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ペットの急死を告げる病院からの電話

病気、怪我、老衰。

ペットの死因には様々な原因があるのですが、時に受け入れたくても受け入れないペットの死因に直面する飼い主さんがいらっしゃいます。

 

ペットとの別れは、それだけで悲しいことであるのですが、理由が明確で「やるべきことはやった」と納得のできることであるなら、遺された飼い主さんは辛くても受け入れざるをえないものであります。

しかしそれが、到底、納得のできないことである場合、悲しみ以前に怒りを覚えることもあるのです。

 

そのような事例で、もっとも多いのが病院から入院中のペットが亡くなったことを告げられたときであります。

もちろん、ペットが大病や大怪我をして入院してる場合、医師からも、ある程度のリスクの説明を受けますし、飼い主さんも回復を信じつつも、心のどこかで最悪のことも想定して覚悟を決めているものです。

ところが、簡単な検査入院や、避妊手術等で1~2日程度の短い入院の場合、飼い主さんはペットが生きて病院を出れないということを想像すらしないものであり、病院からペットの急死を告げられた飼い主さんのほとんどの方が「最初は何かの間違いだと思った」と口をそろえたように言われるのはそのためでありましょう。

半信半疑で病院に駆け付けた飼い主さんは、変わり果てたペットの姿を見て、初めて現実のことと理解し「いったい何があったのですか?」と医師に説明を求めるものの、このようなケースで病院側から納得のできる回答を聞くことのできた飼い主さんは、ほとんどいないように私は感じております。

中には「もともと体が弱かったのかも知れません・・・」「想像以上にストレスがたまってたのかもしれませんね・・・」とペットもしくは飼い主さん側に原因があったような説明をする医師もいるそうです。

 

当然ですが、ペット葬儀屋には、死因に関係なくご依頼があるので、最愛のペットが亡くなった原因もわからず、何一つ心の整理がつかないままセレモニーの当日を迎える飼い主さんもいらっしゃるのです。

そうような経緯でペットを喪った飼い主さんの中にはショックのあまり人間不信になられる方もいて、過去にはセレモニーのとき、呼吸をやめたペットの前でやり切れない思いを私達にぶつけられた方もいました。

 

セレモニーが進行する中で「こんなこと、葬儀屋さんに言っても仕方ないですよね・・・すいませんでした・・・」と涙ながらに頭を下げる飼い主さんを見るのは、とてもつらいことであり、何の力にもなれない自分の無力さを感じさせれる瞬間でもあります。

 

大阪市のIさんもそんな飼い主さんの一人でありました。

Iさんの愛猫のCちゃん※(仮名)は病院で避妊手術をうけた日未明に、病院で息を引き取りました。

 

退院の日でもあった、その日の朝、Iさんの携帯に病院から電話があり「大変申しにくいことなのですが、Cちゃんが亡くなりました」と担当の医師から告げられたのです。

Iさんは医師が言われた意味が本気でわからなかったそうで「え?それってどういうことですか?」と聞き返したそうです。

医師は静かな声で「昨日、帰るときには異常もなく、術後の経過も良好なようだったのですが、今朝来たら・・・誠に力不足ですか・・・」と言葉を濁しました。

Iさんは自分でもその言葉を口にするのが怖かったのですが「それってCが死んだってことですか?」と医師に訊ねました。

「はあ・・・あの、出来ましたら、すぐに病院の方にいらして下さい。直接説明させてもらいますので」そう医師に言われIさんはすぐに病院に向かったそうです。

 

病院に着いたIさんを迎えてくれたのは左目だけを半分だけ開けたままの状態で横たわるCちゃんでありました。

その傍らで担当の医師が「この度は、何と言えばよいのか、このような結果になりまして申し訳ありません」と椅子に腰かけたまま頭を下げられたそうです。

Iさんは泣きながらCちゃんを抱き上げましたが、Cちゃんの体から温もりは消え、頭が力なく垂れ下がりました。

そんなCちゃんを抱きしめたままIさんは床にへたりこんでしまい、声を出して泣いたそうです・・・

 

その後、医師から直接説明を受けたIさんではありましたが「はい。そうですか」と納得できるわけもなく、Cちゃんを抱いたまま医師に質問を投げかけました。

しかし、医師は同じような説明を繰り返すだけで、何の進展もなく、Iさんは、やり切れない思いのまま病院を後にしたそうです。

 

Iさんのは沈んだ気持ちの中であっても、その日のうちにCちゃんの御葬儀とご火葬をしてあげる手配を整えました。

翌日、私はIさんからのセレモニーのご依頼をうけ、Iさん宅を訪問し、その席でCちゃんの亡くなった経緯を聞かせてもらったのです。

Iさんは時折、声を詰まらせながら、やり切れない胸の内を私に話してくださったのですが、私はうなずくことしかできませんでした・・・

 

その後、私は火葬のとき、知り合いの医師とペットシッターの萬本さんにCちゃんの亡くなった経緯をメールで伝え、それぞれの見解を尋ねました。
その結果、決して多くはないが、避妊手術後、容態が急変し、亡くなる猫がいることを知り、その原因として、手術そのものに対するストレスによって亡くなることや、麻酔の副作用で心肺に影響をうける猫がいることを教えてもらいました。

Iさんが希望されたので、知人の医師と萬本さんのメールの内容を私なり整理しIさんに伝えました。

 

それを聞いたところでIさんが納得されたわけではありませんが、少なくとも、過去に同じような状況で亡くなった猫がいることを知ったことで「Cだけじゃないんだ・・・」とIさんは少しだけ表情を和らげておられました。

 

Cちゃんのセレモニーを終え、帰る私にIさんは「ありがとうございました」と涙ながらに言って下さいました。

Cちゃんお遺骨が納まったお骨壺を胸も前に抱いたまま見送ってくれるIさんの姿を見て、熱いものがこみ上げてきたのですが、結局、私は何一つ勇気づけることもできないまま、Iさん宅を後にしたのです・・・

 

私はIさんのような飼い主さんを見るたびに、現行の病理検査に理不尽さを覚えます。

ペットが家族同様の存在になった今でも、ペットの死因を解明する病理検査は飼い主さんが望むだけでは受けれないのが現状で、担当医の認可がないと受けることができません。

 

ペットロス症候群になる人の多くはペットの死そのものが受け入れられないことから症状を悪化させるものであります。

ペットの死因に納得が出来ない飼い主さんがペットの死を受け入れることが困難なのは誰が考えてもわかることであるのに・・・



 

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