後悔の残るお見送りをされた飼い主さんのほうが、その後の生活の中で、その事実が心に大きな影を落とすことになることも、葬儀屋としての経験上、学んできたことなのです。

 

飼い主さんのその後のことを考えるのは、葬儀屋の仕事ではないと言われればそれまででありますが、たった一度しかない、そのペットとの別れのセレモニーを後悔の残るものには、絶対にしてほしくはないと私は思っています。

 

その願いと想いだけは、これまでも、そしてこれからも、けして変わらないと思います。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 



 

大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せはプレシャスコーポレーションまで

大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9

ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660

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