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「永眠と痕跡」消えてしまいそうな命を前にして 3

獣医さんがSちゃんの異変を感じたのは、Sちゃんが8歳になった頃でありました。

どこが悪いわけでもなく、明らかに体力が衰えていったのです・・・

 

普通、小型犬で8歳というとまだまだ元気な盛りであります。

しかし、Sちゃんは、その頃から次第に元気がなくなっていき、頻繁に体調を崩すことが増えたのです。

 

元々、体力が弱かったSちゃんは、一度、体調を崩すと、回復するのにも、多くの時間を必要としました。

それゆえに、獣医さんと家族は日頃からSちゃんの体調管理には気をつけていたのですが、8歳になったころから、ごく些細なことでも体調を崩すようになったのです。

 

そしてSちゃんが8歳になった今年の春。

前日より8度も気温が下がり、真冬並みに寒くなった日の朝。

 

心不全によりSちゃんは、息を引き取ったのです。

ベッドの中で眠るようにして逝ったSちゃんの顔は産まれたての仔犬のようにあどけなく、安らかなのものであったそうです。

 

Sちゃんのお葬儀はプレシャス会館で執り行われることになり、私が担当させてもらうことになりました。

 

獣医さんは医師であるご自身の立場を伏せてご依頼されたこともあり、私は獣医さんが当社とも業務提携をしてるペット病院の医師だとは気付かないままセレモニーを始めたのです。

 

業務提携をしている病院にパンフレットの補充をしに訪問する時は、受付の人や看護師さん応対してくださるので、医師の方と顔を合わすことはほとんどありません。

 

ゆえに、私は獣医さんがご家族と一緒に私服で来館されたとき、まったく気づかなかったのであります。

 

Sちゃんのお葬儀が始まり、お焼香の儀を終えられた後、獣医さんとご家族は、代わる代わるSちゃんを撫でておられました。

 

そして獣医さんは穏やかな表情と口調で私に「(出棺)お願いします」と言ってくださったのです。

 

 

小柄なSちゃんのご火葬は通常のトイプードルに比べ、10分早い、20分程で終わりました。

 

お骨になったSちゃんを収骨場に運んだ私は獣医さんとご家族にお骨からわかる身体的な特徴を説明した後、その痕跡からSちゃんが心不全で亡くなったのではないかと訊ねたのであります。

 

私の説明と問いかけを聞いた獣医さんは、感心をしたように「すごい・・・火葬後の骨を見ただけで(死因の特定)そんなことまでわかるんですか?」と目を見開いて驚かれように言った後「挨拶遅れてすいません。私○○動物病院の者なんです」と自己紹介をされたのです。

 

予想もしなかった言葉に私は思わず「ええええええええええ(°Д°;!」と地声で言ってしまい(驚いたときセレモニーの最中であっても地声になるは私の悪いクセです)「○○病院の先生?なんですか?」と聞き返しました。

 

獣医さんは「すいません黙っていて。でも言えば余計な気を使わすのではないかと思ったんで伏せておこうと思ったんです・・・」と恐縮されたように頭を下げられたのです。

 

「ちょっと先生。勘弁してくださいよ^^獣医さんと知っていたなら今のような専門家っぽい説明をしなかったのに」と私が苦笑いを浮かべてそう言うと、獣医さんは「いえいえ。私達医者は病気を治療するのが専門なんで、今のような骨の説明はすごく勉強になりました。それにしても野村さん。なぜSが心不全で亡くなったとわかったんですか?」と興味深げに私の顔を覗き込むようにしながら質問をされたのです。

 

獣医さんからそう聞かれ、私はこのお仕事で培った経験から学んだ知識を簡単に述べた後、Sちゃんのお骨の心臓部を指しながら、心不全のときに現れる、ある特徴と痕跡を獣医さんに説明しました。

 

獣医さんは、このときだけは、飼い主さんの顔ではなく、医師の顔になって私の説明に耳を傾けながら「なるほど・・・確かに言われてみれば、心臓付近だけ色が変色してますね・・・」と、息を吐きながらうなずかれたのです。

 

そして、尻尾の方から始まったお骨の説明が心臓のある胸部を過ぎ、頭部に差し掛かった頃、私はSちゃんの首元に焦げた金属のような物質があることに気付いたのです・・・

 

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一



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