スタッフブログ―スタッフの日々、感じたことを発信します。

「不安な気持ち」ある新聞配達員さんと野良猫ちゃんのお話 2

その日の正午近くになって「あの・・・朝方に電話したSですが・・・」と再びSさんからお電話があり「やっぱり火葬してあげたいんでお願いしていいですか?」と言われたのです。

 

「わかりました。では、ご都合なんですが、ご希望の日時はお決まりですか?」と訊ねた私に、Sさんは「出来れば早くしてあげたいので、今からでもいいですか?」と言われました。

 

その日は平日なこともあり、正午過ぎの時間帯は予約がなかったので「はい。大丈夫です。当会館の場所はわかりますか?」と私は返事をした後、Sさんにそのように訊ねました。

 

「たぶん・・・わかると思います・・・ハローワークの近くですよね?」とSさんが聞かれたので「はい。ハローワークから関目方面に向かって信号3つ目と4つ目の間の右側です」と私は説明しました。

 

「わかりました。では後ほど・・・」とSさんは言われ、電話を切られたのです。

 

私はすぐに火葬炉の点検をし、祭壇を掃除しようともう一度、会館に戻ったときでありました。

 

再度、Sさんから電話があったのです。

 

電話口のSさんは「あの・・・本当に失礼なこと聞くようですけど・・・本当に野良ちゃんでもちゃんと火葬してくれるんですよね?」と深刻そうな声で訊ねられたので私は「もちろんでございます。正式なご依頼なんですから通常のセレモニーと変わるというようなことはありませんよ」と私が返答すると「すいません本当に・・・ということは、つまり、ちゃんと立ち会えて骨も私が拾えるってことなんですよね?」とSさんは念を押すような口調で、そう聞かれたのです。

 

「はい。当社では、飼い主さんがお気持ち的にお立会いがつらい場合や、お時間の都合で我々葬儀屋に一任される場合を除いては全て飼い主さんお立会いのもと、お葬儀・ご火葬・お骨上げまでさせていただいております」と私は返答しました。

 

Sさんは「そうですか・・・わかりました。なんか野良猫って言ったから、もしかしたら他のペットと一緒にまとめて燃やされて終わりなんかなって心配になったんです。それに野良猫っていっても私が知ってる野良猫の仔猫なんで、ちゃんとペットと同じようにしてあげたいんです」と涙声で、そう言われたのです。

 

「Sさん。私の会社では『野良猫だから』とか『小さなペットだから』と区別するようなことはありません。ご依頼があれば、どのようなペットちゃんでも飼い主さんの家族だと思ってご一緒にお見送りをさせてもらっています。だから安心していらしてください」と私は伝えしました。

 

「本当にすいません・・・なんか急に不安になって・・・」とSさんは正直なお気持ちを口にされ、そのお気持ちが痛いほど伝わった私は「知らない会社や面識のない私を信頼できない気持ちもわかりますが、どうか私を信用してください。ご火葬も私自身が担当させてもらいます」と、気持ちを込めてそのようにお答えしたのです。

 

少し間があり「はい・・・わかりました。では今から自転車でそちらに向かいますね」と 、Sさんは、その日始めてしっかりとしたお返事をされて、電話を切られたのです。

 

どんな人であっても、初めてペットのご火葬をご依頼するときは、いろんな不安が頭を過り、心配になるものであります。

 

それはもちろん、ペット葬儀業界自体に良くない評判があることも、その最大の原因であることも、さることながら、Sさんの場合はご自身が「野良猫」と口にされたことで、通常とは違い、雑な扱いをされるのではないかという不安があったのだと思います。

 

当然ながら野良猫ちゃんの火葬を依頼する人は、それほど多くはありません。

 

しかし、当社では年間を通じ10件以上、野良猫ちゃんの火葬のご依頼があり、その都度、ご依頼者さんのペットちゃんとして、他のペット同様に個別で火葬を実施して参りました。

 

亡くなった猫ちゃんをお見送りしたいと思われる人が存在するなら、そこに「野良猫」や「飼い主さんではない」と言った区別など存在するものではありません。

 

そして、これは私個人の思いなのですが、「自分のペットではないのにちゃんとお見送りをされる」という人に対し、敬意に似た感情を持ってしまうのも事実であります。

 

このようなご依頼があるとき私は必ず「もし、自分が同じ立場だったら、同じような行動をとるだろうか・・・」と考えてしまうのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

にほんブログ村 犬ブログ 犬 思い出・ペットロスへ
にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへ
にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村



大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せと
お手元供養品のお問い合せは

プレシャスコーポレーションまで

大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9

ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660

コメント:0

コメントフォーム
Remember personal info

トラックバック:0

このエントリーのトラックバックURL
http://www.precious-corporation.com/blog/archives/14629/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
「不安な気持ち」ある新聞配達員さんと野良猫ちゃんのお話 2 from スタッフブログ|ペットの訪問火葬のプレシャスコーポレーション

Home > 未分類 > 「不安な気持ち」ある新聞配達員さんと野良猫ちゃんのお話 2

  • 亡くなったペットの遺骨で作るメモリアルグッズ
  • 永代供養
  • ペット火葬について日々のスタッフブログ
  • ペットロス 愛するペットの死を乗り越えるために
  • 訪問可能エリア 大阪・京都・兵庫・滋賀・和歌山・奈良 その近辺のエリアに関してもお気軽にお問い合わせください。

ページトップへ