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「母の想い」遺していく家族に 3

「それで・・・どのようにすればいいんですか?」と男性の方が私に訊ねられたので、私はメモリアルグッズの作成の流れを一通り説明させていただきました。

 

お二人は形状・サイズ・カラーを相談されるように会話をされた結果、男性がメモリアルブレス、女性はメモリアルネックレスを作成されることなったのです

 

職人さんはすぐに作成に取り掛かりお二人はソファーに腰かけられたので、私はお茶をいれました。

 

そして、そのタイミングで「今回はお母様のメモリアルグッズを作成されるにあたって、当社のことはどこでお知りになられたのですか?」と訊ねたところ、男性は「亡くなったお袋がこちらのパンフレットを持ってまして、生前に『もし私が死んだらこれ作ってもらって持っておいてほしい』と妹に言ってたんですよ」と、隣の女性を顔で指すように言われたのです。

 

「お二人は兄妹(きょうだい)なんですか?」と私が言うと、男性は「はい」と少し照れくさそうに返事をされました。

 

私はこの時、このご兄妹がYさんのお子さんであると、ほぼ確信したのですが、それをどのように確認するのが良いか考えた結果「もし違ったらすいません」と前置きしてから「ちょうど今から二年ほど前にお二人の叔母さん、つまりお母さんの妹さんを亡くされませんでした?」と訊ねたのです。

 

そう言われた男性は少し驚いたように目を大きくされて「ええ亡くしました。なんでご存知なんですか?」と聞かれたので、私はYさんから二年前にメモリアルグッズのお問い合せのお電話をいただいたことを伝えました。

 

「へ~そうやったんですか・・・」と男性はうなずいたのですが、この時、初めて女性、つまりYさんの娘さんが「母はそんな前にもうこのこと考えて電話してたんですか?」と手に持ったパンフレットを私に見せるようにしながらお訊ねになられたので、私は「はい。ちょうどお母様が妹さんを亡くされたとき、飯盛霊園の待合室でパンフレットを持って帰られたようで、その数日後にお電話をくださったんですよ」と私は答えました。

 

その事実を知ったお二人は、物思いにふけるような表情で暫し遠くを見る目をされていました。

 

そして、お兄さんが妹さんに「お前、オカンからこれ(メモリアルグッズ)作ってくれって言われたんいつやったん?」と訊ねられ、妹さんは「え・・・っと・・・確か亡くなる三か月くらい前やったと思う」と記憶を遡るようにしながらお答えになられたのです。

 

妹さんは顔を上げ「母はなんて電話したんですか?」と私に質問されたので、私はYさんとの会話の流れを一通り説明した後ご「でも、お母さん、すごく明るい方で『こんなん作って持っておいてほしいって子供らに言うたら嫌がるかな』って笑って私に聞かれてましたよ」とご兄妹にお伝えしました。

 

それを聞いた妹さんは、薄っすらと目に涙を滲ませながら「お母さんそんな前から考えてたんや」と独り言のように言った後、バックからハンカチを出されて拭われたのです。

 

私はお兄さんに「私は電話で一度話しただけなんで、明るい方という印象しか残ってないんですが、実際、お母さんはどんな人だったんですか?」と聞きました。

 

お兄さんは視線を上に向け「う~ん・・・」と思い出すようにした後、視線を私に向け直し「今、言われたような人でしたよ」と笑みを浮かべて言われたのです。

 

「つまり、明るい人?ですか?」と私が聞くとお兄さんはうなずきながら「はい。なんせ元気というか前向きというか、いつも笑ってるというか・・・あんまり物事をクヨクヨ考えない人でしたね」と言い、その隣で妹さんも思い浮かべるように優しい表情でうなづかれていました。

 

「なんか、それはたった一度の会話でも伝わりました。それでその時もね、Yさんは『自分のメモリアルグッズを自分で申し込むような脳天気な人はいませか?』って笑っておられました」と私が言うと、ご兄妹は少し申し訳なさそな笑顔になられ「ほんますいません。確かにこういうの家族(遺族)が申し込むもんで自分で申し込む人っていませんよね」と照れくさそうに言われたのです。

 

「確かにその電話があったときは、自分で問い合わせしたのはお母様が初めてだったので、そのときは私も少し返答に困ったんですが、少しずつ当社の遺骨のメモリアルグッズも世間に知れてきたようで、同じように自分自身でお問い合せする人も増えてきたんですよ」と私が言うと、お兄さんは「へ~そうなんすか・・・」と感心するようにうなづかれていました。

 

私は「よく、自分が亡くなったら海に散骨してほしと遺言される人がいるでしょ?それと同じような心境で自身の希望を伝えるというのは、ごく当たり前のことだと思います」と補足するように言いました。

 

「確かに・・・そうですね・・・」とお兄さんは言われた後「母は他に何か言ってました?」と訊ねられたので、私は「まあ、先ほどお話したような内容だけだったんですが、何と言いますか・・・う~ん・・・」と私はそこまで言って言葉を飲み込んでしまったのです。

 

そんな私を見た妹さんが「どうしたんですか?母は何か失礼なこと言ったんですか?」と不安そうな表情をされたので、私は「いえいえそんなことはありません。ただ、あの時ね、お母さんはもう病気で自分の寿命が長くないというのも知っておられたような話しぶりだったんです」と言うとお二人は無言でうなづきました。

 

私は続けるように「それでお母さんは『覚悟も出来てるし、死ぬことはこわくない』的なことを言っておられました。ただ、『もし、自分が亡くなった後、自分の遺骨の入ったメモリアルグッズを自分だと思って子供達に持っておいてほしい』と言っておられたんです」とお伝えしたのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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