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続 会館の近くで息絶えていた猫

その日から二日後、仔猫は再び会館の駐車場に姿を現せました。

支配人が言ったように警戒心が強く、呼んでも近づくことはなかったものの、私を見て逃げることもなかったので、私はキャットフードをお皿に入れて駐車場に置いて会館に戻りました。

 

夕方、駐車場には空になったお皿と、その傍らで寝転ぶ仔猫の姿を見て、私の頬は自然と緩みました。

翌日、そのこと、支配人に報告したら、支配人は嬉しそうな声をあげ「後はトイレを作ってあげましょう」と言い、翌日には仔猫用のトイレを作ってくれました。

 

その日、私は仔猫に「カミュ」と名前をつけました。

私の好きなフランスのノーベル文学賞作家から名前をもらうことにしたのです。

 

 

支配人が言ってたようにカミュは入ってはいけない場所も覚え、トイレも一回で覚えました。

そして、その日からカミュのご飯の用意とトイレ掃除が私の日課になったのです。

 

しかし、カミュの警戒心が薄れることはなく、常に私やスタッフと一定の距離を保つようにして、過ごしていました。

ご飯の用意をすることになってから1週間が過ぎても、カミュは体に触れさすことは、させてくれず、近づいて、抱き上げようと身を屈めた途端に逃げていく有り様でありました。

猫に慣れている支配人をはじめ、猫好きスタッフ総がかりでもカミュの警戒心を解くことはできなかったのです。

 

なるべく早い段階に一度、病院に連れていきたいのですが、カミュは子供とはいえ、すでに野良猫特有の警戒心からくる攻撃性が根付いており、瞬発力は大人の猫に匹敵するほど俊敏で、とても素手て捕まえるのは不可能だと感じました。

そんなカミュを見て、この警戒心や俊敏さはどこで培ったのだろうと想像を巡らせました・・・

 

もし、カミュが、あの会館の前で車に轢かれて亡くなった猫の子供だとしたら、生後一か月未満で母猫と離れたことになります。

兄弟がいたのかも知れないし、最初から一人っ子だったかも知れません。

いずれにせよ、母の帰りを首を長くして待っていたと思います・・・

 

いつまでたっても戻らない母猫の帰りを待つうちに空腹に耐えかねて、本能のまま独り立ちし、いろんな危険を経験しながら回避して、なんとか生き抜いてきたのでありましょう。

カミュの警戒心や逞しさはそのような日々の中で自然と身についていったのだろうか・・・そう考えると、胸が詰まりそうになったのですが、同時に、その内、慣れてくるだろうという私の思惑は、甘かったと言わざるを得なかったのです。

 

私は過去に何度も弊社プレシャスコーポレーションでご依頼をくださったことのある、猫の保護活動と里親探しをされている、あるお方にカミュのことを相談することにしました。

その方は「警戒心が強い子はなかなか懐いてくれないもんですよ。もう少し様子を見てあげてもいいけど、それでも状況が変わらないなら、少し可哀想だけで捕獲機で捕まえて病院に連れていくしかないですかね・・・」とアドバイスをくれました。

 

捕獲機はその方が貸してくださることになり、私は「ありがとうございます。では近日中にそちらに寄らせてもらいます」とお礼を言って電話を切りました。

 

「捕獲機か・・・」と私は内心、複雑な心境になりました。

そうすることでカミュの警戒心が増幅しそうな気になったからです。

出来ることなら自然な形でカミュが懐いてくれて、それから病院に連れて行きたかったのですが、最悪、それが無理なら、そうするしかないのでしょうか・・・

 

いずれにせよ、近いうちに結論を出さなきゃいけないでしょう。

 

カミュの今後のことは、またこのブログでも報告させていただきます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9

ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660

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