スタッフブログ―スタッフの日々、感じたことを発信します。

会館の近くで息絶えていた猫

今年の9月、現在の会館に引越しをしてきて、間もない頃でありました。

私はこの頃、毎朝8時に会館に来て、一人で掃除をしていたのですが、その日の朝、会館の前の歩道で通学途中の小学生が何やら騒いでる声が聞こえたので、外に出てみると、会館のすぐ横の溝に、死んだ猫の姿があったのです。

 

集団登校の小学生が通りすぎた後、倒れていた猫に近づいて見たところ、下半身が潰れて変形していたので、おそらく、前の国道で車に轢かれたと思うのですが、状態の進行具合から、おそらく死後、二日ほど経過していることが想像できました。

そして、どこからやって来たのか、カラスが数羽、猫の体を突いていたのです。

無傷だった上半身を見てみると、オッパイが少し膨らんでいたので、もしかしたら、この猫には帰りを待つ仔猫がいるのかもしれないと思い、私は少しだけ居たたまれない気持ちになりました。

首輪も無く、少し汚れた毛を見ておそらく野良猫だろうなと思ったのですが、会館のすぐ隣の溝であったこともあり、このまま見過ごすこともできないと感じた私は猫を丁重に弔ってあげることにしたのです。

 

ちょうど通勤と通学の時間帯であったので、大勢の人が行き交っていたのですが、私は気にせず、カラスを散らし、その猫を抱き上げて会館に運びました。

 

そして、一人で読経を唱え、焼香をあげた後、猫を火葬炉に納め、火葬をしてあげたのです。

 

ここまで読まれた方は私のことを、見ず知らずの野良猫を火葬してあげるなんて、優しい人だと思われたかもしれません。

 

しかし、私が火葬をしたのは、優しさというより、引越して、間もない時期にペット葬儀会館の近くで猫が死んでいるとなると、会社のマイナスイメージにも繋がると判断したからであり、良心からとった行動ではないことを正直にお伝えしときます。

私と違い、過去には、事故等で命を落とした見ず知らずの猫や犬のために、自分でお金を払って火葬のご依頼をされた優しい人もいましたが、私が、見ず知らずの猫の火葬をしたのはこのときが最初でありました。

 

そんなこともあり、私はスタッフにも猫を火葬したことを話しませんでしたし、ブログに書くつもりもありませんでした。

 

私がブログにこのことを書こうと思ったのは、その日から二か月ほど過ぎた11月に、ある出来事があったからであります。

その日は早朝から会館葬のご依頼が入っており、私は遺族の飼い主さん家族と一緒にセレモニーホールでお焼香の儀を執り行っていた、まさしくそのときでありました。

セレモニーホールの供養像の後ろから一匹の子猫が姿を現したのです。

 

私は仔猫の姿を見て声をあげそうになるくらい驚いたのですが、それはお焼香をされていた飼い主さん家族も一緒で、ご家族の娘さんは「キャー」と悲鳴をあげられたのです。

仔猫は、その悲鳴に驚き、一目散に玄関めがけ駆け抜けていき、外に出ていきました。

 

「どうもすいません。猫が迷い込んでいたみたいです」と私は即座に謝罪し、ご家族は「ビックリした・・・」と笑って許してくださり、とりあえず、その場は事無きを得たのです。

 

その後、ご家族のペットちゃんのセレモニーは無事に終わり、会館を後にされたので、私は仔猫のことを支配人に訊ねました。

「仔猫入れた?」という私の問いに支配人は「え?仔猫ってなんですか?」と意味がわからないようなそぶりをしながら返答をしたので、私はセレモニーホールに仔猫が居たことを話したのです。

「ええ!ほんまですか?」と支配人は信じられないような顔をした後「精霊ちゃいますん?」と言いました。

「ちゃう。あれは本物の仔猫や。二か月くらいの仔猫や」と私は即答した後、念のために他のスタッフにも仔猫のことを訊ねることにしたのです。

 

スタッフ達も一応に仔猫のことは知らなかったみたいで、どうやら仔猫は、いつのまにか、どこからか会館内に入りこんでいたようでありました。

 

実は会館のすぐ裏には、運送会社があるのですが、そこは、一か月まえまで、長い間、空き倉庫になっていたこともあり、運送会社が契約される前までは野良猫達の住処になっていたのです。

そのこともあり、時間帯によっては当会館の駐車場にも野良猫達が日向ぼっこしに来てたのですが、会館の中まで入ってくる猫はいなかったので、私も安心していたのですが、やはり、仕事柄、会館内に猫が出入りするのは、良くないと判断した私は対策を練ることにしたのです。

 

私は支配人を伴って会館の駐車場に出たときでありました。

支配人が「どんな毛並みなんですか?」と私に訊ねたそのとき、仔猫が駐車場に停めてあった支配人の車の下から姿を現したのです。

 

「あれや!あの仔猫や」と私は仔猫を指さし、それを見た支配人は「うわあ可愛いいいい」とはしゃいだような声をあげながら「チュチュチュチュ・・・おいで・・・チュチュチュチュチュ」と身を屈めて仔猫に呼びかけました。

 

しかし、仔猫は支配人の呼びかけに応えることなく、玄関を抜けて外に逃げていったのです。

「警戒心の強い子ですね・・・」と支配人は残念そうに言ったので「そっちのほうがいいよ。変に懐いて、また中に入られたら大変やで」と私が言うと「別にいいじゃないですか」と呑気なことを支配人は口にしました。

「ええことないよ。中でオシッコされたり仏具とか倒されたりしたらエライことやん。それに今日みたいにセレモニーの最中にうろちょろされたらご依頼者さんに迷惑なるやん」と私は咎めるように言いました。

「大丈夫ですって。ちゃんと入ったらあかん場所を教えてあげたら悪さはしなくなりますから。それより、野村さん、あの子にしましょうよ。会館でペット迎い入れようって言うてましたやん。あの子をうちで飼いましょうよ!」と支配人は笑顔で言うのです。

 

私は返事もせずに無言でいたのですが、そのとき、私の脳裏には二か月前に弔ってあげた、あの猫のことが浮かんできたきました。

 

そして(そう言えば、あの猫と仔猫は同じ毛色であり、もしかしたら、仔猫はあの猫の子供なのかもしれない・・・)と思いを巡らせてたのです。

 

私はそんなことを考えながら「でも、入ったらあかん場所を教えるって、そんな簡単に出来るん?」と支配人に聞いたところ、支配人は「猫のことなら僕に任せてください」と自信満々に答え「そうしましょう。ちゃんと保護して病院でワクチンうってもらって、うちで面倒見てあげましょう」と、すっかり飼う気になっていました。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



 

 

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