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懺悔(ざんげ)の告白

私達、ペットセレモニー会社の人間はペット葬儀をご依頼する飼い主さん達から見た場合、ペットと人間の中立に位置する、またはペット寄りの立場の人間であると思われることがよくあります。

それは、「ペットを人間同様に丁重に弔う志事をしている人間」という見解からくるものだと私は理解しているのですが、過去に当ブログでも何度も書いたように、私は動物も好きですが、それ以上に動物に愛情を持って接する人が好きだから、この仕事を始めたのです。

しかし、セレモニーという、ある意味、特殊で限られた時間内に、そのことが飼い主さん達に伝わるのには限界があり、ましてや、最愛のペットを亡くした直後である人に、それらのことをご理解してもらいたいと思うこと自体、自分本位で間違いであると私は認識しているので、必要以上に自分の思想や立場を説明するようなことはしません。

 

そのような事情からか、時に飼い主さん達は自分のペットの葬儀の席上で、私達、葬儀会社の人間に、ペットにしてしまった自身の過ちを告白されることがあるのです。

それは、まるで、私達ペット葬儀に携わる人間を教会の神父様に置き換えて懺悔されるようであり、ほとんどの飼い主さんは飼い主としての自分の不甲斐なさや未熟さが原因で引き起こした過去の過ちを私達に告白し、亡きペットに懺悔されるのであります。

 

懺悔の告白は様々で

「家に帰ったらペットが部屋をグチャグチャに散らかしていたので叩いてしまったことがあるんです」

「雨の日や寒い日の散歩が億劫で、『早く(オシッコ)してよ』とペットのお尻を足で突いてしまった・・・」

「市販のフードを食べないから3日間ご飯を与えなかった」

「旅行のとき、一人で留守番させてました・・・」

「じゃれて噛んできたのでとっさに投げ飛ばしてしまった・・・」

「私がゲージを閉め忘れて階段から落ちたんです」

 

これらは実際に私がお葬儀の時に飼い主さん達から告白された実例です。

過ちや罪と表現するには、あまりにも酷なこともあり、ペットを飼っている人間なら同じようなことをしたと感じた人もいるのではないでしょうか?

 

当然ですが、私は神父様ではないし、仏道の修行をつんだ人間でもありません。

飼い主さんと同じ、ペット喪った経験のある人間であり、その人間が葬儀会社をしている。

ただそれだけであります。

 

ですので、そのような告白をうけたとき、私は迷わず「私も同じようなことをしたことがあります」と正直に告白します。

そして、過去のセレモニーを通じ、飼い主さんと同じことをし、後悔されている人が大勢いたことも話します。

だからといって、皆も同じことをしているから問題ないと言いたいのではありません。

 

私達人間は地球上の生物の中で圧倒的な知能を持っているのにも関わらず、それ故に時に感情を制御できず、時に感情に流され、同じ失敗を繰り返す未熟な存在です。

 

罪を悔いたところで、過ちや失敗が消えることはなく、また、過去も戻ってきません。

 

私は飼い主さんから懺悔の告白をされたとき、先にも述べたように自身の告白をするのは、皆、同じことをしているから、と飼い主さんを慰めているのではなくて、同じ経験をした人間として、後悔するだけではなく、その事を教訓として今後に生かしてもらいたいという思いを伝えたいからなのです。

複数のペットを飼っておられる方や、また、すぐにでもペットを飼おうと思ってる人はそれらの教訓を生かせればいいと思います。

逆にペットを喪ったことで、二度とペットを飼わないと決めた人もいるでしょう。

しかし、特に若い飼い主さんは、今後、結婚をし、子供を授かり親となる日が来るかもしれません。

人間の子供とペットを同列に考えるのは間違いかもしれませんが、保護者の目線という意味では共通することも沢山あります。

それは何も子供に限ったことではなく、ペットが残してくれた教訓は自分を取り巻く全ての事へ当てはめて考えることが出来るものであり、その教訓を生かすも殺すもその人しだいなのではないでしょうか?

私はペットが残してくれた想い出と、それから学んだ教えを胸に生きて行くことはペットが自分と共に生きた証となると思っており、その教訓を生かすことは、何より先立ったペットへの恩返しに繋がるのだと信じています。



 

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