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「生まれ変わり」会ったら聞いてみたかったこと 後編

Yさんは11歳のときにお母さんを病気で亡くされたのです。

 

小学生だったYさんにとってお母さんが亡くなったことはとても大きな出来事でありました。

 

当然と言えば当然であります・・・

 

泣き続け、塞ぎ込みがちになったYさんに心を痛めたのは、お父さんでありました。

 

お父さんもYさん同様、もしかしたらそれ以上、お母さんに先立たれたことはつらい出来事であったかもしれませんが、お父さんはYさんの前ではけして悲しんでる素振りを見せなかったそうです。

 

きわめて明るくYさんに接してくれたお父さんは、お母さんが亡くなった3週間後に一匹の仔猫を家に連れて帰ってきたのです。

 

もしかしたらYさんが少しでも元気が出るようにと、お父さんは仔猫を連れて帰ってきたのかも知れませんが、確かに仔猫が家に来た日からYさんの中で何かが変わったのは確かなことであったそうです。

 

とても可愛いその仔猫にYさんはKIKIちゃんと名付け、来た日から世話をするようになりました。

 

もちろん、お母さんがいなくなってしまった寂しさや悲しみは残ったのですが、少なくとも仔猫が来てからYさんは少しだけ元気になったそうです。

 

そして、いつの日からお母さんの死を受け入れ、幼いながらに乗り越えていったとYさんは仰っていました。

 

KIKIちゃんと暮らすようになって5年ほど経ったとき、Yさんは高校生になっていたのですが、そのときにふと、(KIKIはお母さんの生まれ変わりというのか、お母さんがKIKIの体を借りて帰ってきたのかな)と、思うことが増えたそうです。

 

そう思った理由はいろいろあったそうなのですが、1番の理由はKIKIちゃんの眼差しでありました。

 

「私が落ち込んだり悩んだりしてるとき、傍に寄ってきてじっと私の顔を心配そうに見るんです。もちろん、どこの猫もそういうことするかも知れないんですが、KIKIの眼差しはどこかお母さん的で、『もしかしてお母さんなの?』って話しかけたこともあったんです・・・返事はしてくれませんでしたけど・・・」

 

Yさんはそう言って涙を指で拭いながら少しだけ寂しげに笑みを浮かべられました。

 

そして、「だから高校くらいからKIKIのこと、100%じゃないんですけど、どこかでお母さんなんかなって思って接するようになって、それでKIKIはお母さんと同じ11年間、私の傍で私を見守ってくれて逝ったような気がするんです・・・でも、同じ11年でも、違うのは、今度は私が大人になってからということなんです・・・これは、私の勝手な思い込みなんですけど、きっとお母さんは死ぬとき、小さかった私を置いていくのが気がかりで、せめて私が大人になるまでKIKIの姿で見守ってくれたのかなって思っちゃって・・・」とYさんは心の内を話してくださったのです。

 

11歳のとき母を亡くし、その年にYさんの元にやってきたKIKIちゃん。

 

奇しくも、そこから11年後、KIKIちゃんはYさんが成長したのを見届けるようにしてこの世を去りました。

 

そのこともYさんがKIKIちゃんがお母さんの生まれ変わりなのではと強く思う理由にもなったのでありますが、その真意は誰にも分らないことであります。

 

というか、真意など確かめる必要はないのです。

 

大切なのはYさんがどのように感じてるかであり、他人がとやかく言う問題でもないですし、他人の意見など聞く必要もないのです。

 

ですので、私はYさんに「Yさんがそう思ったのなら、誰がなんと言おうと、きっとそうに違いありませんよ。」と答え、Yさんも黙ってうなずいておられました。

 

ペットが旅立ったとき、遺された飼い主さんはペットの存在感をあらため知ることになります。

 

そして共に過ごした時間を振り返り、ペット達が残してくれた数々の想い出を振り返り、そこから大切な何かを学ぶものであります。

 

 

 

2015年。

 

今年も多くのペットが旅立ちました。

 

その数だけペットを見送った家族がいました。

 

涙で見送った人。笑顔で見送った人。

 

そして、その悲しみに耐えれなく、別れに目を背けたまま見送った人もいました。

 

そこには他人が入れないいろんな感情。そして、いろんな想いが在り、それぞれの飼い主さんがそれぞれのお気持ちでペットの旅立ちを見送っておられたのは確かなことであります。

 

ペットが残してくれたもの

 

もちろん、それはペットによって違うものでありますし、受け取る飼い主さんによっても違ってくるものです。

 

飼い主さんによれば、もしかしたら、ペットが逝った直後、そこのに残ったのは寂しさと悲しみだけかも知れません。

 

でも、それでもいいのです。

 

時が経ち、いつしかその寂しさや悲しみが大切な何かに変わって飼い主さんの心に宿る日が必ず来るからであります。

 

そのときに遺された者は先立った者と出逢った意味、共に過ごした意味を知ることになり、それが心の財産になるのです。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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